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【8.10武道館】棚橋弘至は終わらない。永遠に最高【G1 CLIMAX 29】

 
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狡猾なのに美しい。

泥臭いのに美しい。

傷だらけなのに美しい。

棚橋弘至が誰よりも美しいのは、その見た目の華やかさや巧みなプロレススタイル、溢れるサービス精神のせいだけではない。

棚橋の美しさは「魂」の美しさだ。

誰もが棚橋のその美しい「魂」を手に入れたがり、打倒エースを高らかに掲げ、その後継者、あるいはそれを超える存在を目指す。

美しき棚橋を倒すことで、自身のステージをさらに上げることができるからだ。

プロレスラーたちの向上心が、棚橋を倒しその「魂」を喰らってやるという行為に走らせることは非常に理解できる。

 

棚橋「みんなが俺に引導を渡してくる。棚橋もういいよ、棚橋もういいよって。オカダ、内藤、飯伏、オスプレイ・・・」

 

“引導を渡す”という言葉には「相手の命がなくなることをわからせる。あきらめるように最終的な宣告をする」という意味合いがある。

選手たちは、棚橋への大きなリスペクトと憧れを表明しつつも、「あとは俺たちに任せて欲しい」といった気持ちも同時にアピールする。

「棚橋の魂を新世代が受け継ぐ」という展開も当然だろう。

 

しかしだ。

 

棚橋本人からしたら、たまったものではない。

「次世代?」「受け継ぐ?」「引導?」

勝手に終わらせて勝手に受け継ぐなと。

棚橋に引導を渡す権利など誰にも無い。

棚橋に引導を渡せるのは、棚橋自身だけである。

次世代が台頭するのは結構、しかし棚橋は棚橋であり、本人がここで戦い続ける限り、常に棚橋はここに存在するのだ。

勝とうが負けようが、棚橋弘至は永遠にエースであり続け、永遠に新日本プロレスの象徴であり続け、永遠に100年にひとりの逸材であり続ける。

何人たりとも棚橋の美しく荘厳な「魂」を喰らうことはできない。

「受け継ぐ」とか「引導」とかそんな次元の存在ではないのだ。

8.10『G1 CLIMAX 29』日本武道館1日目、棚橋はオスプレイに敗北を喫した。

 

しかし、次世代に敗北したからといって、棚橋が最高であることに何か変化があっただろうか?

 

相変わらず棚橋は最高であり、この「最高」を受け継げる者など皆無であり、引導などもってのほか。

棚橋弘至はまだまだ終わらない。

終わる気配すらまるで無いのだ。

 



未来を占うドリームマッチ

G1 CLIMAX 29 Aブロック公式戦
ウィル・オスプレイ VS 棚橋弘至

 

オスプレイ「新日本プロレスが崩壊の危機に瀕した時に、それを救ったのはたった一人の男だった。それこそがタナハシだ。この新日本プロレスを再び上に押し上げたのは、間違いなくタナハシさんなんだ。今度は俺がNext Generation、次の新世代として立ちはだかる時なんだ」

 

オスプレイの歓喜と興奮が伝わるような試合だった。

いつも以上に躍動するオスプレイの闘いと、それに呼応して胸を貸す棚橋さんの懐の深さ。

スピードと運動量がオスプレイが遥か上で始終ペースを握っているように見えた。

しかし、個人的に印象に残ったのはやはり棚橋さんの迫力のほうであった。

棚橋さんのプロレスが醸し出す“深み”は、こういった次世代と呼ばれる相手との闘いでより一層の濃厚さを見せる。

相手が凄ければ凄いほど、棚橋さんは闘いの中でその「重厚な歴史」を紐解いて我々を魅了するのだ。

オスプレイの問答無用の強さ、真っ向勝負での勝利は、ドラマチックかつ刺激的な歴史的快挙だが、ゆえに棚橋さんの奥深さが際立ち、これが始まりに過ぎないということを思い知らされたのである。

 

オスプレイ「彼の入場曲、あれは何度も何度も聴いてきたものだったが、自分が一人だけリングにいる、その中であの入場曲を聴くというあの感情は初めてのものだった。鳥肌が止まらなかった。そう、タナハシこそが男の中の男なんだ。その男を俺は倒した」

 

試合の結果を知った上で、もう一度この試合の棚橋さん入場シーンを見返してみた。

なぜか涙が出て来た。

棚橋さんの美しい「魂」と、オスプレイの棚橋さんへの「憧れ」が、入場曲『LOVE & ENERGY』に投影され胸に迫ってくるような感覚になった。

GO ACE!

棚橋さんは、プロレスラーの永遠の憧れであり、超えられない存在。

そしてまだまだ進み続ける。決して立ち止まりはしない。

 

 

 

まとめ

 

オカダの優勝を願っていたので、オカダが負けた瞬間に持っていたFire TV Stickのリモコンをぶん投げてSHARPの液晶テレビAQUOSのモニターをバリッバリにブチ割ってやった。

 

 

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Comment

  1. ふうさん より:

    どうも!
    棚橋負けてもエースでしたね。
    負けはないだろうと思ってたので以外でしたが。

    オカダカズチカの優勝を私も願っていたけど、IWGP王者は優勝しないという仕来りがあるので、飯伏か棚橋がAブロック勝ち上がると思ってました。
    そろそろそんな仕来り無くせばいいと思うけど、興行上仕方ないのでしょうか。
    さてBブロック始まるのでテレ朝観よう。
    液晶テレビは捨て去って、有機ELにする布石ですか?w
    鈴木軍と有機EL、いちばーん!

    • devonyamaoka より:

      どうも! 棚橋さんって負けても美しいんですよね。なんかボス以外の試合で感動してしまったのは久々です。
      オカダ負けたのは本当に悔しくて、まあ時代は有機ELですからねw この機会に買い替えですなw 鈴木軍と家電量販店、いちばーん!

  2. デルピッポ より:

    飯伏戦がエース継承、オスプ戦が次世代への継承だったんですね。ジュニアのエースがヘビーのエースに勝ったと考えると歴史が変わった試合ですよね。KUSHIDA、ヒロム見てるか…オスプレイは遂にやってのけたぞ!と思いました。
    飯伏戦もそうでしたが厳しくねちっこい膝殺しで観客のヒートを煽りに行ったあたりで棚橋が負けるのかなと思いました。オスプレイもとんでもない角度で受けまくってて凄かったです。

    飯伏はオカダに勝ったとはいえオカダの壁の厚さを改めて感じる試合でした。オカダのドロップキックをパワーボムでカウンターってケニーもやってたなぁと思って、新日が完全にケニーのことは言っちゃいけないっぽいので技で表したんだと思ってちょっと泣きました。

    • devonyamaoka より:

      どうも! 個人的に飯伏のエース継承というのがどうも納得できないんですよねw オスプレイが時代の寵児であることに異論は無いです。間違いない。
      飯伏VSオカダで、オカダの凄さを再認識したというのは同感。ケニーへの無言のメッセージは気付きませんでしたが、なんかケニー日本に来てたとの情報があったので、節操のない新日本が決勝戦なんかで登場させないか心配でしたw

  3. 鯉の甘露煮 より:

    今年の棚橋のG1、成績こそ残念な結果だったけど内容は優勝した去年よりも良かった気がします。

    身体のコンディションも良かったのかも知れないけど、心のコンディションもあるんだろうなぁと思いました。

    棚橋がリング内外で魅せるプロレスラー像って、他の模範そのものだし、その魂に触れて、それを超えようとする後輩がたくさん出て来ている現状には満足しているんじゃないでしょうか?

    それにしても、飯伏かぁ…。

    • devonyamaoka より:

      どうも! 今年のG1は最高でした。ボスが出ないこと以外は、人選も納得だったと思います。強い人ばかりで点数配分が読めなかったのも大きかった。
      たしかに棚橋さんはおそらくもう勝敗関係なく、もっと先を見据えているうえでの行動&言動をしているのでいろいろと手ごたえを感じているでしょうね。
      飯伏は・・・まあ素直に「おめでとう」と言っておきましょうw

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