プロレスをこれ以上ないほど楽しむブログ

【9.22神戸】動き出す、それぞれのデスティーノ【DESTRUCTION in KOBE】

 
この記事を書いている人 - WRITER -

神戸随一のデンジャースポットとして名高い「神戸ワールド記念ホール」。

収容人数8000人のキャパシティを誇る多目的ホールで、オープンしたのは関西各地のスーパーに青酸カリの入った菓子がばら撒かれた悪名高き「グリコ・森永事件」が起こった1984年である。

昼間でも異常なほどの霊気を発しているこのホールでは、これまで数々の怪事件が頻発しており、ひやかしなどで安易に近づくことは非常に危険だ。

たとえば、ありえないほどの急こう配に設計された花道の傾斜は、別名“地獄坂”とも呼ばれ、勢いよく走って来た者の足をもつれさせて転倒させるなどの不幸を呼ぶ。

またホール中央には、一見して常識人に見える人間を狂気に駆り立てさせ、残虐な鬼神へと変貌させる“悪の瘴気”が漂っているとも言われているそうだ。

そんなオモシロファンタスティックスポットで開催されたシリーズ最終戦『DESTRUCTION in KOBE』は、さすがの神戸クオリティともいうべき予想外のサプライズと濃厚な感動に包まれた超絶エンタメが展開。

まさに“運命が大きく動く”大会となったのである。

 

 

 

鬼神の降臨、プロレス王の歓喜

 

「血の神戸」がその本領を発揮した第5試合。

鈴木みのるによる度重なる暴挙に怒り狂っていた獣神サンダーライガーが、まさかの「鬼神」へと変貌した。

鈴木軍入場時に、ライガーがみのるを背後から急襲したことすら驚愕であったが、その後まさか自らマスクを脱ぎ捨て鬼神と化すとは、まさに今世紀最高の超絶サプライズである。

狂気のペイントをしたスキンヘッドの男が、ぬるぬるとコスチュームを破り脱ぐ姿のおっかなさはギネス級。

吹き付ける毒霧、刺しに来るド鋭い突起物、ぶん投げられる長テーブル、ドサクサで殴られる棚橋さん。

騒然とする会場の中、リミッターの外れた鬼神ライガーは、その怒りのターゲットとなったみのるに対しこれ以上ないほどの残虐行為を行う。

引退までのカウントダウンもあとわずかとなったライガーが、おそらく最期に魅せるであろう鬼神の姿。

それが鈴木みのるとの抗争であることに感動を隠せない。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

Filth まだまだ…まだまだ…

MINORU SUZUKIさん(@suzuki.d.minoru)がシェアした投稿 –

 

鈴木みのるの嬉しそうなインスタ写真とバックステージコメント。

 

鈴木「ハハハハハハ! ハハハハハハ!」

※大声で笑い声を発すると、控室へ続く扉の横のシャッターを蹴って、そのまま控室へ

新日本プロレス公式HPより

 

俺たちは本当に凄いモノを魅せられている。

これはライガー神話のクライマックスを飾る最高のストーリーである。

そして、飯塚さんの引退を友情と共に見守り、ライガーの引退を怒りの矛先として送り出す鈴木みのるの神話の1ページでもあるのだ。

ありがとうライガー、ありがとう鈴木みのる、ありがとう神戸。

さて、あとは決戦の場と、その決着方法である。

以前、みのるはオープンフィンガーグローブを持ってライガーを挑発していたが、パンクラス以来の格闘ルールが実現するのか?

もう何が起きても驚きはしない。

覚悟はいいか? 俺はできてる。

 

 

ロッキー「俺たちの試合、早かったね。ライガー何があったのかな? クレイジーな試合だったね」

 

ロッキーさんの“のほほん”としたコメントは一服の清涼剤である。

 

 



DESTRUCTION your DESTINO

IWGPインターコンチネンタル王座戦
内藤哲也 VS ジェイ・ホワイト

 

内藤が言い出しっぺだったはずの「IC王者とIWGPヘビー級王者の2冠を目指す」発言だが、いつの間にか飯伏幸太、ジェイ・ホワイト、あげく後藤洋央紀まで「俺も、俺も」とみんなで乗っかって来ているからウケる。

「ねるとんパーティー」で、第一印象から決めていた女の子とフリータイムで一生懸命アプローチし続けていたのに、いざ告白タイムに彼女の元へ行ったら突然複数人に「ちょっとまった」コールされてしまうみたいな状況・・・とかそういう若い人に全く伝わらないたとえを出してしまうオッサンブロガーは何を隠そう俺である。

とにかく、内藤哲也が「2冠を狙う」と言い出したころから、それは内藤の大いなる目標であるゆえに、いつか必ず実現するであろうことは予想できた。

そして、このタイミングで飛び出した東京ドーム大会2連戦の開催、そして2冠を可能にする連日王座戦の可能性の高さ。

内藤がICを持ったまま、1.4大会のIWGP王座戦を勝ち抜いた者に挑めばそれが実現するのではないか? と誰もに思わせておいてのまさかの防衛失敗。

ジェイ・ホワイトが問答無用の強さで内藤から勝利を納めるという無情なるバッドエンドに興奮を隠せない。

「ここぞ」というときに確実に勝っていくジェイくんの勝負勘の強さは何事であろうか。

セコンドの外道の存在も大きいかもしれないが、やはりパワーやテクニックだけでなく発想力の高さと独自のテンポが説得力に繋がっているのだろう。

 

試合前にジェイくんは言った。

「お前には、俺の手で創られた新しい運命が与えられる。お前は、俺の運命の餌食となるのだ」

宣言通り、ジェイくんは運命を手にし、内藤は運命を手放すことになった。

 

さて、内藤に次のプランはあるのか?

ジェイくんは、バックステージでSANADAとEVILの名前を出していることもあり、次シリーズで内藤の弔い合戦がはじまる可能性もあるが。

 

 

 

後藤、高らかに2冠奪取を宣言

スペシャルシングルマッチ
後藤洋央紀 VS 鷹木信悟

 

後藤にとっては、もし負けたら立場的にかなり後退するという背水の陣的な闘いであり、鷹木にとってはヘビー級でトップ戦線に躍り出るための足掛かり的な一戦でもあるこの試合。

よってノンタイトル戦なのにとんでもない緊張感で行われ、想像以上の死闘となった。

大技が飛び交うクライマックスのド迫力バトルが凄まじかったが、紙一重という差で後藤に軍配が上がり、なんとなくホッとしたのは俺だけじゃないはず。

この後、後藤はその勝利の勢いそのままにメインイベントのIC王座戦後のフィナーレに登場する。

花道を歩いてくる後藤を見たときのジェイくんが、まるでおぞましいゾンビに襲われそうになっているかのように「ノー、ノ―、ノー、ノ―! 来るな!」と後ずさりしていて笑ってしまった。

そんなホラー映画のワンシーンを演出した後藤はLA道場シャツを着用しマイクを手に取る。

 

後藤「俺はあいつに負ける気がしない! 二冠、二冠って盛り上げってるけどよ。他の誰でもない。この俺が二冠になってやる! 以上!」

 

ジェイ「ゴトーは俺のこのベルトに挑戦する価値などない。おまえは恥ずべき存在だ。ずっと埋もれてればいい。おまえが挑戦者になれると思ってるのか? ニュージャパンも気がふれたんじゃないのか?」

 

こりゃあ面白いことになってきた。

もしも後藤がジェイくんからICベルトを奪取するなんてことになったら、ICベルト戦線がとんでもなく濃厚かつエキサイティングになるね。

 

 

最強のLA DOJO、野毛を下す

ヤングライオン杯争奪リーグ戦
カール・フレドリックス VS 海野翔太

 

カール「このトロフィー、そして俺こそがLA DOJOなんだ。このトロフィーはLA DOJOの誇りとして永遠に存在し続ける」

 

道場対抗戦の様相を見せた白熱のヤングライオン杯は、まさかのLA DOJO出身カール・フレドリックスの優勝で幕をおろした。

最終戦まで勝ち点が並んでいたため「どうせ海野が優勝するんでしょ」などと穿った見方をしていたが、お互いの気迫あふれるすさまじいバトルを見たらそんな気持ちは吹っ飛んでしまった。

今回のヤングライオン杯を見て思ったのは、新日本が素晴らしい人材の宝庫だなという未来への期待に他ならない。

LA DOJO組が柴田イズムを継承し捨て身の闘いを魅せ、それに負けじと食らいつく野毛&ファレ道場。

まさに柴田のいうところの「闘っていく中での切磋琢磨」が実現できたと言っていいだろう。

道場間での対抗心、同期に向けられた闘争心、自分自身に湧き上がる向上心。

 

海野「今のままでは絶対あいつから勝てない。お願いします!一から、一から、泥をすすっていつかアイツを必ず倒すから、リベンジするから。オレを、海外遠征につれて行って下さい」

成田「柴田さん、お願いします。僕をLA DOJOに連れて行ってください!」

 

彼らの運命もここからまた大きく動いていくのだろう。

 



まとめ

 

ヨシハシが心配するファンのために「花道の坂を慎重に歩く」というサービスを見せてくれたのは喜ばしい限り。

 

しかし、この日の試合もYOHにオイシイところを持っていかれてしまう。

溜まりゆく不満、溜まりゆくストレス、溜まりゆく穢れ。

 

 

ヨシハシオイ、KENTAオイ、タッグの時もちょっかい出して、今日もだろオイ、おまえ、おまえオイ、NEVERの相手、探しているんだろ? それも、こいつなら簡単に防衛できんじゃないかって、そんな有利に思っているような相手をオイ、探しているんだろ? ベルトを持っていた方がオイ、この先もいいからな。だがなオイ、そう簡単には易々と防衛できると思うなよこの野郎オイ、やってやるよこの野郎オイ、この前のイギリス。それ以上にオイ、ボコボコにしてやっからなこの野郎、覚悟しとけコノヤロー!」

 

“DESTRUCTION your DESTINO”

 

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -

Comment

  1. アイアンフィンガー より:

    どうも!ついに鬼神ライガーが覚醒しましたね!実は鈴木みのるのあの机のセッティングこそ鬼神ライガーを呼び込む儀式だったのかもしれません!そう考えると鬼神ライガーでさえ鈴木みのるの掌の上という事になってしまいます!恐るべし!ボス!
    ヤングライオン杯の成田選手が私のデストラクションシリーズの一番のビッグサプライズでした。LADOJOでもっと強い男になって帰ってきて欲しいものです。以上!
    最後は最重要事項の意味の赤文字ですね?

    • devonyamaoka より:

      どうも! 返信遅れてすみません。いろいろバタバタしてしまいまして。反省。
      鬼神を呼び寄せる儀式をしっかりやったみのるは凄いですねw ライガーさんもちゃんと悪いことしていたし、なかなか刺激的な空間でしたw 3分くらいで終わったし、誰もまともなプロレスしてないしw 
      ヤングライオン杯、成田が存在感出して一瞬ゆうしょうするんじゃないか?ってところまできたの凄いですよね。でもいまもっともLA道場に行くべきなのはヨシハシなんですけどねw

  2. デルピッポ より:

    鬼神ライガーが見れたのは嬉しかったですが、鬼神とやりたがってたヒロムの気持ちを思うと…
    まぁまだバトルライガーがありますから、ヒロムはそっちとの対戦を目指してほしいですね。
    そんな気はしてましたがやはり内藤負けてしまいました…ジェイvs後藤はほぼ確定でしょうからジェイが勝てばリマッチ要求、後藤が勝てばG1で勝ってることをエサに挑戦要求してドームに…という道以外二冠への道筋が見えません。
    あと後藤といえば今流行りの二冠は実は後藤が最初に言ってたんですよね。後藤が言ってたのは二冠というか統一王者なんですけどね。マイクがそれ言えばかっこよかったのに…

    • devonyamaoka より:

      どうも! そうなんですよね。ヒロムのいないところで鬼神が出てしまったのは残念ではありますが、タイミングとしては最適すぎる状況だとも思います。ヒロムとはドーム最終戦でやる可能性も残されているので、そこに期待しましょう。
      内藤はまさか負けると思ってなかったので衝撃でした。後藤のマイク、さすが不器用だなって感じでしたねw もっと盛り上がること言えそうな状況なのに、もったいないなあとw

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© デヴォン式パイルドライバー , 2019 All Rights Reserved.