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【10.10大阪】笑う鈴木みのる【G1 CLIMAX 30】

 
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すぐには組みつかず、対峙しながらローキックでけん制し、張り手やパンチをコンビネーションで叩きこむ両者。

かと思えば鈴木はおもむろに鋭いタックルを仕掛け、グラウンドでの関節の取り合い。

少なくとも、最近の飯伏の試合では見られることのなかった、派手さや優雅さが一切排除された攻防が展開される。

いや、見方や受け取り方によっては、この闘いこそが豪華絢爛で美しいと感じる人もいるだろう。

今の飯伏とこんな試合ができるのは鈴木みのるだけなんだから。

ここでしか見られない、唯一無二の世界観。

 

負けて、マットに大の字に横たわりつつも笑う鈴木。

 

鈴木「G1 CLIMAX、楽しいぞぉ、エヘヘヘ」

 

そりゃあ、楽しいだろうよ。

飯伏と最初から最後までずっと打撃戦やってんだから。

 

飯伏「原点……ホントに、格闘技を始める頃に戻してもらった。この1勝は大きい。またいい経験を得たなと。どんどんどんどんこうやって『G1』で……僕もキャリア16年、17年目に突入してますけど、新しいものはいっぱいあるんだなって、あらためて思い知らされましたね」

 

飯伏ほどの男に「新たな世界観」を魅せてしまう鈴木みのるの奥深さ。

個性で勝負している者同士の闘いは、もはや “表現力” の闘いとなるのだ。

つまり試合結果は飯伏の勝利だが、パフォーマンスという面では完全に鈴木の勝利である。

しかしG1は勝ち点がすべて。

そんなことはわかっているけど、飯伏相手に “表現力” で上回ってしまう鈴木の凄さが全面に出た名勝負であったのは間違いない。

 

 

 

飯伏幸太 VS 鈴木みのる

 

笑う鈴木、笑う飯伏。

 

漂うのは狂気と緊張感のみである。

花道に飯伏を呼びつける鈴木は、「誰にも邪魔されない場所で殴り合おうぜ」といった心境だったのかもしれないが、当然のように場外カウントが入る。

そんなもんいらねえんだよ! とレフェリーに突っかかる鈴木が最高にアウトレイジしてた。

 

この日の鈴木のエルボーはいつにも増してド鋭かった気がするし、アキレス腱固めなどの得意技に加え、カミゴェをキャッチして切り返し逆エビ固めに捉えるシーンはまさに第二次UWFを彷彿させるシーンだった。

鈴木は何かを意識していたのか? まるで飯伏にメッセージを送っているかのような試合運びをしていた気がする。

フィニッシュのカミゴェを喰らった時も、横たわり笑ったまま3カウントを聞いていた鈴木。

何かが伝わったことを確信したのかもしれない。

オスプレイ戦もそうだったが、今年のG1での鈴木みのるはいつもよりも本当に楽しそうだ。

結果が結びついていないが。

4敗目を喫し、早くも優勝戦線から脱落が決定してしまい、俺の、秋は、終わった・・・。

でも 100点満点!

 

 

 



オカダ・カズチカ VS 鷹木信悟

 

強いオカダが復活した。ような気がした。

いや、鷹木が強いオカダを引き出したと言ったほうがいいかもしれない。

今回のG1で一番オカダらしい闘いだったし、後半でギアがどんどん上がっていく感じがとても良かった。

フィニッシュのマネークリップは、タップもしくはレフェリーストップ狙いで、それはそれでしんどそうだ。

今回は鷹木が掟破りのレインメーカーを見せたが、やっぱレインメーカーって迫力のある技だよね。

これ、オカダが満を持して抜いてきたらマジで大盛り上がりしそうだし、この封印状態が “溜め” だとしたらだよ?

 

伝家の宝刀を抜くのは、決勝戦・・・。

 

100点満点!

 

 

鷹木「クソッ! いけると思ったのに、チキショー。次だな。今日、朝起きたら、台風がそれて、空が晴れてた。これは龍神様のご加護が・・・うんたらかんたら・・・・」

 

いや負けたのにどんだけ喋るんだよ鷹木!

毎回ノーコメントのSANADAのぶんまで喋っているとしても、それでも長くないですか?

マネークリップで意識が無いにもかかわらず「オカダが勝ち際に「もう一回」って俺に合図した」みたいな妄想を喋ってました。

 

 

 

ジェフ・コブ VS 石井智宏

 

何度も言う。

ジェフ・コブがめちゃくちゃである。

とにかくジェフ・コブの試合が面白すぎて目が離せない。

 

石井さんに向けて放たれるジェフコブ・ロケットが凄すぎた。なにあれ?

タフで分厚い石井さんが、ガンガンぶん投げられて吹っ飛ばされる。

そして、両手を掴んで放り上げてそのままハワイツアーに連れて行くフィニッシュのシーン、何度も見返してしまった。

 

ガチムチ「次の相手はオスプレイだ。もう1度、この地獄を味わう羽目になる。いいか、ハワイにゴート(GOAT)はいないんだよ。お前も有無を言わさず俺のツアー行きだ」

 

またもユーモアあふれる(勉強になる)コメントがさく裂。

100点満点!

 

 

ウィル・オスプレイ VS タイチ

 

超一流のプロレスラー同士の超一流な試合。

ヘビー級のオスプレイが縦横無尽に飛び回り、そんな常識ハズレな動きにしっかり対応し打撃を叩き込むタイチ。

序盤のチョークコントはタイチの世界観、そこからオスプレイのスピード感あふれる世界となり、フィニッシュの切り返し合いまでスリル満点。

 

タイチ「ワッハハハハ、ワッハハハハ……デカくなったな、小僧」

 

負けてもしっかりと聖帝サウザーのセリフをぶっこむタイチのサービス精神に

 

100点満点!

 

 



ジェイ・ホワイト VS 高橋裕二郎

 

なんか泣けた。

 

予想とは違って、かなり切ない一戦でしたね。

 

ジェイ「次は誰だった? ン、ユージローじゃないか! 休みと同じようなもんだ! これでジェフとタイチから受けたダメージを回復できる。ユージローのことはすごく信頼してるし、アイツは賢いからゲームプランもちゃんとわかってるだろう」

 

前戦でのジェイくんのコメント、これが何かのフラグであろうことはなんとなく感じたし、BブロックにいるEVILのセリフも不穏だった。

 

EVIL「ジェイ、お前、ずいぶん裕二郎のこと信じてるみたいだな。そうか、オイ・・・ハッハッハ」

 

さて、裕二郎は、おとなしくジェイくんに勝ちを譲るのか?

いやいやいやいや。

ちょっと待って、その前に、チームメイトの白星献上係って存在に切なさを消せやしないのは俺だけですか?

裕二郎がそんな扱いされるなんて、いくらなんでも哀しすぎて大粒の涙を流してしまいましたよ俺は。

 

お休み感覚のジェイくんは、いつものコスチュームではなくジャージ姿で登場。

完全に、誰もいないオフィスに休日出勤するときの俺状態だ。

試合開始早々、リングに寝転ばせられる裕二郎。

よっぽどのマゾ体質でない限り、こんな屈辱に耐えられないよね。

このときの裕二郎の顔が、もうね、複雑な表情なんですよ。

昔、職場の横暴な社長にブチ切れて怒鳴り散らして減給されたことあるんだけど、そのときの俺もこんな表情してたかもしれない。

とにかくこの流れで、裕二郎が謀反を起こす姿を俺たちは期待するわけ。

 

吼えろ! 裕二郎、起て! ジャガー!

 

ヘラヘラ顔のジェイくんと外道さんに、ひと泡ふかせてやれ!

といった全宇宙の願望を一身に受けた裕二郎は、ジェイくんにラリアット! からのインカレスラムでぶん投げる。

 

きたぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 

織田裕二もびっくりのカタルシスがお茶の間を席巻!

始終ニヤケ顔のジェイくんの慌てふためく表情と頭をかかえる外道さんの姿は、まさに半沢直樹の逆襲シーンそのものであった。

 

100点満点!!

 

 

がしかし。

ここで裕二郎が一矢報いる劇的勝利を飾ることを夢見たファンの願いは届かないのであった。

あっさりとジャージのジェイくんにブレードランナーを喰らわされてしまうのである。

結局、ジェイくんを止められなかった裕二郎。

この絶望感、失望感、いや、無力感というべきか。

残るのは “哀しみ” だけであった。

 

5点!

 

ブチ切れるジェイくんをなだめる外道さん。

この先、どうなるのかは外道さんにゆだねられたのか? EVILの言動も気になる。

孤立するのはEVILではなく、ジェイくんである可能性も見えてきた。

これは、一筋縄ではいかんぞおい。

 

 

 

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