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【後楽園3連戦】二兎を追う者だらけのどんたくシリーズ【Road to レスリングどんたく】

 
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「二兎を追う者は一兎をも得ず」

 

2つのモノを欲張って同時に手に入れようとすると、結局どちらも手に入らずに終わることになる。

つまり「欲を出すな」という教訓として使われることわざである。

 

4.24『Road to レスリングどんたく』後楽園大会3日目のメイン終了後に、鷹木信悟のマイクで飛び出したこの言葉。

 

鷹木「オイ、お前は俺から3つ獲ることを優先してんのか? それともジュニアタッグのベルトを獲ることを優先してんのか? どっちが大事なんだよ。 やさしい先輩が、ひとつアドバイスやろう。SHO君 “二兎を追う者は一兎も得ず” だ」

 

要約するとこうなる。

 

俺を倒そうとするよりもBUSHIを狙ったほうが楽だし防衛しやすいよ。

 

ふむ。これは広島大会で、間違いなくSHOが鷹木先生の教え通りにBUSHIを狙い撃ちし、初のベルト防衛の快挙を達成するフリとなるであろう。

 

同じく4.24後楽園大会の第4試合終了後のバックステージにて、福岡でドラリーのIWGPジュニア王座に挑戦する石森太二がこんなコメントをした。

 

石森「おい、ドラゴン・リー。お前、田口とタッグ王座目指してるんだって? 俺とのタイトルマッチを目前にしてすっげえ余裕だな。IWGPジュニアヘビーのベルトはそんな安いもんじゃねえぞ。お前にピッタリな日本語を教えてやるよ。“二兎を追う者は一兎も得ず” 

 

時を同じくして何の接点もない選手同士が同じ言葉を口にしたのは偶然なのか?

 

さらに飯伏幸太の持つインターコンチ王座への挑戦を決めた内藤哲也の、今シリーズにおけるテーマはまさに2つの王者に君臨するという偉業への挑戦である。

 

内藤「インターコンチネンタル王座とIWGPヘビー級王座を同時に保持する。今でも俺は、それを狙ってますよ」

 

 

みんなで二兎を追いまくり。

 

まるで世界各地に収監された5人の最強死刑囚たちが、なぜか全員同時に最高セキュリティの刑務所から脱獄して東京を目指すかのようなシンクロニシティがここに起きているのだ。

 

「二兎を追う者は一兎をも得ず」

群雄割拠の新日本プロレスのトップ戦線を戦う選手たちにとって、そんなことわざなどまったくもって教訓としての意味を成さない。

「二兎を追って二兎とも頂く」という、神をも恐れぬ向上心を持つ者こそが天下を獲るのだ。

『レスリングどんたく』シリーズにおけるこの奇妙な二兎追いシンクロは、6月の大阪城ホールに向けたストーリーにどんな展開をもたらすのであろうか?

 

 



しかし最も気になったのはこの試合

 

鈴木とライガー。

2人のドラマはまだまだ終わらない。

これを消化せずに、獣神サンダー・ライガーが引退をすることなど到底不可能なのだ。

2002年、鈴木みのるが所属する格闘技団体パンクラスのリングに上がったライガー。

オープンフィンガーグローブを付け、特別仕様のライガーマスク(ツノが無くて口元も解説用みたいにパックリ開いたやつ)に身を包み、普段の衣裳も封印しての参戦である。

もちろんルールはMMA(総合格闘技)にのっとったパンクラスルールであり、プロレスラーのライガーにとっては不利な条件であったのは間違いない。

試合は当然のように鈴木が圧倒し勝利したが、ライガーは試合後のマイクでこう言い放った。

 

ライガー「このままで済むか! すぐだとまたこんな目にあっちまうから、2年くらい時間をよこせ、そしたらお前をブチ殺してやる!」

 

あれから17年後のこの日4.24後楽園ホール大会で行われた「獣神サンダー・ライガーデビュー30周年記念試合」

どんたくシリーズで組まれている鈴木軍との闘いは、タイトルマッチを控えた前哨戦でもなく、当初は何のテーマも無い前座試合であったはず。

しかし、ライガーが今年中での引退を表明していることから、必然的に、運命とも言えるタイミングで、2人の止まった時間が動き出した。

 

鈴木「オイ、ライガーよ。お前、あのとき言ったよな? 『2年ぐらい時間よこせ』って。オイ、いつまで待たせんだよ。それとも何か『体力が衰えて怖いからもうあなたとはできません』そういうことか?」

 

鈴木の手には、まさかのオープンフィンガーグローブ。

ドラマは「運命」であり、「運命」には偶然ではなく理由がある。

ライガーがパンクラスのリングに上がったことで、鈴木はプロレスへの情熱を取り戻した。

17年後、ライガー引退のその年に、鈴木は新日本プロレスのリングに立ち、ライガーと対峙している。

運命の重力が、17年の時を経て2人をこの場所へと引き寄せたのだ。

 

 

このチャンバラもまた美しき運命のチャンバラ!

 

 

 

ジュニア頂上決戦への高まる期待

 

髙橋ヒロムが長期欠場を余儀なくされ、KUSHIDAは退団、オスプレイはNEVER戦線へ移行と、スターが次々と離脱していった新日ジュニアのトップ戦線を、しっかりと盛り上げてくれた石森太二とドラリーの2人には感謝しかない。

MSG大会での3WAY戦も見ごたえ満点の好試合であったが、やはりシングルマッチで本領発揮の2人を見てみたい。

後楽園ホール3連戦の前哨戦でも、ドラリーと石森はまるで手を抜くこともなく次々と出し惜しみのない攻防を見せてくれる。

決戦は5.3福岡どんたく1日目のメインイベントである。

まさにジュニアの頂上決戦にふさわしい舞台ではないか。

さらにこの闘いが、来る次シリーズ『BEST OF THE SUPER Jr.26』を盛り上げるための重要な要素にもなるのだ。

間違いなく壮絶で、とんでもなく濃厚な内容になるであろうこのカードへの期待がますます大きく膨らんだ前哨戦であった。

 

 

 

鮮やかなるチームZTTの闘いとヨシハシの陰謀

 

ヨシハシ「オイ、ザック・セイバー! 俺を甘く見んなこの野郎! 俺がなぜ、この新日本で生き残れたか? テメェみたいにナメた奴をブッ倒してきたからだ! いつでもやってやるよ!」

 

俺の記憶が確かならば、ヨシハシがナメた奴をブッ倒しているところをあまり見たことがない気がするのだが認識不足なのだろうか?

しかもヨシハシは、新日本で生き残っていけているという自覚はあるようだが、キャリアに比べて実績が足りていないということの自覚はあるのか? そのへんがとても気になる所だ。

 

後楽園3連戦で、巧みな連携を見せたタイチ&ザック&TAKAの「ZTT」は、タッグチームとしてとても魅力的である。

特にフィニッシュに3人そろってリング上でサブミッションを鮮やかに極める絵的な素晴らしさ。

NEVER6人タッグを見据えているとのコメントもあったが、現状このタイトルは即席チームばかりが気まぐれで挑戦してはベルト移動ばかりしているマヌケな状況。

ZTTは、そんなタイトル戦線に新たな刺激と価値を与える存在になりそうで非常に楽しみだ。

 

しかし腑に落ちないのは、圧倒的強さで勝ち名乗りを受けたZTTのザックが、ヨシハシに向かって挑発的な仕草を見せている点である。

そもそもヨシハシはゲーム(ウイイレ)のことで頭がいっぱいで、プロレスのチャンピオンベルトになんか興味が無いのは明らかであり、そんな奴にわざわざ英国の至宝をアピールしないで欲しいと思うのは俺だけだろうか。

愛知大会のICタイトルマッチ後に、内藤が「もし俺の他にそのベルトがほしいという選手がいるのであれば、いますぐリングに上がってこいよ」と、親切にヨシハシを呼び込んだにも関わらず無視をキメこんだヨシハシ。

新日本プロレスのベルトに興味がないのに、イギリスのベルトに興味あるわけねえだろうが。

 

いや、待てよ?

 

もしかしたらヨシハシは、実は人知れずイギリスマットに深い思い入れがあり、最初からブリティッシュベルト狙いでプロレス人生を送ってきたのだとしたら?

 

だから今まで他のベルト挑戦にはまったく無関心で、ここぞというチャンスにもいまいち乗り切れず、ヒールターンのタイミングに心ここに在らずですっ転び、内藤の呼びかけにも応じなかったのかもしれない。

そう考えれば、ヨシハシの今までのモッサリぶりにすべて辻褄が合うではないか。

 

恐ろしいことに気付いてしまった。

 

ヨシハシの目的は、最初からブリティッシュヘビー級王座だったんだ!

 

 

いけない! ザック、逃げて!

 

 



まとめ

 

ビッグマッチに向けたさまざまな前哨戦が行われ、まさにクライマックスに近づいてきた感たっぷりな後楽園3連戦。

4.26広島大会で決着を迎えるジュニアタッグ王座戦に向けてのSHOの気合いに、初防衛達成の予感を感じずにはいられなかった。

また、4.29熊本大会で新日本の戦力図が大きく変わりそうなジェイくんと後藤さんとのシングルマッチ

いまだ直接ピンを取られていないジェイくんをここで下せれば、後藤さんの再ブレイクに向けたお膳立てが整うことになるので大注目である。

さらに、熱を帯びすぎて近づいたら火傷しそうなほどにヒートアップしている石井さんとEVILの因縁。

イービルに対峙した石井さんは鈴木みのるみたいに狂暴であるが、なんとなくEVILに気迫が足りていない気がしているので負けずに頑張って欲しい。

IWGP王座戦を控えたSANADAとオカダの絡みも、クールではあるが内なる炎が燃えさかっているようだし、それぞれのビッグマッチへの準備万端。

どんたくシリーズ、ついに決戦の地へ向かってラストスパートである。

ではでは。

 

 


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ザック「じゃあ、俺は今日でシリーズ最後の試合だから。イギリスで他の奴の相手しないと。俺が帰ってきた時にはタイチはNEVERのチャンピオンで、TAKAはBOSJ優勝だろ? 決勝で俺がTAKAのMCをするよ」

 

TAKA「ヨシハシは?」

 

ザック「あっ!(忘れてた)いや、ヨシハシはないわーw」

 

タイチ「ひどいな。ヨシハシはひどいなw」

 

ザック「時間の無駄www」

 

 

 

一方その頃ヨシハシは・・・

 

 

 

「オレとやりたいならいつでもやってやんよ!(キラン)」

 

 

イギリス大会メインイベント不可避!!!!!!!

 

 

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Comment

  1. リック より:

    万が一ザックがヨシハシにシングル負けたら新日観るのやめます。

    と、いうのは半分冗談ですが流石に因縁としては無理があり過ぎるような…ていうかナメられて因縁になるならヨシハシはほとんどのレスラーと因縁があることになるでしょ笑
    対して鈴木ライガー。単純な感情では無く歴史やプライドが折り重なって正に因縁。比較したらいけないレベルですが、ついつい比較してしまいますねぇ。

    二兎を追う者は〜のシンクロは偶然なのか必然なのか。
    しかしデヴォンさんの言う通り、全てを手に入れるくらいの欲求と覚悟もまた無くてはならないもの。
    今年のBOSJで一つのテーマになりそうですね。

    • devonyamaoka より:

      どうも! ヨシハシにシングルで負けたら、選手本人よりもファンがショックですよね。昨年のG1のエルガンとか「負けるわけないじゃん」って思われる勝利は逆効果でしかないと思うんですよねえ。ヨシハシの場合は、自分からいかないのが違和感ですよね。相手に寄ってきてもらって成立しているのをどうにかして欲しい。弱いけどヨシハシ本人がつっかかっていくならいいんですが。
      二兎追いシンクロは面白いですよね。二兎を得るくらいの気持ちは絶対に大事ですから、そんな気合いを持った者がトップ戦線を闘い抜けるというのは間違いないと思います。

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