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【3.24優勝決定戦】俺たちにはレインメーカーがいる【ニュージャパンカップ2019】

2019/03/28
 
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現在の新日本プロレスが最高である理由。

セルリアンブルーのマットに「レインメーカー」オカダ・カズチカがいる。

SANADAがいる。ジェイくんがいる。飯伏がいる。内藤がいる。鈴木がいる。石井さんがいる。そしてヨシハシ(裏切り枠)がいる。

 

オカダ「新日本プロレスはさ、いろんな人がアメリカに行ったけどさ、『NEW JAPAN CUP』物足りなかった? 俺はこの新日本のリングが世界一だと思っています。SANADAさんの言葉を借りるなら、俺は世界で新日本プロレスが好きです!」

 

不覚にもこの時点で俺の感動レベルが限界をブチ抜いてMAXになってしまった。

NJC出場選手32名全員へのリスペクトを感じさせつつ、決勝戦の相手であり、会場がホームタウンであるSANADAへの健闘をも称える絶妙なマイク。

 

オカダ「約束、アメリカから帰ってきたらまずSANADAさんともう一回やるよ!」

 

このひとことに、SANADA優勝を願っていたファンも大いに救われたことであろう。

完璧なる王者のマイク、まごうことなきヒーローのマイクである。

 

『NEW JAPAN CUP 2019』優勝者、オカダ・カズチカ

 

大本命の優勝候補筆頭と思われた男が当然のように優勝。

正直、開幕当初は「オカダ以外の選手が優勝すれば面白い」などと革新的な展開への欲求もあったが、決勝戦を終えてみたらもう「オカダしかいねえ!」といった心境にしかならない。

 

新日本プロレスが世界に誇る、心技体すべてを兼ね備えた圧倒的スーパーヒーロー。

腕力、反応速度、耐久力、回復力などバランス良く優れており、中高く舞う得意技のドロップキックは見栄えの美しさにも定評がある。一撃必殺のレインメーカーで悪のプロレス王、鈴木・サノス・みのるを何度も退けた。

今年の1.4東京ドームでは、ジェイくんに負けてはしまったが、もちろんそれは外道さんの介入で油断したからであり、次は絶対に負けないだろう。

その証拠に、試合後に現れたジェイくんと外道さんを、その切れ味の鋭いマイクパフォーマンスで一蹴してしまった。

 

オカダ「ひとつだけ言ってやるぜ。俺とお前とではな、レ~~~ベルが違うんだよコノヤロウ!」

 

会場にみなぎるカタルシス、オカダへの信頼感と期待感が入り混じった大声援。

このときばかりは、さすがの外道さんも満面の笑みで、ジェイくんの耳を塞ぎつつこうつぶやいたとか。

 

オカダ、後にも先にも、俺の最高傑作はお前だよ。。。

 

 



決勝戦、探求心の強いものが勝つ

NJC2019優勝決定戦
オカダ・カズチカ VS SANADA

 

自身のプロレスをさらに突き詰めて進化させることに余念のない者だけが、トップ戦線を生き残ることが出来る。

2年近くものあいだIWGP王者の座を守り抜き、陥落してもさらに進化&変化をしつづけるオカダ。

タッグでは数多くのタイトルを奪い、シングルでもさまざまなタイプの選手への対応能力に長けたSANADA。

歩いてきた道やプロレスラーとしてのスタイルはまるで違うが、同い年でイケメン、類まれなる身体能力と高いプロレスセンスなど類似点も多い2人。

 

オカダは過酷なるCHAOS対決を経て、仲間との絆を胸に決勝の舞台に立った。

対するSANADAは、後藤、鈴木、棚橋と、ボス級の大物を次々と撃破して決勝に駆け上がっているので、その勢いは相当なものである。

 

決着がつくまでにかかった試合時間は約33分

しかし観戦の体感時間は15分にも満たなかった気がするほど、あっというまの濃密な闘いであった。

スカルエンドをめぐる攻防、ツームストンパイルドライバーの仕掛け合い、ハイレベルな2人の運動能力がもたらす恍惚感とタメ息モノのエレガントさ。

新日本プロレスの目指す方向性を決定づけたかのような、シンプルかつ頭脳的なプロレスエンタテインメント。

 

惜しくも敗れてしまったSANADAも、確実にオカダのライバルとしての存在感を見せつけたし、応援していたファンの期待を裏切らない闘いをしてくれた。

勝ったオカダは、チャンピオン時代の経験、ベルトを落としてから得た自由な発想、そこから新たに得た強さをもって堂々たる勝利を掴んだ。

 

トップにいながらも持ち続けた探求心の強さがその勝敗を分けたような気がするのは俺だけだろうか?

もちろんSANADAも、己の強さを求めて変化していったが、オカダはそれ以上に探求&変化をしていたのだ。

つまりこれは、オカダの探求心が枯れない限り、レインメーカーは無限に強くなるという証明でもあるのだ。

 

 

 

 

柴田勝頼への想いとドラマ

 

柴田「私とオカダが試合をしてからの期間、彼の2年、私の2年、やっぱり時間は止まってないんです。こういう想いのある場所にきてドラマが交差する。やっぱりプロレスっておもしれえな」

 

NJC優勝決定戦の実況席に座った柴田勝頼に、試合後のオカダが近寄り2人は固く握手をした。

このシーンに心を動かされないプロレスファンなど皆無であろう。

柴田がここに座って、オカダが優勝し、2年の時を経て向かい合う。

 

いつか柴田はこう言っていた。

「これも俺のプロレスなんだ」と。

ケガで長期欠場し、プロレス復帰が見えない状況であるにも関わらず、試合をしているときだけがプロレスじゃない、いまこうして若手に指導しているこの瞬間もプロレスをしているんだと。

この瞬間、柴田とオカダの時間が交差し、プロレスラー柴田勝頼が多くのファンの脳裏によみがえる。

まさに今この瞬間も、柴田はプロレスをしているのだ。

 

試合後のバックステージでは、自分との試合が欠場への引き金となった柴田への想いが溢れ出たのか涙を見せてしまったオカダ。

そんなオカダに対して放った実況席の柴田のコメントもまた熱かった。

 

柴田「オカダにひとつ、俺から言うとすれば、“俺は生きているから安心しろ”大丈夫だと。ハハハ、泣くな」

 

兄貴みたいなあったかいセリフでオカダを励ます柴田が泣かせてくれる。

 

そんな人格者たるセリフに深く感動を覚える一方、ミラノさんの悪すぎる解説コメントがこちら。

 

ジェイくんの英語でのマイクに「何を言っているかさっぱりわからなかったけど・・・」と言うオカダに対して

ミラノ「さすがオカダ選手、中卒です」

 

悪い。。。悪いぞ、ミラノさん。

 

 

 

 

ジュース・ロビンソン、ヒーローへの道

IWGPUSヘビー級王座選手権
ジュース・ロビンソン VS チェーズ・オーエンズ

 

軽薄さ皆無のジュースを引き出したという意味で、オーエンズはとてつもない偉業を成し遂げたと言えるだろう。

入場時のジュース・ロビンソンは、派手な衣装はそのままだが、いつものチャランポランな入場ではなく、真っ直ぐにリングを見つめ、その目には闘志が宿っていた。

この日のジュースは、間違いなくヒーローのオーラをまとっていたのだ。

 

姑息でデンジャラスなオーエンズの攻撃に痛めつけられ、邪道やファレの介入に悩まされながらも、ジュースは一瞬の勝機を掴んで見事な勝利を挙げた。

オーエンズを応援してはいたが、こんなジュースならもっと見てみたい。

いつものナックルパートが鉄拳制裁として機能する高揚感はなかなかの演出であった。

 

試合後、ファレに襲われるもなぜかCHAOSのマイキー・ニコルスが駆けつけジュースを救出。

こういったくだりがあると、つい「もしかして一旦助けてから裏切るつもりでは?」という警戒心が生まれてしまう心境を“ヨシハシ症候群”と名付けたい。

 

 



まとめ

 

盛大なる歓喜と感動によって幕を下ろした『NEW JAPAN CUP 2019』

オカダのラストのマイクがあまりにも素晴らしすぎて、涙がポロポロこぼれて大変だった。

オカダが泣いて、俺も泣いて、柴田に「泣くな」って俺自身が言われたのような錯覚に陥って勝手に感激したりして。

 

なんだよ今年のNJC、最高かよ。最高なんだよ。

 

とか言ってるあいだに、MSG大会のカードが発表され、息子の中学の入学式が間近に迫り、大きな仕事の重要な打ち合わせが続き、札幌の雪解けがゆっくりと進み、新日本プロレスの新たなストーリーがまた始まるのだ。

 

 


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アメリカでヨシハシ裏切らねえかなあ。

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Comment

  1. デルピッポ より:

    正直判官贔屓的な想いもあってSANADAを応援してたんですが、試合後はそんなこと関係なくなりました。
    SANADAの良いところも引き出しつつ自分は盤石のプロレスでそれを上回る。まさに横綱相撲って感じでした。マイクもいつの間にか上手になったし、この圧倒的主人公感はMSGのメインで文句無しでしょう!
    そして試合後の柴田との邂逅…あんなの泣くにきまってますよ。柴田のおかげで2年前の4月からオカダに圧し掛かっていた重荷が取れたような気がします。
    優勝にあと一歩届かなかったとはいえ、SANADAも素晴らしかったです。危険技の応酬が無くてもこれだけ盛り上げられるのは本当にすごいと思います。オカダがIWGP奪取してもジェイが防衛でもどんたくでのIWGP挑戦は確定的ですので、NJCでせっかく上がった格をもっと上がらせてオカダの対角線に立てるようになってほしい。

    デヴォンさん毎日お疲れ様でした。デヴォンさんのおかげでNJCをより楽しく見れました。
    MSGのカードも発表されたしまだまだ楽しみが続きますね。

    • devonyamaoka より:

      どうも! 公式戦の感想、一応全部書きましたが、意外とあっさりとした軽い内容になってしまったことをお詫びしますw でも読んでくださり本当にありがとうございました! コメント返信が滞ったりしましたが、本当にモチベーションになりました。感謝です! 
      オカダのヒーロー感はこの2年で培ってきた経験とチャレンジのたまものだと思います。俺もサナダを応援しておりましたが、あの試合内容とラストのマイクで文句なんか出なくなっちゃいましたw サナダのトップ戦線入りも期待しつつ、まずはMSG大会を盛大に楽しみましょう! デルピッポさんも、NJCお疲れさまでした!w

  2. リック より:

    たぶん、ファンのほとんどが開幕前は番狂わせを期待していたと思います。しかし、結果は「オカダしかいない。オカダにジェイを倒して欲しい」という気持ちになっていました。
    ある意味ではこの結果が最高の予想外であり番狂わせなのかもしれません。
    SANADAも負けはしましたが、オカダの同年代ライバルとして立場を確立したと思います。
    オカダ、SANADA、実は同い年のザック、そしてジェイ
    この4人が今後の新日のキーパーソンになっていくんでしょうね。

    ジュース良かったですね、気合が漲るとはああいうことを言うのだとヨシハシに教えてあげたい。
    ナックルをヒールにだけ使うキャラならもっと推せるんですが…今後に期待。

    少し気になったのが長岡のジェイに対する野次でしょうか。
    (ブーイングじゃないですよ)
    あれ明らかにジェイくん傷ついてましたよ…英語を喋るからって日本語がわからないとは限らないでしょうに。ちょっと残念でした。
    その野次までネタにしてマイクで圧倒したオカダは流石としか言えません。まさにレヴェルが違う。

    それにしても最高過ぎた真NJC。欲を言えば敗者復活戦があったりしたら面白そうですが…難しいでしょうねぇ。

    デヴォンさんの記事を読むまでが自分にとってのプロレス観戦です笑
    これからも楽しい記事を心待ちにしています。毎日お疲れ様でした。

    • devonyamaoka より:

      どうも! オカダの重要性というか、存在感の凄さを思い知るフィナーレでしたね。大番狂わせを期待しつつ、それでもやっぱり「オカダ最高!」と納得させるのは本当に凄いっす。オカダという存在に確固たる説得力があるという証明ですね。これが「大番狂わせ」っていうリックさんのご意見、すごく共感します。トップ選手のひとりにSANADAも名を連ねたとしたら熱いっす。
      ジェイくんへの野次はいろいろとファンの間でも言われているみたいですね。ワールド観戦では俺的にはそれほど気にならなかったんですが、ジェイくんがやりづらそうなのは可哀想だなとは思ってました。外国人選手に対しての「日本語でしゃべれ」は野次として最低だと思います。それこそセンスが無い。最高のNJCだったのに、最後にファンがやらかしたのは残念でもありますね。
      US戦ではジュースのカッコ良さも際立ちましたね。オーエンズのヒールとしてのパフォーマンスが際立っていたからこそってのもありますが。
      いつも記事を読んでいただきありがとうございます。コメントくださるリックさんにも励まされております。感謝です。今回のシリーズくらい更新を多くできるよう頑張りますw

  3. いち飯塚さんファン より:

    ども、ご無沙汰してます。更新お疲れ様でした。NJカップ結局は、オカダ優勝になりましたけどオカダで良かったと思う様な内容でしたね。今後の新日本の方向性も見えたし実に楽しめたNJカップでした。私もJホワイトへの野次気になりました。うまくブーイングへの誘発タイムに使ってましたが表情がとても悲しそうにみえました。まだ若いし心が折れてしまわないか気がかりです。ファンの方々には切にマナーを守って欲しいと思う最後でした。
    後、オカダと柴田こんなん涙無しにはみれません( ノД`)…オカダ本当に良かった!あの涙はとても美しいものだ!だからないてません!とか言わなくていいよ!(笑)言いたい事が沢山ありすぎて支離滅裂になってしまいましたので、この辺で失礼させて頂きます。更新お疲れ様でした。

    • devonyamaoka より:

      どうも! NJC、まさに「オカダで良かった」と思わせるこのハッピーエンド感がたまらないフィナーレでした。いろんなドラマも生まれて、柴田が登場することでオカダの優勝にも、ジェイへの雪辱以外の大きな意味も生まれましたね。ラストのやり取りは感動しかないです。美しい涙は、見ているこっちも幸せな気持ちになります。
      ジェイくんへの野次問題は、ファンの間でもかなり議論になっているみたいですね。野次で目立とうとする人はどこにでもいると思いますが、センスが無いと周囲を不快にさせるだけなので、会場では特に気を付けて欲しいですね。公共の場所であるという意識が足りないのかもしれません。大会の最後なのに、そこだけ残念でした。
      いつも読んでいただきありがとうございます! 飯塚さんのネタを書く機会もあまりないと思いますが、今後ともよろしくお願い致します!

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