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【10.5香川】「どうせならレインメーカーでやられたかった」というのはある【G1 CLIMAX 30】

 
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『G1 CLIMAX 30』Aブロック、ついにリーグ折り返しとなる5戦目の舞台は香川・高松市。そして対戦カードの中でも俺にとっての決勝戦とも言えるオカダ・カズチカ VS 鈴木みのるの公式戦が行われる。

いくつもの名勝負を繰り広げて来たこの2人は、まさにライバルと言っていいと思う。俺の中では。

鈴木軍が新日に戻った2017年以降、IWGP王座戦やG1公式戦、海賊祭の特別試合などで魅せて来た試合は、どれも鮮明に事細かく思い出せるくらいスリリングで熱い戦いだった。

2017年のG1公式戦では30分フルタイムドローで、2018年の海賊祭でも大雨の屋外での試合で30分引き分け。

IWGP戦では負け続け、いまだ “強いオカダ” に勝てていない鈴木みのる。

 

で、今年のG1においては、オカダはそれほど強くない

いや、あれだけ腰を痛めていて、しかもレインメーカーを封印していても勝つべきときに勝っているオカダは正直凄いが、以前の “強すぎる” オカダより多少危なっかしい試合をしているのは間違いない。

対する鈴木は絶好調で、技も、スピードも、キレッキレの最高潮状態である。

つまり、鈴木が勝てる可能性が今世紀最大に高かった。

にもかかわらず、鈴木はまたもやオカダに敗北を喫してしまった。

 

複雑だ。

 

複雑すぎる俺の心境。

 

国勢調査で、配偶者の職業欄に記入しようと思ったら、そういえばカミサンの職業も職種も会社名も何もかも知らされていないことに気付いた時くらい複雑な心境である。

少なくとも、俺よりも稼いでいることは確かなのだが・・・ってやかましいわ。

 

 

 

オカダ・カズチカ VS 鈴木みのる

 

静かな立ち上がり、ほとばしる殺気と緊張感。

純粋に試合を楽しもうとする鈴木みのるがそこにいる。

破壊力抜群の打撃や場外での大暴れといった派手なシーンよりも、静かなグラウンドの攻防にこそ鈴木の真骨頂を見る。

アームロック、チョークスリーパー、腕ひしぎ逆十字固めと、いつも以上にパンクラスの頃を彷彿とさせる得意技がどんどん飛び出すのがたまらない。

対するオカダは防戦いっぽうで、ほぼ鈴木のペースで試合が進んでいたかのように見えたが、最後は大逆転のエビ固めで3カウントを奪うのであった。

まさかの丸め込みでの敗北。

どうせ負けるなら “強いオカダ” 復活と共に「レインメーカー」を抜刀させて散る。なんてのも期待していたが、いや、これもまた何かの予兆なのかもしれない。

オカダが丸め込みで勝利した事例は過去にあるが、珍しいことには変わりない。

今の鈴木を倒すには、これしか手段が無かったと言われれば納得もできる。

ということは、オカダを倒すときは確実に近づいているってことでいいよね。

鈴木がオカダを沈める時こそが、鈴木が頂点に立つ瞬間。って思いながら、日々を生きていこう。

ということで俺の複雑な心境が 100点満点!

 

 



ジェフ・コブ VS ジェイ・ホワイト

 

すんげー面白い試合だった。

ジェフ・コブの凄さを知ったのは先日の札幌大会での生観戦のときで、アレ、生で観ると大迫力だよね、存在が。

びっくりしたもん。ジェフ・コブ。

で、ジェイくんの巧さは周知の事実なわけで、そんなテクニシャンと圧倒的パワーとのマッチアップ。

面白くないわけが無いんだけど、予想以上に面白くて悶絶してしまった。

 

ジェイくんが巧みにジェフ・コブを翻弄して、そのわずかな隙を狙うシンプルかつ分かりやすい展開と駆け引きが素晴らしい。

 

「ジェフコブ “それ” に捕まったら、終わり・・・」

 

赤い風船を持ったジェフ・IT(イット)・コブから逃れようとロープブレイクしまくるジェイくんが健気。

バレットクラブならぬルーザーズクラブよろしく外道さんと協力し合ってIT(イット)に立ち向かうが、2人とも引っこ抜かれてぶっ飛ばされてしまいます。

IT(イット)のパワーはとんでもないですが、なんだかんだでジェイくんも瞬発力がハンパないので、あの筋肉のカタマリみたいなIT(イット)をブレードバスターや裏投げで叩きのめすなど迫力満点。

 

この試合、プロレス初心者に見せたい試合ナンバーワンかもしれない。

とにかくわかりやすくて、スリルがあって、面白い。

 

ラストで、IT(イット)が外道さんを持ち上げてジェイくんに投げつけるくだりとか感動的すぎて何度も観たいですよね。

 

「ツアー・オブ・ジ・アイランドでプカプカ浮かぶよ!」

 

トラウマ必至のホラー&エンタメ展開に 100点満点!

 

 

 

石井智宏 VS タイチ

 

もう普通にタイチがトップレスラーで、しかも石井さんと根性で渡り合っても違和感が無すぎてビビる。

石井さんは名勝負製造機と呼ばれているが、タイチもまた、独特の世界観で誰とでも名勝負を作り出せる才能がある。

個性的なスタイルなのに、プロレスが柔軟で器用なので、どんな相手にも合わせられるところも石井さんに似ていると思う。

どう考えてもバッチバチになる石井さんとの試合を嫌がりながらも、しっかりと対応してその土俵でここまで凄まじい戦いを見せられる実力に感心してしまいます。

普段ヘラヘラしているタイチがタマシイで闘う姿は、俺たちのような軽薄な人間には憧れであり目指すべき人間の在り方ではないでしょうか。

悪態や減らず口ばかり言って冷めた態度で社会生活を送り、何ひとつ物事を成し遂げたことのないような奴は、タイチの試合を見るべきだ。

 

ラスト5分の興奮。とんでもないインパクトとダメージの中、ナニゴトもなかったかのように立ち上がり向かっていく2人の姿には、“根性” という言葉だけでは言い表せない “凄み” を感じた。

 

ライガーさん「G1という舞台がそうさせる」

 

納得せざるを得ない的確なコメントである。

 

 

石井「ようし。タイチ、やっぱテメエ、こういうプロレスがやりてえんだろ? なあ? お見通しなんだよ。今までなんだよ、誰かの目を気にしてたのか? それとも、こうじゃいけねえって自分に言い聞かせてたのか? 笑かすなよ。気づくのが遅いんだ。でもいい。気づいたらそれでいい。こういう試合なら、いつでも相手になってやる」

 

石井さんがマジで嬉しそうなので 100点満点!

 

 

 

鷹木信悟 VS 高橋裕二郎

 

2004年の同じデビュー同士の闘いだということを聞いて、本人たちの心境もまたいつもと違うものだったであろうことが伺える。

歩いてきた道や立場はまるで違うが、プロレスだけを必死にやってきたその “想い” は一緒。

裕二郎も崖っぷちであることを意識してか、ここに来て自身のステッキでの凶器攻撃を繰り出すも、鷹木はそれを叩き折るのであった。

 

裕二郎「2年前の『G1 CLIMAX』。俺は出場できずに、確かこの会場で、公式戦の時よ、解説やってたのを。出場できずに、ミジメだったよ。ああ、ミジメだったよ。今現在、『G1』、俺の『G1』、5戦? 違う? ああ、5戦5敗。だがよ、1回も勝てていないけどよ、ミジメじぇねえよ。ミジメなんかじゃねえよ

 

G1に出られないミジメさに比べたら、今ここで、G1の舞台で戦える現実は誇れるモノ以外の何ものでもないのだ

そう、G1は出場できるだけでも素晴らしいこと。

そんなコメントを残せる裕二郎を、俺はやはりこれからも応援していきたい。

100点満点!

 



飯伏幸太 VS ウィル・オスプレイ

 

飯伏の雪崩式フランケンシュタイナーで吹っ飛ばされつつも平然と着地するオスプレイ。

オスカッターを仕掛けようと飛んだオスプレイを捕まえてそのままジャーマンで投げ飛ばす飯伏。

ジェット・リーとかドニー・イェンのアクションみたいに常識ハズレな攻防がリアルに展開する圧巻の試合だった。

 

ライガーさん「オスプレイはパワーに任せた攻撃が多くなっているのが気になります」

 

普段はウルサイし、テキトーなことばっかり言っているライガーさんだが、100回に1回くらい的確かつ解説らしい発言をするので聞き逃せない。

 

案の定、その強引さを逆手にとられたかのように、瞬時の発想力でストームブレイカーを回避した飯伏の隙をついたカミゴエで撃沈するオスプレイなのであった。

 

オスプレイ「次は誰だった? あっ、スズキだよな? スズキか、クソッ! 殺される……いいや、俺は死なない! スズキは親父と同い年だぞ。親父なら確実に倒せる。スズキが父親だと思って闘うよ。あぁ、親父を倒してやる

 

 

さりげなく問題発言な気がするので 5点!

 

 

 

 

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