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【11.16開幕戦】物事が変わるときは一瞬!(と言って3年経過)【WORLD TAG LEAGUE 2019】

2019/11/21
 
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ヨシハシ「さっきも言ったけど、カラアゲ・・・大分のタイトルマッチで組んだ時、石井さんとカラアゲを食べに・・・じゃなくてそこまで組んだことなかったけど、大分でカラアゲ1パック200円だったから、このリーグ戦、優勝する自信はあるから。カラアゲタッグリーグだから。俺、G1クライマックスには今年は出てないけど、G1に出てたカラアゲ・・・じゃなくてチームが強いか? そんなことないでしょ? カラアゲ1パック200円は安いでしょ? 今日、G1に出た人間とカラアゲ食べた人間が出て、勝ったのはどっち? カラアゲ200円だったからとか、そんなの通用しないから。これは『G1タッグリーグ』じゃないから。『カラアゲタッグリーグ』だから。そのへんのところを、これから戦うヤツ、よーく覚えといて、あ、カラアゲ10パックください!」

 

今年の『WORLD TAG LEAGUE 2019』においてダークホースとなった石井&ヨシハシ組は、公式戦で破竹の3連勝。

試合を決めているのは石井さんだが、ヨシハシの的確なサポートあってこそなのは言うまでもない。

まさにこの大会を通してタッグチームとして洗練されつつあるといった印象である。

気付けば、10万年くらいずっと貼り続けていた肩のテーピングも無くなり、動きに痛々しさを感じなくなったヨシハシの成長が大きい。

タッグワークのテンポも良く連携が取れているし、石井さんをバックアップすることだけに全神経を集中させているかのようだ。

つまりやるべき事だけしっかりやるという基本的な姿勢が垣間見えるところに、ヨシハシのこの波乱の1年は無駄じゃなかったんだなという気持ちでいっぱいになる。

4度のタイトルマッチ挑戦はダテじゃない。

もしかしたら “5度目の正直” という可能性も無きにしも非ずなのではないだろうか?

ワールドタッグリーグ優勝・・・100年に一度の大災害とも呼べるそんな事象が起こらないとも限らない。

今年の日本列島の度重なる異常気象を思い返して、そんな不安に襲われてしまう俺なのであった。

 



KENTA「天然は何をしゃべっても面白い」

石井智宏&ヨシハシ VS タイチ&ザック・セイバーJr.

 

11.17『WORLD TAG LEAGUE 2019』神奈川大会のリーグ開幕戦でメインイベントをつとめ、見事勝利した石井&ヨシハシ組。

お互いに因縁深いチーム同士の熱のこもった闘いで、ヨシハシの奇跡とも呼べる華麗な立ち回りによって強敵を撃破した。

フィニッシュは石井さんであったが、やはりマイクで締めるのはヨシハシである。なぜなら100%面白い事が間違いないから。

この日、KENTAもバックステージで言っていたが、「天然は何をしゃべっても面白くなる」という見解に同意せずにはいられない。

俺みたいな凡人は、一生懸命に「面白いことを言おう」と日々考えながら過ごし、さらに「スベったらどうしよう」という不安とストレスが付きまとう人生を送っている。

ギャグを言うときも必死であり、面白いと思ったネタをツイートするときも、まさにビルの屋上から飛び降りるかのような覚悟で送信ボタンを押す。つまり毎回自殺しているようなものである。

そんな必死さとは無縁の男、ヨシハシ。

ウケる気が無くてもウケてしまう、笑いの神に愛されし存在。

天然ヨシハシは、一生懸命ネタを仕込んで世界観を構築してウケているKENTAや髙橋ヒロムとは正反対の存在なのだ。

そんなヨシハシのマイク締めは、やはりもうマイクを持った時点で面白いので困ったものだ。

前シリーズのマイク締めでは、“思いっきり棚橋さんを挑発しようと叫んだらマイクが入っていなかった” というズッコケで会場を爆笑の渦に包んだが、今回はしっかりとマイクが入っていたのがまた面白かった。

ここで、マイクを切って天丼ギャグをすれば確実にウケるのは間違いない。しかしヨシハシにはそんな芸当は思いつかない。それはもちろん本人にウケる気がないからである。

物事を極力変えたくない男は冒険などしないし、ウケようなどとは思わない。

ちゃんとしゃべるヨシハシ。しかし、そこで「なにかハプニングが起こるのではないか?」という周囲の期待を誘う能力が発動するから凄い。

ただいるだけで「何か(面白いこと)が起こりそう」と思わせてしまうヨシハシの存在感。とんでもない男である。

 

 

なのに「物事が変わるのは一瞬」とかまだ言ってる

 

ヨシハシ「オレたち、オレと石井さん、この前の大分・別府でタッグタイトル挑戦して、負けたけど、でも、こんなんじゃ終わらねえから! (中略)このリーグ戦の最後にトロフィーをいただくのはオレと石井さんだ。必ず勝ち進んでやる、変えてやるからな! いいか!? 物事が変わるときは、一瞬だ!

 

・・・だそうです。

 

「物事が変わるのは一瞬」という言葉は、たとえばさっきまで幸せに生きていた人が突然の事故に巻き込まれて死んでしまうとか、大人気女優が違法薬物で逮捕されてその瞬間に芸能人生が絶たれてしまうとか、そういった “時間の儚さ” とか “かけがえのない現在(いま)を大切に” とかそういった文脈で語られるのであれば理解できる。

しかしヨシハシの言う「物事が変わるのは一瞬」に関しては、努力を一切したがらない世間知らずの女が「いつか白馬の王子様が迎えに来てくれる」とか言っているのと同じニュアンスを感じてしまう。

また、ギャンブルに「マーチンゲール手法」という、勝負に負けたら次の賭け金を倍に増やしていく賭け方があり、これは負けるたびに2倍、4倍、8倍とベットしていけば、いつか勝ったときにいままでの負けをすべて取り返すことができるという危険な手法である。

ヨシハシの「一瞬」とはまさにこれに当たるのではないだろうか?

一度でも勝てばいいが、負け続ければ当然ベットする額はどんどん上がり、そのうちヨシハシの資金はショートしてしまう。

周囲の「優しさ」という資金を使い果たしてしまわないうちに、物事を変えて一発逆転を狙わなければいけないヨシハシ。

物事を変えるために必要な「過程」をすっ飛ばして、一瞬の変化のみを欲するヨシハシの危険なギャンブルを俺たちは見届けなければならない。

とはいえ、最初の「物事が変わるのは一瞬」発言からもう3年以上経過しているんだから、よく考えたらめちゃくちゃ慎重派じゃんヨシハシ!

実は努力してコツコツ変えようとしているのかもしれない。だって3年だよ?

 

でも、そろそろ変えろ! マジで、遅すぎ!

 



まとめ

 

今年のプロレス大賞MVP、もしかしたらヨシハシ狙えるんじゃない?

 

・G1落選するもザックとタイトルマッチ。しかも賭けに負けたのに自分のペナルティは無かったことにするという暴挙。

・タッグ王座戦で“一瞬で物事を変えた男”KENTAに試合を台無しにされ、ドサクサ紛れのNEVER挑戦。

・その舞台であるアメリカ大会では、ヒールのKENTAをも上回るブーイング。

・NEVER6人タッグ王座戦にて、ぜんぜん意味の分からない即席タッグ「チームこっから」で嫌々エントリー。

・試合を締めてのバクステコメントが、カラアゲ屋の売り子の声でかき消される ← NEW!

 

2019年のプロレス界のトピックを独占ではないか。

 

 

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Comment

  1. ogotch より:

    デヴォンさん、YOSHI-HASHIさんの記事。

    ありがとうございます。

    正直言いますと こうやって話題にして
    もらえるうちが華じゃないかと。

    デヴォンさんが書いたコノ記事の凄い所は
    「事実を事実のまま」書いただけで笑いが
    取れてしまうという……。

    あのですね。

    もうハッキリ、デヴォンさんに
    聞いてしまいましょう!

    ……どうすればYOSHI-HASHIさんが
    浮上できるのでしょう……。(哀)

    • devonyamaoka より:

      どうも! 事実を書いただけで面白い。さすがヨシハシw 
      でも彼は変わっていこうとしているのかもしれません。現にタッグリーグではドジらずに活躍してますから(いまのところ)
      それでもバクステで唐揚げ屋と闘うハメになるとはだれも予想してなかったでしょうが。。。持ってる男、ヨシハシ。
      彼が浮上したときは、このブログの終焉を意味するのでしょう。。。

  2. リック より:

    流石デヴォンさん鋭い。
    過程をすっ飛ばしていると表現されましたが、これがプロレスラーとしては致命的。

    過程とは言い換えると「溜め」
    レスラーとして跳ねるための溜めがヨシハシには無いのです。
    いや、正確にはあったのですが気づかなかったんでしょう。
    怪我から復帰するときにオカダを裏切っても良かった。
    ザックに負けたときも付き人になったら違う道に行けた。
    チャンスに気付かないまま、ただ無心で進んでいるのがヨシハシです。もうその道は行き止まりなのに。

    何かの間違いで優勝したら確かに変わるでしょうね、ただし良い方向に変わるとは限りませんが。

    • devonyamaoka より:

      どうも! そう、まさに「溜め」ですよね。ファンの心を掴むための工程を嫌がっているというか、本来であれば「溜め」から一気にハネ上がるところにカタルシスがあるのに、ヨシハシ自身はせっかくの「溜め」をスカしてしまうことばかり。なのにハネ上がることだけ望んでいるという。
      もし、これで変化が訪れたとしても、その後どうなるのか? と考えると怖さもありますな。

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