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【リーグ戦まとめ】やっぱジャイアンって強いわ【BEST OF THE SUPER Jr.26】

 
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前年度のBOSJの優勝決定戦にて、感動と興奮の歴史的一戦に勝利した髙橋ヒロムはこう言った。

「これが俺たちのスーパージュニアだ!」

ファンたちは、髙橋ヒロムが自らのプロレスを通して生み出す圧倒的ポジティヴィティに共感し、その享楽的な欲望とも言えるプロレススタイルに魅せられ、大会を通して全選手によって創り上げられた“ベスト・オブ・スーパージュニア”というブランドが高みへと昇華する瞬間を目の当たりにした。

そんな純度100%のジュニアの祭典とも言える見事なフィナーレに、俺たちは感動し歓喜したのである。

しかし、今年の『BEST OF THE SUPER Jr.26』は、ジュニア戦士たち全員でつむぐ大会と言うよりも、鷹木信悟が最強であることを証明するための大会という印象が強い。

俺の個人的印象であるが、ほかのジュニア選手たちに比べて鷹木の存在だけなぜか浮いているように見えるのだ。

 

鷹木「紙一重だ。なんとか勝利したが、石森、凄えだけじゃねえ。こいつ、最高に強えじゃねえか、おい! お互い、リーグ戦後半に来て、身体中ボロボロだよ。だが、ベストを尽くして闘った結果、ただ俺が勝ったというだけだ」

 

この試合後のマイクは本音なのかもしれないが、試合を観ていた感じだと、とても「紙一重」には見えなかったので白々しく感じてしまう。

確かに今年のBOSJは個性的な選手たちが大勢参加していて、ひとつひとつの公式戦の完成度が高くとても面白い。

プロレスとしても、エンタメとしても、最高のリーグ戦であることは間違いない。

しかし、シリーズが後半戦になり「誰が鷹木を倒すのか?」というサスペンスが消滅していくにつれ、俺のプロレスに対するシニカルな一面が頭をもたげるのだ。

やっぱ今のジュニアには鷹木に勝てる者はいないのか。。。

 

「悲しいけどこれ、プロレスなのよね」

 

そう言って玉砕した、石森をはじめとしたAブロック9人の猛者たち。

鷹木という名の巨大な壁は、この大会でさらに厚みを増し“強者”から“絶対的強者”へと変貌した。

そう、まるで「負け時を失った」かのように、勝ち続けることを運命づけられたザ・ドラゴン。

 

「ドラえもん」の世界では、ジャイアンだってずっと最強ではない。

負けるときは負けるからこそ、あの暴力的かつ差別的な言動(つまりイジメ)が許される。

日常でジャイアンの暴君ぶりに対抗しうるのは、ドラえもんの「ひみつ道具」という抑止力だが、今大会のAブロック出場者にはジャイアンを抑えるための「ひみつ道具」的な存在はいなかったということだろうか。

金丸なんかその役割にもってこいだと思ってたんだけどなあ。

 

 

 

2人の天才、運命の一騎打ち

5.31愛媛 Aブロック公式戦
石森太二 VS 鷹木信悟

鷹木「石森は特別な感情があって。17年前か18年前、あいつのデビュー戦見て涙したっていう経緯があって。18年越しのリベンジかな。まあでも別に、これで終わりじゃないと思うし、今日が、スタートだろう。ルーツもいっしょ、歳もいっしょ。おもしれぇじゃん」

 

このへんの経緯については解説のミラノさんから説明があった。

要するに、同じルーツを持ちつつも別々の場所でキャリアを積み、今まで絡むことなど無かった2人の天才が、ついに新日本プロレスのトップ戦線で相まみえたのである。

この日の鷹木は、試合後リングから去る際、放送席のライガーとミラノさんに対し「新しい時代を作るからな!」と宣言したわけだが、そういった過去の鷹木の姿を知っているからこその感慨深さをミラノさんは感じていたようだった。

すれ違ってきた石森とのストーリーがついに絡み合い、まさにここから「新しい時代」が始まるのであろう。

そう考えると鷹木もまた、このプロレス界でトップになるために必死に頑張って来た男なのだ。
強くて当然なのかもしれない。

鷹木の強さはその体躯やパワーだけではなく、ベースとなるテクニックや経験、そして類まれなるセンスが説得力として宿っている。

石森との序盤のグラウンドの攻防を見れば一目瞭然。

さらにカウンターなどで素早く捕まえスープレックスなどを仕掛ける反射神経と状況判断力は、小柄でスピーディな石森にも十分匹敵するのだ。

まったくもってどこにも弱点がないように思える。

石森も切り返しのミステリオラナやYes Lockで締めあげたシーンなどでは「ここから反撃の時間がくるか?」と思わせたが致命傷を負わせるには至らず。

終盤には、突っ込んでくるジャイアンをラリアットで迎撃した反動で肩を痛めてしまっていたように見えたが大丈夫だったのか。

運命の一戦は鷹木に軍配。

しかし2人の物語は始まったばかりである。そうやすやすとヘビー級に行ってもらっては困るぞ鷹木よ。

 

 



ここ最近の大会で印象深かった試合の感想

 

というわけで、ここからは『BEST OF THE SUPER Jr.26』シリーズ後半戦の、個人的に印象にのこった試合を選りすぐっての感想文となる。

「選りすぐり」と言えば聞こえはいいが、要は各大会ごとに全試合ぶんの感想を書くのが面倒なので、書きたい感想だけ書いたという問答無用の手抜き行為である。

しかしこの「手抜き」という手段は決してネガティブな行為ではない。

物事を円滑に、かつストレス無く進めていく上で「手抜き」は非常に重要な手段なのだということを知ってもらいたい。

このご時世、少しでも手を抜くそぶりを見せようものなら、すぐに「楽をしている」とか「やる気がない」とか批判を受けがちだが、そもそも「楽をする」ことの何が悪いんだ。

人間の文明社会は「楽をしたい」という欲求があるからこそ発展してきたわけで、車とか冷蔵庫とかパソコンとかの恩恵は平気でいただいているくせに「楽をするな」とかどの口が言うんだという話である。

お前だって楽をしてるじゃないか、そんなに「楽な事」が悪だって言うんなら大阪から東京まで徒歩で行け! 徒歩で!

そんなわけで、俺は今後も堂々と自身のヤル気の無さをアピールしていきたい。

※手抜きの言い訳を500文字近く書いてしまい申し訳ございません

 

 

今世紀最大の無駄なバクステ

5.30大阪 Bブロック公式戦
エル・ファンタズモ VS 田口隆祐

田口「酒は飲んでも、レモンサワー、レモンチューハイ、サワーですか? チューハイですか? レモンサワー。昨日もちょっと2時まで飲んでて。最初ビール、日本酒、ヤバいなと思ったんで、レモンサワーに切り替えて。レモンサワー、クエン酸ですよ。クエン酸の力。今日、クエン酸の力で倒しました。レモンチューハイ。飲むならレモンチューハイ。レモンチューハイ10杯ぐらい飲んでも大丈夫ですよ。クエン酸で疲労回復。レモンチューハイ、大好き! あ、レモンサワーか? レモンサワー、大好き! これでスポンサーついてくれますか? まあ、レモンですね。レモンティーでもいいのかな? レモンティー、レモンです、レモン!」

 

こんな奴にタップアウトしてしまったエルピーくんも憐れな男である。

シリーズ前半戦はオスプレイを撃破するなど調子の良かったエルピーくんだが、後半にわかりやすく失速してしまった。

やはり長丁場でしかも毎試合の過酷さによって疲労が溜まっているのだろう。

エルピーくんのほうは、バックステージで純粋なロビー君と口論になっていたが、田口のバクステよりはマシなので、中継ではそっちを流すべきであった。

 

 

DOUKI、新日を主戦場にしろ

5.30大阪 Aブロック公式戦
ウィル・オスプレイ VS DOUKI

 

結果は出ないが、やはり未知数のDOUKIの試合は見ていて非常に面白い。

カラダの柔軟さが生み出すしなやかで予測不可能な動きから、何が飛び出すのか? というワクワク感を煽ってくれる。

さらに、実況席にいるタイチがどのタイミングで介入してくるのかというスリルもあって最高だ。

さすがのオスプレイは、すべて読んだうえで実況席のタイチに攻撃を仕掛けるというとんでもない先手を打ったが、そんなのも含めて素晴らしい緊張感に満ちた試合であった。

 

 

金丸のプロレスはアートだ

5.29名古屋 Aブロック公式戦
ドラゴン・リー VS 金丸義信

 

Aブロックでもっともエンターテインメント性のある闘いをしているのは間違いなく金丸であろう。

勝ち点にはまったく繋がっていないのに、とにかく金丸のパフォーマンスばかりが記憶に残っている。

場外カウントの終盤でヤングライオンをぶつけてリングアウトを狙ったり、レフェリーを排除してあっさりとマスクを脱がせたり、ウイスキーミストをこれ以上ないほど鮮やかに失敗したりと、もうすべてが芸術的コメディセンスに満ちている。

もしこれがフィギュアスケートであれば、技術点と芸術点すべて最高点の世界記録達成は間違いなしで、もはや“プロレス界の羽生結弦”を名乗ってもいいかもしれない(逆に羽生くんは“フィギュア界の金丸義信”を名乗るべき)

さらにこの日も実況席には「スーパージュニア21人目の出場者」ことタイチが君臨。

ここぞという場面で盛大に介入し、負けた金丸と共に職場放棄で退場してしまうという素晴らしい伝統芸を魅せてくれたのであった。

 

 

「カワイイ」は正義!

5.31愛媛 Aブロック公式戦
ドラゴン・リー VS マーティ・スカル

 

マーティとその忠実なる部下ブロキンのステキな“ヴィラン・エンタープライゼス”は、BOSJにおいて殺伐さの中に光るひとすじの「癒し」であった。

どんなに悪い事をしようと、ブロキンは持前の「キュートさ」でそれを帳消しにしてしまう。

まさに、あざとい小悪魔のようだ。

いかついタトゥーとヒゲもじゃの2メートル男に、ここまで愛くるしさを感じてしまう我々人間という生き物の脳はどうなっているのだろうか。

一種の集団ヒステリーにも似た現象だと思わずにはいられないが、とにかくブロキンは満場一致でカワイイのである。

 

 



まとめ

 

最終戦を待たずして、俺のBOSJは終わった。

鷹木、オスプレイ、田口の残った3人、誰が優勝しても別にいいからである(言い換えると興味がなくなったということなんだが)

俺の両国大会の楽しみは、超級の大物レスラーであるジョン・モクスリーの登場とその後のUSヘビー王座におけるストーリー展開だけである。

ジュースがモクスリーにベルトを奪われたあとの次の挑戦者はいったい誰になるのか?

大阪城ホールを盛り上げるには、もはやスター級の挑戦者が出てくるしかないが、たとえばあやつ。

一度US王座に挑戦している日本人がひとりいたはずだ。

「その名を口にだしてはならない」と言い伝えられている恐るべきあの男。

プロレス界の常識をことごとく打ち破り、己が台無しにしたチャンスの数は無限大。

先人たちが培ってきたプロレスの偉大なる歴史をすべて無に還す“ゼロの能力者”が、ジョン・モクスリーのスーパースターとしての栄光をも飲み込んでしまう可能性も微レ存である。

そんなことは絶対に無いと信じたいが。。。

 


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記事の最後のヨシハシネタがあまりにも無いので、なんとなく近況でも探ろうとヨシハシのブログを見てみた。

直近の日記には、注射が怖かったけど痛くないと言われたから打ったら凄く痛かったこと、電車に乗ったら横にガタイのデカい女が座って両ヒザをパカパカさせてくるので押しやられるまいと必死だったこと、などが小学生の作文並みの稚拙さで記されていた。

とても30歳すぎた大人の文章ではない。

俺はあまりの恐ろしさにお腹が痛くなったので、十字架を握ってそのまま30分ほどトイレにこもって祈ったのであった(ついでにウンコもしたが)

神のご加護があらんことを。

 

つーか、もうやめていいですか?

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Comment

  1. デルピッポ より:

    鷹木は全勝でも申し分ない試合してるとは思いますが、これでいいのかとは少し思ってしまいます。
    準ヘビー級の鷹木がこれだけ無双するとやっぱりジュニアはヘビーの下なのか…って感じですよね。
    まぁ言ってるように鷹木は説得力抜群の試合をしてるので文句はないのですが、個人的に止めてほしいのはBOSJ全勝優勝を手土産にG1に参戦することですね。さすがにG1でも全勝優勝することはあり得ないと思うので、そうなると新日参戦後初めて直接ピン負けするということです。それはSHOでも石森でも田口監督でもジュニア戦士にやってもらわないといけない役目ですからね。

    • devonyamaoka より:

      どうも! Aブロックの鷹木無双のときはそのへん心配になりましたが、決勝で見事に不安解消となりましたね! これで鷹木全勝でヘビーに・・・となったら目も当てられないというか、ちょっとBOSJというブランドの価値が危ぶまれるような気もしていたので。オスプレイが対角線に立つという構図は、見事だなと感心しましたw

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