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【10.7広島2日目】親父にもぶたれたことないオスプレイ、親父と同年齢の鈴木をKO【G1 CLIMAX 30】

 
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オスプレイ「本気でスズキを尊敬してる。これだけ長いあいだ第一線で活躍してきて、いまでもハイレベルな試合をしてる。その上、俺の親父と同い年だなんて信じられないよ」

 

ついに親父越えを果たしたウィル・オスプレイ。

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』における、スターロードの父親「エゴ」のように、恐ろしい強大な存在として登場する鈴木みのるの野望を打ち砕くオスプレイのヒーロー譚。と言えばわかりやすくもなんともねえよ。

しかし、主人公の父親が暗黒面に落ちているヒーローモノって多いですよね。やっぱ父親越えこそが、男にとってもっとも必要なことなのかもしれない。

そういった意味で、この鈴木みのる戦は「父親越え」の通過儀礼であり、オスプレイがレベルアップするために超重要な試練だったのである。

 

どうだ、このムリヤリこじつけて物語チックにする感じ。

今日の俺は冴えている。

いや、よく考えたら、今日は俺の父親の命日ではないか。

冗談抜きで。

俺は父親を越えることができるのだろうか? まったく越えられる気がしない。とりあえず仏壇に手を合わせてくる。

 

 

 

 

ウィル・オスプレイ VS 鈴木みのる

 

完璧に仕上げてきているパワーアップ形態のウィル・オスプレイは、今大会における優勝候補のひとりであり、誰よりも面白い闘いを魅せてくれるエンターティナーでもある。

ド派手な動き、華麗な技、スピード感のある攻守の切り替わりと、まさに目で楽しませてくれるポップなスタイル。

対する鈴木みのるは、余計なモノを可能な限り排除し、シンプルな技や動きを奥深くまで突き詰めて “凄み” を演出するスタイルである。

今年のG1での鈴木みのるはいつもよりも楽しそうで、もちろん昨年落選からの復活出場だという嬉しさもあるだろうけど、何よりトップ戦線のハイレベルな相手と毎回対峙できる喜びによるところが大きいと思う。

石井、タイチ、オカダ、そしてオスプレイと、次世代の凄い才能たちと真っ向勝負できて、なんなら公然で思いっきりブン殴れるんだからその喜びはひとしおだろう。

 

この試合も、鈴木の強さ&怖さを全面に出つつも、オスプレイが逆転の切り返しで決着という流れ。

鈴木の威圧感をはねのけての反撃ってのは、ドラマとしても最高にエモーショナルな瞬間だ。

鈴木がフィニッシュのムーブとして見せる、スリーパーしてから相手をくるっと回してゴッチ式に入るその “回転” を利用してスピンするオスプレイの切り返しの説得力。

オスプレイならではのタイミングの絶妙さがたまらんではないか。

鈴木もそこに負けないスピード感で悠々とラ・ミスティカで関節を取ってみたりするからマジで痺れる。

スタイルがまったく異なる同士なのに、エンタメとしての完成度がズバ抜けているんだよ。

2人とも一流のプロフェッショナルであり、そのストイックさやプロレスにおける真剣さなどが大きな共通点であることの証明だろう。

 

100点満点!

 

 



鷹木信悟 VS 飯伏幸太

 

同期対決で初対決となる運命の闘い。

同じ2004年デビューという共通点があり、お互い別の団体で活躍しながらも、陰では意識し合っていたという2人が、この新日本プロレスのG1クライマックスという大舞台でついに激突する。

こういった濃厚なドラマがあるからプロレスは面白いのだ。

 

鷹木「俺はアイツのこと12年前から追いかけてたから、感慨深いものがあった。『G1』だからそんなこと考えちゃいけないって思ったけど、まあ、向かい合ったらつい、笑顔が出ちまったな」

 

鷹木の気合いが凄かったのは、試合を見ていても素人目に十分わかった。

ずっとなんかわーわー怒鳴ってたもん。鷹木。

「MADE IN JAPAN」のカタチに持って行ってからの溜めの長さとか、ラストの「カミゴェ」を受け止めるところとか、鷹木がすっごく楽しそうだったもん。

壮絶な試合ではあったが、思いっきり楽しんだぶん、鷹木に軍配が上がったのかもしれない。

しかもあんなに全力投球した試合後の鷹木のバクステコメントめっちゃ饒舌すぎるし!

 

100点満点!

 

 

 

 

ジェイ・ホワイト VS タイチ

 

ジェイくん「タイチを見てるとなんとなくナイトーを思い出す。お前と闘っていると正直楽しい。お前も俺と同じように、ファンの意見に囚われないヤツだし、それにファンを小バカにする態度まで俺に似てる。そういう点でお前のことはリスペクトしてるんだよ」

 

こちらも本当に楽しそうに試合をしている2人であった。

よく考えたら、鈴木といい、鷹木といい、ジェイくんとタイチといい、プロ意識の高い選手たちがみんな楽しそうなのが今年のG1なんだよね。

連日ハードな闘いを課せられてもそれを続けていられるのは、やはり “しんどさ” よりも “楽しさ” が上回るからに他ならないわけで、特にこういった同じタイプのスタンド使い同士だと、なにかとシンパシーを感じずにはいられないのかも。

 

石井さんとバチバチの試合をしたばかりのタイチが、今度はジェイくん相手にそっち方向(インサイドワーク特化型)の試合に切り替えて戦わねばならないのは多少難しかったのかもしれない。

外道さんの天才的立ち回りに翻弄され、急所蹴り合戦ではなんとか強みを見せたが、やはりレフェリー(赤い靴のおっさん)の扱い方ではバレットクラブには適わなかったようだ。

ズル賢さでジェイくんに軍配といったところ。

ラストのブレードランナー、カウンター強すぎるので 100点満点!

 

 

 

オカダ・カズチカ VS ジェフ・コブ

 

ジェフ・コブがめちゃくちゃである。

 

このG1で遅ればせながらジェフ・コブの面白さに気付いてしまった俺は、もう目が釘付け。

真っ逆さまに落とすスープレックスヤバイ。

持ち上げて、持ち換えて、くるくる回して。

ピザ職人がピザ生地を空中でくるくる回すやつあるじゃん。アレの原理で、相手を空中で回すことによる遠心力で、身体全体に均等なダメージが行きわたるシステムになっていますってやかましいわ。

 

とにかく、腰の悪いオカダにとっては地獄のような攻撃(というかブン投げ)を繰り返すジェフ・コブ。

ドロップキックのインパクトもオカダに匹敵すんじゃねえかってくらいド派手でびっくり仰天しましたが、最後はなんと丸め込みであっさりやられてしまって俺はもうガッカリ。

技ありの丸め込み芸を決めて無表情で退場するオカダは、なかなかしたたかでクールな印象でしたが、正直ジェフ・コブにド派手にぶっ飛ばしてもらいたかったというのはある。

 

ジェフ「オカダもツアー・オブ・ジ・アイランドに連れていってやるつもりだったが、どうやらハワイ旅行には興味がなかったみたいだ。代わりにミスター・ストーンピットブルことイシイを招待してやる。ピットブルのためにペット用ケージも用意しておくぞ」

 

エスプリのきいた小洒落たジョークなんかも織り交ぜたガチムチコメントに 100点満点!

 

 

 



石井智宏 VS 高橋裕二郎

 

連敗中の裕二郎が石井さんを追い詰める闘いを見せ、あわやといったシーンも多かった。

なにより、中盤のフィッシャーマンズバスターで落ちどころが悪かったのか、石井さんがかなり苦しそうに悶絶しており、その後は首や右腕の痛みを気にしながらの闘いになっていて超心配した。

この後の試合に影響がなければいいが。

 

噛んでみろコノヤロウ!

 

すでに裕二郎に噛みつかれているのに、まだ噛まれていないかのような石井さんの強がり全開のセリフに感動した。

みんなも石井さんを見習って、仕事を解雇されたときとかに、まるでクビになっていないかのように「クビにしてみろコノヤロウ!」とか言いながら出勤し続けてみるのもいいかもしれない。

 

でも警察を呼ばれて追い出されそうなので 5点!

 

 

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