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【11.7大阪】ついに権利書が移動! その常識を疑え【POWER STRUGGLE】

 
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ド派手な常識の破壊が見たい。

コロナ禍によって、さまざまな娯楽が制限され、営業自粛や行動規制と、俺たちのストレスは溜まりに溜まる。

少しでも遊びに行こうものならバッシングされ、地下鉄内で咳なんかした日にゃ病原菌を見るような目で見られる。

毎日のように検温を行い、発熱がないかをチェックされ、街のすべてのドラッグストアの商品棚から体温計が消える。

 

もう、うんざりだ。

 

ね、もう、うんざりだよねみんな! こんな社会、こんな世の中、何もかもをぶっ壊して、新たな価値観の創造を、俺は望むッ!

などといった俺たちの陰鬱かつ悶々とした心情に、盛大なるカタルシスを呼び込んだ11.7『POWER STRUGGLE』大阪大会のセミファイナル。

G1クライマックス優勝者に贈られた、1.4東京ドーム大会での「IWGP王座挑戦権利」を賭けたこの試合で、今まで一切移動したことがなかった「挑戦権利書」がついに動いたのだ。

 

どうせ権利書の移動なんか無いんでしょ?

あるわけがない。いや、あってはいけない。

魂とプライドをかけて乗り越えた過酷な闘いを勝ち抜いた末に手にしたこの栄光を、おいそれと容易く手放すことなど誰にできようか。

 

しかし、いま、歴史は動いた。

起こるはずのないことが、ついに起こったのだ。

苦労して手に入れた1.4東京ドーム大会での王座挑戦権利書、優勝者である飯伏幸太の栄光なる宝が、ジェイ・ホワイトの卑劣なる策略によって容赦なく奪われてしまったのである!

 

まさに常識の破壊! 理不尽なる鬼畜の所業!

 

今世紀最高のショック展開に、もんどりうって身もだえする俺。

打ちひしがれた飯伏の表情に、手にした栄光が指の隙間から流れ落ちてしまった絶望と悲しみを見た。

このスリル! ショック! サスペンス! こそが、俺の求めていたエンターテインメントの真の姿なのだ。

まさに「人生」とも言えるリアリズムで “天国と地獄” を垣間見せてもらって興奮冷めやらぬ俺。

 

しかしだ。

翌日の一夜明け会見にて、まさにドーム大会でジェイ・ホワイトの挑戦を待つ2冠王者・内藤哲也がこんなことを口走ったのである。

 

内藤「俺は2日間ともメインイベントでタイトルマッチがしたいな。なので、1月4日は俺が指名する選手と防衛戦をやらせてもらいますよ。ジェイ・ホワイトの希望通り、ジェイ・ホワイトの挑戦は1月5日で決定なわけだから、彼も文句はないでしょう。1月4日、俺の指名する対戦相手は、飯伏幸太

 

は?

 

は?

 

いま何て?

 

1.4東京ドーム大会のメインイベントで、飯伏と王座戦?

数時間前に、1.4東京ドーム大会でのIWGP挑戦権利書を奪われた飯伏幸太と、1.4東京ドームでIWGP王座戦(しかも2冠)をやる?

 

とんでもない常識の破壊!!!!

 

「権利書が奪われる」という常識の破壊をした直後に、「権利書関係なく王座挑戦が決まる」というさらなる常識の破壊を畳みかけてくるとは!

まさに2重の常識破壊、『シベリア超特急』級の大どんでん返しである。

なるほど。これがウワサに聞く「二重の極み」か! なんてこと言ってる場合じゃない。

つまりこれはどういうことなんだろう?

バカな俺にはまったく理解が追い付かないので、誰か頭のイイ人は説明してください。

 

 

 

 

ジェイ・ホワイト VS 飯伏幸太

 

巧いなジェイくん。

といった感想しか出なかったフィニッシュの鮮やかな押さえ込み。

見事としか言いようがないのである。

ジェイくんと飯伏という、テクニックとセンスを併せ持つ者同士の芸術的肉体イケメン対決は、「ずる賢さ」で一歩秀でたジェイくんに軍配。

その挑発とインサイドワーク、要所要所で地味にちょっかいを出す外道さんの細かい仕事ぶり。

かと思えば瞬間的にとんでもないパワーを見せつけたりするし、超スピードのスープレックスが飛び出したりするし、それでいて飯伏の攻撃をすべて読み切ってペースを握らせないジェイくんの戦いぶりは見ていてホント飽きないよね。

 

ジェイ「イブシは真の『G1』優勝者でもなければ、アイツが権利証を防衛することもないし、トーキョードームでダブル王座に挑戦することもないと言っただろ! 宣言通り、これで権利証は、真の勝者である俺のものだ。俺がトーキョードームのメインで、ダブル王座戦に挑戦するんだ!」

 

ですよね!

 

飯伏のドームでの王座挑戦は亡くなったんですよね?

そんなことは、ジェイくんさまも許さないですよね!

ジェイくんの意見に全面的に賛成なので 100点満点!

 



内藤哲也 VS EVIL

 

盛りだくさんのオモシロエンタメ空間と化した2冠戦。

いつもよりも感情を出して敵を迎え撃つ内藤に対し、いつもの如く我が道をつらぬくEVIL。

白スーツのディック東郷の暗躍で、あわやというシーンもありつつ、持てる力を最大限に生かして内藤が2冠を死守した。

 

EVILの戦闘スタイルはG1のときよりもさらに安定感が出ていて素晴らしかった。

阿部リングアナへを殺しにかかる場外乱闘もエキサイティングだし、スコーピオン・デスロックのえげつなさも刺激的。

乱入・金的お手のもの。そして悪のレフェリーのレッドシューズも相変わらずの盲目だし。

奴が赤い靴をはいた足を引っ張られてリングから引きずり降ろされたあとには、なんと高橋裕二郎が登場し、それを阻止しにムダにオシャレなSANADAがリングイン。

さらに、挑戦権利書をゲットしたジェイ・ホワイトが乱入し、なぜかそのジェイを追って飯伏が花道を全力疾走してやってくるからヒヤヒヤしたよね(いろんな意味で)

 

100点満点!

 

 

KENTA VS 棚橋弘至

 

長時間かけてセットした棚橋さんの髪の毛をグチャグチャにするKENTAが好き。

しかも試合開始早々に髪の毛グチャグチャするからさ、棚橋さんもKENTA戦だっつうことで絶対グチャグチャされるの予想しつつ、「でもビッグマッチだからしっかりセットしなきゃいけねえし」ってことで複雑な心境で美容室に行ったんだろうなあ・・・。

なんてことを考えながらこの試合を見れば感動もひとしお。

しかし、テキサスクローバーをゲームオーバーで切り返すKENTAのスムーズさが神!

 

KENTA「昔、俺がWWEっていう団体にいた時、台湾への遠征があって、その時になんかの撮影で棚橋も台湾に来てて、こっちもこっちで中邑真輔、ASUKAがいて、試合が終わって『食事でも行きましょうか』みたいな感じになって。棚橋弘至、中邑真輔、ASUKA、自分で、輝いてる人たちを見て、なんかその中に入っていけない自分がいたんだよね、あん時。それが凄い悔しくて、情けなくて」

 

いましっかりと輝いているKENTAだけど、昔はこんな卑屈さや焦りみたいなものもあったんだね。

なんか、俺も頑張ろうって気持ちになる。

プロレスに勇気をもらうって、まさにこうして努力が報われるということを目の前で証明してもらえることなんだ。

 

100点満点!

 

 

オカダ・カズチカ VS グレート-O-カーン

 

積年の溜まりに溜まった「この恨みはらさでおくべきかー!」とばかりにオカダと対峙したオーカーン様。

セコンドには、スーツ姿にメガネというインチキ実業家さながらの風貌でたたずむウィル・オスプレイ氏。

 

おい、嫁はどこだ? 俺の嫁はどこだ?

ビッグマッチだし、ドスケベなコスチュームのビーちゃんが絶対に観られると思って、スクショボタンに常に指をスタンバイしていたのに、出て来やしねえ。

 

しょうがないからオーカーン様の試合をちゃんと見るか。

奇声を上げてのモンゴリアンチョップは迫力満点で、というか、やることなすことすべてド派手だしさ、twitterにおける発言もファンに刺さりそうなワードを巧くチョイスしているしさ、なんか抜け目のないキャラだよね。オーカーン様。

アイアンクローが得意技ってところもツボを心得ているなって思うし。

タッグリーグのパートナーすげー気になる。

 

100点満点!

 

 

鷹木信悟 VS 鈴木みのる

 

なぜこんな壮絶な試合ができるんだろう。しかもお互いにめちゃくちゃ楽しそうに。

まるでゴングと共に檻から放たれた猛獣のように、試合開始早々にぶつかり合う2人の暴力団員。

鈴木のエルボーにも一切引かない鷹木、パンピングボンバーで決して膝をつかない鈴木。

肉体と精神の限界を超えたかのような、間違いのない強烈バトル。

シンプルでありながら、大技かのような風格を醸し出す逆エビ固めのインパクトがとにかく凄かった。負けたけど。

 

100点満点!(負けたけど!)

 



矢野通 VS ザック・セイバーJr.

 

ドリフ大爆笑かと思うほど器用かつ巧妙なネタ合戦が最高に楽しいKOPW争奪戦。

こんな試合が出来てしまう時点で、完全にKOPWの勝ちなのだ。

「ノーコーナーパッドデスマッチ」という、潔いほど意味不明なルール(というか環境)で行われたこの試合。

このルールになった理由が “矢野さんがコーナーパッドを取ると、ザックがすぐ戻しちゃうから” だそうで、もうアタマからシッポまで意味不明である。

この心地よい意味不明さこそがKOPWの魅力なのかもしれない。

 

 

怒り心頭のザックこそが真のエンタメ!
ストレスと怒りで髪の毛逆立ってるしwww

 

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Comment

  1. よろしくCRドック より:

    ですよね! ですよね!

    イッテンヨンでジェイ君が挑戦して、翌日飯伏なら…百歩譲って仕方ないって思いますが。めちゃくちゃ納得いかなくないですか?

    『ムダにオシャレなSANADA』って…たしかに^^
    今回の記事はここで笑い最高潮~(笑)

  2. リック より:

    待望の権利証移動!…ん?みなさん違うん?

    さて、まずは世間の声を簡単にまとめてみます。
    ついに権利証動いた!ジェイ最高!
    いや、反則じゃねーか!やり直し!
    1.5でやるって?権利証は1.4だろ?
    え?結局1.4は飯伏なの?内藤がやりたいから?え?

    なんだか矛盾だらけに見えますが実は矛盾してないんです。

    レフェリーのブラインドを突いた反則勝ち→○
    要望を出して会社に受諾される→○
    王者が挑戦者を指名する→○

    この3点を否定する材料として一番有力な要素は
    G1優勝による権利証は1.4の挑戦権である
    という点くらいでしょうか。しかし、権利証保持者が1.4以外でのタイトルマッチを要望することは過去に前例がないため今回が特例というよりはジェイが盲点を突いた、という見方が正しいと思います。

    じゃあ、結局どうしたら誰もが納得する結論にできるんだよ?という話になりますよね。
    過去のNJC優勝特典を思い出してみてください。
    ・好きなタイトルに挑戦できる権利
    だったのです。
    それを踏まえて提案したいのは3点
    ・G1優勝者はIWGP挑戦権を得る、なお挑戦権を行使する大会は保持者に一任するものとする。
    ・11月末日時点でのIWGP王者は1.4東京ドームでのタイトルマッチを行うものとする、なお挑戦者は王者が指名できるものとする。
    ・権利証保持者が王者より指名された場合、その試合をもって権利を消費したとみなす。

    要は幅を持たせてあげれば良いと思うのです。
    逆に言えばG1優勝→1.4という流れは少し硬すぎたのかもしれません。
    柔軟で自由な戦いがプロレスなのですから、多少穴があるくらいがちょうどいい気もするのです。

    せっかくの変化なのに混乱ばかり目に付いたので、自分なりにまとめてみました。
    長文失礼致しました。

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