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【9.26神戸】血のG1、地獄のザック【G1 CLIMAX 31】

 
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9.26『G1 CLIMAX 31』Aブロック3回戦、その舞台は兵庫・神戸ワールド記念ホールである。

 

ミラノ「神戸の花道の坂は非常に急なんです」

アナウンサー「気を付けないと、つまずいて怪我をしてしまうこともありますからね」

 

まるで、その地にて、過去に何か忌まわしい出来事が起きているかのような注意喚起である。

そう。

ここは神戸ワールド記念ホール。

たとえば第二次世界大戦におけるノルマンディー上陸作戦でお馴染みのオマハ・ビーチ、ベトナム戦争における激戦地「ハンバーガー・ヒル」と呼ばれた937高地などに匹敵する、歴史的惨劇の場所として名高いこの場所で、地獄の使者たる「サブミッションマスターZSJ」ザック・セイバーJr. がまたも血の雨を降らせるのだ。

実写版アンゴルモアの大王と化したザックの最強ぶりは、花の57年組3タテという結果をもって証明された。

惨劇の地にて、恐怖の大魔王は復活を遂げたのである。

 

 



ザック・セイバーJr. VS 飯伏幸太

 

気合のこもった表情の飯伏と対峙したザックは、笑顔で「ヒサシブリ!」ってしゃべりかけている。

さすがの飯伏も顔がほころぶほどの爽やかさである。

ザックの強さのひとつとして、常にリラックス状態であることは大きなポイントだろう。

冷静かつ周囲がよく見えている。相手を罠に誘い込み底に落とすザックのスタイルは、そのココロの余裕からきている。

一切の気負いがなく、試合を楽しんでコントロールしている。

頭脳やテクニックとはまた別のザックの凄さである。

 

飯伏はパワーとスピードでザックの緻密な攻めに対抗するが、ザックはそのウエイトゆえに飯伏のスピードをさらに凌駕する。

終盤の飯伏の畳みかけのシーンで、ダウンしたザックにすかさずムーンサルトプレスを叩き込もうとコーナーに飛び乗ったタイミング、すでにザックは起き上がり飯伏のヒザに後ろからスライディングキックを入れている。

連続攻撃をことごとく止められる飯伏、標的とした部位をチクチクと攻めて機動力を奪ってゆくザック。

ラストで、飯伏の勝ちパターンに入りつつもザックの目は不敵に相手を見据えている。

カミゴエをスカして、の飛びつきオクトパスで相手を倒し、そのまま腕を極めながらも右足をマフラーホールドに捉えて身動きを封じるという、地獄の急所封じこと「クラーキーキャット」で、このシリーズ3回目のジャスト・タップ・アウト!

 

飯伏戦 クラーキーキャット

鷹木戦 変形腕ひしぎ逆十字固

内藤戦 インディアンデスロック&アームバーの複合関節技(後に公式にて『YES! IAM A LONG WAY FROM HOME』というブリティッシュロックバンド “Mogwai” のエモすぎる楽曲タイトルと同様の技名が表記された)

 

3試合とも違う技でのギブアップ勝利である。

フィニッシュが多すぎるからこそ、ザックの試合はスリリングなのだ。

 

ザック「こんなのまだ俺にとって準備運動と変わらない。今の俺はオートパイロットモードだ。3人続けてトップと当たったとはいえ、どれも楽勝だった。俺はやっぱり長いトーナメントの方が合うみたいだ。全員疲れが溜まって、ボロボロになっていくけど、俺は正反対だからな。俺はチョーゲンキ! ゲンキ! ゲンキ! ゲンキ! これぞ世界最高のテクニカルレスラーだ。もう誰も今の俺を止めることはできない」

出典:新日本プロレス公式HP

 

酔えば酔うほど強くなるみたいなザックは、タップアウトの数だけ元気になる。

恐ろしい。この男に勝つ術はあるのだろうか。

 



KENTA VS 石井智宏

 

対戦相手を無慈悲におちょくって煽り倒すことでお馴染みのKENTA氏。

しかも敵がシリアスだったり真面目だったりすればするほど、KENTAのおちょくりワールドが効果を発揮する。

石井さんなんか特に気を付けなきゃいけないわけだが、愚直すぎる石井さんにそんな警戒心など生まれるはずもなく、おちょくられた分だけ猪突猛進である。

それで毎回敗北している石井さん。でも、それがいい。

怒り狂った石井さんはマジで怖いが、本気モードのKENTA氏もまた怖い。

重たくド鋭いキックやぶん殴るような張り手など、KENTA氏は石井さんをひるませるほどのエグい打撃を持っている。

よって、この試合も終盤には猛攻に猛攻を重ねる激しい闘いになったが、そんな熱の入った状況においても冷静なKENTA氏は勝機を見逃さないから凄い。

一瞬のスキをついて、石井さんの顔面をムキダシのニュートラルコーナーにぶつけて、怯んだタイミングでの丸め込みという、技あり! としか言いようのない美しい勝利をもぎ取るのである。

この冷静さ、というか小賢しさがKENTA氏の大きな魅力。

これだからKENTA氏から目が離せない。

 

マスター・ワトくんの解説

 

とても良かった。

テンポが遅いが、それはちゃんと考えながらしゃべっているからだろう。

特に飯伏の試合になったら急に口数が多くなってたところもカワイかった。

これからどんどん解説席での経験を積めば、コメント力も上がるだろう。期待したい。

 

 

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Comment

  1. 7110703 より:

    お久しぶりです。YOSHIHASHI選手の活躍を見るたびにデブォンさんのブログをチェックしていました。今回G1が開幕されて鈴木軍のザックさんが大活躍をしているので淡い期待を胸に開いたらブログが再開されてるじゃないですか!うれしいです。
    また気が向いた時書いてくださいね!待ってます!

    • devonyamaoka より:

      ありがとうございます! G1の熱さに思わずモチベーションが上がり、試合の感想だけでもアップしようと思いました! ずっと放置していたのに、改めてお越しいただき本当に感謝です! ここでしか読めない内容のモノを書きたいと思いますので、楽しんでもらえましたら幸いです!

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