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【東京ドーム2DAYSその②】2冠を手にした内藤の偉業、すべてをブチ壊したKENTAの偉業【WRESTLE KINGDOM 14】

2020/01/08
 
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絶対王者オカダ・カズチカをついに下して前人未踏の2冠王者に輝いた内藤哲也と、そのファンにとっての最高の瞬間。

2年越しに実現した、満員の東京ドームでの盛大なるデ・ハポン締めを、最低最悪なタイミングでブチ壊した “今世紀最大に邪悪な男” KENTAの凄まじさに興奮を隠せない。

誰もがハッピーエンドを確信した瞬間に到来した地獄。

何もかもうまくいかないのが人生だとするならば、はやりプロレスは人生そのものではないだろうか。

待ちに待った遠足の日にインフルエンザになる人もいれば、初詣で交通安全のお守りを買った帰りに事故る人もいる。

ということは、2冠達成直後にKENTAに襲われる人がいてもおかしくはない。

 



IWGPヘビー級王座&IC王座ダブルタイトルマッチ
オカダ・カズチカ VS 内藤哲也

 

1.5『WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム』2DAYSの2日目となるこの日のメインイベントは、1日目の勝者である2人のタイトルホルダー同士が2つのベルトを賭けて戦うダブルタイトルマッチであった。

オカダと内藤、現在の新日本プロレスを象徴する圧倒的スターによる贅沢すぎる一戦は、お互いが地位とプライド、そして夢と野望を賭けた美しすぎる闘い。

「2冠」という称号すらオマケに見えてしまうほどの、現在進行形の新日本プロレスの最前線の闘いを見せつけられ、俺はまるでこれから永久に語り継がれるであろう “神話” を目撃しているかのような不思議な高揚感に陥った。

この数年間、新日本プロレスを引っ張って来たのは間違いなくこの2人である。

いつだったか内藤は「俺の価値がベルトの価値を超えた」といったような発言をしたことがあったが、まさにこの2人の存在は「2冠」の価値をもすでに超えていると言ってもいいだろう。

俺が感動するのは、オカダと内藤の生き様や覚悟であり、タイトルや栄光はその後に付いてくるモノに過ぎないからだ。

強すぎる王者オカダを、何も失うモノのない内藤が撃破するという結末に、苦しみ続けて道を模索した内藤の努力がついに報われたような気がして胸が熱くなった。

もちろん俺はオカダを応援していたので悔しい気持ちも大きかったわけだが、そういった感情を忘れさせてくれるほど、2人のライバルとしての物語に心を動かされてしまったのだ。

 

オカダ「内藤さんは何も背負うものはなかったのかなと思うんですけど、今日戦って、あんだけの歓声、あんだけの期待を背負って戦ったら、そりゃあ強いわと思います」

 

新日本プロレスの顔として最前線を闘ってきたオカダだからこそ、“周囲の大きな期待”を背負った内藤のプレッシャーを肌で感じているんだろうなあ。

 

内藤「オカダ! 東京ドームのメインイベントでの勝利、ものすごく気持ちいいな。またいつか東京ドームのメインイベントで、勝負しようぜ」

 

泣かせるなよ内藤のクセに。

もっとふてぶてしいセリフ吐いてオカダファンをイラっとさせてもいいのにさ、なんか素敵だよねこのライバル関係。

しかも花道でそのマイクを聞いていたオカダが、内藤に向かって笑顔で拳を突き上げるからもう泣くしかない。

 


※後ろの上村が不穏な表情をしていますがそこは無視してください

 

 

よし、内藤。

もう許す。

東京ドームでの念願のデ・ハポン締め、ファンのみなさんも待ち望んでいるデ・ハポン締めをやることを俺が許す!

なんなら俺も「デ・ハポン!」って一緒に叫んでやってもいいぞ内藤。

などと、何様なのかわからない上から目線で内藤への祝福を決めた俺であったが。

 

 

内藤「EVIL! BUSHI! SANADA! ヒロム! 鷹木! イ・内藤! ノスオトロス! ロス! インゴベールナーブレーーーーース・・・」

 

 

 

Why? KENTA!

 

 

あと「デ・ハ・ポン!」って言うだけだったのに!

至福の瞬間まであと2秒ってとこでのショッキングすぎる大事件に、俺は不謹慎ながら大爆笑してしまったのであった。

東京ドーム2DAYS、史上初の2冠達成、ここ数年で最高の動員数、内藤ファンたちの長年の願いの成就の瞬間。

さまざまなプレミアム要素を容赦なくブチ壊す鬼畜の所業!

KENTAよ!

あんた、天才か!

あの世にいけば間違いなく地獄行き決定のとんでもない悪行をカマしてしまったKENTAの表情は、閻魔大王もドン引きするレベルの満面の笑みである。

すべてを賭けた試合の興奮、2冠王座に輝いた感動、オカダとのライバルとしての友情、満身創痍で放つスターダストプレスの美しさ。

それまでの幸せな記憶がまるっと消え去り、残ったのは阿鼻叫喚の信じられないラストの記憶のみなのであった。

2冠達成という歴史的偉業を成し遂げたその直後の、ドームでのデ・ハポンコールを阻止する偉業。

ダブル偉業がここに成立である。

 



世界級プロレスラーの覚悟

 

すべてをブチ壊したKENTA。

しかし、内藤の2冠達成は実現し、掲げていた夢と野望を見事に成し遂げたのは揺るぎない事実である。

あくまでブチ壊されたのは「ドームでのデ・ハポン締め」のみであり、まあだからこそ逆にショックが大きかったというのもあるが。

この記念すべき場の記念すべき状況で、ファンをどん底に突き落とすKENTAのプロ意識には頭が下がる。

意気揚々と会場を立ち去るKENTAが、途中で誰かに殺されやしないかとメチャメチャ心配だったのは言うまでもない。

しかしだ。

このKENTAの暴挙こそ、向上心ある選手たちが積極的にやっていくべきパフォーマンスではないだろうか。

観客の熱烈なヒートを買ってでも、新日本プロレスのマットに自分自身が存在することを印象付ける。

この日、脇役然とした立場でありながら主役を食う存在感を見せつけたのはKENTAともうひとり、USヘビー級王座戦の直後に大暴れした鈴木みのるである。

2人の世界級プロレスラーが魅せた、刺激的すぎるパフォーマンス。

 

KENTA「まだまだ行くぞ。2020年、俺の年だよ、俺の年! 俺から目を離すんじゃねぇぞ!」

 

2020年、しょっぱなからこの2人の動向が気になりまくるんだから、やっぱプロフェッショナルって凄いよね。

 

 

つづく

 

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Comment

  1. デルピッポ より:

    2日連続ベストバウトしたオカダに経緯を表したいです。
    そしてとんでもない大ヒールレスラーが誕生してしまいましたね。日本人でここまでヘイト買ったレスラーは久々。
    そして内藤の物語はまだ完結しないということは良いことなのかどうなのか…

    • devonyamaoka より:

      どうも! 2日連続メインに立ってベストバウトですからね。本当に凄い。内藤も前人未踏ですが、それと同時にオカダも前人未踏だったんですなあ。そういう意味でKENTAもそれを全部かっさらった前人未踏なフィナーレを演出すましたしw まさに伝説つくった1.5。この先の内藤の動向も面白くなりそうですw

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