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【5.22後楽園】エル・ファンタズモッテ、マカロン。【BEST OF THE SUPER Jr.26】

 
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とにかく私は、“悪いことをする人”を見るのが好きなのです。

というか、勝つために手段を選ばない生き方というものに憧れがあり、たとえば映画やマンガなどで、「大きなチカラを手に入れるために悪魔に魂を売る」みたいなシチュエーションに異様に興奮してしまいます。

プロレスにおけるヒールという立場に心奪われるのは、その人間本来の「良心」を封印して勝つための悪行を繰り返す「非情さ」への憧れ。

心がキレイすぎて優しさが溢れている私のような良心的人間にとって、そんな悪党たちの卑劣な行為は魅力的でしかないのです。

 

エル・ファンタズモさんは、ここ新日本のリングで悪に身を染めました。

ナイスガイだった以前までの自分について「今までの俺は偽りの姿だった」と語っているファンタズモさんの、その言葉の説得力は絶大。

だってこんなに、心の底から「悪い」んですから。

ヒールもまた、生まれ持った悪のセンス、悪行をひらめくための素質なんかが必要で、一朝一夕で身につくようなものじゃないのです。

表向きはヒールでも、人の良さが滲み出てしまう人もいれば、悪になり切れない人もいます。

ファンタズモさんの「悪」には、徹底した信念と美学を感じて心を奪われてしまいます。

参戦してまだ1か月にも満たないというのに、ここまで自身の立ち位置・存在の意味を明確にしているファンタズモさんの、高すぎるパフォーマンス能力は脅威。

これに対抗できる唯一の悪は、もはやすべてを無にする“ゼロの能力”を持つあの男しかいないのかもしれませんが、その話はいつかまた。

 

というわけで、まさかの公式戦ABブロック合わせて10試合が行われた、5.22『BEST OF THE SUPER Jr.26』後楽園ホール大会1日目の感想を、ベストバウトランキング形式で綴っていきたいと思います。

 

 

 

1位 悪の魅力爆発の圧倒的疾走感!

Bブロック公式戦
エル・ファンタズモ VS ウィル・オスプレイ

 

悪すぎて笑ってしまうファンタズモがファンタジックかつファンシーな悪行でファンをも挑発。

ファンタズモさんは観客にも積極的に悪い事をするので見ていて気持ちがいい。

特に、ずーずーしく絡もうとするロスインゴファンなんかのキャップをブン投げる姿には快感しか湧かない。

 

対戦相手のオスプレイは、ファンタ初登場時の引き立て役のようなカタチの敗戦から、さんざん挑発されているので怒り心頭。

ゴング直後にショットガンドロップキックをファンタに食らわせると、そのまま場外での大乱闘へとなだれ込むのであった。

計算高いファンタによるオスプレイへの罠は、すでにここから綿密に張られていたと言ってもいいだろう。

バカにしたような態度でオスプレイのイライラを沸騰させ、その足元をすくってやろうという企ては見事に成功した。

 

それにしてもファンタVSオスプレイは、純粋なプロレスとして最高に面白かった。

26分という長い試合だったそうだが、体感時間は10分ほどのあっというまの出来事で、そのスピード感・疾走感が相当なものだったことが伺える。

高い身体能力に定評がある2人の軽快かつスタイリッシュな攻防のスペシャル感。

ファンタによる、ツバを吐いての挑発やレインメーカーのマネゴト、そしてここぞという場面での急所攻撃と、悪行もまた見事なまでに冴えていた。

 

ファンタ「ロスインゴ、CHAOS、本隊のキャップを被っているヤツがいるなら、いますぐそれを脱いでバレクラキャップを買って来い!」

 

このマイクを聞いて買いに行かない奴はアホである。

 



2位 華麗なるリングアウトマジック

Aブロック公式戦
SHO VS 金丸義信

 

これまた天才。

なんつー天才。

天才ここに降臨。

 

今世紀最高峰の天才的リングアウト。

鮮やかすぎてため息が出るほどの20カウントマジックである。

 

「男の勝ち方はこれだ」と言わんばかりの金丸氏

 

場外でさんざんSHOを痛めつけ、カウントギリギリでリングに間に合いそうなところへヤングライオンの辻をぶつけて転倒させるという、天才棋士の藤井聡太くんですら思いつかないであろう勝利の方程式。

仮に最初から狙っていたとして、それを実行し成功させるにはどれだけの経験と試合勘が必要なのだろうか。

これまでベストバウトを出し続けている覚醒したSHOに何もさせずに勝利し、さらに3連戦の初戦での体力温存にも成功。

金丸には知性の神が手を貸しているのか?

はたまた金丸自身が知性の神なのかもしれない。

 

やっぱ金丸優勝でいいだろもう。

 

 

3位 伏兵ブロディ・キング強襲

Aブロック公式戦
マーティ・スカル VS 鷹木信悟

 

テクニック対パワーという典型的な図式で行われた闘い。

パワーの違う相手をピンポイントの攻撃で迎え撃つスカルの器用さとセンスが光るが、対する鷹木もプロレスの巧さがトップレベルゆえにその化学反応がエンターテインメントとして作用するのだ。

そんな正統派とも言える攻防の中、思い出したかのようにセコンドのブロディ・キングが牙をむく。

素晴らしい介入タイミング。

傘での殴打&ブロディのぶん投げで鷹木がノックアウト寸前になったとき、まさかここで初の敗北を喫するのかとドキドキした。

ひとつの試合の中で、その攻防がさまざまにカタチを変えて感情を揺さぶってくれたという意味で、非常に完成度の高い闘いであった。

 

 

4位 ヤングライオン成長物語

Bブロック公式戦
バンディード VS 成田蓮

 

第2試合でありながら、観客を大いに熱くさせてくれた。

メキシコの選手とのシングルは初だという成田だが、そもそもこのリーグ戦は何から何まで初めてづくしではないか。

1勝することなど奇跡でしかないほど難しい大会ではあるが、その1試合1試合が貴重な経験であり、確実に成長に繋がるんだからケガさえしなければ結果オーライである。

とはいえ、成田自身はしっかり「勝ち」にこだわって欲しいし、俺たちだって勝利が見てみたい。

場外へのプランチャーを敢行した成田をバンディードがキャッチしてエプロンに叩きつけたとき、成田死んだかと思った。

最後は21プレックスでトドメを刺されてしまったが、ここまで熱狂させる試合を魅せる成田には期待しかない。

 

 

5位 芸術に昇華したレスリング

Aブロック公式戦
ティタン VS ジョナサン・グレシャム

 

グレシャムがオクトパスの異名をこれでもかと見せつけた試合だった。

しかもティタンもまた“同じタイプのスタンド”かと思わしきテクニックと柔軟さを持っているのである。

関節技への器用な入り、丸め込みの攻防、グラウンドへの持ち込むテクニック、どれをとっても芸術的。

グレシャムはやはり同じタイプの柔軟さを持つ相手との試合で異様に持ち味を発揮する人なんだね。

 

 

 

もうすぐトップ5(ざっくりと)

6位
Bブロック公式戦
ロビー・イーグルス VS 田口隆佑

 

頭がいい。

田口も頭脳的だが、イーグルスはさらに頭脳的な闘い方をする人だと思った。

 

田口「去年『月刊69.com』というので『3連勝 その後全敗 リーグ5位』といういい句を詠みましてね。まさに、予言していたかのような。去年、予言してたかもしれないですね。残り全敗すれば予言的中ということなんで」

 

7位
Bブロック公式戦
YOH VS ロッキー・ロメロ

 

恍惚の表情で胸筋を延々と動かし続けるYOH。

これはもはや新手の自慰行為と言っても良いのではないか。

 

何を考えているかわからない、試合における作戦とその企みが読みづらいYOHの闘い方が定着しつつある。

序盤からヒザを狙い、それをフィニッシュに繋げるという見事な勝ちっぷりであった。

 

8位
Aブロック公式戦
ドラゴン・リー VS タイガーマスク

 

龍虎対決。

とはいえ2人の年の差、キャリアの差はいかほどなのであろうか。

チャンピオンでありながら、レジェンドへのリスペクトを込めた闘いをするドラリーは本当に人間が出来ている。

この礼儀正しさはいったいどこで養われるのであろうか。

殺人事件多めなイメージのメキシコだが、もはや日本よりもずっと素晴らしい国なのかもしれない。

 

9位
Bブロック公式戦
DOUKI VS BUSHI

 

BUSHIさん初勝利もあっけなく終了。

DOUKIさんのコードブレイカー受け、MX受けが見事であった。

 

10位
Aブロック公式戦
TAKAみちのく VS 石森太二

 

第1試合でボンソル石森が出てくる豪華さに貢献したTAKAさんであったが、あっさりと敗北するのであった。

 

 



まとめ

 

試合中だけでなく、実況席でも、寝ても覚めてもジュースくんを悩ますミステリアスVTR

いつも元気いっぱいなジュースくんが、あからさまにテンションを下げるのを面白がった運営が、いろんなタイミングで上映する嫌がらせ展開である。

そろそろ「今日はどんなタイミングで流れるんだろう」というワクワク感に変わってきているので、今後は運営のセンスが問われるであろう。

 

 


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ジュースくんのUS王座に絡むであろう謎の人物が明らかになるのは6.5シリーズ最終日である。

先日、そんなミステリアスVTRに関する動きがあった。

プロレス団体DDTにて、例のVTRそっくりのパロディ映像が流れ、クリス・ブルックス選手の参戦が発表されたというのだ。

 

つまり、ブルックスの新日参戦は無し。
当初からウワサされていた「謎の“DEATH RIDERS”はクリス・ブルックス説」が大きな勘違いであったということである。

 

ということは・・・・

 

 

必然的に、この謎の男の正体はひとりに絞られてしまったではないか。

 

そう、いまもっともジュース君に「お前はおわりだ」と言いたがっている男がいる。

 

ヒントはこれだ。

 

 

 

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Comment

  1. デルピッポ より:

    オスプレイのベストバウトマシーンぶりが半端ないことになってますね。
    金丸はほんとすごいです。19で戻るとみんな思ってるところであんな終わらせ方があるとは…

    • devonyamaoka より:

      どうも! 金丸が連日素晴らしい試合をしていますねw オスプレイは相変わらず凄い。成田との試合すらとんでもなくエキサイティングでしたw

  2. リック より:

    ノブオジサンフェニックスの前にショウタナカビッグボディはなすすべもなく…

    自分としては1位鷹木スカル 2位金丸SHO 3位オスプレイELF

    次点で田口ロビー
    ロビーは今大会で評価がかなり上がりました。ベビーフェイスが向いてそうだしYOHと組んで膝殺しコンビとかやってほしい。
    少し意外だったのがBUSHI、DOUKIと試合のテンポが噛み合っていて予想外に楽しめました。BUSHIのもっさり感ってルチャを忠実に守ってる結果なのかな?と、これから少し見方が変わりそうです。

    1年前のジュースこんなこと言ってたんですか笑
    これは…ありますね!

    • devonyamaoka より:

      どうも! ノブオジサンフェニックス、さすが知性の神が宿っていることはありますね。鷹木スカルも試合の組み立て方が上手すぎる2人の良さが噛み合って面白かったですね。ロビーくんはヒールはあまりに合わないですねw 真面目そうだし。ヒザに狙いを絞って攻めていくのがYOHと同じですもんね。2人の闘いは楽しみです。
      BUSHIはワンパターンすぎるのがモッサリ感に繋がっている気がするのでDOUKIみたいな変な奴とは面白くなるのかもしれませんw

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