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【7.28愛知】モクスリーVS内藤、ベルトの価値を超えた者同士の闘い【G1 CLIMAX 29】

 
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ジョン・モクスリーの圧倒的ゴージャス感に太刀打ちできるのは、内藤哲也の徹底した無関心さに他ならない。

「お前なんか知らねえよ」という態度こそが、スーパースターに対抗しうる唯一の手段。

 

内藤「ジョン・モクスリー? 別にバカにしてるわけじゃないけど、俺は彼の存在、よく知らなかったんで。今日、初めて対戦してみて、印象には残ったかな。スペイン語ほとんどわからない。そして日本語も、ほとんどしゃべれない選手だってことでね」

 

とはいえ内藤も我が国の立派なスターなわけで、よってこの試合には「チャンピオン同士の闘い」と言うよりは「日米スター対決」という図式のほうがしっくりくる。

 

ジョンモクも内藤も、すでにベルトの価値を超えた存在なので当然だ。

 

7.28『G1 CLIMAX 29』愛知大会2日目のメインイベント、ジョン・モクスリーVS内藤哲也

実は試合が始まる前から「内藤負けそうだな」なんてことを思ってしまったのは、前哨戦のときの態度といい、入場時の牛歩戦術といい、内藤の醸し出す“すっとぼけ感”がいかにも大衆的でわかりやすい演出だったからである。

まさに民衆のヒーロー、海外戦略を第一に掲げる新日本プロレスの理不尽な統治に反発するファンの代弁者。

イングランドの支配からスコットランドを取り戻そうと奮起した英雄ウィリアム・ウォレスさながらに、内藤はファンの大きな支持を受けて最強の外国人ジョンモクに立ち向かう。

しかし忘れてはならない。

数々の戦場で勝利をおさめスコットランド独立の大きな足掛かりを作ったウォレスも、敵に捕らえられ民衆の前で無残に公開処刑された事実を。

 

 

楽しそうにジョンモクをおちょくり続けた前半戦から打って変わって、後半は首を狙った残虐な攻撃を受けまくる内藤。

ドルフィンズアリーナのリングが内藤の処刑場へと変わる。

ヘッドロックドライバー、ダブルアーム式DDT、そして必殺のデスライダーによって反逆者の首は打ち取られた。

 

しかし、これは始まりに過ぎない。

内藤ファンはこんなことでは諦めないだろう。

逆にファンにとっては、内藤の逆転優勝への期待をより一層鼓舞されるきっかけとなったはずだ。

 

 

 

仔犬のようなショータくんに胸キュン

 

ジョンモクに気に入られ、愛犬のごとく可愛がられる海野翔太。

入場時に、ジョンモクの後をベルトを持ってヨチヨチ歩く姿を見てキュンとしない者などいないだろう。

よく俺が、気の滅入ったときなどに見るYouTubeのカワイイ動物動画チャンネルにもぜひ追加して欲しいくらいだ。

ジョンモクに尽くす健気なショータ、よくわからずにマネして中指を立てるショータ、「ジョン・モクスリー、ウィル・ビー・ア・ウィナー・オブ・G1 CLIMAX 29」などとぎこちなくコメントするショータ。

ジョンモクといるときのすべてのショータが愛おしい。

 

モクスリー「こりゃ、女子がこぞってこいつに夢中になるわけだ」

 

スーパースターが大絶賛である。

 



まとめ

 

ベルトの価値についての議論は今までさんざんされてきた。

IWGPヘビー級王者が最強で、ICが第二のベルト、海外専用のUS王座、そして最近やっと本来の使い道を思い出したNEVER無差別級ベルトなど、とにかくタイトルが多くその価値も分散される。

さらに、今年のG1にはジュニア王者やブリティッシュ王者も参戦しているので、まさかのチャンピオンが6名もいる中で最強決定戦をやっているのだ。

しかし不思議なことに、なぜかリーグ戦におけるチャンピオン同士の闘いといったものにピンとこない。

もちろん試合の際には実況アナウンサーの口から「王者対決です!」といった煽りが入るが、俺はそのとき初めて「あ、そうなんだ」と気付くことが多いのだ。

つまりベルトとか全然どーでも良くなっている。

 

IWGPヘビー級王者 オカダ・カズチカ

IC王者 内藤哲也

US王者 ジョン・モクスリー

NEVER無差別級王者 石井智宏

ジュニア王者 ウィル・オスプレイ

ブリティッシュ王者 ザック・セイバーJr.

 

驚くべき事に、チャンピオン全員が個性的で魅力的なプロレスをする選手ばかりである。

要するに、その存在の価値がベルトの価値を超えているのだ。

ベルトを持っている選手が凄いのではなく、選手が凄いから巻いているベルトが輝くという状況。

こうなると、もはや“ベルトの価値”などという言葉に意味がなくなってくるのではないかとも思える。

それほどまでに、今のチャンピオンたちは全員揃いもそろって有能なプロレスラーばかり。

まさに理想の王者たちである。

 

 

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Comment

  1. デルピッポ より:

    前哨戦で内藤がやたら楽しそうだった時点でなんか怪しいなとは思いましたねw
    モクスリーはヘッドロックドライバーに通常型ダブルアームDDTにデスライダーと首攻めエグかったです。そしてそれを完璧に受ける内藤もさすがの好勝負。
    内藤はモクスリーがここから4連敗しないとブロック突破できないのでこれで今年のG1は実質終了でしょうかね。鷹木もベストバウト連発してるとはいえ3敗、AブロックのSANADAは4連敗、何とか踏みとどまってるのはEVILのみとLIJは厳しい結果になってます…

    • devonyamaoka より:

      どうも! そうなんですよ。前哨戦といい、本戦の入場といい、ちょっと内藤が楽しそうにしているとかなり心配になりますw
      モクスリーは技の精度が高く見せ方が巧いので、エグさがしっかり伝わりますよね。モクスリーがここから連敗というのは現実味が無い気がするので、内藤の決勝進出はほぼ無いのではと思いますが、どうなんでしょうか。

  2. よろしくCRドッグ より:

    過酷なG1公式戦が続き、見る側も死に物狂いで経過を追わなきゃならない中、デヴォンさんの記事更新に何故か安堵してしまうのは私だけでしょうか(笑)
    ジョンモクは海野のことをショータじゃなく「シュータ」って呼んでるし、レッドシューズ海野が椅子攻撃を注意しつつ、息子にこんな悪さ教えないでくれよ!的な感じを醸し出してて…なかなかオモロイですね。
    そういえば例の方、ケイオス対決の解説に遅刻なんて確信犯ですね…いよいよXデーが近いか。
    あっ、よくよくワールド見たら公式戦始まる直前にスタッフさんが、例の方の遅刻をミラノさんらに耳打ちしてた…。

    • devonyamaoka より:

      どうも! G1中にファンは、楽しくもあり、過酷でもある。熱のこもった闘いをずっと見続けなくてはならないのもなかなか大変ですよね。だからこそ俺はそれをクールダウンさせるような脱力系記事を書いていきますので、ぜひ気軽に安心して楽しんでくださいませw
      「シュータ」って呼んでるんですね! そこは気付かなかったw
      ヨシハシは後藤さんの勝利後にノコノコ登場ってとこで、一瞬ネタにしようかと思いましたがやめましたw スタッフに余計な仕事をさせ、実況席を心配させていたとは、あいつマジで悪ですなw

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