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【2.9大阪その①】キング・オブ・バイオレンス【THE NEW BEGINNING in OSAKA】

 
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「勝った負けた、そんな小さいことで俺らこのプロレスしてないですよ」といった内藤哲也のセリフが美化されて、それをプロレスの魅力として口走るファンも多いが、全く理解ができない。

「勝った負けた」は俺たちファンにとってはとんでもなく重要なことなんじゃないのか?

負けても立ち上がるプロレスラーを応援するのが醍醐味だとか、そういった話がしたいのではなくてだね、応援している選手が負け続けているファンにとって「勝った負けた、なんて小さいことだよ」なんてのはキレイ事でしかない。

「今日の金丸は受けが素晴らしかった」とか「ほとんど鈴木軍が試合を作っていた」とか、そろそろそんな誉め言葉ではなくて、結果としての勝利を祝いたいと思っているのは俺だけだろうか。

負けてもその「強さ」や「格」を落とさない鈴木軍だからこそ、ここぞという時に負けてしまう。

それが鈴木軍の凄さなのはよくわかっているが、あえて言おう! 勝ってくれと!

他のどのユニットも、この我らが鈴木軍を止めることは出来ないと私は断言する。

人類は我等選ばれた優良種たる鈴木軍ファンに管理運営されて、はじめて永久に生き延びることが出来る。

これ以上戦い続けては人類そのものの存亡に関わるのだ!

地球連邦の無能なる者どもに思い知らせ、明日の未来の為に我がジオン国国民は立たねばならんのである!

2.9大阪『THE NEW BEGINNING in OSAKA』にて行われた数々の素晴らしい試合の中でも、超メイン級の世界的注目度満点なカード【USヘビー級王座戦】

大事な局面での敗北が立て込んでいる鈴木みのるが、今度こそ日本人初のUSタイトル奪取を決めて栄光を掴むと信じて疑わなかったが、残念ながらその夢は叶わなかった。

素晴らしい試合だったのは間違いない。

しかし、俺は口惜しさと切なさを消せやしないのだ。

奇しくもこの日、今年8月にアメリカMSGでの新日本プロレス単独興行の開催が発表された直後ということもあり、US王座を保持することの重要性がグンと爆上がりしたタイミングでのタイトルマッチである。

ここでみのるが王座を戴冠し、防衛し続けることで実現するMSGメインイベントでの「風になれ」大合唱に思いを馳せる俺だったが、壮絶なるバイオレンス戦争の末、モクスリーの前に笑顔で沈むボス。

 

なぜか大魔王ゾーマの最期を思い出した。



こいつら狂ってる! 圧巻の日米狂犬対決

USヘビー級王座戦
ジョン・モクスリー VS 鈴木みのる

 

 

狂犬ジョン・モクスリーと暴力勝負で対峙するボスこと鈴木みのるの迫力。

直前に行われた高橋ヒロムVSドラゴン・リーバカみたいに激しい試合の興奮を、まったく別の刺激で塗り替えてしまう圧倒的インパクト。

ジュニア王座戦とUS王座戦、この2試合のふり幅の大きさにプロレスの奥深さ、表現力の多彩さを改めて思い知らされた。

1.5東京ドーム大会で、王座防衛の勝ち名乗りを受けているモクスリーの元にボスが登場した瞬間のカタルシスはいまだに記憶に新しい、今世紀最高に熱いシーンのひとつである。

不敵な笑みでスーパースターの前に立ちはだかるボスの姿は、まさに大魔王の降臨を思わせた。

全世界が注目する日米バイオレンス対決。

ゴングが鳴る前から、花道へと呼び込むモクスリーと、パイプ椅子を持って足取り軽くその誘いに乗るボス。

今から果し合いでも始まるかのような緊張感と殺気の中、ジェダイ同士のライトセイバーバトルのようにパイプ椅子チャンバラが始まる。

この狂気の闘いの始まりに、ゴングもリングもレフェリーもいらん。

大阪城ホールに鳴り響くパイプ椅子同士がぶつかる金属音。

そこからは大会本部席をも巻き込んだ場外乱闘の嵐が巻き起こり、リング上ではバチバチの打撃戦が行われ、圧巻のケンカマッチが展開。

印象的だったのはボスこと鈴木みのるの満面の笑顔である。

自身が攻撃を仕掛けているときはもちろん、モクスリーによる大技を喰らっても、ボスはダメージを負いながらも笑顔を絶やさないのだ。

こんな楽しそうなボスを見るのはオカダ戦以外ではないだろうか。

つまりボスにとってモクスリーは “特別” なのだ。

長テーブルに落とされるボス、「カモン! ボーイ!」を連発し激しいエルボーを打ち込むボス、いつもとは逆にパイプ椅子でぶん殴られる側のボス。

奇跡とも呼べる貴重な姿を魅せるボスに新鮮な感動を覚えずにはいられない。

 

モクスリー「プロレス界の王と呼ばれるスズキはまさに大物だった。スズキに対してはリスペクトしかない。だが少しも手加減はしない。それがオレの闘い方だ。この勝負はキング・オブ・デスマッチ VS キング・オブ・プロレスだった。またスズキと闘うことがあるかどうかはわからない。いや、もしかすると一生闘い続ける相手になるかもしれない。だが今日は、間違いなく特別な試合になった」

 

2人の狂犬たちの闘いは始まったばかりなのかもしれない。

そう考えれば俺たちファンも救われるし、モクスリーのリスペクト溢れるコメントには感謝である。

 

 

ザックの野望はアメリカ大統領だった!

ザック「よくもオレの仲間を2人潰してくれたな。だが俺は潰されないぞ。次はIWGPの名がつくベルトが欲しい。まずはUSヘビーのベルトを狙ってやろうか。今アメリカはメチャクチャじゃないか。新しい大統領が必要だろ。だから、オレが次期アメリカ大統領になってやろうじゃないか」

 

敗北したボスはなぜか笑顔でリングを後にする。

なぜか? 試合が楽しかったゆえの満足なのか?

もしかしたら、ザック・セイバーJr.の野望への道を繋いだことで、ザックとモクスリーの想像を絶するような闘いを想像して思わず笑ってしまったのかもしれない。

UK王者ザックとUS王者モクスリーとの一騎打ちは、まさに超級スケールの世界大戦の勃発である。

果たしてモクスリーは鈴木軍を全滅させてしまうのだろうか? それとも、ザック撃破の後に再びのボスの降臨があるのか?

そんなことを想像すると、モクスリーの言った「もしかすると鈴木は一生闘い続ける相手になるかもしれない」という言葉に現実味がおびてくるよね。

 

 

金丸という名の芸術

ジュニアタッグ王座戦
ロッポンギ3K(SHO&YOH)VS 金丸義信&エル・デスペラード

 

金丸がとにかく凄かった。

この試合に関する感想としてはそのひとことに限る。

金丸を観ているだけでゴハン何杯でもいける感じ。

別にクロウトぶって言っているわけじゃなくて、だれがどう見ても、小学校低学年のアホなガキが見たって、金丸が凄いことがよくわかる試合だった。

攻守の無駄のない動き、ため息が出るほど華麗な受け、ジャーマンで投げられつつ噴き出すウイスキーには美しい七色の虹がかかっていた(ように見えた)

だからこそ、3Kの勝利には何の感情も湧かなくて本当に困る。

負けて悔しがらせてくれればまだいいのに、悔しさすら感じることが出来ずに、ただ死んだ目になるしかないという。

デスペさんも散々YOHを挑発して、その一見して皆無な危機感を引き出そうと頑張っていたが。

 

デスペ「テメエらの感情を出せ、感情を出せ、感情を出せって言い続けたオレが、結果、感情の発露がビンタしかなかった。もしくはリングインで同時にオレにぶん殴ってくる、それしかなかった。それしか感情の表現方法がないんだろ?」

 

“感情の表現方法” というワードにデスペさんの本気の心配が見て取れる。

表現の引き出しを増やさなければ、この先、自分たちが物語を引っ張ることは難しいんだよと助言をしてくれているのだ。

果たしてその真意がYOHくんに伝わっていたのだろうか?



ジュニアタッグに肌寒い風が吹いた

 

そんな3Kの防衛後に現れたのはまさかの田口監督であったわけだが、ここで早くもYOHくんのダメっぷりが発揮されてしまうのである。

 

田口さん、あなたが来ることは、だいたい予想してました(凄い予想能力)

ただ、ロッキー、その、まさかでした(そのまさか? 「その」って何?)

けど、この試合、俺たちロッポンギ3Kは、まだあなたたちを越えれていない(意味がわからないが、とりあえず拍手をする観客)

ジュニアタッグを盛り上げたいから、次の挑戦者は、あ・な・た・た・ち・です!(?????????)

ただこの試合に勝つのは、俺たちロッポンギ3Kがァ! ジュニアタッグにィ! いい風吹かせまぁぁす! (国語1か!)

 

次期挑戦者の田口監督のマイクからロッキー承諾の流れ、すごく盛り上がったのに、YOHの返答が何を言っているのかぜんぜん意味わかんなくて盛り下がっていくのがひどかった。

 

なんなんだアイツ、マジでデスペさんに精神をイチから鍛えなおしてもらうべき。

あのマイクの内容を分析すると、YOHは田口が来るのは予想してたけど、まさかパートナーがロッキーとは思わなかったということだろうか?

田口は予想できているのに、昨年タッグリーグで組んでいたロッキーがパートナーになることは予想できていないのがヤバすぎない?

さらに、自分たちは2人を越えられていないけど、盛り上げるために挑戦を受けるよ、という話の流れもぜんぜん意味がわからなくて困る。

 

というか純粋に怖い。YOHが。

 

デスペさんはこんな奴とまともに会話しようとしていたとは。

無理無理! ハナシ通じないタイプの狂人でしょうこの人は!

 

 

 

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Comment

  1. デルピッポ より:

    US王座戦が事実上メインでしたね。モクスリーはみのるをマジでリスペクトしてるんだろうなというのが伝わってきました。
    ジュニアタッグは試合自体は3Kにしては良くやってたと思うし(大体ノブおじさんの介護力のおかげですが)、散々デスペにお前は感情が見えないと言われたYOHも薄ら笑いを浮かべながらデスペとビンタ合戦してるときなど覚醒の予感がしたんですけどねぇ…会場がベビーフェイス側が勝ったとは思えないヒエヒエぶりになってしまったマイクは見てて恥ずかしかったです。これが共感性羞恥ってやつなのかと思いました(笑)
    田口監督のAre you manager?No,you are wrestler.の最高にカッコいいロッキー勧誘からの流れが台無しですよ。
    ただYOHはまだマイクに挑戦するだけマシで、最初からマイクする気が無いSHOも問題だと思いますね。NEVERで鷹木に対してアクション起こさなかったこともそうだしもっと意志を見せるべき。YLの上村のほうがその辺ちゃんとやってるってどういうことなんだと思ってしまいます。

  2. リック より:

    ジーク!鈴木軍!

    モクスリーとみのるの世界レベルのケンカ、堪能しました。
    この1回で終わらせるのはもったいないくらいに噛み合った2人。対角線では無く同じコーナーで見たいと思うのは夢を見過ぎでしょうか…モクスリーは鈴木軍が最高に合いそうなのですが…。

    YOHのマイクが死んでることより気になるのが試合の展開なんですよ。SHO!お前こないだ腰責められまくった展開と全く同じじゃねーかよ!試合が鈴木軍に頼り過ぎなんだよ!
    …失礼、取り乱しました。

    あまりに同じ展開なので今回はそのままボコられて欲しかったのですが夢叶わず。
    SHOってpodcast聴いてると喋りは普通に上手いんですよ、ただYOHが目立ちたがりでスベるからタチが悪い。
    SHOには頑張って欲しいのですが、3Kでいる限り今以上の活躍は見込めないでしょうね…マイク中のYOHを背後から襲撃するくらいの激しさをいつか見せて欲しいです。

    • devonyamaoka より:

      どうも! 鈴木軍とジオン軍との関係性に気付いていただきありがとうございますw モクスリーとみのるのケンカは、今年1年かけて世界を股にかけた形で進展して欲しいです。なんならAEWのリングでみのるが雪辱ってパターンでも熱いなとか思いますね。ジュニアタッグの不自由さはヤバイですよね。SHOとYOHは今年こそ離反して欲しいです。2人のためにw

  3. ogotch より:

    鈴木みのる、という選手の凄さが
    良く分かるタイトルマッチでした。

    何が凄いって、鈴木さんはお客さんに
    「お前らが見たいのはコレだろ?」と
    「喧嘩」を、あの「モクスリー」と
    真っ向からやり合ったこと。

    そして「完全に互角だった」こと。

    モクスリーの昔の試合を知る私は
    鈴木さんが、デスマッチの土俵で
    モクスリーを食ってしまったのに
    本当に驚きました。

    モクスリーさんが、鈴木さんに対して
    「キング オブ プロレスリング」だと
    評したことにも驚きましたしね。

    デヴォンさん、この鈴木vsモクスリーは
    新日本の黄金カードになる。

    そんな予感が、しませんか?

    ーーーーーーーーーーーーーーー

    そして!

    次はザックさんの出番。

    最初っから「レスリングでは負けない」と
    言っているザックさんに対して。

    モクスリーさんが、どう対応するのか?

    ……楽しみですね。(笑)

    【追伸】YOSHI-HASHIさーん、どこ〜?

    • devonyamaoka より:

      どうも! みのるもモクスリーも、お互いに観客の期待していることを理解しているからこそ、あれだけの試合ができるんでしょうね。そうなんです。この闘いははじまりにしか過ぎなくて、今後さらにライバル関係が世界レベルで発展することを期待していますw ザックさんの挑戦は、もしかしたら6月になるんですかね。しかしザックさんってどんどんいろんなことに挑戦していくの凄いバイタリティですよねw 【追伸】ヨシハシさんは実家。

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