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【10.7後楽園】『チームこっから』は、つまりいったい「どこから」なのか?【NEW JAPAN ROAD】

 
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棚橋「俺、本間選手、YOSHI-HASHI。十分、挑戦できるでしょ。下半期、ここから、ここから、這い上がってく男たち3人。“チームここから”、“チームこっから”!」

本間「ガサガサガサ! ガサガサ!(共通点がないと思いきや、あるんだよ! こっからだよ!)」

※YOSHI-HASHIはノーコメント

 

「チームこっから」の“ここ”というのは“どこ”を指すのか?

“ここ” つまり “here” は場所を意味する言葉なわけで、棚橋さんはNEVER無差別級6人タッグ王座への挑戦の舞台を指して「“ここ”がチームのはじまりの場所になるんだ!」と言っているんだろうなと俺は解釈したわけだが。

ベルト戦線から多少後退し満身創痍の中で20周年を迎えた棚橋さん、ケガから復帰していまだ調子の戻らない本間、そして今年まさかの4度目の王座挑戦となる、ミスター・ナンバーワンコンテンダーことヨシハシ。

この節目に新境地を目指そうとする棚橋さんが、あえて結果の乏しいダメダメな2人を従えて6人タッグでの快進撃を見せてやろうじゃないか! と意気込んだ10.7後楽園ホール大会『NEW JAPAN ROAD』の王座戦は、あっさりとチャンピオンチームの防衛

「チームこっから」の最初の一歩、つーかスタート地点そのものが崩れ落ちて、チームどっから? という結果になってしまったのである。

もちろん勝てばいいということではないし、「負けて」からはじまる物語もあるだろう。

しかしそれは「次につながる敗北か?」が重要であり、「チームこっから」の “こっから” がどこなのか? というのはまさにそういうことなのだ。

今回のNEVER6人タッグ王座戦の負けは、チームにとっての何かにつながるのだろうか?

「チームこっから」の“ここ”の先に道はあるのか? どこか別の場所につながっているのか?

 

そんなものねえよ。

 

と、俺の中にある闇の声が聞こえてくる。

 

単に棚橋さんがヒマな奴を寄せ集めたチームに過ぎないんだよ、こんなのは。
NEVER6人タッグお馴染みの、寄せ集めチームがテキトーに王座戦やるタイミングで、辻褄合わせに添えられたチーム名。
「チームこっから」に未来なんかねえし、1週間もしないうちにナニゴトもなかったかのように忘れられる、存在自体が幻想のような都市伝説チームなんだから、いちいち気にすんなそんなこと。

 

だまれ! 闇の俺!
そんな暴言を吐くことは許さんぞ。
新日本プロレスのエースであり救世主の棚橋さんがそんな安直で軽薄なチームを作るわけがないじゃないか! 俺は信じている! 「チームこっから」の輝ける未来を! これがきっと意味のある敗北だということを!

 

「チームこっから」命名時のバクステコメントを見て見ろ。賛同しているのは本間だけで、ヨシハシはノーコメントだぞ。
これが何を意味するか、お前ならわかっているはずだ。
11年ものキャリアでタイトル経験が無いって、どう考えても不自然じゃないか。
これだけ挑戦のチャンスをもらって、会場人気も女性人気もあるのに、ベルトを獲れないなんてことは普通では考えられないだろ?

 

う・・・、そ、それは・・・。

 

そうだよ。お前だってうすうす感づいているはずだ。もう真実を認めろ。
ヨシハシは、意図してわざとタイトルを獲らないんだ。すべてあいつの掌の上なんだよ。

 

ま・・・まさかそんな。

 

棚橋さんの20周年記念試合、しかも逆境から這い上がるチームの結成。
NEVER6のベルトが移動しても全く問題のないシチュエーション、誰も文句を言わないシチュエーションだ。
それでもたった一人だけには都合が悪かった。そう、ヨシハシだ。
あいつにとって、どんなベルトであろうが戴冠してしまったら終わりなんだ。
それは今まで積み重ねたモノの崩壊を意味する。

 

やめてくれ!
もういい。それ以上は、お願いだから言わないでくれ・・・。

 

いいや、今日こそ言わせてもらう。
ヨシハシが目指すもの、それは、キャリア無冠の称・・・

 

やめろぉぉぉぉぉ!!!!!!!

 

 



相変わらず抜け目のないタグチジャパン

NEVER無差別級6人タッグ王座戦
真壁刀義&矢野通&田口隆祐 VS チームこっから(棚橋弘至&本間朋晃&ヨシハシ)

 

頭脳プレイに定評のある天性のエンターティナー矢野さんと田口監督との、敵を煙に巻く戦法は完璧である。

何より素晴らしいのは、相手の油断を誘う姑息な手段の説得力と、罠にかかった相手を鮮やかに料理するスピード感だ。

矢野さんと田口監督が組むことで生み出される“バカバカしさ”とわちゃわちゃしたコメディ展開の中で、しっかりと観客を盛り上げるパフォーマンスを魅せる。

田口監督が、マットに倒れた本間に向けて掟破りの「小こけし」を放つシーンの見事な下ネタには悶絶した。

 

ミラノさん「あーコレ、電動入っちゃうぞ」(うにうに動く田口こけし)

 

女性ファンが増えて、ファミリーでのプロレス観戦も多い健全なる新日本プロレスが放つ、陰キャ男子学生同士の飲み会レベルの下ネタに、ゲスト解説の鷹木信悟さんも呆れ顔。

そんなふざけたやり取りがあったかと思えば、GBHの仲間同士である真壁と本間のマッチアップがあったりして試合が引き締まる。

コメディかと思えばドラマ性もあって、細やかなタッグワークの面白さもあって盛沢山な試合であった。

もちろん「チームこっから」もそれなりに連携を繰り出していたが、タイトルマッチにおけるギラギラした雰囲気が皆無だなと感じたのは俺だけだろうか。

チャンピオンチームに巧くコントロールされていただけのような、この3人だからこその世界観や味わいといったものが見えなかったので、要するにチームとしての完成度が低かったという印象だった。

 

 

 

ヨシハシの意味深な発言

 

棚橋「何度も言うけど、こっからだから。負けてもこっからだから。こんな前向きで、明るい言葉ないよね。こっから」

本間「こっから」

ヨシハシ「去年、オレが、棚橋弘至、弘至、ヒロとシングルで向き合った時にオレが感じた言葉、調べたら『灯滅せんとして光を増す』って言葉がオレの頭に浮かんできた」

 

公式で発表された試合後のコメントだが、棚橋さんと本間は「チームここから」は、負けてもなお“ここから”だということを強調しているのに対し、ヨシハシだけなぜか様子が違うではないか。

ヨシハシの放ったこの言葉『灯滅せんとして光を増す』とは、ともしびが燃え尽きる直前にいっときだけ光が勢いを増す状況、つまり生命が滅びる直前に一瞬だけ元気を取り戻すみたいな意味の言葉である。

どう考えても「ここから一緒に何かを起こそう」という者が言っていいセリフではない。

それどころか、光の消滅を暗示しているようにも思え、エースへの最後通告とも捉えられる危険な発言ではないか。

やはりこのチームのちぐはぐさは、ヨシハシと他の2人との圧倒的な方向性の違いによるものだったのかもしれない。

確実なのは、ヨシハシはこの新トリオ「チームこっから」に、まったくピンときていないということである。

結成時のバクステでもノーコメント、その後も棚橋さんや本間と距離を置いたような発言をしている。

ヨシハシにとって、これがいっときだけの即席チームであり、彼自身こんなチームをこの先につなげようとする気がないのではないか?

 

棚橋「次、NEVERのタッグ。すぐにはまわってこないと思う。けど、ノブもトモも、どっか心の隅にこのタッグを置いておいて欲しい」

ヨシハシ「もちろん!(俺を気安くノブなんて呼ぶんじゃねーよ)」

 

ヨシハシの心の穢れはその「棒」に現れるというが・・・

 

 



まとめ

 

今回のNEVER6王座戦では、ヨシハシのベルト初戴冠なるか? という話題性も少なからずあった。

しかし結果はこのとおり、チャンピオンチームの危なげない防衛である。

ブリティッシュヘビー級、IWGPヘビー級タッグ、NEVER無差別級、NEVER6と、今年に入ってなんと4度ものタイトルマッチに挑戦しているヨシハシ。これはかなり異例ではないだろうか。

すべての王座戦において多少の期待を持って観戦したが、試合後はいつも「やっぱりダメだったか」と口癖のように言ってしまう俺たち。

ここで気になるのは、ヨシハシ自身はベルトを巻くことを望んでいるのか? といった本人の気持ちである。

“物事を変えようとしない男”ゆえに、もはや王者になることすら自身が拒絶しているという可能性もあるのではないか?

当然のように、もしチャンピオンになればその王座の「顔」となるわけで、どんなタイトルだろうと環境も変化するであろう。

ヨシハシは静かに暮らしたい。

 

頻繁に与えられる王座挑戦という優遇が、実は本人にとって「余計なお世話」でしかなかったとしたら?

 

そんな恐ろしい想像をつい考えてしまい、ゾッと身震いしてしまう俺なのであった。

 

 

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Comment

  1. IPSILON より:

    すごい考察ですね。
    私、前回ヨシハシをボロカスに書いたんですけど、今日拝読したら頭をガーンとぶん殴られた気がしました。
    確かに常人じゃありませんね・・・・・ヨシハシは魂が病んでるのでしょうか。
    3人並んだ写真の顔ヤバイ! 目死んでるし(ゴブリンぽい)、冷め切ったコメント、穢れがヒシヒシ伝わってきます。
    ダメダメレスラーでは無く、冥府魔道へ向かうデストルドーなのかも・・・・・嫁さん可愛いのに。

    • devonyamaoka より:

      どうも! コメント返すの遅くなってしまい申し訳ございません! ヨシハシの目がゴブリンぽいって発見ですねw ゴブリンの目ってあんなに怖いんですね。冥府魔道へ向かうデストルドーwww 凄いワードばんばん飛び出すIPSILONさんのコメント最高ですw それを引き出したヨシハシがいちばん凄いんですがw ヨシハシの嫁さんもそこに惹かれたんでしょうね。ミステリアスで危険なところに。

  2. リック より:

    自分は試合内容や結果よりもnever6人の扱いが気になりました。

    ぶっちゃけ価値が圧倒的に低いじゃないですか?(直球
    逆にそれを利用して毎シリーズでタイトルマッチを組んだり、YL込みで挑戦したり、色々自由度の高いことが出来るタイトルだと思うんですよ。因縁は作りにくいですが。

    いっそのことタイトルマッチは1.4に必ず組まれるとかならYLやヘナーレヒクレオあたりには結構魅力的になると思うんですがね、辻がちょうど目標にしてますし。

    IWGPヘビー以外に明確な特典があるベルトが無いのも変な感じなので、各ベルトに特典があれば獲りあう理由が明確になるんですがね。

    • devonyamaoka より:

      どうも! 返信が遅くて本当にすみません! ネバー6の価値の無さは、もはや会社が意図的に低くしているとしか思えないです。3人寄せ集めればすぐに挑戦できるという意味で自由度高いというか、自由すぎるので、まさに逆手をとって本当にぶっ飛んだタッグとかを挑戦させて欲しいですねw 
      各ベルトに付加価値としてそれぞれ別の特典を付けるのっていいかもしれませんね。そのベルトを狙う理由もできるし、その先にもつながりやすいかも。それ、名案ですな!

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