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【6.15復活祭】無観客であって無観客ではない新たなプロレスの世界【Together Project Special】

 
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万感の想いを胸に、全身全霊で闘う。それこそが新日本プロレス。

 

プロレスラー、運営、関係者、そして多くのプロレスファン。

それぞれが想う「プロレスへの熱い欲求」。

110日間の我慢の時間を経て、溜まりに溜まったフラストレーションを放出させる “再開の祭典” 第一弾は、6.15『Together Project Special』と題され華々しく行われた。

新型コロナウィルス対策の影響で開催中止となってしまった新日本プロレスが、試合ができない選手たちや傷心のファンの心の隙間を埋める救済措置として行ってきた「新日本プロレスTogether Project 」。

ネット配信で出来うる様々な企画を用意して、移り気な俺たちの心をかろうじて繋ぎとめてくださった。

正直、俺なんかはプロレスの無い生活に慣れてしまって、一瞬「新日本プロレスワールド」を解約してしまいそうになったほどだが(最低)、この企画のおかげでなんとか踏みとどまることができたのである。

そんなコロナ時代の“苦肉の策”ともいうべき企画を、豪華絢爛な試合で盛大に終わらせようという新日本の心意気が憎い。

これはまさにコロナへの宣戦布告。

終戦宣言ならぬ、宣戦布告である。

というわけで、新日本プロレス興行再開の一発目。

無観客試合という形式でネット中継された、新たな時代の幕開けである。

そして、この大会を観たほとんどのファンが確信したひとつの結論。

 

無観客でもプロレスは最高。

 

いや、そもそも俺がこれまで感じていた「プロレスは会場に観客がいてこそだよな」といった決めつけは何だったのか?

観客がいない会場での試合は、当然のように歓声や拍手、どよめき、笑い、重低音ストンピングなどは無い。

しかしだ。

観客は、モニターの前に、確実にいる。

俺たちのいるこの場所(自宅)が会場であり、声援と拍手を送り、興奮して叫び、足を踏み鳴らして階下の住人にクレームを入れられるまでがプロレス観戦です。

つまり俺たちは、会場にいなくてもテレビの前で観客としてそこにいるから、結局無観客であって無観客ではないのだ。

「心はいつも側にいる」なんてセリフを、遠距離恋愛以外で思い浮かべる事になるとは思わなかった。

20歳のころに札幌と名古屋で1年ほど遠距離恋愛をしていて、お互いに何度かそんなセリフを口走った記憶があるが、結局は心が側にいるどころか、彼女が地元で別の恋人を作ってよろしくやっていることが発覚し別れた。

そのとき俺は悟った。

 

ココロなんて幻だ。

 

思わず過去のつらい恋愛体験を思い出してしまったのも、ぜんぶ新日本プロレスのせいだ。ちくしょう。

とにかく、無観客なんて関係ねーじゃん。

観客がいようがいまいが、プロレスが面白いことに変わりは無いんだから。

 



プロレスの興奮を呼び覚ます完璧な対戦カード

 

新日本プロレス本体のみなさんが勢ぞろいし、棚橋さんの危なっかしい「再開のあいさつ」を経て、110日ぶりの大会が始まった。

驚くべきことに、俺たちは第一試合からソッコーで、“無観客でもぜんぜん違和感ない” という事実を突きつけられる。

日米ヤングライオンの一騎打ち 辻陽太 VS ゲイブリエル・キッド

そもそも野毛道場とLA道場とのライバル関係は、バチバチの対抗心に満ちた今もっとも熱い因縁なのだ。

このシングルマッチを一発目に持ってくることで、ファンのプロレスへの熱と、選手たちお互いの闘争心をも甦らせる、まさに一石二鳥の完璧な幕開けを演出している。

新日本プロレスには諸葛孔明でもいるのか? と思わせるほどの策士ぶりである。

 

感想:辻陽太デカい。

 

 

NJC前哨戦で見える可能性と期待

 

16日からとんでもないメンツの『NEW JAPAN CUP 2020』が始まるが、その前哨戦ともいうべき濃密なタッグマッチが派手に組まれていた。

トーナメント表を見てワクワクしていた第一回戦への期待が、さらに大きく膨らんで気が狂いそうになるような激ヤバなラインナップだ。

 

石井智宏&上村優也 VS 金丸義信&エル・デスペラード

入場と共に、金丸のウイスキーを除菌アルコール代わりにして手を消毒するデスペ。

凄いシーンだ。

地上波のテレビで映したら「子供がマネするからやめてください」などとクレームが来るBPO審議案件である。

ビッグバジェットのハリウッド映画ですら、こんな刺激的なシーンは観られないであろう。

そして上村、やはり鈴木軍に欲しい。

このストレートな殺気とふてぶてしさ、金丸の師事を受けて立派な悪党になって欲しい。

さて、NJC一回戦の最初の目玉というべき石井さんとデスペとのシングルマッチを控えているが、すでに闘いは始まっている。

格上の大物である石井さんを殺す布石として、石井さんの膝を痛めつけにいくデスペ。これは良い仕込みだ。

石井さんは試合後にスクワットして見せ「膝はなんともない」アピールしていたが、逆に石井さんがこんなアピールをする姿は珍しいのではないか? つまり石井さんもノっているということだ。

 

矢野通&後藤洋央紀&ヨシハシ&こけし
VS
高橋裕二郎&石森太二&外道&邪道

矢野さんは、いつものように水を吹かずにアルコールスプレーを噴射する気の利きよう。

金丸もそうだったが、やはり普段そういった反社会的な行為をしている選手は、このときばかりはウイルス対策にチカラを入れがち。

入場時に、またもアナウンサーがヨシハシに対して「物事を一瞬で変えていくか? ヨシハシ!」と紹介していたのが気になった。

もうツッコむ気も起きないので放っておくが、何年同じことを言われ続けるのだろうか(つまり今日ヨシハシが何か変わったとしても決して “一瞬” ではなく “3年越し” で変わっただけである)

 

感想:裕二郎と後藤の対決はマジで死ぬほど面白い可能性100%

 

天山広吉&小島聡&田口隆祐
VS
EVIL&SANADA&BUSHI

BUSHIもちゃんと水を吹かない。常識人なのであった。

田口とSANADAの闘いは、お互いテクニカルで器用&発想が柔軟なのでなにげにベストバウトの予感がする。

 

感想:カミサンの作った豚丼を一心不乱に喰らっており試合をちゃんと観てなかった。

 

棚橋さん&飯伏&永田&真壁
VS
鈴木みのる&ザック&タイチ&DOUKI

鈴木みのると永田さんとの絡みヤベー。

鈴木みのると飯伏もヤベー。

ヤベー、ヤベーと、観戦中は「ヤベー」連発でまともな思考ができなかった。

鈴木軍の試合は、やっぱスリリングで一瞬たりとも目を離せない。

特に場外乱闘なんかは、それぞれが4方向でやってるから、カメラに抜かれないと「誰ひとり観ていない」というスゴイ状況なのだ。

鈴木がパイプ椅子で永田をぶん殴るシーンは抜かれておらず、観客もいないのでもはや単なる暴力である。

 

ザック「俺はいつだってキャリアを最優先に考えている。だから日本を離れなかった。『NEW JAPAN CUP』1回戦、タイチと俺の相手はイブシとタナハシだ。俺たちが共に勝ち上がって2回戦で鈴木軍の名に相応しい勝負を見せてやる。そして俺たちのどちらかが優勝する。そのあとでタッグベルトに挑戦する」
引用元:新日本プロレス公式HP

 

感想:ザック・セイバーJr.が日本に残っていることに心から感謝したい。

 

 

オカダ・カズチカ&SHO&YOH
VS
内藤哲也&鷹木信悟&高橋ヒロム

オカダの高い声が響く。「まああああ!」って。

この日のメインイベント、なにげにトップ選手勢ぞろいで超豪華である。

興行再開の記念すべき大会でオカダと内藤のマッチアップが観られる心遣いに新日本プロレスの本気が伺える。

新技なども披露した内藤、あり余った元気で大暴れするヒロムの姿、待ち望んでいた試合への熱い想いをストレートにぶつけるロスインゴの面々に涙。

そして、NJCの前哨戦として対峙した鷹木とSHOだが、試合後の鷹木は「SHOは一年前と何が変わった?」と辛らつなコメントを浴びせるのだ。

気持ちだけじゃダメだと。

つまりこの試合、いつものSHOでは絶対に勝てない。

SHOが勝利するには “大いなる覚醒” が絶対条件となった。

負ければもうチャンスは当分無いだろう。

すげードラマである。

 

感想:バックステージで声が枯れるヒロムちゃんの無邪気さに癒された。

 

感想2:カミカミの内藤のマイク(バクステでも噛みまくり)なんとかならんか。



まとめ

 

迫力満点で刺激的な大会だった。

NJCの前哨戦としても完璧で、本戦への期待はますます高まる。

そして、無観客でもここまで楽しく盛り上がった理由として、放送席が元気に楽しんでいるからこそというのは大きい。

テンション高めの野上アナから始まり、ミラノさんとライガーの本気で楽しむスタイルの解説陣が素晴らしい仕事をこなした。

彼らの存在は、コロナ危機によるテレビマッチにおいて貴重な役割を担っていると思う。

観客がするであろう反応をミラノ&ライガーがしっかりとやってくれることで、俺たちのストレスが緩和され、無観客でもいつものように試合を楽しむことが可能になるのだ。

 

 

おまけ 謎の予告編が示す選手は誰か?

 

すでにSNS上でも騒がれている「グランドマスターを目指す男」なる謎の人物の登場の予告編VTR。

ジャングルを思わせる大森林がカニバル映画『グリーン・インフェルノ』を彷彿させるので、人肉を主食とした食人族の末裔のプロレスラーというギミックのヨシハシだと推測。

 

 

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Comment

  1. デルピッポ より:

    いつもはうるさく感じるライガーのしゃべりも今回はありがたかったですw
    ザックが日本に残ってくれてたのは本当に嬉しい。こういう情勢だし、別に日本に来てないからどうのこうのと言う気はないですが、ザックを推したくなりますよね。

    予告VTRの主はグランドマスターじゃなくてグランドマスターを目指してるって感じなんですよね。そうなると若手のレスラーだと思うので、噂通りカワトサンの凱旋でしょうか。
    ネットでは元レッスルワンのレスラーも挙がってるみたいですけど、それならこの手のVTRを作らなくてもよさそうですし。

    • devonyamaoka より:

      どうも! 解説人、無観客ではめちゃめちゃ良い仕事しますよねw ザックの判断の凄さも新日本プロレスファンとして感謝してもしたりないです。
      「グランドマスターを目指す」男の件は、ほぼカワトサンで決まりな感じですねw 

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