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【8.12武道館】ボス始動、俺たちの夏がやっと始まった件【G1 CLIMAX 29】

 
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「真夏のライオンキングダム」、しかし鈴木みのるのG1落選で、もはや俺には夏そのものが来なかった。

今年は札幌も珍しく30℃超えの気温が続き、暑さに強いはずの俺ですら熱中症の危険を感じた瞬間があったほど。

つまり最高に暑い夏だったわけだが、G1のほうはぜんぜんアツくない。

いや正直言うと今年のG1はムチャクチャ面白かったし、エントリー選手は文句なしの実力者ばかり。

公式戦はほとんどがベストバウト級にハイクオリティで毎回のように興奮しきりだった。

しかし、それが最高の大会ゆえに“鈴木がそこにいない”という不満が俺の中でどんどん膨らんでいく。

G1エントリー発表時、落選という結果に怒り散らすボスの言葉を思い出す。

 

鈴木「なぜオレを『G1』に出さない! そんなに目障りか? そんなに危険か? オマエらだって観たいだろ? オレと『G1』出場選手の試合を。観たいだろ? オイ、新日本、テメーの耳はどこついてんだ! 客の声聞きゃ、わかんだろ? いますぐ、最強決定戦なんて、偽りの看板を下ろしやがれ」

 

これは鈴木みのるファン全員の代弁でもあって、だってさ、ファンにとってこの日、G1エントリー発表のあった6.16の時点で、何の慈悲もなく俺たちに夏が来ないことを突き付けられたわけじゃん。

夏が終わった・・・のではなく来なかった。

悔しい。。。

 

とにかくそんな、いろんな意味で切なくも理不尽な俺たちの『G1 CLIMAX 29』だが、最終日である8.12日本武道館大会のセミファイナルに不穏過ぎるカードが組まれた。

溜め込んだ不満とストレスを発散させるべく用意されたこれ以上ないシチュエーション。

札幌はすでに気温が下がり寝苦しい夜からも解放され、過ごしやすい気候になりつつあるが、まるでサービス業に従事している社会人が繁忙期を終えたあとに時間差で取る夏休みのように、遅ればせながらも俺たちの夏がはじまるのだ。

 



G1出場せず最短ルートで本丸を攻撃

スペシャルタッグマッチ
鈴木みのる&ザック・セイバーJr. VS オカダ・カズチカ&棚橋弘至

 

オカダ・カズチカ! そして新日本プロレス! そのIWGPヘビーのベルト、俺によこせ!

 

G1クライマックスの最終日に、エントリー外の選手による王座挑戦表明。

通常であればそんなことが許されるわけがない。

まさにプロレス王の鈴木だからこそ可能な、大胆かつ強引な凶行である。

ところが武道館の観客たちは盛大に、そして納得したかのように盛り上がる。

誰もが鈴木みのるG1不参加に、大きな意味があったことを思い知ったのだ。

 

51歳のベテランレスラーにして、いまだ進化を止めない唯一無二の存在。

高いレスリングの技術とサブミッションの精度、年齢を重ねてもさらに増すスピード、土壇場で「ラ・ミスティカ」を繰り出してしまうほどの身軽さとバランス感覚。

他のベテラン勢によくありがちな「停滞」が一切なく、若き才能との闘いで自ら進んで学び、常に「強さ」に貪欲である姿勢。

鈴木はG1落選という逆境をうまく利用し、マリオカートのコース上で皆が見落とすような難易度マックスのショートカットを成功させるかのように、最短ルートでIWGP戦線へと躍り出る。

とんでもない荒業!

急展開の夏、闘いの舞台は8.31に開催されるイギリス・ロンドンでのビッグマッチ『NJPW Royal Quest』である。

ブリティッシュヘビー級王座としての実績もある鈴木にとって、まさにイギリスはホーム同然。

夏本番、ここで勝たなきゃどこで勝つのか?

 

 

そうか、今日って優勝決定戦だったのか

G1 CLIMAX 29優勝決定戦
飯伏幸太 VS ジェイ・ホワイト

 

鈴木の思わぬ王座挑戦の余韻で人生のすべてに満足してしまい、一瞬ワールド観戦を終えてしまいそうになったが、そういえば今日はG1の優勝決定戦がメインであった。

もはや俺の気持ちはイギリスに飛んでおり、ロンドン・アイの最上部で眼下に街並みを眺めながらマヨネーズをたっぷりとかけたフィッシュ&チップスを頬張る妄想に浸っていたが、ジェイくんと共に入場してきた、浮かれた団体観光客みたいなバレクラの一団を見て我に返った。

ビッグマッチ目当てにイギリスにやって来る日本人観光客もあんな感じなのかあ、楽しそうだなあなんてことをボンヤリ思うと、とても微笑ましい光景である。

和気あいあいとしたバレクラのみなさんとは対照的に、気合いを滾らせた飯伏幸太はそのテンションを維持し続けることに余念が無く、静かな殺気をまとっている。

その確固たる意思が、ジェイくんのペースになど乗るものかという飯伏の本気を感じさせる。

しかし、飯伏が熱くなればなるほど、ジェイくんの強さ、したたかさが際立ってしまうのも事実。

左足を一点集中しての残虐すぎる攻撃、死んだふりをして相手の攻撃をスカす得意の動き、一度は退場した外道の復帰介入などなど、ジェイくんは汚くも狡猾なスタイルを一切崩さずに「勝てばよかろうなのだァァァァァ!」の精神で飯伏をいたぶる。

その闘い方はまさに邪悪。

 

 

今日イチのいい笑顔

 

“光”である飯伏と“邪悪”であるジェイくんとの大いなる聖戦は、勧善懲悪による光勢力の大勝利というハッピーエンドで終わった。

個人的には邪悪勢力によるあり得ないほど卑劣な勝利によって、世界をドン底に落とすようなバッドエンドを期待したが。



KENTAの偉業を讃えるべき

 

KENTAは本当に凄い。

俺は目が覚めた。

こんな人間になりたいとすら思えた。

見事な寝返り、しかもソウルメイトであり、自分の居場所を作ってくれた柴田勝頼を堂々ボコしてのバレクラ入りである。

G1での闘い方に賛否両論だったKENTAにとって、唯一の救いが「柴田の推薦で参戦した」というベースの部分だったはずだ。

安定の柴田ブランドの擁護を一身に受けての鳴り物入りのG1参戦。

しかし最終日にまさかの裏切り行為とは、こんな悪いやつ『アウトレイジ』でしか見たことない。

何が凄いって、あの療養中の柴田をリングに引っ張り出して戦わせたのである。

 

とんでもない偉業だ。

 

評価されこそ、責められる筋合いはまったく無いであろう。

 

 

ヨシハシの怒り

 

俺を差し置いて裏切ってんじゃねぇ!!!!!

 

 

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Comment

  1. いち飯塚さんファン より:

    ついに待ち望んでた事が実現しましたね。後は、50代にして初戴冠の偉業を待つばかり!しかし鈴木みのるのラ・ミスティカのキレの素晴らしさよ!思わずおぉっ!と叫んでしまいました。
    しかし、メインのジェイ君の素晴らしさも感嘆ものでした。勝者ジェイ君と予想しジェイ君を応援してた私も最後には飯伏応援してましたw本当に素晴らしいヒールだと思います。又テクニックも技の引き出しももの凄い
    !まだ20代ですからね。本当に将来楽しみです。
    最後裏切った男と裏切れなかった男とのコントラストが美しいw

    • devonyamaoka より:

      どうも! ほんと、ついに俺たちが待ち望んだ展開が訪れた歓びで心臓バクバクでしたw メインも良かったんですが、ストレス期間が長かったせいかボスのセミファイナルに心を持っていかれてしまいました。でも飯伏の勝利は感動的だったし、ジェイくんの確固とした存在感、トップ選手としての格が明確になったなと感じます。新日本は本当に安泰ですなw 裏切れなかった男の前で、あそこまであっさりとショッキングに裏切る男との差、まさにレベルの違いを見せられましたなw

  2. ボスは強いですね。
    オカダ戦が楽しみです!!!
    それにしてもヨシハシさんは
    何をされてるのでしょうか・・・
    KENTAの裏切りを見て何を感じたのか?
    こうなったら二番煎じでもいいから
    バレクラ入りを決断か?
    もしくはロスインゴ。。は内藤さんが
    丁重にお断りされるでしょう・・・

    物事が変わるのは一瞬だけど
    物事を変えない者は化石と化するᗦ↞︎◃︎

    ヨシハシ(良箸)→ワルハシ(悪走)へ
    改名して、今こそ変身(変心)だー
    ※返信不要※

    • devonyamaoka より:

      どうも! 返信せずにはいられないコメントありがとうございますw ボスの説得力に感動して、KENTAの思い切りの良さに感心して、ヨシハシはそれを観てどう思ったんだろうと想像してみましたが、なにも感じてないんだろうなーという結論しか導き出せませんでしたw ヨシハシがワルハシに変身したときが、このブログの最終回になる気がします(つまり永遠に来ない)

  3. リック より:

    普通に考えたらG1に選ばれなかった選手がいきなりIWGPなんて許されないでしょう。しかし、鈴木なら良い。鈴木みのるには間違いなく挑戦する権利がある。
    ファンは知っています、1年前に伝説となった祭で鈴木みのるは言いました「IWGP?あれは予約済みだ。」と。
    その予約は1年後のものだったのでしょう。王が予約されているなら仕方がない、そこに割り込むことは誰にも出来ません。

    KENTAは驚きの展開でしたね。
    デヴォンさんも仰っていましたが、今回のG1は柴田ブランドがトレンドでした。その流れで全てを裏切ったKENTAの凄さ。
    試合内容はともかく、現時点で間違いなくジェイすら上回るトップヒール。賛否ある試合内容もBCの介入があればかなり良くなるかもしれません。

    残念なのはイギリス大会がNJPWで生中継ないんですよね。
    色々な事情はあるのでしょうけど、公式なんですから頑張って欲しいところです。

    • devonyamaoka より:

      どうも! イギリス大会の生中継なしで果たしてIWGPベルトの移動が実現するのか?と考えると、いろんな意味で前代未聞の大事件となる大会になりそうですw 鈴木みのるの1年前からの予約で手に入る場所がホームグラウンドのイギリスであることに感動を隠せませんw
      ナチュラルヒールのKENTAがホンモノのヒールになったのは必然と言えば必然ですね。批判は多いみたいですが、柴田ブランドを捨ててでも生き残ってやろうという心意気は応援したいと思いました。

  4. デルピッポ より:

    オカダ棚橋vsみのるザックという意味ありげなカードが組まれた時点で絶対何かあると思いましたがやはりでしたね。みのるが絶大な人気を誇る英国での試合はオカダにとって完全アウェーになりそうですね。まぁオカダvsみのるはいいんですが今年4回目の棚橋vsザックはもういいんじゃないかと思わなくもないですけどw

    KENTAのバレクラ入りについてですが、柴田を裏切るというストーリーは素晴らしかったしG1決勝日のピークだったのは認めます、おかげで飯伏vsジェイが霞みましたしね。でもKENTAの動きが良くなったというわけではないですからね。ヒールだから相手の技は受けなくてもいいということでしょうか?むしろヒールは最後は負けてしまう運命だから技を受けなきゃいけないんですけどね。
    見たかった石井vs鷹木の再戦に割り込んできたのも気に食わないし、ネットをざわつかせたスワンダイブ式ドラゴンリングインやヨロヨロキック、腕が滑って全然決まらないGAME OVERなんかを続けるなら新日本のレベルに無いと思いますし自分は応援しません。
    ただ、戦う柴田をもう一度見せてくれたところは良かった。まさかあそこまで動けるとは思いませんでした。本人は絶対引退宣言などしないだろうけど、正直言って復帰は99%無理だと思ってました。でもあんな柴田を見てしまうと残り1%の奇跡を信じてもいいのかと思ってしまいました。

    • devonyamaoka より:

      どうも! イギリスはボスの完全ホームですからね。どんなことになるのか楽しみです。中継が無いのはどうにかしろと思いますがw ザックVS棚橋はやり過ぎ感ありますが、棚橋がブリティッシュベルトを獲るのも面白いっちゃあ面白い気がしますw 
      KENTAがファンの満足できるプロレスをするまでには時間がかかりそうですが、立ち位置としてはこれ以上ないポジションについたと思うので今後が楽しみです。
      柴田の闘いを一瞬でも魅せてくれたという意味で、KENTAの功績は大きいっすね。しかし柴田は圧倒的にカッコイイですね。久々にあのキレのある動きを見て、柴田の凄さを再確認しました。奇跡、信じましょう。

  5. ふうさん より:

    どうも!
    鈴木みのるやりましたね。
    みのる人気が高いイギリスでやるってのがこれまたとんでも無いことが起きる感じがするするのは私だけ?
    以前にもコメントしましたが、防衛なんてしなくていいから一度だけでも戴冠してほしいと遠い地から願いましょう。
    頑張れ!みのる!
    もう一度聞かせてほしい。
    俺たち鈴木軍、いちばーん!

    • devonyamaoka より:

      どうも! やりましたよ、ボス、やりました! ほんと一度でいいから戴冠してほしい。イギリスで戴冠ってとこにもドラマがあっていいですね。中継ないですが、心はロンドンで応援しましょう! 鈴木軍、いちばーん!

  6. ふうさん より:

    どうも!
    再コメント失礼します。
    BSテレ朝で31日英国開催のRoyal quest生中継されます。
    日本時間の9月1日午前1時30分からです。
    番組表で見つけて狂喜乱舞してましたw
    もうご存知かもですが一応報告まで。
    鈴木軍、いちばーん!

    • devonyamaoka より:

      どうも! ふうさん様! 貴重な情報ありがとうございます! まったく生中継のこと、知りませんでした。しかしながら、我が家ではBS観れないんですよね。悲しいです! でも中継カメラ入るのにワールドでやらない理由がわかりませんね。というわけで、俺は幽体離脱してイギリスまで飛んでいって現地で応援したいと思います! 鈴木軍、いちばーん!

  7. ふうさん より:

    どうも!
    生で観てました。
    結果は残念だったけど、素晴らしい試合でした。
    いつかボスが戴冠してくれると信じて応援しましょう。
    鈴木軍、いちばーん!

    • devonyamaoka より:

      どうも! 生で観られたんなら、悔しい気持ちもまた大きかったと思います。次のチャンスはモノにして欲しいです。信じましょう。鈴木軍、いちばーん!

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