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【前半戦を終えて】個人的に注目の選手をピックアップしてみた【G1 CLIMAX 29】

 
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熱い盛り上がりを見せる真夏の祭典『G1 CLIMAX 29』は、早くもシリーズの折り返しに近づいてきた。

ダラスでのド派手な開幕戦から始まり、すべての大会で壮絶すぎる公式戦が行われ、疲労やケガなどコンディションの心配も浮上しながらも選手たちは毎試合がフルスロットル。

まったく凄い体力と精神力である。

それに比べて、少しばかり遅くまで仕事したぐらいで脱力感を感じてしまう自分自身の堕落っぷりには呆れるばかり。

少しはプロレスラーたちを見習わねば。

などと思った俺は、とり急ぎ近所のホームセンターの園芸コーナーでステンレスの物干し竿を購入してみたりしたが、見習うべき対象を間違ったことに即座に気付いて、現在その物干し竿はしっかり家のベランダに設置されている。

というわけで今回は、前半戦を観た中で、今までブログでは取り上げていないけど気になった注目選手について書いてみたい。

優勝候補とまではいかないが、今年のG1においてその活躍がキーポイントとなるであろう選手を挙げてみた。

 



矢野マジックは疲弊した社会人たちを救う

 

正直、連日のように行われる刺激的な公式戦に俺の心は疲れきっている。

毎試合の緊張と興奮で神経をすり減らされ、それが3連戦になるともう3日目なんか廃人のように痩せこけているのだ。

「いやお前は単に観戦しているだけだろ? プロレスラーのみなさんは実際に戦ってるんだぞ情けない事を言うんじゃない!」 というお叱りの言葉もごもっともであるが、疲れちゃうんだから仕方がない。

プロレス観戦は、その試合や選手たちのパフォーマンスからパワーをもらえることのほうが多いが、俺のように観戦する側に心の余裕が無かったりすると逆に大きな心労にもなり得るのだ。

 

そんなときの一服の清涼剤が矢野通の試合である。

一部では「G1に矢野は不要だ」という声も聞かれたが、俺みたいに心を病んだファンからするとリーグ戦での矢野さんの役割は非常にありがたい。

 

1試合における数分間の中に凝縮された、高度なお笑い展開と絶妙なトリック、そして目を見張るスピード感。

 

試合開始早々に大声を出して周囲を煙に巻く矢野さん、相手の攻撃よりもコーナーマット外しにこだわる矢野さん、あらゆる罠を張り巡らせて出来る限り短時間の省エネ試合を心掛ける矢野さん。

G1の矢野さんの働きこそが、彼がこのプロレス界に存在し続けなければいけない大きな理由である。

最強決定戦と銘打ったこの大会は、生きるか死ぬか? 勝つか負けるか? 食うか食われるか? といった、過酷さと壮絶さに満ちた試合の連続だ。

しかし、そんな中で矢野さんは、ダマすかダマされるか? ウケるかスベるか? といった別ベクトルでの緊張感と共に見事な試合を作り上げ、いち公式戦としての風格をもしっかりと醸し出す。

 

特に7.19後楽園大会でのジェイ・ホワイト戦では、まるでジョン・ランディス監督のアメリカンコメディ映画のようなドタバタかつアーティスティックな勝利を納めていた。

 

 

 

その試合時間、実に3分あまり。

たったの3分間で、起承転結のあるドラマ性と試合としての満足感を与えてしまう矢野さんのプロレスは、もはや国民栄誉賞モノではないだろうか。

 

 

 

ジュースへの手のひら返しをしてみる

 

俺のジュース・ロビンソンへの拒絶反応は、彼がことあるごとに醸し出す“軽薄さ”が原因であった。

その“軽薄さ”がもっとも顕著に表れるのが、下劣なバクステコメントとハートレスなナックルパートであり、要するにどちらもデリカシーの無い行為に見えたということだ。

「お前がデリカシーを語るな」と言われればそれまでだが、実は俺自身が“軽薄”な人間ゆえに、ジュースに対して「同族嫌悪」のような感情を抱いていた可能性もあり得る。

つまり俺はジュースに反発を抱きつつも、同時にジュースに自分自身を重ねて見てしまっていたのかもしれない。

昨年のG1では、タッグパートナーでありG1落選のデビッド・フィンレーの前で「こんなG1大嫌いだ」などと泣きゴトを言うばかりか逆に慰めてもらったりして、フィンレーもたまったもんじゃないだろうなと同情した記憶がある。

 

 

このように、友情を盾にわがままを言って親友に甘えてしまうというのも、軽薄な人間にありがちな行為であり、俺も昔そんなようなことを友人にして困らせてしまった経験がある。

大舞台におけるナーバスな心境は極めて人間的な精神状態なので、そんなジュースの姿に嫌悪感と親近感を感じずにはいられなかった。

 

しかし今年のG1では、そのジュースの“軽薄さ”がすっかり影を潜めているから驚く。

間違いなくジュースは変化したと言っていいだろう。

 

きっかけはもちろん、6.5両国大会でのジョン・モクスリーとのUS王座戦であることは間違いない。

超大物とのタイトルマッチであり、また自らの過去を知る者との運命の一戦でもあるあの試合で、ジュースは“軽薄さ”からの決別を余儀なくされたのかもしれない。

結果は敗北に終わったが、そこから得たモノはとてつもなく大きかったのではないか。

今年のG1におけるジュースは、すでに初戦の入場時から何かが違った。

それまでのオチャラケ感は皆無となり、試合へと向かう真剣さがその顔つきからも伺える表情、そして漂う強者のオーラ。

Aブロック1回戦の鷹木信悟戦では、説得力のあるプロレスを見せて勝利を納め、さらに2回戦では勢いに乗る後藤洋央紀を撃破。

誰がどう見てもノッていたこの2人の勢いを止めたジュースの勝利は、とんでもなく大きな意味を持っている気がする。

さらに、例年であれば、G1クライマックス出場中のジュースのバクステコメントは、勝てば調子に乗った発言が多くなり、負ければ聞くに堪えないほどの「泣きごと」が放たれるなどしていたが、今年は勝っても負けてもノーコメントを貫いているのだ。

つまり、肉体的にも精神的にもジュースは成長しレベルアップしていると確信する。

今年のジュースは面白い。今後も目が離せない存在だ。



まとめ

 

さて、ついにG1クライマックスも後半戦へと突入する。

全勝で勢い良く勝ち進んでいる選手、全敗なのに不気味さを醸し出している選手、意外なところで金星を挙げそうな選手、ケガが心配な選手、どう考えてもダメそうな選手など、いろいろ見えてきてはいるが依然何が起こるかわからない緊張感に包まれている。

そして、G1に落選していながらも、陰で何やら大きな策略を企てていそうな選手も2人ほどいるので、そのへんも要注意である。

ストレスを自身の中で溜め込んで、それを爆発させるタイミングを狙っているかのような鈴木みのる

さらに、サムライTV実況席に頻繁に登場し「試合への介入など一切考えていません」と必要以上のアピールをすることで、周囲の警戒心を緩めようと画策中の“あやつ”の存在も無視はできない。

2つの邪悪で巨大な不満分子を抱えてのG1後半戦、何かが起こる夏の武道館。

俺たちはそこから、決して目を背けてはならないのだ。

 

 

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Comment

  1. いち飯塚さんファン より:

    今回のジュースはというかモクスリー戦以降のジュースはむっちゃいいですね。完全に覚醒した感がたまりません。あの太腿事件はさておき今回は何勝するのか楽しみです。
    YTRのブラスナックル金的は男なら誰でも戦慄をおぼえたのではないでしょうか?あれだけはくらいたくないw

    • devonyamaoka より:

      どうも! ジュースいいですよね! ちゃんと強者感あって、成長しているのが目に見えてわかるので期待できます。フトモモ事件のように、多少キモいこともありますが、ヘラヘラしていないだけマシw 
      今年のYTRの知能指数は高すぎですなw あの金的は見事でした。

  2. リック より:

    矢野の試合以降ジェイを応援したくなりました…

    矢野は間違いなく天才。相手の強さや上手さでない部分の魅力を引き出すという点では唯一無二ですね。

    ジュース良くなりましたね、単純に試合が面白い。
    軽さを無くしたら重さが出るって当たり前なんですけど、まさにそのまま。あの軽薄な時期がジュースにとって溜め期間だったのでしょう。ただしフトモモは許されない。

    初参戦勢も馴染んで来てさらに面白くなってきました。予想外の連続で全く先が読めませんが…たぶんモクスリーは矢野に負けるんだろうなー…

    • devonyamaoka より:

      どうも! ジェイくんはなんだかんだで優勝戦線に絡んでくるんでしょうね。矢野も戦い方が上手すぎてやっぱG1には必要だと改めて思いました。
      ジュースが本当に良くて、ずっと嫌いだったからこそ余計に良さを感じますw Bブロックは予測不能&個性的すぎて面白いですw

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