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【10.14山形】タマ・トンガ、この素晴らしき世界【G1 CLIMAX 31】

 
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世界がそんなに悪いとは思えない
世界にもう少しチャンスを与えれば、
みんなその素晴らしさがわかるだろう
もしもっとみんながお互いを愛しあったら
沢山の問題なんて解決される
そして世界は、とびきり面白くなる

 

60年代に世界的ヒットを記録した名曲『What A Wonderful World(この素晴らしき世界)』を歌ったルイ・ルームストロングによる、この曲についてのコメントの抜粋だ。

プロレスに必要なモノ、強さ、スタミナ、意地、タフさ、テクニック、美しさ、いろいろあるが、やはり一番大切なモノは “愛” なのかもしれない。

 

“愛” がプロレスをとびきり面白くする。

 

なんてことを、柄にもなく考えてしまった。

新日本プロレスへの愛、所属ユニットへの愛、そういった感情が見え隠れするプロレスラーの勝利は、ファンの心をひとつにし、プロレス観戦を有意義な人生経験へと昇華してくれる。

 

8か月ものあいだ遠ざかっていたブログ執筆のモチベーションを上げてくれたのは、G1開幕戦における高橋裕二郎の勝利だった。

すべてはそこから始まり、今日、大会終盤にさらに心を動かす大きな衝撃があった。

 

タマ・トンガ、全勝中のオカダを止める。

 

一緒にワールド観戦していた息子が目をまるくしながら興奮ぎみにこう言った。

「今年のG1面白すぎるッッッ!」

 

コロナ禍の疲弊した社会と、将来への不安を抱える人々、なにより「声も出せずに思いっきり楽しむことのできないプロレスファンたち」へのポジティブかつ逆転のインスピレーション。

タマ・トンガの勝利は、まさに未来への希望、そして大きな可能性の物語の幕開けとなるのだ。

 

タマ「ヤマガター! タマ・トンガだ! 今日、この俺がオカダに勝った! 今夜はタマ・トンガの新たな幕開けだ! 俺が歴史を動かした!」

 

 

 



タマ・トンガ VS オカダ・カズチカ

 

 

すべての予想が覆された。

レインメーカーの復活、ジェフ・コブとの因縁物語、新日本プロレスのエンタメとしての刺激と勢いを取り戻すために必要なポイントとして、G1シリーズ全体が2人を中心に動いているのだと信じて疑わなかった。

セミファイナルでジェフ・コブがクセモノであるEVILから勝利を挙げたことで、ますますその想いは確信に満ちた。

 

オカダが全勝優勝することで、永遠に止まない金の雨が降り続けるのだ。と。

 

メインイベント、その強さがレベチなオカダと対峙するのはタマ・トンガ。

オカダとの戦績は全敗中だが、類まれなる身体能力と頭脳、プロレスセンス、美しき肉体、そして今大会に向けて多くの技に磨きをかけているという部分で、不気味すぎるほど不気味ではあるが、今の盤石なオカダであれば問題なく攻略できるだろう。

 

ヒロム「止まない雨はないんだ・・・」

 

そう。

どんな雨であろうと、いつかは止む時が来る。

それが自然の法則なのだ。

 

伝家の宝刀 “レインメーカー” がフィニッシュとして炸裂しまくる強固なオカダの牙城を崩すために、タマが用意していたのは必殺のガンスタンだけではなかった。

今シリーズ多用しているシュプリームフローに加え、新必殺技のダブルアーム式のパイルドライバー「DSD」をひっさげ、さらに、終盤の神がかり的スピードのレインメーカーを切り返してのブラディサンデーが飛び出すのだ。

歴代バレットクラブを彷彿とさせる技が出たときのバレクラ勢の勝率の高さを思い出して、俺は血の気が引いた。

と共に、とんでもない瞬間が訪れている予感で鼓動が早くなった。

 

雨が、止む。。。

 

衝撃の結末。しかし、そこには “清々しさ” すら漂うかのような、純粋なる「感動」があった。

いまや世界的にも有名なヒールユニットであるバレットクラブにおける、オリジンにして、縁の下の力持ち的存在で組織を支えてきた男。

多くの華々しいリーダーたちを見守りつつ、その基盤を、ユニットの理念を守り続けてきた男が、ついに最強の敵から初勝利を挙げたのである。

 

タマ「今年の『G1』を通して、俺はすっかり忘れてしまっていた強さを思い出すことができた。そして今日、俺はようやく、自分の本来の強さを取り戻した」

 

古くからの新日本プロレスファンからの祝福を受け、全勝を願っていたオカダファンたちをも感動させ、タマ・トンガの、いやバレットクラブの新章が始まるのだ。

陽はまた、昇る。

 



ジェフ・コブ VS EVIL

 

我らが法の番人、EVILの法の下であれば “怪物” ジェフ・コブを倒せるはず。

俺たち社会への復讐者たちが居座る、心地よき「拷問の館」より出でるEVIL様の全能なる力を信じます。

しかし、ジェフ・コブの入場曲がもはやクイーンの『Another One Bites the Dust(地獄へ道連れ)』へと脳内変換されるほど、コブさんも佇まいからもうヤベー。

試合開始早々に、リング上(場外も)はEVILの支配下に置かれるわけだが、ジェフ・コブはその強大すぎるパワーで “EVILの法律” までもブチ壊していくのである。

すべての姑息な罠をそのパワーでもって打ち砕き、完膚なきまでに叩きつけられ、地獄へと旅立ったEVIL様。

ああ、オカダも負けちゃったし、俺の夢はここでついえた。

EVIL様大優勝の夢が。

 

ザック「オレ的にはEVILに決勝戦に上がってきて欲しいけどな。HOUSE OF TORTUREだっけ? TORTURE(拷問)ってあいつにピッタリの名前じゃん。あいつの試合を見てるだけで拷問だからな」

 

 

ディスりの切れ味が鋭すぎる。

 

 

 

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