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【9.20大阪】内藤と棚橋、夢を追いかけ続ける2人の闘い【G1 CLIMAX 30】

 
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太陽のエース、100年に一人の逸材、疲れを知らない男。

新日本プロレスの象徴とも呼べる絶対的スターである棚橋さんの魅力は、タレント然とした輝くオーラを身にまといつつ、誰よりも繊細で、誰よりも負けず嫌いで、誰よりも周りが見えているところだ。

 

棚橋「初戦だから。まだ公式戦、いっぱい残ってっから。弱気はダメだけど、内藤の背中は遠いな。クソッ」

 

この等身大のコメントに見え隠れする “素直すぎる悔しさ” こそが棚橋さんを「エース」たらしめているのではないだろうか。

 

 

内藤哲也 VS 棚橋弘至

 

努力、覚悟、夢、未来、そして、愛。

棚橋さんのプロレスから伺えるさまざまな要素が、俺たちファンの心を大きく揺さぶる。

今回の敗北は、G1における最初の一敗に過ぎないが、たったひとつの「2点」をめぐる闘いにも、選手たちの意地とプライドがかかっている。

棚橋さんが言った試合後の第一声がそれを証明している。

 

「初戦に懸けてました」

 

試合を見れば一目瞭然だ。

棚橋さんは、まさに命がけで内藤から勝利を奪いに来ていた。

中盤に飛び出した、場外への捨て身のハイフライアタックを見て、その “覚悟” を感じ取れない者などいないだろう。

内藤のヒザを襲う容赦ないドラゴンスクリューと「これで決めてやる」と言わんばかりに締め上げるテキサスクローバーホールド。

完璧に弧を描いたダルマ式ジャーマンで一瞬勝利を予感させたが、静かなる闘志を秘めた内藤はこれをキックアウト。

そう。内藤もまた、ここで絶対に負けるわけにはいかないのだ。王者だし。

27分にも及ぶ激闘を制したのは貫禄の2冠王者。

棚橋さんは、すべてを懸けた初戦を落としてしまう。

 

棚橋「しっかり、『G1』に向けて、ベストなトレーニング、息上げ、体幹、フィジカル、合わせてきた。けど、結果が出ない。あらためて思うのは、努力っていうのはみんなしてる。内藤はきっと、俺以上の努力してたんだと思う」

 

悔しさをにじませつつ、棚橋さんは笑顔で記者たちにコメントをする。

G1は勝ち点がすべて。

しかし、かつて内藤がこう言ったことを俺たちは忘れていない。

 

「勝った負けた、そんな小さなことで俺らはプロレスしていないですから

 

棚橋さんもまた、負けてなお、俺たちに素晴らしい試合と見習うべき生き方を示してくれた。

たったひとつの公式戦。

しかし、この日の内藤と棚橋さんの闘いは、俺たちの記憶に残り続け、語り継がれる闘いとなったのだ。

100点満点!

 

 



ザック・セイバー Jr. VS EVIL

 

ヒーロー爆誕。

理不尽かつ反社会的な蹂躙を見せつけ、観客のストレスをマックスにしたところで大逆転するカタルシスは、まさに『半沢直樹』方式の試合と言っていいだろう。

EVILはバレクラ特有というか、いつもの感じというか、セコンドである「巨根クライマックスがあれば全勝優勝間違いなしの男」ことディック東郷さんを使っての反則行為を繰り返す。

あくまでこのシステムをつらぬく様子なので、逆にザックや矢野さんのような器用な相手以外には最強な気がしてきた。

意外と優勝戦線に普通に絡んできそうだぞEVIL。

 

しかしザック、鈴木軍のクセに正義の味方みたいな勝ち方をしたという時点で非常に悔しいというのが正直なところだ。

とはいえ、鮮やかすぎるヨーロピアンクラッチに 100点満点!

 

 

ジュース・ロビンソン VS ヨシハシ

 

『ウィー・ウィル・ロックユー』のリズムを彷彿とさせる「ドンドンパン」を観客に煽るジュースは、休場中に『ボヘミアン・ラプソディ』を観て泣きまくったことは想像に難くない。

俺も最後のウェンブリースタジアムのライブでめっちゃ泣いた。

一度でいいから生のライブでこの曲のリズムを、足を踏み鳴らし&手拍子でやってみたかったので、ジュースの試合でそれができるなんてめっちゃ羨ましい限りだ。

 

ジュースはめちゃくちゃカッコ良くなって日本に帰って来た。

なんといっても俺は昔からジュースが大好きだ。

やっぱ髭が無い方がイケメンぶりが際立って、チャームポイントの笑顔もより一層爽やかである。

初戦はNEVER6人タッグ王者となり自信に満ち溢れたヨシハシであり、イキオイを考えるとどちらが勝ってもおかしくない状況ではあったが、やはり迫力ある立ち回りを見せるジュースに軍配が上がる。

フィニッシュは右左と立て続けの連続パンチ

 

さすがだ。

 

俺はこのジュースのパンチ攻撃を見るとわけもなく興奮してしまう。

俺も仕事先の大嫌いなディレクターに、無茶な修正を依頼されたときとかにこのパンチを繰り出したいが、なぜか実社会では警察沙汰になってしまうので困りもの。

そういった俺たちの日頃のうっぷんを晴らすために、ジュースはその正義の鉄拳パンチを繰り出し続けるのだろう。

悪のヨシハシは鉄拳制裁によりノックアウト。もう十分死んでいるのに、トドメとばかりにパルプフリクションまで喰らってしまうという、まるで『レクイエム・フォー・ドリーム』のラストのような救われなさであった。

 

必殺のぶん殴り勝利に 100点!

 

 

矢野通 VS SANADA

 

プロレス脳を試される最高級タイトル「KOPW」の王者である矢野さんの頭脳プレイがまたも炸裂。

しかしSANADAもまた器用さと柔軟さを兼ね備えたテクニシャンゆえに、矢野ワールドに容易く対応してくるから凄い。

G1クライマックス、矢野さんのいるブロックはマジで貴重な勝ち点がユル―く奪われてしまうので気が抜けない。

優勝候補筆頭であるSANADAも、矢野さんのフィールドでの勝利目前で、まさかの不運に見舞われてしまう。

パラダイスロックで身動きできずにリングアウト負け一直線の矢野さんを、まさかの上村くんが助けてしまったのである。

ヤングライオンは一時的にバカになる傾向があるが、SANADAファンに恨まれる覚悟を持ってでも矢野さんを助けた上村くんの姿に涙が止まらない。

つまり、とぼけた顔の上村くんに 100点満点!

 



KENTA VS 後藤洋央紀

 

KENTAがめちゃくちゃ強くて動きもキレッキレである。

「ゴトヒロー!」とか叫びながらコーナートップから飛び上がって攻撃してくるKENTAの余裕に笑ってしまった。

なぜか良い所がひとつも無いまま、予告通りのGAME OVERで締め上げられてタップアウトしてしまう後藤。

過去の因縁もあるので、バチバチで一進一退の闘いが見られると思っていたが意外である。

 

ライガー「後藤選手はこれがG1だってわかってるんですかね?」

 

ライガーさんの辛辣すぎるコメントは 5点!

 

 

 

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Comment

  1. アイアンフィンガー より:

    ヒーローザックのバクステコメントを見て安心しました。
    G1になると帰って来る偉大なる棚橋弘至を見れて嬉しいです!そして又勝利後の内藤哲也の表情も感動しました!
    他の4試合が素晴らしかっただけに何も出来なかった後藤さんの調子、バクステでの後藤さんの表情が本気で心配です。

    • devonyamaoka より:

      どうも! ザックのヒーロー感はマジですごかったですねw 棚橋さんと内藤の試合は感動的でしかなかった。やっぱ棚橋さんってスターですよね。
      後藤さん、マジで調子悪そうで心配っす。

  2. リック より:

    Bブロックが予想外に面白い!

    おや…?ヨシハシ の ようす が …?
    Queenのボーカルに転生したジュースとの絡みは不安しかありませんでしたが、正直面白かったです。
    これは本当に覚醒あるかも?という期待を持たせてくれる内容でした。

    SANADAよ、相手はKOPW保持者だぞ。
    矢野相手にリングアウトを狙うなんて、海でサメに戦いを挑むようなもの…相手が悪かった。

    後藤のGは!…なんだっけ?
    後藤が妙なくらいに調子悪そうでしたね、それともKENTAに気を使いすぎたのか?なんとも締まりのない雰囲気でした。

    東郷付EVIL<LIJ付内藤≒ザック
    思わず観客から声が出るほどに美しいヨーロピアンクラッチ。
    まさに柔よく剛を制す、ザックの真骨頂とも呼べるフィニッシュでした。

    this’s 新日本
    やはり生え抜きの戦いはクオリティが違う。はっきり言ってオカダ飯伏との差は歴然でした。
    それにしても内藤ってこんなに貫禄ありましたっけ?
    まさか、このまま優勝あるんじゃ…ちょっと期待。

    • devonyamaoka より:

      どうも! Aブロックばかり期待していましたが、始まってみるとBブロックもまた別次元で面白いので困りますねw ヨシハシ、マジで様子は違います。気付けば、このブログで鈴木とヨシハシのことばっかり書いてます俺w 
      内藤と棚橋さんの試合は開幕戦のメインに相応しい素晴らしい戦いでしたね。シリーズのベストバウトになり得ると思います。感動しました。内藤の王者らしい闘いも凄かったっすねw

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