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【2.1札幌】全宇宙よ、これがスペシャルタッグマッチだ【THE NEW BEGINNING in SAPPORO】

 
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数年前には想像さえつかなかったようなありえない夢のタッグが見られる。

そんな真の意味での “スペシャルタッグ” の実現こそが、プロレスを見続けることに意味が生まれる重要な瞬間である。

漫画『キン肉マン』における「夢の超人タッグ編」で、キン肉マンのパートナーがプリンスカメハメ扮するキン肉マングレートとなった展開の高揚感。

うわ、そのタッグ最強じゃん!

トップ選手同士、2つの最強勢力同士の一時的な共闘。

反則とも思える大ボス同士のタッグを見たい! という男の子たちの夢を叶えてくれるのがプロレスなのだ。

2.1札幌『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』2連戦の初日に組まれたスペシャルタッグマッチにて、オカダ・カズチカジョン・モクスリーという日米ビッグスター同士が、まさかの全人類勃起モノの超絶タッグを組んだ。

2大前哨戦という位置付けとなるこのカードの相手は、こちらも超級の実力派同士でもある鈴木みのる&タイチ。

 

このドキドキはなぜ止まらない

何度も同じ試合 見ちゃってるこの感じ Oh! WowWowWow 会いたくなった!

 

などと意味もなく松浦亜弥のデビュー曲『ドッキドキ! LOVEメール』のサビを口ずさんでしまうほど、試合を見終わったあとも俺は興奮が止まらない。

15歳にしてそのズバ抜けた歌唱力とパフォーマンススキルが評価され、ハロープロジェクトにおいて異例のソロデビューを果たした天才:松浦亜弥は、まさに練習生時代から異様な風格と存在感を見せていた鈴木みのると重なる部分がある。

だからこそ、このスペシャルすぎるタッグマッチに、あややのデビュー曲が自然とマッチしてしまう状況も偶然ではないのだ。

 



このカードがメインイベントなら良かった説

スペシャルタッグマッチ
ジョン・モクスリー&オカダ・カズチカ VS 鈴木みのる&タイチ

 

そもそも、全世界が注目するこのスペシャルタッグマッチがなぜメインじゃないんだ? という疑問が個人的にはある。

確かに前哨戦だし、他にもタイトルマッチや期待値の高いシングル戦も控えている。

しかし、昨年の冬の札幌大会において、1日目のメインがオカダ&棚橋のスペシャルタッグマッチであった実績もあるんだから、コレでも全然違和感はなかったんじゃないかなって思うね俺は。

何しろ、試合後のタイチのマイク。アレは本当に良かった。

 

タイチ「北海道のクソ田舎ヤロウどもよ。お前らみてえな田舎もんの前で試合するほど、俺も安くねえんだよ。わかったか、この北海道のクソヤロウども。明日は延期だ。来んなよ、てめえら。さっさと家に帰って、落花生で豆まきでもしてろ、このヤロウ!

 

北海道の節分は落花生で豆まきをするという豆知識(豆だけに)をネタにして地元民の笑いを誘い、なおかつそれを全国的に知らしめてくれるという地元愛にも満ちたハイセンスなマイク。

俺も札幌出身のカミサンと結婚して初めて知ったときは「なるほど、これは便利だ」と思って目からウロコだった。

地元名古屋では「福豆」と呼ばれる煎った大豆をブン投げており、あとから床に落ちていたのを拾って不衛生なまま食っていたわけだが、落花生なら殻がついているから落ちてるやつも中身はキレイだし、目立つから拾いやすいじゃん。

そんな日常のちょっとした “気付き” を与えてくれるタイチの心遣いがそのままフィナーレだったら、観客も会場の帰りにちょっとスーパーに立ち寄って「落花生でも買って、久々に豆まきでもするか」なんて気持ちになったかもしれないし。

 

とびっきりの最強VS最強

 

オカダとモクスリーが示し合わせて、鈴木軍にゴング前の攻撃を仕掛けるシーンはマジで感動した。

並んで立って、2人揃って臨戦態勢に入るとことかさ、ちゃんとタッグとして意思疎通できてるし、モクスリーのオカダへの信頼感とかリスペクトとか、あの瞬間にいろんなモノが見えたよね。

それぞれのターゲット同士が同時にド派手にぶつかり、すかさず4人が戦闘モード&フルスロットル。

もったいぶって引っ張ったり、回りくどい焦らしなんか無し。

選手たちも観客も、みんなわかっているのだ。

この闘いが、かけがえのない奇跡の瞬間だということを。

ボスとモクスリーのお互いに楽しそうなシバキ合い、オカダとタイチの根底に友情があるゆえの激しい攻防。

すべてのシーンに濃密で濃厚なドラマを感じずにはいられない。

リング上ではタイチがオカダにコブラツイストを仕掛けているのに、そのはるか遠くの場外ではボスとモクスリーが鉄柵でのチャンバラを繰り広げているという凄い展開もあった。

モクスリーのSTFから腕に噛みついて逃れるボスとか、マジで上機嫌&ハイテンションなボスならではじゃないか。

 

鈴木「ああ? ジョン・モクスリーよ。オイ、まさかこれで終わりじゃないだろうな。アメリカくんだりからわざわざ来てこの程度か? なんだ来たばっかでエンジンかからないのか? オイ、エンジンかけろよ」

 

スーパースターにこの挑発である。

しかしこんなに結果の読めない王座戦も珍しいのではないだろうか。

ボスとモクスリーのUS王座戦、マジで何が起こるのか?

今回のタッグマッチで、モクスリーが長テーブルをリングサイドに設置していたが、あの先の展開が非常に気になる。

そして、試合後にやたらと長々とオカダを痛めつけたタイチが「明日の試合は延期だ」とまくし立てたのも意味深だ。

試合後の乱闘が必要以上に長くて、まるで『アベンジャーズ』とかのMCU映画の本編終了後のエンドロールみたいに「終わりかと思ったらまだある」みたいな状況だった。

 

 

鷹木NEVER戴冠! ほら行け! SHOよ! 行けよ!

NEVER無差別級王座戦
後藤洋央紀 VS 鷹木信悟

 

鷹木はでかい図体のわりにスピードが凄くて、ジュニア戦線でも違和感なく戦えていたのはまさにそこがポイントだったのだろう。

後藤もバランスの取れた体形なのに、やはり圧倒的に鷹木のほうがスピード面で優れていた気がする。

パワフルさばかりが目立つ鷹木が、ヘビーの闘いでもその強さ・技の破壊力を発揮しているのは “速さ” によるところが大きい。

パンピングボンバーも速さとタイミングで吹き飛ぶんだねアレ。

というわけで、SNSでもドン臭い後藤さんは鷹木のスピード感(いろんな意味での)についていけなかったのではないか。

タイチ、KENTA、鷹木と、なにかと多方面で器用な選手たちと絡んで、不器用ながらも天然さで対応していた後藤さんだが、やはり世間の “速さ” に追いつけなければ厳しい。

そして、実は今もっとも “速さ” が求められるタイトルこそが、NEVER無差別級王座なのかもしれない。

鷹木がベルトを手に入れたからには、今後ますますNEVERは “速さ” に対応できる者が挑戦するベルトに変わっていくだろう。

 

鷹木「このベルトをとことん俺色に染めてやろうじゃねえか、おい! IWGPヘビーがナンバーワンだったら、このNEVERのベルトはオンリーワンを目指してやるよ!」

 

ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン。

NEVERはこれから鷹木が、そのスピード感でアグレッシブに回していくはずである。

この日、解説席にゲストとしてSHOが座っていたが、どう考えても挑戦への前フリにしか思えなかった。

「鷹木がNEVERを戴冠したあかつきには、SHOが絶対表明してくれるだろう!」とファンなら誰もが期待していたはずだし、このNEVERにおけるスピード感を考えると、鷹木戴冠直後にSHOによる挑戦表明こそがベストタイミングだったはずだ。

 

しかしSHOくんは動かず。

 

行け。嘘でもいいから行け。「動かざること山のごとし」とか言っている場合じゃねえだろ。

たまらずリングから去り際に鷹木のほうから解説席に寄っていくという有様である。

鷹木のスピード感はやはり凄い。

 

 

そのほかの試合の感想

スペシャルシングルマッチ
石井智宏 VS EVIL

 

この状況でもしっかりと勝ちをモノにしてしまう石井さんが凄いのか?

EVILに何かが足りないのか?

タフな試合でまさに紙一重な攻防だったにも関わらず、石井さんの強さだけが際立った試合だった。

 

このタイミングでドラゴンリングインとは!

 

ドラゴンをあしらった鮮やかなグリーンのタイツでの鮮やかなドラゴンリングイン。

あまりにも鮮やかで美しく、そしてまたあっさりとそれを迎撃するDOUKIもまた美しいのである。

この一瞬にプロレスの素晴らしさが詰まっていた。

 



まとめ

 

あべみほのケツが会場内の全コロナウィルスを消滅させていた。

 

 

現地観戦でこのケツを拝みたかった。

 

 

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Comment

  1. デルピッポ より:

    鷹木vs後藤は素晴らしかったですね。お互い魅力を出し切り、同じような試合になると予想されたセミとも差別化されてNEVER王座戦でみんな見たかっただろうゴツゴツしたぶつかり合いが良かったです。
    後藤ファンには申し訳ないけど、後藤は負けた試合が面白いんですよねぇ。それだけ受けが上手ということでしょうけど…
    実は自分も「なんでSHOは解説席飛び出して挑戦表明しないんだよ!」と思ってしまいましたよ。まぁ挑戦表明したらしたで「お前来週ジュニアタッグ戦あるのに他のベルトに目移りしてんじゃね~よ」って言われそうだし難しいですね。でもケイオスの先輩であるオカダがタイチに襲われようとも、鷹木のほうからわざわざ絡んで来てくれても動かないというのは正直SHOの評価を下げたんじゃないかと…

    EVILはこれで対石井戦0勝4敗らしいですけど浮上の目が見えませんね…。このままではG1でオカダに勝ったときがピークになってしまいますよ。
    タイチはあれだけ悪態ついても最後のコメントで不快な気持ちで終わらないっていうのが上手ですね。タイチこそ北海道の観光宣伝大使になってもらうべきでは?

    • devonyamaoka より:

      どうも! 返信遅れまくってしまいましたが、札幌大会は現地で見られなかったのが悔やまれる限りです。後藤さんが負けた試合が面白いという感覚、すごくわかります。タイチ戦しかり、ジェイ戦しかり、プロレスが巧みな証拠ですが、結果が伴わないのが悲しいっすね。鷹木政権になったNEVERは期待しかありません。石井さんからも防衛して、さらに世界を広げて欲しいです。EVILはいまいち刺激が足りないですね。ほんと2018年のG1オカダ戦がピークになりそうで心配すぎます。 タイチh北海道の宝ですw

  2. ogotch より:

    個人的に「鈴木 vs モクスリー」に注文している点は
    たった一つなんですよ、たった一つ。

    「鈴木選手は、モクスリーの眼を攻めるか」です。

    昔の新日本プロレスの試合で、必ず見た光景が
    「相手の弱点を一旦集中で攻める」でした。

    試合で選手がテーピングをしていた時には
    例外なくテーピングの箇所を攻撃しまくり
    やられた方が のたうちまわってました。

    2012年の「鈴木 vs 棚橋」戦でも鈴木選手は
    徹底的に棚橋選手の腕を攻めて、棚橋選手は
    徹底的に鈴木選手の足を攻めていました。

    コレが、昔から今まで連綿とつながっている
    「プロレスリング」の教科書のような試合で
    この試合に感動して何百回も見ている選手が
    モクスリー(!)選手なんですよね。

    モクスリー選手が眼帯をしている、ということは
    「ココが弱点です」と教えているに等しい。

    しかし、さすがに眼帯を狙うような非情さを
    鈴木選手が見せるのか……?

    ーーーーーーーーーーーーーーー

    それにしても鈴木選手、51歳でしょう?

    対してモクスリー選手、34歳ですから
    普通は勝負にならない……はずなのに
    「真っ向から」ケンカを売りに行って
    叩きのめして帰ってくる鈴木選手。

    ……凄いですよね、凄いとしか言えない。(笑)

    • devonyamaoka より:

      どうも! いやーモクスリー鈴木戦、凄かったですねえ。この日も眼帯してきましたが、鈴木は弱点にはいかずに真正面のケンカマッチで7対応していましたね。これもまた鈴木みのるらしいと言えるんじゃないでしょうか。でも、モクスリーはogotchさんの言う「棚橋戦」を大いにリスペクトしているといった話もあって、やっぱお互いに信頼感の見えるラフファイトを魅せていたなと思いました。そうみのるは51歳ですよ、ほんと、とんでもないプロレスラーですよね。そりゃあスーパースターが尊敬するわけだ。

  3. リック より:

    モクスリーと並んでも貫禄があるオカダが凄いのか、オカダと並んでも見劣りしないモクスリーが凄いのか。
    モクスリーの凄さは十分理解していたつもりでしたが、今回更に評価が上がりましたね。なにより絵面が素晴らしい、ただ並び立つだけでここまで期待値の上がる2人もなかなか無いでしょう。

    鷹木の初戴冠は期待しかないですね。次の挑戦者が誰になっても面白いと確信出来るのが凄い。
    SHOに行って欲しいのは山々ですが、podcastを聴いていると色んなジレンマがあるようで…そこを飛び越えるかどうかが壁となるのかもしれません。

    • devonyamaoka より:

      どうも! オカダとモクスリーの2ショット、奇跡のタッグ結成は、もしかしたら今回が最初で最後かもしれないと思いましたが、まだまだ参戦してくれるみたいなので、また実現するかもしれませんね。いやー本当にこの2人の存在感、豪華さには惚れ惚れしましたw 
      鷹木の戴冠で誰もが期待したSHO、ポッドキャスト聞いたことないので詳しくわかりませんが、彼がものすごく不器用なのは明らかですよね。不器用なプロレスラーは大成しないから心配ですw

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