【3.21浜松大会】ハピネスチャージ コルカバ【ニュージャパンカップ2019】

“セルリアンブルーのマットに広がるビッグな愛” コルト・カバナが、初出場の『NEW JAPAN CUP 2019』で準々決勝へと進んだ。
1回戦で真壁刀義、2回戦で矢野通と、独自の世界観と湧き出るハピネスを武器にこれを撃破。
コルカバ「幻なんかじゃない! ドタバタの中で繰り出される強力な攻撃や虚を突いた巧妙なスーパーマンは幻なんかじゃない! みんな心の中にある幸せハピネスなんだからっ!」
※言ってないが
3.21浜松大会、準々決勝の相手はどんな世界観であろうが敵の土俵で勝利してしまう天才・SANADAである。
優勝候補筆頭であるこのSANADA(鈴木に勝ったから)を、コルカバは溢れるハピネスでどう攻略するのか?
俺がコルカバの存在を知ったのは、このNJCが初めてだ。
たった2試合の公式戦とそれに付随した前哨戦だけしか見ていないわけだが、俺はもはやコルカバのハピネスの虜。
コルカバの試合をもっと見たい。
コルカバのことをもっと知りたい。
コルカバのハピネスに包まれたい。
このシリーズ、多くのプロレスファンの心を掴んで離さなかったコルカバの魅力的な闘いは、新日本プロレスの輝ける未来の希望となった。
そんな、プロレス界のキュアラブリー、コルカバの真価が問われるこの試合をワクワクで観戦した俺の感想はただひとつ。
コルカバ、やっぱり可愛い。
みんなの笑顔が幸せハピネス
NJC2019準々決勝
SANADA VS コルト・カバナ
コメディでいくべきかシリアスでいくべきか?
ミラノさんの解説によると、試合前にコルカバはそんな戦略的選択に迫られていたとのこと。
シリアスなコルカバ、そんなものがあるならぜひ見てみたいが、きっとコルカバだったらシリアスでも幸せを醸し出すんだろうなあ。
しかしコルカバは、この準々決勝でもしっかりとお客様を楽しませることを忘れない。
無表情でクールなSANADA相手に、炸裂するコルカバ・ハピネスワールド。
手と手を握ればお友達! だよ!
いつまでたっても覚える気のないパラダイスロック、ゴロゴロ転がってさりげなくリング外にエスケープ、SANADAの反撃のターンにすかさず求める握手。
会場に笑いをもたらす行為のひとつひとつが、巧妙な戦術として機能しているIQの高さがコルカバのハピネスの正体である。
つまりコルカバの相手はバカにはつとまらない。
天才であるSANADAや矢野さんだからこそ、コルカバの魅力もまた引き立つのだ。
また頭脳だけでなく、SANADAのスカルエンドをパワーで切り返す地力の強さも持っているから凄い。
コメディ演出に目を奪われがちだが、エルボーなどの打撃も重く破壊力があり、さらにエグく極まるシカゴクラブも地獄味がって凄い。
決して笑いだけではない、コルカバの世界観の奥深さ。
それなのに、バックステージではとんでもなく謙虚なのだ。
コルカバ「俺にとって大事なのは、SANADAが俺をキツイ相手だと認識してくれたかどうかだ。俺をレスラーとして認めてくれたと思いたい」
コルカバさん大丈夫! SANADA、めっちゃキツそうだったよ!
ハピネスエース棚橋さん
NJC2019準々決勝
棚橋弘至 VS ザック・セイバーJr.
満身創痍な棚橋さんだが、やはり新日本プロレスにとってエースは唯一無二。
この状態でのザックとの試合なんて、棚橋さんファンにとっては恐怖でしかないと思うし、勝つにせよ負けるにせよタダでは済まないことは容易に想像できる。
しかし、棚橋さんのプロレスはそんな周囲の心配などものともせずに、感動的なまでの気迫と説得力でエンターテイメントとして魅せつけてくれるのだ。
あのザックを丸め込んで3カウントを奪うなんて、棚橋さんの経験なくして実現しない偉業である。
しかもハイフライフロー封印の中、ここまで納得の勝利を重ねるエースの奥深さにも感動してしまう。
試合後、会場を回りファンと触れ合うエースの姿、そして満面の笑みの大勢のファンたちなんかを観ていると、俺は自分のことのように嬉しくてほっこりとしてしまう。
やっぱエース棚橋さんも正真正銘のハピネスなのだ。
つまりこの日の公式戦は、超絶ハピネスチャージな幸福の2試合であった。
まとめ
珍しく気迫のこもった闘いを見せた石井戦を経て、果たしてヨシハシは変わったのか?
本当にヨシハシは覚醒したのか?
この日の闘いも、引き続きCHAOS対決であり、石井さん絡みであることからそのへんまったくわからなかった。
石井さんがまた引き出している可能性もあるし、結局のところトーナメントで自分よりも先に敗退した後藤さんに負けてしまったし。
小島さんがこんなツイートをしていた。
浜松大会、終了。
今日も上村と辻の気迫が凄かった。
…が、ごくたまに、その気迫が“本気に見えない”時を感じた。
「気迫出してますよ」というアピールだけに感じる時があるのだ。
『本気の気迫』って凄く難しい。
普段は仲間だったら、余計に難しいのかも。プロレスは本当に奥が深い。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) 2019年3月21日
ヨシハシの気迫も見せかけのパフォーマンスであったなら?
そう考えると、またもヨシハシ愛が深くなりそうな気がする。
そんな人間味のあるヨシハシが、俺は大好きだからだ(まさに母性)
Comment
コルカバ最高でしたね。
勝敗よりもただ彼の試合を見ていたくなるという不思議な感覚になりました笑
G1にも出て欲しいですが、バクステのコメントから察するに次の参戦はWTLになるようです。残念。
それにしても凄いのはSANADA。
何が凄いって去年のG1で語った「頭から落とすだけがプロレスじゃない。」という言葉が今まさに市民権を得ているという事実。
ザックみのるを代表とするグラウンド、コルカバ矢野のコミカルさ、棚橋さんのような試合巧者。
派手な部分以外で魅せることが出来るレスラーが増えたことが大きいですが、SANADAの言葉で観る側の意識が変わってきたように思います。
今の新日であればSANADAがトップになる日も遠くないでしょうね。
今年のドームでも同じ感想を抱きましたが、棚橋が勝利して締めるときの会場は、やっぱり溢れかえるほどの多幸感に満ち満ちてますね。死闘のあとの超久々のエアギター連チャンに次ぐ連チャンもさることながら、客席を一周する前に「ちっちゃいお子さんもいるからあまり押さないでくださいね」というアナウンスの優しさに、再び(もう何回目かは忘れましたが)惚れ直しました。
オカダがどれだけ桁外れの身体能力を持った超人であっても、内藤がどれだけ試合の勝ち負けに地位を左右されないカリスマであっても、ジェイの未来にどれだけ輝かしい栄光が待っているとしても、棚橋が今見せてくれるあの笑顔は他の誰にも真似できない。まさしく、愛をもって新日本プロレスのマットを照らす太陽だと思います。
コンディションがもっと回復するまで休むべきだとか、もう最前線からは退くべきだという意見があるのも、それはそれでわかるんです。今後の棚橋の人生を考えれば、満身創痍を絵に描いたような現在の状態は確かに心配だし。
でも、棚橋はずっとずっと夢見ながら戦ってきたんですよね。いわゆる暗黒期から再び、新日本の会場に、一杯のお客さんが戻ってきてくれる日が来ることを。そのためだけに人生を捧げてきたといっても語弊は無いはず。ボロボロの身体も、封印したハイフライフローも、無尽蔵の愛も、すべてを。
それだけのものを懸けてきて、ようやくかなった夢なんですから…棚橋が心の底から満足するまで、もうお腹一杯だと思い切りがつくまで、彼が守って甦らせた最高の舞台に立たせておいてやって欲しいと俺は思うんです。
もちろん、マジに通用しなくなってしまったら、そんな甘いことも言ってられませんけどね。ザックに決めたレッグロールのハマり具合い、昨日のSANADA戦(負けたけど)での観客をコントロールする上手さとか見てたら、まだもうしばらくは大丈夫でしょ!多分。
あと、今年のWTL、コルト・カバナがホントに帰ってきてくれるなら、矢野より棚橋とチーム結成してもらえないかなぁと思いました。今は亡きキャプテンニュージャパンとエントリーしたこともあるんだから、全然アリじゃね?
全国のちびっ子ファンも大喜びだよ!
どうも! 棚橋さんの魅力って本当に唯一無二で、あの人の歴史と新日本の歴史との相乗効果が深みとなって、何とも言えない哀愁を感じさせてくれますね。それが「愛してまーす」の重みにも繋がっていて、誰もが幸せを感じずにはいられない。優しさと強さと哀愁。それが誰にも出せない棚橋さんの魅力なのかもしれません。もう満身創痍だと言われても、それでもここまで強くて、勝てば太陽のように観客を照らして幸福を振りまいてくれる存在。すごい人です棚橋さんは。カバナと棚橋さんのチームは幸福コンビで最高ですね! それに期待!