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【10.14横浜】“棒” を越えた戦士【G1 CLIMAX 30】

 
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YOSHI-HASHI「最後、まあ負けちまったものはしょうがねえよ。ただ、棒とか、スタッフとかいろいろ、まあ俺とかイジるのはいいけど、でも、俺らがやってるのはリングの上だから。リングの上で、オイ、示せよ」

 

まったくだよ!

 

頑張っているヨシハシに対して「棒の付け人」とか言ってイジるなんてマジで最低だ。

「ヨシハシはスタンドで本体は棒」とかさ、「転生したらヨシハシの棒だった」とかさ、そういうのマジでやめて欲しい。

 

ヨシハシ天才じゃない?

だって、たかが入場に持ってくるだけの “棒” にこれだけ注目させて、キャラクター的なイメージまで付けてしまうんだから。

高橋裕二郎のステッキに対してそんなこと言う奴いないじゃん。

ヨシハシが “棒” に、その魅力を吹き込んだからこその「棒フィーバー」

試合前にリング上で対峙したとき、棒を睨みつけるKENTAを表情変えずにジトっと見つめるヨシハシがキュートであった。

 

 

 

KENTA VS YOSHI-HASHI

 

以前痛めていた肩を狙われての攻撃に序盤はペースを握られるヨシハシだが、G1で大活躍しているこだわりの逆水平がKENTAをけん制。

もはやヨシハシの逆水平は、対戦相手を恐れさせる最高の武器と言えるだろう。

しかもこの試合、蹴りの威力に定評があるKENTA相手にミドルキックで張り合うというアツいシーンもあった。

数年前にキックボクシングの練習をしていたのに、試合でぜんぜん蹴り出さないじゃんwww とか言われていた伏線を、忘れた頃に回収するヨシハシ。尾田栄一郎もびっくりである。

さらに、アームロックを融合させることで進化させたバタフライロックでKENTAを苦しめ、またも「ヨシハシ、金星か?」と思わせるほど肉薄したわけだが。

最後は完璧なるGAME OVERで無念のレフェリーストップとなったが、相変わらず夢を見せてくれたヨシハシ。

 

KENTA「正直、残念ていうか、棒さんとやれると思ってずっとこの『G1』中、楽しみにしてたのに、出てきた変ななんか、大きな付き人が出てきて。しかも付き人、なかなかやるじゃねえか、あいつ! ふざけやがってよ」

 

さんざんヨシハシをおちょくっていたKENTAをも認めさせるヨシハシの変貌ぶり。

 

もう、棒の付け人だなんて言わせない。

 

だって、ヨシハシはザックの付け人なんだから。

 

100点満点!

 

 



EVIL VS 後藤洋央紀

 

初戦で痛めた肩にテーピングを巻いている後藤のほうが誰よりも除霊が必要な気もするが、対してどんどん洗練されてくるEVILとディックの連携は輝きに満ちている。

もはやどっちが闇かわからない除霊対決なのであった。

 

決勝進出の可能性が絡む大事な試合ゆえ、後藤は気合い十分だった。

しかし、そんなモチベーションの高さをも卑劣に打ち砕くディック東郷の立ち回り。

ジェイくんのセコンドである外道さんといい、脇でその存在感を光らせるベテランの巧さには本当に頭が下がる。

まるで日本映画における名バイプレイヤーの「國村隼」や「岸部一徳」といった風情で、そこに居るだけで異様に気になる不気味さである。

これがミステリー映画だったら、間違いなく犯人、もしくは謎を解くキーマンであることは間違いない。

まさに『犬神家の一族』のスケキヨよろしくリング下で怪しさ全開のディック東郷を気にしつつ、果敢に攻める名探偵後藤であったが、最後はなんとカウンターのEVILで撃沈!

EVILのEVIL、ジェイくんのブレードランナー、どちらも使い勝手が良すぎるという共通点があり、これはもしや2人の決勝戦あるんじゃない?

そうなると、決勝戦が普通にタッグマッチになるが!

 

100点満点!

 

 

SANADA VS 棚橋弘至

 

G1の棚橋さんを見ていると、やっぱエースだよなって改めて思う。

毎度俺たちのハートを揺さぶる試合を魅せてくれるし、それがまた期待を越えてくるところが本当に凄い。

タマシイで闘っているかのような気迫に、妙なシンパシーを感じてしまって応援せずにはいられないのだ。

容赦ない膝攻めの末のテキサスクローバーの高揚感、たまんなかったな。「コレで決まって欲しい!」って心から祈ったけど、残念ながらSANADAは苦悶のロープエスケープ。

ひたすらハートレスなSANADAなんかよりも、俺は断然、愛しさと切なさと心強さを全面に見せてくる棚橋さんに感情移入してしまうわけだ。

 

棚橋さんに 100点満点!

 

 

 

ザック・セイバーJr. VS ジュース・ロビンソン

 

ジュースのパワーに苦しみつつも、持ち前の柔軟性で見事ペースを奪い続けたザック。

どんなに相手がお調子者でも、ザックの独特な試合スタイルを崩すのは至難の業なのだ。

 

ザック「ファンや記者はバカだからジュースの本当の強さに気づいてないだろうが、あいつはニュージャパンの選手の中でもかなり強い野郎だ」

 

もちろん俺は気付いていた(反論禁止)

 

しかしあの、ジュースを応援する足踏み&手拍子リズム「ドンドンパン」が鳴り響くとき、思わず「ウィー、ウィル、ウィー、ウィル、ロックユー!」 って普通に歌ってしまわないジュースは凄いなといつも思う。

そういう意味で、ジュースはニュージャパンの中でもかなり我慢強いとも言えるだろう。

 

100点満点!(ブライアン・メイに)

 



内藤哲也 VS 矢野通

 

内藤が負ければ大混戦確実となるこの試合。

場を混乱させることが職業の矢野さんのことだから、ここでド派手に勝ってBブロックを第三次世界大戦並のカオス! パニック! 阿鼻叫喚! に陥れるのではないかとビクビクしていたが、内藤の王者としての余裕がそうさせたのか、まず入場シーン長すぎ!

内藤も楽しそうにゆったり歩いてくるし、矢野さんも大音響の内藤の入場曲をも上回る大声でブーブー文句言っててさすがの展開。

さらに内藤は、ヤングライオンの辻くんとテーピングに巻かれながらもリングアウトを免れ、バカらしさに満ちた化かし合いの後に圧巻の一本勝ち。

一番しんどそうだったのはこれを捌くマーティ浅見レフェリーであったことは間違いない。

 

レフェリーの心労に 100点満点!

 

 

 

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