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【11.3大阪その②】内藤哲也の2冠ストーリーがここからはじまる【POWER STRUGGLE】

 
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オカダ「東京ドームといえばさ、内藤さん、投票ってあったよね? 投票で、見たいか? 見たくないか? 決めちゃいましょうか!」

 

11.3『POWER STRUGGLE』大阪大会のフィナーレに勢ぞろいした4人の選手たち。

IWGP王者のオカダ・カズチカ、IWGP次期挑戦者の飯伏幸太、IC王者のジェイ・ホワイト、ICに挑戦表明をした内藤哲也

うち3人が目指す2冠王者の野望に対して、最高峰たるIWGPに他のベルトが絡むことを良しとしないオカダがモノ申す。

IWGPは絶対的な頂点のベルト。

ゆえに、IC王者ですらその挑戦は許さねえ。そっちのベルト争いはそっちで勝手にやれ。

というのがオカダの言い分なのであろう。

そこで飛び出したのが「じゃあファン投票すっか」という、無邪気かつ大胆なオカダ少年の提案である。

 

2冠戦、YESか? NOか?

 

「投票」と聞いて、【IWGP王者戦とIC王者戦、どっちをメインにするか?】のファン投票で苦い思いをした2014年の悪夢がよみがえる内藤。

EU離脱の是非を決めた2016年のイギリス国民投票の悪夢がよみがえって人知れず悶絶している控室のザック。

 

1日だけの緊急アンケートを実施! 11.3大阪大会を受けて新日本プロレスでは、アンケート方式でファンの皆様からの“ご意見”を頂きたいと思います。

質問は「あなたは、IWGPヘビー級王座、IWGPインターコンチネンタル王座の“ダブル選手権”が観たいですか?」

回答は、YES or NO の二択!

投票期間は、11月4日(月)昼12時~11月5日(火)昼12時までの24時間(たったの)

 

すかさずファン投票を急きょ実施する新日本プロレス公式だが、本文中に「皆様からのご意見」と出ていることから、この投票が果たして2冠戦実現の決め手になるのかどうか? については不明である。

俺は、正直どっちでもいいので投票などしなかったが、それぞれの選手のファンであればいろいろ思うところがあるのかもしれない。

個人的に、オカダの意見は絶対王者の言葉として重みがあるし、そんなオカダの風格に対抗する形で2冠を目標とする内藤の野心も純粋で好感が持てる。

しかし、飯伏とジェイくんの「2冠欲しい」発言は、内藤に便乗したような “軽さ” を感じるのでいまいち乗れないところがある。

つまり俺が思うに、2020年の東京ドーム2連戦は、必然的にオカダと内藤の2冠をめぐる争いになるのではないかということ。

 

 

ずいぶんと回り道をしたが、この日、内藤はドームのメインでIWGP戴冠という夢にまた一歩近づいた。

1.4にIC王座を奪取し、その勢いで1.5の2冠戦に挑む。

2日連続の王座戴冠。

その大いなる野望の最初のスタートを作ったのが、ほかの誰でもないタイチであったことにもドラマを感じてしまう。

 



内藤、俺の屍を越えていけ!

スペシャルシングルマッチ
内藤哲也 VS タイチ

タイチ「負けだ。完全な俺の負けだ。誰よりも深く2冠の偉業を目指した男。俺の敵う相手ではなかった。聖帝の夢は潰えたか。内藤、いままでで1番効いたぜ。1番テメー強かったぜ。バカヤロー内藤。俺を倒してな、俺を倒して、ベルトの…ベルトの悲しみと苦しみを背負い、無想転生をまとったいまのおまえなら必ずその偉業、達成できるだろう」

 

マンガの見すぎである。

少年ジャンプで育った男の子が、必ず言いたいセリフナンバーワン。

なんなら俺も、友達とのバトルごっこ中に似たようなことを口走って殉職した覚えがある。

 

それはさておき、内藤の2冠への望みを繋ぐ上でのタイチの役割は非常に大きかったことは間違いない。

前哨戦でひたすら内藤を挑発し、この勝負に勝った者が2冠への道を歩くという明確な道しるべを提示したのはタイチである。

そして、いつもはお客様へのサービス的パフォーマンスが先行する内藤から、内に秘めた情熱と野心を引き出したのもタイチだ。

この試合における内藤に笑顔はなかった。

始終 “勝負” に徹してタイチを圧倒した本気の内藤を見せてくれた。

タイチ戦を経て、内藤はまた違う内藤へと進化したのではないだろうか?

周囲を見渡して、空気を読んで、気の利いた言動でファンの支持を得るカリスマから、野望に満ちた圧倒的な強さでファンを魅了する戦士としての内藤へのシフトチェンジ。

オカダを倒し、IWGPとICという2つの王座を手に入れるためには、それこそが必要な変化だったのかもしれない。

 

 

柴田のサポートぜんぜん役に立たねえ

IC王座戦
ジェイ・ホワイト VS 後藤洋央紀

 

内藤がタイチに勝ち、ジェイくんが後藤に勝つ。

プロレスファンならば誰もが予想していた結果である。

東京ドーム大会を控えたこのタイミングで、破天荒な展開はまずないと考えるのが常識的なファン心理。

IC王座戦で後藤を下したジェイくんに、タイチに勝った内藤が挑戦表明する超無難な流れは目に見えていた。

 

しかしだ。

 

試合終盤で、ジェイくんの熾烈な攻めを凌いでの起死回生の昇天・改、そしてすかさず決まったGTRという流れで興奮してしまい「勝った! 後藤が勝った!」と、思わず「クララが立った!」と同じテンションで小躍りしてしまったわけだが、現実は残酷なものである。

外道さんがレフェリーをずるッと場外に落として3カウントならず。

ヒールにおけるインサイドワークの基本中の基本であることは重々承知ではあるが、そんなことはすっかりと頭から抜け落ちて、完全に後藤さんの勝利を喜んでしまっていたので一気にテンションダウン。

あ、やっぱそうなるのね。。。

その後、介入してくる外道さんを解説席にいた柴田勝頼が排除したりしたが、どう考えても助けるタイミングが遅いだろと。

 

決定的なチャンスを台無しにされた後に「助けにきたぞ!」なんて言われてもぜんぜん嬉しくないのであった。

 

ジェイくんは、用意周到にKENTAも待機させているという抜け目のない戦略で挑んでいてさすがだ。

勝利へのあくなき追及という意味でバレクラに軍配。

 

しかし、ここにきて柴田の闘いへの参加が多くなってきていることが気になる。

KENTAの暴挙は、柴田復活への壮大なプロローグなのだろうか。

NEVERで石井が敗れ、盟友の後藤が目の前で敗れた。柴田が出るタイミングとしてはこれ以上ない状況ではあるが。

 



まとめ

 

ジェイくん(とその仲間たち)の鮮やかな王座防衛にご立腹の会場。

もはやお決まりとなった、観客の「マイクさせないブーイング」が飛び交う中で、ジェイくんは言う。

 

ジェイくん「俺が考えてるあいだ、ブーイングを続けてろ。手短に話してやる。俺は言った通りのことをしたまで。有言実行だ。これで後藤は終わり。完璧におしまいだ。俺が言った通りだろ。後藤はやはりいつまでも恥さらしだ。いいか、俺はたった1人の力でマディソン・スクエア・ガーデンを完売させた

 

口を開けばすぐに「MSG完売自慢」するジェイくんだが、いったいいつまで言い続ける気であろうか(たぶん一生)

とにかく、不満全開の観客などお構いなしでジェイくんはマイペースなマイクを行い、そこへ内藤、オカダ&飯伏が勢ぞろいする。

とことんスマートな4人がリング上で対峙。

今の新日本プロレスを動かしているのはこの4人だということだろう。

イケメンだらけでびっくりする。

余裕のジェイくん、笑顔のオカダ、緊張の飯伏、しかし、もっともこういった状況が得意なはずの内藤に笑顔は無い。

明らかに内藤はいつもと違うのだ。

この変化が何を意味するのか、それは今は誰にもわからない。

 

 

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Comment

  1. デルピッポ より:

    投票の結果二冠戦決まったようですが、内藤とオカダ6年越しの因縁再びですね。オカダの発言からして内藤を意識してるので、デヴォンさんのおっしゃる通りこの2人が中心でしょうか。内藤にとっては6年前の因縁はもちろん、2018年の1.4での忘れ物を取り返す戦いになりそう。
    内藤vsタイチは試合自体はあっさり終わってしまいましたが(雪崩式パワーボムの受け身失敗のせい?)、タイチの試合後コメントはカッコいいですね。いつの間にそんな殊勝なキャラになったのかとは思いましたけど(笑)
    何気にタイチはドームに向けてどうするのかも気になりますね。IC挑戦は無くなりNEVERも石井が勝てば挑戦の可能性もありましたがKENTA防衛だし…

    • devonyamaoka より:

      どうも! あっさり2冠戦が決まってましたねw オカダと内藤のためのドーム2連戦になりそうだなと。でも2DAYSにしたことで「1.4」というブランドの価値は下がりましたよね。
      内藤vsタイチは12分だったみたいで、重要なコンテンダーマッチにしてはかなり短いほうですよね。タイチが完全に内藤の踏み台になってしまったので、このタイミングでフリーになってしまったのはドームを控えてちょっぴり不安ですねー。

  2. リック より:

    ジェイはあれほど後藤を馬鹿にしていたのですから…介入なんて無しでキッチリ仕留めて欲しかったです。

    1.5のメインはオカダvs内藤でしょうか。
    飯伏やジェイが悪いと言っているわけでは無いんですよ、内藤とオカダという組み合わせは歴史と格が違いすぎるのです。
    ただ、そうなるとジェイvs飯伏のスペシャルシングルになるんですけど、G1の繰り返しになるし勝者は次のIWGP挑戦者になりそうな予感。
    1.4と1.5のカードに不満は特に無いんですけど、その先の展開には予想外を期待したいです。※頼むから鈴木軍絡んで

    • devonyamaoka より:

      どうも! あそこで平気な顔で介入を入れてくるからジェイくんは凄いんだと思います。ファンを不満にさせるような試合を魅せるのがジェイくんの仕事という意味で。
      内藤VSオカダという組み合わせは、ある意味反則というか、やっぱり時代を象徴するカードだと思うので、ドーム2日目のメインは確実だと思います。敗者同士のスペシャルシングルがどういう展開を見せるのか?が謎ですね。単にコンテンダーマッチだったら呆れるけど、何かを示唆する闘いになる可能性を信じたいです ※つまり鈴木軍が絡むはず・・・

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