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【10.17両国Bブロック最終戦】YOSHI-HASHI、幻の「緊箍児」発動【G1 CLIMAX 30】

 
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その “技” の存在が最初に報告されたのは、2018年2月14日、沖縄の地で開催された新日本プロレス興行『NEW JAPAN ROAD ~社会福祉チャリティー大会~』であった。

試合後の新日本プロレス公式サイトにおける試合結果ページに「YOSHI-HASHIがEVILから “新技”  緊箍児(きんこじ)で3カウントを奪取した」といった旨の文言が掲載された。

この日は試合中継が無かったため、会場である沖縄県立武道館の観客以外は誰一人その「緊箍児」なる技を確認できていないが、ファンは「ついにヨシハシが強者にも対応しうる丸め込み技を取得した」と歓喜に湧いたことは言うまでもない。

 

しかし、問題はその後である。

沖縄での勝利以降、ヨシハシが「緊箍児」を繰り出すことは無く、つまり我々にとってその技は “幻” となってしまうのである。

 

君はヨシハシの「緊箍児」を見たことがあるか?

いや、ウワサには聴いたことあるけど、見たこと無いんだよね。

 

いつの日からか、こんな質問がヨシハシファンの間でのお決まりのやり取りになってしまうほど、まさにプロレス界の都市伝説と化したこの技。

 

果たして「緊箍児」は実在するのか?

 

公式サイトの記載とプロレスファンの口伝えで、まことしやかに語り継がれるこの謎の技について、なんらかの胸騒ぎを感じた俺は、独自の調査に踏み切ったのであった。

しかし、インターネットを通じての呼びかけや、国内外の多くの都市伝説研究家、怪奇譚収集家、インチキ霊媒師などの専門家への取材を繰り返してみるも、誰ひとり「緊箍児」についてハッキリと確証の得られる意見を言う者はいなかった。

実に1年間にわたり俺は「緊箍児」の都市伝説を追い続けるも、その真相は依然、謎のまま。

ところがある日突然、そんな「緊箍児」をめぐる俺の冒険が終わりをつげることになる。

2019年6月9日大阪城ホール大会にて、当時ブリティッシュヘビー級王者のザック・セイバーJr.を相手に、ついにあのウワサの「緊箍児」が、公の場で披露されたのである。

すでに、まったく先に進まない調査に疲れ果て、もはや「緊箍児」などという技など存在せず、多くのファンがその奇怪さとミステリアスさに魅せられて話題にしているだけに過ぎないと結論付けようとしていた俺は思わず面食らってしまった。

 

「緊箍児」、ホントにあったのかよ!

 

あまりの衝撃とショックに、この試合におけるブログ記事が「転生したらヨシハシだった件」などという頭のオカシイ内容になってしまったことは周知の事実。

2018年沖縄での初披露から1年越しで、ついに多くのファンが目の当たりにした「緊箍児」。

これで俺の独自の調査も終わる。あとは、ヨシハシのここぞという場面でのフィニッシュホールドとしてどんどん活用してもらうことを期待するだけ。

 

ところがだ。

 

この後、またもヨシハシの「緊箍児」は、そんな技はありませんと言わんばかりに一切使われなくなるのであった。

2019年後半は、ヨシハシにとって多くの王座挑戦のチャンスもあったが、「緊箍児」はまるで発動せず。

 

おかしい。。。

 

2018年2月沖縄での「緊箍児」は、中継が無く公式サイトの記事でしか伝わらなかった。

2019年6月大阪での「緊箍児」は、ワールド中継で多くのファンが目にしたので、その存在が公になった。

「緊箍児」自体が確実に存在することははっきりと確認できたわけだが、使い勝手の良い技でありながら、その使用頻度の少なさに、やはり不審さを感じてしまう。

そこで俺は、沖縄の「緊箍児」から大阪の「緊箍児」まで、およそ1年4ヵ月という時間を擁していることに注目した。

もしかしたらこの技は、あまりの完璧さ、精度の高さ、押さえ込まれたら誰も抜け出せない最強の技ゆえに、使い手であるヨシハシの集中力を長い期間溜め続ける必要があるのではないか?

その期間こそが1年4ヵ月

この仮説から考えると、次の「緊箍児」が出現するのはザック戦のあった2019年6月から1年4ヵ月後。

 

2020年10月となるわけだが。。。

 

 

 

 

YOSHI-HASHI VS 矢野通

 

今年のG1におけるヨシハシには本当にアツくさせてもらった。

全ての試合が躍動していて、気迫がみなぎり、エンターテインメントとしての楽しさに満ちていた。

結果がそこに伴わなかったことは残念だったが、ヨシハシがここまで “魅せるプロレス” を意識して戦ってくれていること自体が嬉しくて、感動的でもあった。

 

最終戦となった矢野さんとの一戦も、堂々たる策略を使って矢野ワールドへと自ら踏み込んでいくヨシハシ。

勇敢だ。そして、頼もしい男になったもんだ。

 

ゲスト解説の高橋ヒロムいわく「矢野さんの土俵に乗るの、めちゃくちゃ勇気いるんですよ」

 

掟破りの逆アルコール消毒、コーナーマットフルスイング、テーピングで棒に巻き巻き攻撃(しかも股間から取り出した嫌な生温かさのテーピングで)と、ヨシハシは楽しそうにこなしていく。

そして、矢野さんの金的を受け止めての、伝家の宝刀「緊箍児」が火を噴く!

お見事! お見事すぎて、俺の中では最終戦のベストバウト!

 

100点満点!

 

 



SANADA VS EVIL

 

SANADA「明日、決勝戦で、SANADAがプロレス界の希望になってやるよ」

 

SANADA、今年のG1初のバクステコメント。

セミファイナルで内藤が敗北し、SANADAとEVILで勝った方が決勝進出というシンプル過ぎる展開。

そして元タッグパートナー同士という因縁も渦巻く闘い&解説席には高橋ヒロム。

完全にロスインゴの物語となっており、部外者の俺としてはEVILの勝利を願うしかないのだ。

 

暗躍するディック東郷の動きと、そこに連動して悪行を狙う赤い靴の男。まさに3vs1の状況でSANADAの勝利する要素はゼロ。

さあEVIL、やっておしまいっ!

 

終盤、足を引っ張られそうな場所でカウントする赤靴を見て確信する。

やっぱこいつは俺たちの味方だな。

しかしだ。

まさかのゲスト解説の高橋ヒロムがレフェリーの目を盗んで試合に介入!

反則だぞ! なんて最低な奴だ!

G1において、他の選手が助けに入るなんて前代未聞ではないか。

ヒロムは容赦なくディック東郷氏をKOし、SANADAはその隙に鮮やかなるオコーナーブリッジ! これに関してはマジで素晴らしい勝ち方だ。

ヒロムとディックの因縁はベスト・オブ・スーパージュニアに持ち越すのだろうか?

 

EVIL「レフェリーおまえ、誰かに買収されてんのかコノヤロー、オイ! 明らかなる不正だろ、オイ! テメーは正義の欠片もねーな?」

 

まったくだ!

 

100点満点!

 

 

 

KENTA VS 内藤哲也

 

内藤哲也も今年のG1全試合ノリノリだった。

20分超えの試合を重ねて、序盤にザック戦や棚橋戦で壮絶な闘いを魅せていたり、それでもテンションもコンディションも動きも最高で、精神的余裕も垣間見えて、楽しそうなのが伝わってさ。

王者の貫禄とかそんなの以前に、これが内藤の “強さ” であり “魅力” なんだ。

 

運命のKENTA戦、もう勝ってしまえばよかったのに。

メインイベントの存在価値を消してしまうほどの容赦ない決勝進出とか見たかった。

しかしKENTAにも意地があるのもわかるし、俺はKENTAのふてぶてしく性格の悪い戦闘スタイルも大好きだから、絶好調の内藤をおちょくるシーンとか楽しくて悶絶してしまったりしたわけだが。

フィニッシュを丸め込みで「してやったり」な勝ち方なのもめちゃめちゃクールで良かった。

 

100点満点!

 

 

 

棚橋弘至 VS ザック・セイバーJr.

 

棚橋「ザックはスタミナもあるし、スピードもある。技もキレる。けどな、みんな、みんな忘れてるかもしれないけど、体重がないよ」

 

ザック「もうタナハシは用済みだ。タナハシのクソ野郎、ヘアスプレーとテーピングだけで100万はかけて必死で取り繕ってるんだろ!」

 

悪態の付き合いが微笑ましい2人。

ザックと棚橋さん、本当に良いライバル関係だと心から思う。

弱点の多い棚橋さんにとって、ザックは恐怖の対象かもしれないけど、実はその体格を利用して巧くコントロールしているのは棚橋さんだったりするわけだ。

最後なんかカウント10くらい入っても押さえ込まれていて笑った。

棚橋さんもザックも奥深い。

だからこそ、2人の試合は何度見ても面白い。

 

100点満点!

 



 

ジュース・ロビンソン VS 後藤洋央紀

 

ジュース、余裕の勝利といった感じだった。

勝ち名乗りを受けているときも、レフェリーの周りを走り回っていたし、スタミナぜんぜん有り余ってるんだろうね。

内藤戦のときもかなりの時間をかけての激闘だったし、このスタミナを利用しての長期戦に持ち込めば勝率どんどん上がりそうで末恐ろしい。

 

でも結局パンチでKO勝ちなんだけど。

 

後藤はシリーズ中盤で調子が戻りつつあったのに、ラスト2試合を落としたのはやはり初戦の肩の怪我が原因なのだろうか。

 

後藤「今年も結果はついてこなかったけどよ、過去最高に生きてるっていうことを実感した『G1』になったね。負けて悔しい想い、勝ってうれしい想い、いろんな感情があるけども、やっぱり生きててなんぼだよな」

 

生きてこそ。

ほんとその通り。

今年のG1は、石井さんの凄さ、ヨシハシの成長と、NEVER6人タッグのチームメイトたちがその存在感を魅せたので、後藤もまたここから、まずはこの最強の3人でベルトの価値を大いに上げる活躍を期待したい。

 

100点満点!

 

 

 

 

さあ決勝だ!

 

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