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【7.30高松】光VS闇、2つの決戦【G1 CLIMAX 29】

 
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7.30『G1 CLIMAX 29』高松大会で行われた、ある2つの闘いに俺は強く魅了された。

奇妙なことに、その2試合とも「光VS闇」の様相を見せているという共通点があった。

翼を持つ光の暗殺者ウィル・オスプレイと対峙するのは闇のヴィーガン貴公子ザック・セイバーJr.

英国マット界の最強決定戦とも呼べるこの闘いは、まさにEU離脱をめぐって二分している国の現状を示唆するかのような政治的一戦。

この対決の結果いかんで、英国政府が適切なEU離脱策を提示できるかどうか? が決まると言っても過言ではない(過言だが)

今回のG1におけるザックの成績不調の理由として「差別的発言の多いボリス・ジョンソン氏が新首相になったことで、祖国の将来を憂いているからだ」といった発言もあり、それらの意味不明な八つ当たりを一身に請け負うことになるオスプレイが若干気の毒にも思える。

その怒りは、ザック自身がヴィーガンゆえに差別されがちな人生を送っているのも一つの要因かもしれない。

いつだったかジュース・ロビンソンにバクステにて「ガリガリのベジタリアンが」などと悪態をつかれていたが、新首相ボリスの顔を見るたびにそのときの屈辱がよみがえる。といった可能性もゼロではないだろう。

 

 

さらにもうひとつの「光VS闇」対決が、文字通り新日本プロレスの太陽である棚橋弘至と闇の帝王EVILとの一戦である。

もはや説明は不要。これを「光VS闇」と呼ばずになんと呼べばいいのか。

新日のトップ戦線をさらにのし上がっていかなければならないEVILにとって、コンディションの安定しない現状の棚橋さんは絶対に超えなければならない壁である。

闇が光を飲み込むのか?

はたまた輝く光が闇をも照らしてしまうのか?

光があるから闇があり、闇があるからまた光も輝くことができる。

つまりは表裏一体の存在だからこそ、その争いはファンを魅了し、より一層の感情移入を許してしまうのだ。

 



メインイベントは間違いなくコレ

G1 CLIMAX 29 Aブロック公式戦
ザック・セイバーJr. VS ウィル・オスプレイ

 

俺はこういった闘いに無条件で大興奮してしまうたちなので、ハッキリ言って俺の中で問答無用のメインイベント。

お互いを理解しているからこそ実現可能な唯一無二の攻防

解説も追いつかない怒涛のスピードとテクニックで繰り出される技の応酬に、俺なんかは興奮のあまり意識を失いそうになるのをこらえるので精一杯だった。

こんな凄いモノを見せられたら失語症に陥るしか道は無い。

ブログで試合の感想なんて書いているのがバカらしくなってくるではないか。

 

オスプレイの身体能力の高さと動きの華麗さ、そして技の多彩さが際立ったのは、ザックの土俵であるグランドでもまったく引けを取らない闘いをしていたからだろう。

しかし、ザックもまたその闘いの柔軟性において悪魔のような冴えを見せる。

試合後半に畳みかけるオスプレイの大技の合間に、虎視眈々と狙う一瞬の隙。
ザックの怖さはまさにそこにあるのだ。

必殺のストームブレイカーから逃れて飛びつき卍固めを成功させ、そこから例のネーミングがキチガイじみた複合関節技へと移行する圧巻のスピード感。

タップアウトまでの鮮やかすぎて切なさすら漂う展開に、迷走するイギリス政治への不安がまるで我が国のことであるかのような錯覚に陥ってしまい、もう居ても立ってもいられない。

 

ザック「『G1』6戦目。それがオスプレイとの試合で、ニュージャパンのリングで実現したのはいいけど、なんでメインイベントじゃないんだ? リョーゴクやトーキョードームのメインイベントにふさわしいカードなんだ。おかしくないか? 頭がイカれてるんじゃないか?

 

 

どう考えても頭イカレてるね。

 

 

 

武士「この後の棚橋のマイクは聞きたくないのでお先に」

G1 CLIMAX 29 Aブロック公式戦
棚橋弘至 VS EVIL

 

メインの試合が終了したので、俺も棚橋さんのラストのマイクは聞かずにブログの準備としてネタのメモをまとめた。

で、ある程度まとめ終わったのでワールドに目をやると、まだ中継が終わっていなくて驚いた。

メインの終了後に、勝利のマイクやって、エアギターやって、また最後の締めのマイクやって、さらにファンサービスなんかもやって、30分以上も棚橋さんは働いていたようだ。

 

そりゃあ武士さん帰るわ。

 

純粋なる光と闇の対決を制したのは「光」のほうであった。

棚橋さんは、ファンの心を明るく照らす太陽であり、ファンの心を勇気づける希望であり、ファンの心を満たす理想のプロレスラー。

過酷な試合後もしっかりとファンを楽しませる「光」の棚橋さんの背後に、そこまで働かせる会社のブラックな「闇」の部分が見えなくもないが。

 

棚橋さん本人に“気分屋”と言わしめたヒザを容赦なく攻撃し続けたEVILは、確実に勝利をモノにする闘い方で挑んでいたはず。

それでも勝てなかったのは、やはり棚橋さんのコンディションが予想以上に良好だったからであろう。

捨て身の技でもあるハイフライフロー系の技を連発するほど充実した精神力、後半になってもなかなか落ちない運動量。

EVILのEVILを切り返してのドラゴンスープレックスは、力強く、奥深く、そして儚くもある棚橋さんのプロレスにしか出せないカタルシスを生んだ。

棚橋弘至、いまだここに健在。

ただし、光である棚橋さんが最後に輝いたのは、闇であるEVILがその役割をまっとうしたからであることも忘れてはならない。

 



まとめ

 

先ほども書いたが、俺は試合観戦中の感想をメモしておかないとすぐに忘れてしまう。

よって大会終了後はまず、試合を見ながら書いた断片的なメモをまとめるところから始める。

注意しなければいけないのは、ブログを更新するまで他人の感想を絶対に目にしないというルールだ。

twitterなどで誰かの感想を見てしまうと自分の意見がブレてしまうことがあるからだ。

「ブログを書くときはなるべく他人の意見を見ない」というのが俺の信条。

 

他人の感想を自分の感想だと勘違いしてしまうことがいちばん怖い。

 

要するに、自分の第一印象を大切にしようねってことです。

 

 

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