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【9.16鹿児島】KENTAのプロレス、見せていただきました!【DESTRUCTION in KAGOSHIMA】

 
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KENTA「オレは自分の本能に従ってここ(新日本プロレス)に来ました。KENTAのプロレス、お見せします!

 

とかなんとか言って大親友の柴田勝頼と共に登場したのが6.9大阪城ホール

突然のビッグゲストの参戦、しかもほかならぬ柴田の推薦ということもあり、会場も歓迎ムードに沸いていたが、そこから2か月後には真逆の反応がKENTAを迎えることになる。

今思うと、この日のKENTA初登場シーンはまるで何かの冗談かのようだ。

 

柴田「今日は大親友のKENTAを連れてきました」

KENTA「この場を作ってくれた柴田さんに感謝しています」

 

こんなマイクのやり取りの2か月後、舌の根も乾かぬうちにKENTAは柴田をボコってバレクラ入り。

“本能に従って”やってきたんだから、当然“本能に従って”ヒールターンしても何も問題ないが、その変わり身の早さに驚きを隠せない。

大親友との登場から裏切りまで、たった2か月。

時代の流れすらついていけないほどの生き急ぎっぷりで新日本プロレスを謳歌するKENTAのスピード感は何事だろうか。

 

オペレーター「このスピードでヒールターンするレスラーなんてありはしません! 通常の3倍のスピードで裏切ってます!」

パオロ艦長「ケ・・・ケンタだ! 赤い彗星だ!」

 

そんな伝説級レスラーKENTAの大一番、IWGPヘビー級王座挑戦の権利証争奪マッチが行われた9.16鹿児島大会『DESTRUCTION in KAGOSHIMA』の感想は、まさに「KENTAのプロレス、この目でしかと見せてもらった!」って感じ。

試合のゴングが鳴る前に飯伏に襲い掛かり、あの無駄に仰々しい権利書ケースでブン殴ったあげくに、マイクを手に取って鹿児島アリーナの観客に「クソ野郎ども」発言するKENTAの突き抜けたヒールっぷりには痺れた。

飯伏のホームであるこの地で、完璧な侵略者と化したKENTAの残虐なる暴挙。

華やかさと実力を兼ね備えた人気者の飯伏よりも、嫌われまくってやさぐれた現状のKENTAのほうにシンパシーを感じてしまう俺からしたら、まさにたまらない試合展開である。

俺たち(やさぐれた大人)が望むのは、今まで一度も奪取されたことのない権利書が最悪の存在の手に落ちるという夢も希望も無い“胸糞”ストーリー。

特に俺のように、映画の『ファニーゲーム』や『ミスト』や『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観て「なんて素晴らしいハッピーエンドなんだ」などと思ってしまう人間はKENTAの勝利を願わずにはいられないのだ。

試合開始前にKO寸前まで痛めつけ、ケガをした左足を執拗に狙ってねちっこく攻撃し、鮮やかにGODが介入する。

 

KENTA「人気の高さや顔の良さが戦力の決定的な差ではないということを教えてやる」(言ってない)

 

ペースをなかなかつかめない飯伏をいたぶるKENTAであったが、やはり「悪」は正義の名のもとに退かされる運命なのか、最後は飯伏のカミゴェ2連発で大逆転されてしまうのであった。

 



KENTAのパフォーマンス能力に脱帽

IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦
飯伏幸太 VS KENTA

 

KENTA「なんか鹿児島の人にずいぶん嫌われちゃったな、今日ね。俺、長渕(剛)好きなんだけどな」

 

惜しくも勧善懲悪試合となってしまった権利書争奪戦だが、KENTAの傍若無人な闘いは大きな刺激になった。

最初から最後までずっとワクワクドキドキできる試合というのはなかなか無いので、KENTAという世界レベルのプロレスラーはダテじゃないなと感心しきりであった。

エグい攻撃やインサイドワークだけでなく、表情や発言などにも細やかな憎たらしさを漂わせていて、パフォーマンス能力の高さがしっかりと見て取れる。

権利書の入ったアタッシュケースを踏んづけて叩きつけてボロボロにしてしまうところなんか、体制(というかシステム)への批判的メッセージも感じ取れてかなり痛快だったし。

さらに、KENTAが権利書を奪うことで「G1=東京ドームメイン決定戦」という規定事項を覆してほしかったという期待もあった。

G1終了後にドームのメインが決まってしまうスリルの無さというか、「どうせ年内はIWGPヘビー級王座も権利書も移動しないんでしょ」という諦めのような雰囲気はあまり好きではない。

そういう意味で、イギリス大会の鈴木みのるや今回の権利書マッチのKENTAには期待したのだが、結局「正義による悪党退治」という程度で終わってしまったのは残念である。

 

 

新たな因縁は「血の神戸」から動く

 

さて、権利書の強奪に失敗したKENTAであるが、当然のようにまだまだ目が離せない。

9.15別府大会で因縁が勃発したヨシハシとの抗争が今後控えているからである。

GODと石井&ヨシハシ組とのIWGPタッグ選手権試合の際、意味も無くリングサイドに現れたKENTAに気をとられて大事な試合を落としたヨシハシが、珍しく激しい怒りをあらわにしたのだ。

 

ヨシハシ「あいつ、なんも関係ねえだろ、あいつは。ふざけんなよ、KENTA」

 

いや、関係ないんなら何で大事な場面であんなに大胆に気を取られたんだヨシハシよ。

リングサイドに立たれただけで、カルマに移行しようとしたのを解いてわざわざKENTAに詰め寄ったのはお前のほうでは? などという発言は野暮である。

KENTAとヨシハシに因縁が生まれたのは事実であり、NEVER戦線へのきっかけを手に入れたという意味では上出来ではないだろうか。

飯伏VSケンタの権利書マッチでは、介入してきたGODを石井&ヨシハシが排除するといった場面もあったし、確実に物語は動いているのだ。

 

何かが起こるとしたら、9.22神戸大会『DESTRUCTION in KOBE』であることは間違いない。

舞台はもちろん“血を吸う会場”こと神戸ワールド記念ホール、そう、昨年のヨシハシ転倒事件の血なまぐさい事故現場である。

この日、第6試合にCHAOSとバレットクラブの10人タッグマッチがラインナップされているので、KENTAと対峙したヨシハシの動向は要注目。

超スピードヒールターンを決め「物事が変わるのは一瞬」を体現したKENTAに対し、「物事が変わるのは一瞬」と言って何年間も変わらないヨシハシ。

“本能”で新日にやってきて“本能”で裏切ったKENTAに対し、“本能”でずっこけて“本能”で裏切らなかったヨシハシ。

KENTAとヨシハシ、まるで正反対の存在であるこの2人の化学反応には大いに期待してしまう。

 



まとめ

 

鹿児島大会でもうひとつ不穏な出来事があったので、俺の考えすぎだとは思うが一応書き留めておきたい。

あくまで邪推のレベルであるが、ヨシハシ研究家としては些細な気配をも見逃せないので困ったものである。

 

第4試合で、前日の別府大会でタッグ戦を行ったGOD率いるバレットクラブとCHAOSとの8人タッグマッチが行われたのだが、なんとロッポンギ3KのYOHがタマ・トンガから3カウントを奪って勝利したのだ。

一瞬のスキをついた鮮やかな丸め込みだったが、前日の王座戦でヨシハシがやれなかったことを、ジュニア戦士の、よりによって後輩のYOHがあっさりと決めてしまったことへのヨシハシの心境はいかに?

 

 

 

あきらかにYOHへの殺意を感じる視線・・・・

 

神戸がまた血に染まるかもしれない(ヨシハシの)

 

 

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Comment

  1. リック より:

    どうも!なんだかお久ぶりです。

    先日の島根大会に行ってきたのですが、 KENTAがなかなかの人気でした。実際に観るとやはりあのふてぶてしさは秀逸ですね、ネットの声と会場の差を実感しました。
    試合内容は賛否両論ですが、個人的にはシングルよりもタッグで輝く印象なのでそちらの路線に期待したいです。

    話が逸れてしまいますが、みのる選手のサインを初めて貰いました!まさに思っていた通りの鈴木みのるでしたが…目の前にすると本当に怖い。それが最高だと頭で理解していても本能が「この人やばい」と警告していました。
    あの目つきで睨まれながらもなんとか「ありがとうございました!」とだけ絞り出しましたが、デヴォンさんはサイン会ではどのような感じですか?
    次回の参考にしたいので、是非お聞きしたいです。

    • devonyamaoka より:

      どうも! 返信が滞ってしまい誠に申し訳ございません! KENTAの「悪さ」は魅力に変化していきていて、けっこう受け入れられてきている感ありますよね。ネットでは悪い意見だけ目立ってしまっているみたいです。
      サインのときの鈴木みのるってめっちゃ愛想悪いですよねw しっかりとキャラ作ってて、お店などのプライベートではそんなことないんでしょうけど、会場だからこそのファンサービスだと思っております。 俺も憮然としてサイン書いてくださるみのる様に「頑張ってください!」もしくは「ベルト獲ってください!」等のチンケな声しかかけられないですw

  2. 欲音ルコ より:

    ケンタは特に思い入れもなく
    海外出稼ぎ失敗出戻りレスラーの
    印象でしかないです。ハードヒットしか売りがなく
    明らかにヘビーウェイトに達していない体躯から
    繰り出される不安定な技の数々…
    結局G1で星調整要員の仕事終わったら
    ヒールターン…あーバレットも結局裏切っちゃうんでしょ…バレット絡みの選手権全部乱入で金払って観てると辟易するんですわ…柴田は責任取って連れて帰って欲しいですわ

    • devonyamaoka より:

      どうも! 返信遅れてしまいほんとすみません! ケンタは海外の経験を生かして新日本で唯一無二の存在になって欲しいです。G1ではあんな感じだったので反発も多いと思いますが、柴田ブランドを放り出してヒールターンしたんだから、その結果をしっかりと見せてほしいです。いつかバレットを裏切るとしても何かを残してほしいなと。乱入ばかりで辟易ってのはすごく共感するんで、新しいパターンは必要だと俺も思いますね。

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