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【EVIL VS オカダ・カズチカ】バレクラ入るとみんな良い表情になるよね【NEW JAPAN CUP 2020】

 
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EVIL「内藤、お前とロスインゴのお前ら全員、腐りきってんだよコノヤロウ。そしてな、虫唾が走りに走りまくってるんだコノヤロウ。明日、リングで大の字に倒れてんのは、内藤、お前だ。よく、おーぼえとけぇ・・・」

 

イマイチロスインゴを支持できない俺たちの心境を見事に代弁する新生EVIL。

最近の内藤の姿勢や言動、ロスインゴのユニットとしての在り方などに個人的に違和感を持っていた俺には「よくぞ言った」というほど痛快なコメントである。

なによりも、これまでそのすべてのコメント(マイク締めからバクステ、インタビューに至るまで)に、あまり切れ味を感じなかったEVILが、ロスインゴを抜けた瞬間にこんなにも生き生きとした、熱い欲望に満ちた言葉を吐いていることに感動を隠せない。

 

闇の王が闇落ちした。

 

かつてのロスインゴはヒールユニットであり反体制の象徴であったが、いつのまにか人気は急上昇し、新日のアイドル的存在として完全なる「体制側」へと変わってしまった。

この日も試合中、EVILに小さな子供の声援が飛んでいたことでもわかるように、もはやロスインゴは子供たちのヒーローなのである。

 

「ロスインゴのお前ら全員、腐りきってんだよ」

 

この言葉にすべて集約されているが、EVIL加入当時のロスインゴのギラギラした殺気と破壊衝動は今まったくの皆無である。

上下関係なくお互い切磋琢磨し合う関係性とはいえ、最後にはいつも集まって拳を突き上げる “仲良しチーム” と化したロスインゴの空気に、もはや闇の王が居続ける意味など何もないのだ。

ロスインゴは新日本プロレスのナンバーワンユニットであり、そこに在籍する限り人気は保証されているようなもの。

しかし、EVILはさらなる向上心で安定した場所から離れることを決意した。

「ここにいてはいけない、このままではいけない」

まるでステップアップを目指して転職を決めるサラリーマン、在りし日の自分自身にも大いに重なる心境である。

「俺は変わる」と言って何ひとつ変わらない、変わることを恐れて現状維持をつらぬく人間はたくさんいる。

「こんな会社辞めてやる」と10年も言い続けていまだそこに居座っている知り合いがいる。

お前、いつ行動起こすんだよ?

 

いまでしょ!

 

KENTAがセンセーショナルな行動を起こし、そしてEVILが派手に反旗をひるがえした。

受け入れたのはもちろん、常に反体制をつらぬき、そのユニットとしての存在意義を忘れない正真正銘のヒールユニット「BULLET CLUB」であった。

思えばバレクラは、2018年にトップ選手のケニー・オメガによってこちらも一時的なアイドル的人気に陥ったが、タマ・トンガをはじめとした古参の猛者がそれを阻止して本来の姿に戻したという過去がある。

「BULLET CLUB」は “何がなんでもヒールをつらぬく” 生粋のヒールユニット。

闇の王EVILがそこに自分の居場所を見つけるのは、必然だったのかもしれない。



この大会、すべてEVILに仕組まれた罠だった!

EVIL VS オカダ・カズチカ

 

 

7.11『NEW JAPAN CUP 2020』決勝戦の舞台である大阪城ホールは、ソーシャルディスタンスを徹底した手段で観客を入れ、感染症拡大防止の対策十分で開催。

観客も厳しい注意事項をしっかりと守りお行儀よく観戦していたようである。

決勝戦までは。

最後の最後で、「来場するお客様へのお願い」として掲げられた【大声での声援はお控えください】の縛りが、いつの間にか決壊してしまう観客席。

それほどまでにNJC決勝戦は熱く、衝撃的であった。

 

二連覇を狙う最強すぎるバケモノ、オカダ・カズチカの対角線上に立つのは、今大会 “何がなんでも優勝する” とのたまい泥臭くダーティ&ラフな方法で勝ち上がってきたEVIL

どちらも、大会中に独自のテーマとこだわりを見せて勝ち上がってきた者同士であるという部分に共通点がある。

オカダは1回戦で外道、3回戦で石森と、今考えると運命的なほどにバレクラと対峙しており、さらにコブラクラッチでのフィニッシュにやたらと固執していた。

これらの要素は今思えば盛大な “敗北フラグ” であったわけだが。

対するEVILも一貫して、決して褒められたものではない反則行為の数々を駆使しての勝利を経て決勝進出。

これを我々は、単なる無法行為ではなく “EVILの覚悟” の現れとして好意的に捉えた。

つまり、決勝戦の闘いは、このお互いの「こだわり」がキーポイントになることは確実であり、ファンも容易く予想していたことなのだ。

 

しかし、この結末は予想外にショッキングなものとなった。

それはやはり、裏でバレクラが糸を引いていたことの衝撃に他ならない。

オカダのコブラクラッチが完璧に決まり、あとはギブアップ、もしくはレフェリーストップを待つばかりといった状況で、リングサイドに現れる不吉なる外道さん

恐ろしい予感が首をもたげる。

それは、オカダの優勝を願っていた俺にとっては相当な恐怖である。

ヤバイ。これはマズイ。とんでもない事が起こるパターンだ。

どこからともなく湧いてきた高橋裕二郎が、外道さんにかまっているレフェリーの目を盗んでオカダをぶん投げる。

意味不明なバレクラのアシストを受け、さらにEVILはこの大会で多用している闇の金的「電気あんまハンマー」でオカダの股間を踏みつけ、テレビの前の三森すずこが悲鳴を上げる。

コブラクラッチにこだわるオカダは結局レインメーカーを見せられぬまま敗北を喫するのだ。

 

 

まさに「こだわり」が分けた結果と言えるだろう。

非常にショッキングな結末であり、オカダファンは茫然自失。

そして試合が終わっても、不吉な予感と違和感は消えないのであった。

 



ロスインゴ同士のタイトルマッチは実現せず

 

まさに “念願” のNJC初優勝を決めたEVILは、勝ち名乗りを受けても一切の喜びの表情を見せず、マイクで翌日タイトルマッチを戦う内藤哲也を呼び込む。

 

内藤「 “キング・オブ・ダークネス” EVILのなりふり構わず結果にこだわる姿、俺は好きだぜ。明日行われるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン同士よる初めてのタイトルマッチ、お互い楽しもうぜ、カブロン!」

 

いや、内藤よ、ホントに試合見てた?

バレクラ乱入したときにトイレにでも行ってたのだろうか。

 

無防備に拳を突き上げロスインゴの絆を確かめようとするカブロンな内藤に対し、EVILは呪いのウルフパックを合わせるのだった。

 

すかさずぶち込むEVILのEVIL!

 

どっかーん! と景気よく! やってみよーうよー! 死に物狂いの明るさーでーイエーイ!

と、思わず真心ブラザーズの名曲『どかーん!』を口ずさんでしまいそうになる俺。

EVILのもとにわらわらと集まるバレクラのにこやかな面々を見れば、もはやすべて悟って菩薩の表情にならざるを得ないのだ。

 

 

見ればEVILも心なしか何かふっきれたような、清々しい表情をしているではないか。

内藤のロスインゴキャップを足で踏んづけ、バレクラと一体化するかのようにToo SweetをこなすEVILの姿に、奇妙な安心感と高揚感を覚える。

ミラノさんは泣いていたが。

 

さて、新たな景色が開けた。

EVILにも、俺たちファンにも。

闇の王、衝撃のバレクラ入り。

そして内藤の2冠王座、ムチャクチャ危うい。

もちろんEVILの無法戴冠を全力で応援したい。

 

 

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Comment

  1. デルピッポ より:

    EVILはあんなに良い表情ができたんですね。グータッチをウルフパックポーズで返した瞬間は興奮しましたよ。
    ただEVILには新ユニットを作ってほしかった…
    BC入りは外国勢来日の目途が立たない今はいいとして、ジェイもKENTAも来れるようになったらユニットの3番手4番手になるわけで、それならロスインゴ時代と変わらないのでは?と思ってしまいます。

    • devonyamaoka より:

      どうも! EVILの新ユニットへの期待はみなさん大きかったみたいですが、やはりBCに入って表情は豊かになったにしても、コメント力という部分で多少ぎこちなさが残っているので、そこを向上させねば難しいかなと思いました。今後、BCをかき回す存在として抗争の火種になる可能性もありますね。反逆キャラとして成長させるのかもしれません。

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