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【7.25愛知その②】鷹木信悟、怒りのNEVER【SENGOKU LORD in NAGOYA】

 
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あまり詳しくないのですが、なにやら脳細胞っちゅうのが脳内に何千億個も詰まっていて、そんなのの繋がりが思考したり、何かを感じたり、モノをしゃべったりしてるんでしょうかね? 専門家じゃないのでイメージで書いておりますが(しかも脳細胞で)

で、その脳細胞なるモノは、ある年齢を超えるとあとは死滅するだけでまったく増えなくなるらしい。なんて話を昔聞いたことがあるので、今の俺なんかは全盛期に比べてもんのすごく脳が退化しているんだろうなあなんてことをタマに思う。

しかしだ。

最近の研究だか実験だかで明らかになったらしいんだけど、高齢者でもちゃんと脳細胞が生まれて成長するんだよってのをどっかで読んだがソースは無い。

なぜそんなことを突如思ったのかというとですね、7.25愛知県体育館『SENGOKU LORD in NAGOYA』において、個人的にもっとも注目していたセミファイナルのNEVER無差別級王座戦を見ていて、俺の少ないはずの脳細胞さんが活性化して増殖するような感覚に陥ったからに決まってんだろ!

もはや数億個どころか、スーパーマリオ8-1面時点くらいの残機数だったはずの俺の脳細胞が、試合観戦中にドカドカと新たに生まれていき、ノコノコを踏みつける効果音と「1UP」の効果音が連続でピコピコ鳴りまくる無限増殖状態に。

そのうち、デスペが鷹木先生のヒザを責めるたびに脳細胞が「1UP」しているらしいことに気付いた俺は、鷹木のヒザ=ノコノコである事実にたどり着き戦慄を覚える。

そういえば、脳内の血流の活性化こそが脳細胞の成長を促進するとかしないとか書いてあったので、おそらくこの試合でデスペの勝利を願うあまり、俺の血液がたぎりにたぎりそんな効果を生み出したのであろう。

つまり俺は、脳の老化を防ぐにはプロレスを見ることがもっとも効果的だという科学的根拠を実証したということになる。

 

デスペ負けたが!

 

 



デスペ、夢を見させてくれてありがとう

鷹木信悟 VS エル・デスペラード

 

デスペが挑むNEVER無差別級選手権試合。

奇しくも、この日のメインイベントはEVILと高橋ヒロムの2冠王座戦である。

デビューが近い同期とも呼べる3人がビッグマッチの中心で愛を叫ぶという、震えんばかりにスゴイ大会。

デスペが挑むのは、明らかに格上感と大物オーラが漂う鷹木信悟で、まさに相手に不足なし。

パワーもスピードもセンスもバリバリある最強の敵を前に、デスペが武器にできそうなのはテクニックと柔軟性、あと攻撃の発想力とインサイドワーク・・・いや待てよ

鷹木は対応力が抜群なので、小手先のインサイドワークなんかことごとく捌かれてしまいそうだ。

こう考えると鷹木って弱点らしい弱点が無いじゃん。

マイクも巧くてコメント力あるしさ。なにこの万能感。ズルいよね。

しかしデスペも、なんだかんだでオールマイティで、ここ最近はジュニア戦線のトップレスラーとして大いに活躍しているし、昨年は特別興行『タカタイチマニア』で葛西純とデスマッチを行い、そのポテンシャルの高さを見せつけたのだ。

 

つまり、ぜんぜん勝てる。

 

200%勝てるでしょうこれ!

 

鷹木のヒザを集中攻撃してその機動力を奪う闘い方、見事である。

パイプ椅子や鉄柵を駆使しての攻めから、ドラゴンスクリュー、お得意のマフラーホールドなどなど、エゲツないヒザ攻めで畳みかけるサスペンスフルな展開。

そもそもこの闘いは、試合前からデスペが奇策として「ベルト強奪」という手段を用いて綿密に練られていた。

襲撃される屈辱、自分のベルトが奪われて取り戻せない焦燥感、twitter上での挑発。

鷹木の「怒り」を誘い、火をつけて攻撃性を上げてやることで、デスペのインサイドワークへの対応力や集中力を乱す作戦である。

まんまとそれに乗った鷹木は、序盤から殺気立っており、デスペは容易にそこにつけこめたのだ。

しかし、作戦通りであるにも関わらずデスペは鷹木に敗れてしまう。

ヒザ攻めによる機動力半減、相手のパワーを利用した巧妙な丸め込み、スキあらばナックルを叩き込むなどして果敢に3カウントを狙うも、気合で押し切られてしまうデスペ。

その答えは鷹木のバクステコメントで明らかになる。

 

鷹木「あの野郎、賢いというか、インサイドワークだけは一丁前だな。だが、お前は大きなミスを犯したぞ、デスペ。たしかに俺は怒り狂った。はらわたが煮えくり返ったよ。だがな! その怒り、すべて今日の試合で出せたんだよ。ある意味! お前のおかげだよ、今日勝てたのは。それだけは感謝しとく」

 

デスペが敗北した理由は、鷹木を「怒らせた」ことであった。

 

 



裕二郎は終わらない、いや、ここからが始まりだ

オカダ・カズチカ VS 高橋裕二郎

 

マジで、ここからでしょう。

NJC決勝戦でEVILのアシストとして試合に介入し、オカダをマイアミシャインでKOしたこの瞬間、裕二郎の未来が大きく変わる。

いや、正確に言うと、これが変わるきっかけとなるはず。

2004年のデビューが同時期という2人の現在の立場は対照的である。

だからこそ、裕二郎はオカダに対してこう言い放つ。

 

裕二郎「アイツが海外から帰ってきてベルトを巻いて、俺のことを雑魚扱いしやがって! 絶対に忘れないからな! 名古屋でアイツを引きずり下ろしてやるよ! 一緒によ、同じ景色見ようぜ、オカダ! コレ、マジ!」

 

そこに対するオカダのコメントがまた泣かせるのだ。

 

オカダ「裕二郎さん、アナタ “乱入屋” で終わっていいの? 俺をアナタのところまで引きずり下ろす? 上がって来いよ! アナタが上がってきてくれたら、もっと新日本プロレス、盛り上がるよ!」

 

裕二郎は自分が下にいることを自覚しているし、オカダもそれは承知している。

だったら、相手を引きずり下ろすんじゃなくて、自分がトップまで上がってくれば、新日の団体全体のメリットになるじゃんかと。

 

言い得て妙!

 

死ぬほど正論!

 

俺もよく「人をコケにしているヒマがあったら、お前がもっと上にいく努力をしろよ」と言われがちなので、胸に刺さりまくって思わず電車に飛び込みそうになった。

このタイミング、コロナ危機のさなかで特殊な状況であったからこそのオカダとの絡みを最大のチャンスとして生かすのであれば、裕二郎はオカダのいる場所へと上るべきだ。

 

スペシャルシングルマッチとして組まれた今回の対戦では、ぶっちゃけ百戦錬磨のオカダを追い詰めるほどの闘いはできなかったと思う。

もちろん裕二郎の独特なリズムでのプロレスは心地よいし、噛みついて逃れるコブラクラッチなどインサイドワークも冴えわたっていたが、なにかイマイチ迫力に欠けるものがあった。

最後はレインメーカーを出させることもできずに、こだわりのコブラクラッチでのタップアウト。

裕二郎に夢を見ていたファンからしたら消化不良な試合だったかもしれない。

しかし、人の夢は、こんなんで終わらないのだ。

 

オカダ「まあ、これがしょうがない現実だ。“よし、じゃあ、オカダやってやるぜ” と思ったところで、実際の実力差ってのは、変わらない。これが完璧な実力差でしょう。でもさ、裕二郎さん、いい感じでスイッチ入ったんじゃないの?」

 

裕二郎こんなの、不公平だよ。不公平。。。2004年、やっとデビューしたと思ったら、すぐよ、オカダと内藤、新日本に入って来てよ。不公平だよ。すぐ下に、内藤とオカダだ。そしてその上に俺がいたんだ。あきらめないからな。これ、マジ」

 

すげーホンネ。

 

裕二郎、バクステで惜しげもなく、秘めていたホンネを吐き出す。

このナリフリ構わない、自分を飾らない言葉に、裕二郎の変化が十分見て取れるじゃないか。

 

すぐ翌日の7.26『SUMMER STRUGGLE 2020』後楽園ホール大会で、またもタッグマッチとして対峙したオカダと裕二郎の試合後のワンシーン。

オカダを見上げる裕二郎の目に、誰もが “断固たる決意と向上心” が宿っていたのを見ただろう。

バックステージで死ぬほど悔しがる裕二郎の言葉とあの目。

裕二郎が生まれ変わる、超重要な瞬間を俺たちは目にしたのかもしれない。

 

 

 

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Comment

  1. デルピッポ より:

    自分は正直デスペが勝つんじゃないかと思ってました。ベルトが全てヒール勢力に渡るのかなぁと…
    猪突猛進なSHOとは違ったアプローチで鷹木先生とこの日のベストバウトを展開したデスペはさすがだし、イスを囮にベルト攻撃したあたりなんかライガーさんも思わず上手い!と言っちゃうぐらいでしたしね。それでも鷹木の壁は厚かった…
    SHO、デスペと連続してジュニア選手が挑戦したのは無差別級らしくて良かったですが、結局ジュニアでは勝てないのかと思ってしまいますね。

    • devonyamaoka より:

      どうも! デスペは自分の世界観でしっかりとエキサイティングな試合をしてましたね。ほんとさすがでした。鷹木になってからNEVER無差別級としての価値観が広がって今一番おもしろいタイトルになっちゃいましたね。次は鈴木ということで、これはとんでもないことになりそうですなw

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