【鈴木みのる】ここにきて大ブレイクの兆候を見せるボスの行方

今年デビュー30周年を迎えるプロレスラー鈴木みのるさんが、どう考えてもブレイクしている。
いや、鈴木はデビュー以来、常にプロレスの最前線にいるし、何年も前から知名度の高いスター選手であることは間違いないのですが、俺の言う「ブレイク」というのはもっと大きな意味でのブレイクです。
それは「プロレス」という枠を超えた大爆発のこと。
デビュー以来、道なき道を突っ走ってきた鈴木が、今年ついに誰にもマネのできない、誰にも行けない凄い到達点にたどり着こうとしているのでは?
そんな気がしてしまうに至った、俺の個人的な理由を記事にしてみました。
1、海外で異常な人気を見せるボス
2・16から4日間行われた、新日本プロレスのオーストラリアツアー『Fallout Down Under Tour』。
大成功で終わったこのツアーですが、海外でも大人気のオカダ・カズチカやケニー・オメガに負けじと、なんと鈴木みのるの人気も相当なものだったそうです。
なんかすげえゴツイ奴と戦った模様
昨年はイギリスのプロレス団体RPWやアメリカROHに参戦し、そこでも異様な人気を誇っていた鈴木みのる。
まさかの大声援で鈴木本人が面食らっていたのが印象的でしたし、入場曲である『風になれ』のサビの部分を観客が大合唱していた様子も圧巻でした。
これには歌っている「中村あゆみ」さん本人も感動されていましたね。
そりゃそうだ。
当時はまだ「パンクラス」という、世間的にはまだまだ未知の団体にいたレスラーに提供した曲が、いつのまにか世界レベルで大合唱されているんだから。
つまり、あの入場曲のサビ「かっぜっにっなれ~!」は、もはや万国共通の合唱フレーズになっていると。
オーストラリアでも当然のようにこの有様
「風になれ」が南半球にも届いていた。KAZE NI NAREEEEEE
Melbourne Australia pic.twitter.com/UKW6Cpcop1
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2018年2月17日
そのうち、海外の人に「知っている日本の歌は?」というインタビューをしたら、『上を向いて歩こう』や『いとしのエリー』なんかにまじって『風になれ』を挙げる人が現れるでしょう。
で、ボスが海外で人気がある理由はもう明らかですよね。
以前にも似たような記事を書きましたが、鈴木みのるが持つ「悪の魅力」がすべてです。
新日本プロレスにいる唯一の純粋なヒールであり、全方向を敵に回してファンにすら媚びないその姿勢に、俺たちプロレス好きは魅せられている。
そして、その悪を貫くスタンスは、新日本プロレスのリングだけでなく、全日でも、ノアでも、DDTでも、どこぞのインディー団体でも、もちろん海外のリングでも一切変えません。
‟いつでもどこでも悪党である”
それが「鈴木みのる」というブランドの安心感・信頼感につながっているんです。
『スターウォーズ』のダースベイダー、『バットマン』のジョーカー、『ジョジョの奇妙な冒険』のディオ、『キン肉マン』の悪魔将軍など、バトルストーリーにおいての強い「悪」は魅力的。
鈴木みのるが持っている、キャラクターとして完成された「悪」の魅力は、海外の人たちにも十分に受け入れられるほどの精度の高さを誇っているんだなと再確認しました。
2、着々と目標に向けて侵略中のボス
2017年の1・5後楽園ホール大会で、新日本プロレスに再び戻ってきた鈴木軍。
いきなりのIWGP王座戦でオカダに負けてしまい、さらに春のニュージャパンカップでも結果を残せずに「鈴木不要論」もささやかれていました。
しかし、NEVER無差別級王者として君臨してからは、その空気だったベルトを鈴木らしいデンジャラスな色に変えて存在感を示しました。
さらに、NEVER→インターコンチと、着実に一歩一歩侵略の階段を上っています。
「ローマは一日にして成らず」ということわざのように、鈴木はわかりやすくじわじわと上を目指している。
この先、鈴木はインターコンチを持って暴れまくり、さらにIWGPヘビー級王座へと手を伸ばすでしょう。
そのタイミングはいつか?
俺は今年だと予想します。
つまり、この大ブレイクのクライマックスとして、鈴木は念願の新日本プロレスの至宝を手に入れるのではないか?
海外でのブレイクも、そのクライマックスへの大きな前兆であると考えて間違いないでしょう。
3、デビュー30周年記念イベントが話題必至のボス
今年でデビュー30周年を迎える鈴木みのるは、横浜の観光スポット「横浜赤レンガ倉庫」で大規模な記念イベントを開催します。
その名も『大海賊祭』(6・23&24)。
参加無料で、プロレスあり、ライブあり、パフォーマンスありの2デイズということで、こんなもの話題にならないほうがオカシイ。
おそらくプロレスに興味のない人たちの耳にも、嫌でも情報が入ってくるはずなので、これも大ブレイクの要因のひとつになり得ます。
もちろん鈴木の試合も行われる予定ですが、その人脈を考えると団体を超えたとんでもないカードが見られることは必至。
なんならもうインターコンチのベルトを賭けたタイトルマッチをやってもおかしくないので、そんなのが無料で見れてしまうとんでもないイベントなんです。
ロゴマークカッコ良すぎるだろ
昨日発表になった「鈴木みのるプロデュース」鈴木みのるデビュー30周年記念イベント《大海賊祭》6/23、6/24 横浜赤レンガ倉庫イベント広場 これに関するツイートは #大海賊祭 このハッシュタグをつけよう。続々と集まる海賊たちの宴にみんなも参加しよう! pic.twitter.com/jlwl20NvXV
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2018年2月7日
4、テレビ番組でもしっかり結果を残すボス
フジテレビの人気バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』のムダ・ベストテンFINAL(2・15放映)をご覧になりましたでしょうか!
鈴木みのる VS 有吉弘行で、アツアツの小籠包やおでんを早食いするだけのバカ丸出しな企画でしたが、今世紀最高に楽しかったです。
とんねるず&有吉という、芸能界トップのタレント連中のあいだに入っても、やはり鈴木みのるは鈴木みのる。
その威厳はキープしつつ、バラエティにもしっかりと順応していく対応力の柔軟さ!
最高のコンビネーションだろこのふたり
普通、プロレスラーがバラエティのゲストに出たら、周囲のタレントさんが多少は盛り上げてくれつつもほとんど空気じゃないですか。
でも鈴木はしっかりと自身で盛り上げて、有吉とのバトルをあれだけ面白くできるんだから大したものだなと。
いや、鈴木は一応サンミュージックのタレントでもあるんですが(笑)
同事務所のカンニング竹山も、しっかり鈴木のガヤを拾ってあげていたのはさすがでしたね(笑)
とにかくこのテレビ出演も、まさに世間的に鈴木みのるを認知させるうえで効果絶大。
まさに大ブレイクに向けた伏線のひとつであるわけです。
まとめ
世界中が「鈴木みのる」を認知しつつあり、そして「鈴木みのる」に魅力を感じつつある。
空前の大ブレイクまで残りあとわずか!