どんな映画でも面白く観てしまう元気で天真爛漫な映画ファン(俺)が、ほのぼのとした語り口で映画感想文を綴ります。

前作の500倍クソ楽しい『パシフィック・リム:アップライジング』で、生きている喜びを実感したよ!

2022/02/01
 
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『パシフィック・リム』1作目を観たあとの自分の感想文を改めて読んでみたら、散々と大絶賛したあげくに、ラストを「生きててよかった!」というセリフで締めくくっていたのでびっくりした。

なぜなら、あれから5年の歳月を経て公開された続編『パシフィック・リム:アップライジング』を鑑賞した直後も、思わず「生きててよかった!」とつぶやいてしまっていたから。

つまりこの作品、自分がこの世に存在していることを感謝できる映画なのだ。



パシリム2、まさかの1作目を超越した面白さ

1作目で、見事に怪獣軍団を地球から追い出すことに成功した環太平洋防衛軍のみなさん。

巨大ロボット「イェーガー」の大活躍のおかげで、地球に平和が訪れた。一時的に。

 

今回は、そんな前作のイェーガーVS怪獣のIWGP選手権試合132分一本勝負が決着した、その10年後のお話である。

主役は、前作で名誉の殉職(というか自己犠牲)を遂げたスタッカー司令官の息子、ジョン・ボイエガさん。

例によって、偉大過ぎる親への劣等感で荒くれた日常を送っているが、どうやらこの男、イエーガー操縦の技術には天賦の才能があるようだ(お約束設定)

 

そんな荒ぶるボイエガさんを防衛軍に呼び込む役目が、前作でも大活躍した我らがヒロイン、菊地凛子さん演じる森マコ嬢で、一応、義理の姉という設定なので驚き。

俺は個人的に菊地凛子さんが好きすぎて(性的な意味で)、もうマコ嬢の再登場に狂喜乱舞したのであった。

しかもこの森マコ嬢、姿は菊地凛子さんでありつつも、幼少期は芦田愛菜ちゃん、しかも日本語吹き替え版では声優を林原めぐみさんが担当しているという俺得すぎる存在。

 

最高すぎるッッ!(股間を膨張させながら)

 

とにかく今回の続編、素晴らしいのはストーリーである。

地球はもう怪獣の脅威が去った状態になっている冒頭、しかし、なにやら怪しい雲行きになってきて、それがもうハッキリ言って予想外のぶっ飛び展開で地球が危機に陥るのだ。

 

大暴れする怪獣をただやっつけるだけでなく、そこに人間の物語、いや言ってみれば人間と怪獣との駆け引きがしっかりと描かれているところが面白い。

この先読み不可能(ムチャクチャすぎて)なストーリーに、俺はもう素直に驚いた。

 

鑑賞中の俺の心境

 

なんでこんなに自由なんだ!

この映画にルールは無いのかッ!!

 

つまりバ―リトゥード(何でもあり)しているということに関しては、前作をはるかに超越しているわけ。

 

物語が神! 設定が神! 演出が神!

 

すべてが前作超え!

 

信じられない大傑作続編の誕生だ!

 

 

勝因① 登場キャラがユルすぎる

 

何が素晴らしかったかというと、やはりキャラクター作りの安直さである。

 

とにかくステレオタイプな登場人物ばかり出てきて、ニンゲン描写がすこぶる軽薄であるところ。

 

まるでローランド・エメリッヒの映画を観ているかのような安心感と言えばわかりやすいだろう。

 

主役はアウトロー、それをたしなめるイケメンの親友、心に傷のある少女(しかしニュータイプ)、イカレた科学者、新技術を推進して儲けようとする大企業の社長。

 

この作品の見どころはあくまでロボットVS怪獣のバトルなわけで、そこを気持ちよく見てもらうために複雑なキャラ設定など必要ない。という潔さが素晴らしい。

 

人間関係や細かい心情の描写?

 

そんなものいらんのじゃ!

 

心情なんぞナンボのもんじゃ!

 

 

なのに、俺は鑑賞中に何度も涙ぐんでるからね。

人間描写なんか無くても、人は感動できるんだなあ。

 

 

 

勝因② 設定が雑すぎる

 

すべて「近未来だから」という理由だけで強引に成立させてしまっているガバガバ設定の数々。

これもまたパシリム2の面白さの要素だ。

 

んなわけねーだろ! というシーンのオンパレードだが、もうムリヤリ納得させられてしまう(というか納得なんか必要ないほど気にならなくなる

 

この作品の雑な設定は、もう芸術の域に達しているので、もし鑑賞中に「ありえねー」とか思って引っかかっても、それは映画がダメなんじゃなくて自分自身がダメなのである。

 

レジェンダリーピクチャーズの作品全般に言えることだが、これを楽しめないのは、お前に努力が足りないからなんだからな!

 

批判をしないで反省をしろ。



 勝因③ デルトロ監督の降板

 

前作公開時に、映画ファンの間で「パシフィック・リムは女性パイロットの性的な描写が無いのでデルトロ監督は節度がある」みたいな評価が話題になったことをご存知だろうか。

 

そこに対しては俺からひとことモノ申したい。

 

前作の菊地凛子メチャメチャエロかったやないか!

 

ほら見て

 

 

 

『パシフィック・リム』に性的描写が無い?

いやいやいや、性的描写だらけやわ。

 

映画ファンって、崇拝する監督の映画を観ると超盲目になるからホント困るわ。

 

『シェイプ・オブ・ウォーター』を観て「モンスターと人間との究極の愛!」とか真顔で言っちゃうようなノンキな奴ばっかりで笑ってしまう。

 

ブログの記事でも書いたが、あんなのどう見ても、モンスター同士のポルノ巨編だし、デルトロ監督の深い闇(というか性癖)がモロに出ている変態映画だっただろうが。

 

で、今回の続編は、なんと監督がデルトロさんではなく別の人!(デルトロさんはその半魚人のポルノ映画で忙しかった)

 

よって、パシリムファンからは心配の声もあったし、正直俺だってあまり期待はしていなかったのが正直なところなのだが。

 

だってパシリムにとって重要なのは、センスとかテクニックとか監督の才能とかじゃなくて、「怪獣大好きな気持ち」「ウルトラマン大好きな気持ち」「ガンダム大好きな気持ち」の3つだったから。

 

この3つが無いとパシリムは作れない。

 

逆に言うと、この3つさえあればでも作れる。

 

それがパシリムなのだ(笑)

 

幸運にも、デルトロさんからバトンを受け取った続編の監督スティーブン・S・デナイトさんには、その3つが備わっていたのでした(たぶん)

 

ただ、デルトロさんと違うのは、新監督デナイトさんには「心の闇」が無かったところである。

 

デルトロさんってのは、どんなエンタメ作品を作ろうとも、少なからず彼の抱える「心の闇」が投影されてしまっていた。

そこが、パシリムのような純粋無垢であるべきエンターテインメントには多少邪魔だったと俺は思う。

 

今回の続編には、デルトロさんの闇が無い。

 

つまり、ひたすらポップで脳内お花畑なエンターテインメントに昇華されているのだ。

 

デルトロさんという闇が排除されたパシリム。

その結果、この続編が本当の意味での、純粋無垢かつ完全無欠のエンターテインメントとなり得たのであった。

 

 

まとめ

 

とにかく面白い! 楽しい! 感動的!

俺は鑑賞しながら、笑って泣いて驚いてと魂を揺さぶられまくり。

『パシフィック・リム:アップライジング』には、映画における感動がすべて詰まっている!

 

 

 

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