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【9.24札幌2日目】この日、ついにYOSHI-HASHIはトップ戦線に躍り出た【G1 CLIMAX 30】

 
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誰もが夢を見た。

YOSHI-HASHIが復讐を遂げる瞬間、大金星を上げる瞬間、そして、物事が変わる瞬間を、誰もが確信した。

ずっとYOSHI-HASHIが言ってきたあの言葉が甦る。

 

物事が変わるのは一瞬!

 

見せてくれYOSHI-HASHI、もう一度、その一瞬を!

 

いまこのとき、YOSHI-HASHIは間違いなく新日本プロレスのトップ戦線を争う選手たちの仲間入りを果たしたのだ。

2冠王者を戴冠したあのEVILに、肉薄し、崖っぷちにまで追い込み、世界をひっくり返さんばかりの圧倒的存在感を魅せた。

なぜなら俺たちは、全員、夢を見たんだから。

YOSHI-HASHIが大いなるカタルシスの中、勝ち名乗りを受ける夢を。

 

しかしだ。

 

現実とは、残酷なものである。

神も仏もいやしない。厳しく、理不尽で、慈悲のカケラもないこの世の中。

それがリアルってものであることは十分わかってはいるが、神よ、いや「棒」よ、俺たちの夢は、まだ遠いのでしょうか。

 

YOSHI-HASHI、念願の初勝利ならず。

ここで勝つことには大きな意味があったのは言うまでもないだろう。

NEVER無差別級6人タッグ王者としての自信と成長が大きく出た試合であり、NJCで無残な結果を残したEVIL戦のリベンジマッチでもあったこの闘い。

だがYOSHI-HASHIは敗北した。

 

いや、敗北はしたが、誰がどう見たって、YOSHI-HASHIが最高に輝いた試合だったのは間違いないのだ。

未来への希望に繋がるような、着実に物事が変化していってるような、YOSHI-HASHIの大躍進が近づいているような。

そんな、最高の闘いっぷりだったぜ、YOSHI-HASHI!

 

お前のハートは、誰にも砕けない!

 

 

EVIL VS YOSHI-HASHI

 

ラストのラストで運命に見放されたが、ヨシハシは本当に凄かった。

最初から最後まで完璧に頭脳的な闘いをしていたと言っていいだろう。

リングインと共にパイプ椅子攻撃を仕掛けてくるEVILに、東急ハンズの物干し竿、いや遠い中国の地で手に入れた「如意棒」を使って撃退。

ウィキペディアによると、如意棒の重さは約8トンということなので、上からグリグリされたEVILはたまったものではないだろう。

さらに、EVILによる執拗な腰への攻撃にも耐えながら、セコンドで暗躍するディック東郷の小細工にもしっかりと対応しつつ自身のペースで闘うヨシハシ。

試合全体が見えているヨシハシは、EVILにまったく攻め込ませる隙を与えないのだ。

 

どうしたヨシハシ。そんなに視野が広かったっけ!

 

バタフライロックでEVILの体力を奪い、クマ殺し&スワントーンボムも炸裂させたヨシハシ。途中でドラゴンスープレックスも飛び出すが、これはカルマに繋げるための大きな一手だったのだろう。

終盤で再度ドラゴンスープレックスのカタチに行き、それをEVILが察知して嫌がるや否や瞬時にカルマに移行。

 

頭がいい! ちゃんと頭がいい!

 

いや、結局逃げられて、そのあとリング内をウロウロしてる謎の赤い靴のオッサンにぶつけられてしまうわけだが。

しかしEVIL&ディック東郷の悪のコンビネーションを退ける頭脳的プレイ、そして技を畳みかけるスピード感。

何から何まで、ヨシハシは想像を超える闘いをしてくれた。

セミファイナルに抜擢されたヨシハシの成長、この目でしかと見せてもらった。

 

ミラノ「てめぇEVIL!」

 

世界中の観客の代弁者に 100点満点!

 

 



内藤哲也 VS ザック・セイバー Jr.

 

ザック「ナイトーを倒してタイトルマッチの権利をゲットするはずだったのに。仕方ない。こうなったら『G1』で優勝するしかないな。沖縄旅行はキャンセルするか。俺がこのクソG1を優勝して、ナイトーのベルトを一つずつ奪ってやる。『POWER STRUGGLE』(11.7大阪)でインターコンチ、トーキョードームでIWGPだ」

 

完璧すぎるザックの今後のスケジュール。

ちゃんとベルトを別々に奪取しようとしているところにプロ根性と律義さを感じるじゃないか。サムライかコイツは。

 

内藤VSザック、とんでもない試合だった。

ザックの土俵であるグラウンドの攻防にもあえて挑んでくる内藤の迫力。

苦手意識のあるザック戦で、ここまで落ち着いている内藤は非常に恐いが、ザックもまたヴィーガンとは思えないほど狂暴な男なので、そんな内藤の動きを読み切って最適な切り返しをしてくる。

これほどスリル満点な闘いがあるだろうか? まさかの28分にわたる緊張感の持続っぷりが凄い。

 

ザックは、縦横無尽な関節技を出したかと思えば、突如飛び出すコーナーを利用してのスイングDDT、さらに伝家の宝刀ザックドライバーまで炸裂させる有様。

それらをすべて受けつつも、誰もが納得する説得力でザックを沈める内藤の底力に悶絶。

一回戦での棚橋戦に続き、ザックのすべてを引き出して、さらにそれを上回っていく内藤の強さに王者の貫禄を見た。

 

100点満点!

 

 

矢野通 VS 棚橋弘至

 

場外カウントがコールされると、矢野さんはブー垂れながらしぶしぶとリングへと戻っていく。

矢野「ちゃんとやればいいんだろ!」

毎度のことながら、矢野さんの試合を見ていると「俺たちは一体何を見せられているのか?」という気持ちに絶対なるよね。

映画館で映画を観るとき、最初のCMがメチャメチャ長くて、いざ本編が始まる瞬間になって「あれ? これから何の映画が始まるんだっけ?」ってなることない?

それのG1バージョン。「えーっと、、、なんだっけ? あ、これG1だ! G1!」みたいな。

 

あと、矢野さんの声ね、声。

大声でわーわー言いながら世界観を構築するの、すごいよね。

矢野ワールドの説得力に 100点満点!

 

 

後藤洋央紀 VS SANADA

 

辛勝といった感じの後藤だったが、ここから本調子への準備が整ったと思いたい。

一回戦でKENTAにあっさりと負けたことで、ファンから不満の声も上がっていたようだが、あれは確実に解説席で辛辣なコメントをしたライガーさんのせいである。

だからと言ってファンに後藤本人を責めたてる正当性など微塵もないが。

 

G1においてスロースターターな選手は毎回いるし、どちらかというと前半に負けているからこそ後半で勢いが乗るってパターンの方が多いし。

そういう意味で2連敗のSANADAもまた逆に不気味な存在となっているのだ。

 

正直この試合中、俺は夕食作りに精を出しており、ひき肉を炒めていたのでチラチラとしか見ていなかった。

家族にプロレスを楽しんでもらうために、自ら夕食の準備を買って出たのだ。

まさに理想の旦那。

なのにカミサンは俺をダメ亭主扱いするのはなぜだろうか? 誰か教えてくれ。

 

俺に 100点満点!

 

 



ジュース・ロビンソン VS KENTA

 

KENTA「2014年、ジュースと俺は同じ団体に所属してた。そうだ、この業界では世界一の団体だよ。(中略)あれから数年たって、俺たちはこの新日本プロレスで再会した。正直言わせてもらうと、勝ったとか負けたとか以上に、思い入れのある一戦だった」

 

英語でしゃべっていたからか、KENTAのホンネと生真面目さが垣間見える良いコメントだった。

めぐり合わせとは本当に面白い。そして、そんなドラマが頻繁に起こるから、プロレスは見逃せないのだ。

今回の勝負はジュースに軍配が上がったが、KENTAからは充実感のようなものも見え隠れしていた気がする。やはり感慨深さの方が大きかったのだろう。

お互いに成長し、心身共に強くなって、この最強の舞台で闘える歓びは、俺なんかが想像できるものではない。

ジュースもまた絶好調といった動きと精神的余裕を見せていた気がする。

例の『ウィー・ウィル・ロックユー』のリズム「ドンドンパン」は、北海きたえーるという会場の床と空間の性質上、本当にコンサートホールで鳴らしているかのような響き方をしているのだ。

フレディ・マーキュリーの歌声とブライアン・メイのギターが聞こえてきそうな凄い状況だった。

 

とにかく、ジュースとKENTAのストーリーが、国を越えて交錯する瞬間に立ち会えて、俺は本当に幸せだ。

勝利したジュースも、きっとKENTAに対するリスペクトをこめた素敵なコメントを発していることだろう。

 

ジュース「KENTAに蹴りを入れられて、ケツから何かが飛び出たぜ。いいか、本気で言ってるんだ。下着をチェックしないと。オナラ以上のものが出たと思う」

 

 

コメント下品過ぎるので 5点!

 

 

 

 

 

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Comment

  1. リック より:

    もしかしたらEVILはとんでもないレベルに到達してるのでは…

    確かにヨシハシは覚醒しています。
    バタフライロックを変形させて説得力が出た、カルマのフェイントにドラゴンスープレックスも良い。
    しかし、一番のポイントは
    「どうせヨシハシだしなぁ…」「頑張ってるけどね…」
    というネガティヴを打ち消す
    「EVILをやっちまえ!ヨシハシ!」という観る側の意思統一。

    これを作り出したのは他でもないEVIL。
    暗すぎる闇である故に相手を普段以上に輝かせるのです。
    ある意味ヒールの極みに達したEVILですがこの先どうなるのか…一周回って興味が尽きません。

    • devonyamaoka より:

      どうも! そうなんですよ。EVILってもしかしたら凄いのか?と思わせる今シリーズ。ヒールとしての存在感というか、どんな人間でもヒーローにしてしまう最高のヴィランとして君臨するのかもしれませんw KENTA戦もまさにそんな感じでやばかったし。

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