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【9.27神戸】「優勝は鈴木みのるだ」と言え。【G1 CLIMAX 30】

 
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G1面白い。

 

毎年それなりに面白いが、いつもに増して面白い気がするのは気のせいでもなんでもなくて、理由はもちろんアレ。

 

鈴木軍が最高に面白いからなんだよ!

 

これもいつものことだけど、やっぱボスが強いと鈴木軍はさらに面白いのだよコノヤロウ。

鈴木軍はプロレスの巧い奴だらけの集団だが、「巧い」からこその弊害と「ヒール」であることの立場上 “引き立て役” に徹することも少なくないじゃん。

ファンとしては、そんなのでモヤモヤするし、でもそこが魅力でもあるし、といったジレンマに陥ってしまい、つい「これ以上プロレスを見ていても辛いだけかも?」などと、フラれることを恐れて自ら恋愛の土俵を降りようとする「失恋体質」のメンドクサイ女みたいなことも思ってしまいがち。

 

そんな貴女に朗報!

 

鈴木軍がしっかり強くて、しっかり巧くて、しっかり盛り上げているのが今年のG1だよ!

『G1 CLIMAX 30』開幕戦で、“同じタイプのスタンド使い” である石井さんを撃破し、2戦目ではタイチとの運命の対決で札幌を震え上がらせ、この日、9.27神戸大会、【心臓破りの坂】ならぬ【額砕きの坂】とも呼ばれる有名観光スポット「神戸ワールド記念ホール」にて、ジェフ・コブとスリリングなグラウンドの攻防を魅せつけ、電光石火のゴッチ式パイルドライバーを炸裂させる鈴木みのる。

勝ち名乗りを受けた鈴木は、退場際に実況アナウンス席に詰め寄り、小太りのアナウンサーにこう告げた。

 

「優勝は鈴木みのるだ」と言え。

 

鈴木の威圧感と意味深かつ自信満々なそのセリフを聞いた小太りアナは、まるでコロナ自粛期間中に放送した特別番組『内藤哲也×高橋ヒロム トークショー』で、ヒロムが連呼したメッセージ「手洗い、うがい、元気! 元気!」のフレーズを、ムリヤリ叫ばされたとき同様の困惑を見せる。
※見てない人は今すぐワールドでチェック!

 

「優勝は鈴木みのるだ」と言え。

 

「優勝は鈴木みのるだ」と言え。

 

これはもはや、優勝宣言・・・というよりも、事実上の「優勝」なのではないだろうか。

もう優勝ってことでいいのではないか?

 

つまり、優勝は鈴木みのるだ!

 

 

 

鈴木みのる VS ジェフ・コブ

 

鈴木「なんだよ? 勝ったのが悪いかよ。勝ったらお前ら都合が悪いか、鈴木みのるが? 32年もキャリアがある。52歳にもなる。ああなんて凄いんでしょう。そんな奴が勝ったら、お前ら都合崩れるもんな。ああ? 困るもんな、そんな奴な。何をお前らの物差しで、お前らの持っている数字で俺を計ってんだよ。お前の知ってる歴史と同じにするな。お前の知ってる男だと思うな。俺は鈴木みのるだ。おい、新日本、『G1』、獲るぞ」

 

また言った!

実況席で『「優勝は鈴木みのるだ」と言え』発言をしたその直後、今度はコメントブースにてブッかました鈴木みのる。

 

おい、新日本、『G1』、獲るぞ。

 

新日本への優勝宣言。これはデカい。

というわけで俺は非常にシビれております。

相手は2戦目の札幌で、俺の目の前であのガチムチセクシーな身体をアピールしたあげくにパワーで鷹木信悟を葬ったジェフ・コブ。

当然のように鈴木を軽々とぶん投げて、その場飛びムーンサルトでペシャンコに押しつぶしたりするわけだが、序盤のレスリング対決は鳥肌モノであった。

鈴木のほうからグラウンドに誘い込み、抑え込もうとするジェフ・コブ、腕や足首を極めようとする鈴木。

どう見ても鈴木がこの試合を楽しんでいるのが一目瞭然。

いいね。ノッているときの鈴木って、少年みたいな目でプロレスしてるから俺は好き。

で、今回のG1は基本的に鈴木がノリノリで、見ていて微笑ましかったりするのだ。

そして動きもいつも以上にスピーディで、以前であれば必殺のゴッチ式に至るまでに、打撃のコンビネーションやチョークスリーパーで意識を飛ばすまで締めるなどの流れがあったが、今回のG1ではその法則が変化していることに注目。

ゴッチ式までの流れさえもスピーディで、相手の必殺を切り返して即座にゴッチ!

まさにスピードゴッチでゴッチするゴッチな鈴木がそこに居る。

というわけで、もうゴッチ優勝間違いなしなので 100点ゴッチ満点!

 

 



タイチ VS 高橋裕二郎

 

裕二郎はどこで覚醒するのか?

それとも以前のコメントの通りに、久々のG1復活だけで満足しちゃっているのだろうか?

オカダ戦でその真価が問われる状況であったが、コブラクラッチでまたも撃沈してしまい、まさに窮地に立たされた裕二郎の前に立ちはだかるのは、いまもっとも実力のある男、絶賛連勝中のタイチである。

そしてこの試合、タイチが新日本の実力派として君臨するその理由が明らかに!

それは、タイチならではの辛辣かつ的を得たハイレベルな挑発が、相手選手の隠された感情を前面に引き出させるという効果をもたらすということ。

 

「てめえヤル気あんのか? だから内藤とこんな差をつけられたんだろ!」

 

その瞬間、裕二郎の顔色が怒りに変わり、誰にでもわかるほど周囲の空気も一変したことは間違いない。

裕二郎自身でも十分すぎるほど理解しているその「差」のことを、いまイチバン言われたくない奴に言われてしまったその悔しさとやるせなさが裕二郎を襲ったのかもしれない。

感情をあらわにした裕二郎、崖っぷちだからこその背水の陣でガムシャラに攻撃を繰り出す裕二郎。

オカダ戦でみんなが見たかったのは、きっとこんな裕二郎だったはずなのだ。

結果的に、タイチの策略にハマって急所蹴りからの丸め込みでやられてしまうが、気持ちを出した裕二郎は魅力的だった。

 

タイチ「裕二郎、テメーやる気あんのか? ただ出てるだけだったら邪魔くせえからやめろ。テメーと内藤がメキシコで作ったレールを忘れたのか、この野郎。テメーと内藤が敷いたレールに俺がうまく乗っかったことを忘れたのか、この野郎。一応感謝してんだよ、お前らにはよ」

 

 

厳しくもリスペクトを忘れない愛あるディスりに感動。 100点満点!

 

 

 

鷹木信悟 VS ウィル・オスプレイ

 

激烈なるラスト・オブ・ドラゴン。

絶好調かつナチュラルハイなウィル・オスプレイを止めるのは誰だ?

奇しくも2019年のBOSJで連勝中だった鷹木信悟の状況と真逆の立場で相対する2人の猛者。

 

パワーアップを成功させ、スピード&テクニックまでもバランスよく融合させたオスプレイのみなぎる自信は、その顔つきからも十分伺えるほどである。

オスプレイは鷹木を前にして笑顔で握手を求めるのだ。

対する鷹木は、それを冷静に受け流す心の余裕をしっかりと持っている。こちらも百戦錬磨はダテじゃない。

ということで、お互いの身体能力を駆使した究極のバトルが幕を開ける。

スピード感そのままで “重さ” が加わったオスプレイの説得力ある攻撃と、鷹木の文字通り “重い” 攻撃とが交差する。

後半は大技がバンバン飛び出す、まるでハリウッド映画みたいな派手な攻防が展開し、しかもそれを読み合って切り返し合うという常人の脳が追い付かない畳みかけ。

面白い。

まさに激烈。『激烈バカ』っていうマンガあったよね昔。マガジンで。それの実写版。

とにかく、今まで新日で見せていなかった技なども出して闘い方を工夫した鷹木がリベンジし、絶好調のオスプレイをついに止めたのである。

 

熱すぎるライバル関係に 100点満点!

 

 

 

飯伏幸太 VS 石井智宏

 

「ガマン大会」

「子どものケンカ」

といったワードが実況から飛び出したほど、野蛮に満ちた決闘の世界。

マット上だけ文明社会がスッポリと抜け落ちたかのような、怒声と息遣いと殴打音に満ちた男の戦場。

飯伏と石井さんなんだから、こうなることは予想済みではあるが、わかっているのにやっぱ激しいんだよね。

負けてなお飯伏に向かっていく石井さんとか正気じゃない。

毎回こんな全力で闘って、しかしいまだ勝ち点ゼロなのはどうなっているんだ。

しかし確実に石井さんの “凄さ” はファンにも届いている。

 

石井さんが、ここからの試合をすべて全勝で決勝戦に行ったとしても、誰一人文句は言わないはずだ。

 

つまり、いまだ優勝候補なので 100点満点!

 

 



ジェイ・ホワイト VS オカダ・カズチカ

 

腰が大きな弱点なのが誰にでもわかるオカダは、3戦目にしていまだその “強さ” を白日の下に晒していない。

というか、試合を重ねるたびに “心配” のほうが大きくなっているのだ。

素人目で見ると非常に「動きが悪い」ように見えるのだが、専門家の意見はどうなのだろう。

 

そんな弱点まる出しのオカダに対して、地味ながらイヤラシイ攻撃を仕掛けるジェイの巧さがピッカピカに光っている。

ダメなオカダとの試合をどうにかして盛り上げねばという心意気を感じてしまったのは俺だけだろうか。

さらに、リングサイドのロープの外側に立つだけでその存在感を魅せつける外道さんの巧さもまた芸術。

バレットクラブの連携の見事さばかりが目立つ、複雑なメインイベントであった。

 

そして、勝利後のジェイくんのマイクも素晴らしかった。

 

「オカダ、『サンキュー』とだけ言わせてくれ。俺と外道の記念日を祝ってくれてありがとう。俺と外道がプロレス史上もっとも衝撃的な瞬間を作ったあの日から2年。オカダ、お前がこの場で一緒に祝ってくれたことに感謝してるよ」

 

 

2年前のこの場所での衝撃的な瞬間・・・

 

 

 

ヨシハシの転倒しか思い浮かばないから 5点!

 

 

 

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