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【3.20静岡大会】見せてもらおうか、覚醒したYOSHI-HASHIの本気とやらを【ニュージャパンカップ2019】

 
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YOSHI-HASHIという名の混沌。

 

もはやケイオスとはYOSHI-HASHIの存在そのものなのではないか? といった見解を示す有識者も多くいるほど、YOSHI-HASHIは不気味で謎多き男である。

俺たちはなぜこうもYOSHI-HASHIに惹かれ、YOSHI-HASHIに期待し続けるのか?

 

3.20『NEW JAPAN CUP 2019』準々決勝の闘いは静岡を舞台に、大注目のCHAOS所属選手4人による同門カードが実現した。

そのひとつが、石井智宏 VS YOSHI-HASHIという今世紀最大にエモーショナルな対戦である。

 

無骨で硬派でどんな相手にも真正面から殺気のこもった闘いを挑む石井さんに対し、天然でナイーブでいざというときには必ず浮足立ってミスをしがちなYOSHI-HASHIという、まさに対極な存在同士の一騎打ち。

プロレスの魅力はもちろん、実力も実績も、すべてが上回る石井さんであるが、俺たちはなぜかYOSHI-HASHIへの期待を止められない。

それはもちろん、名勝負製造機と呼ばれる石井さんが、きっとYOSHI-HASHIの潜在的な本気を引き出してくれることを信じて疑わないからである。

 

漫画『ドラゴンボール』で、ナメック星の最長老がクリリンの眠っていた潜在能力を引き出していたが、まさにそんなチカラが石井さんにはあるはずだ。

つまりこの試合におけるYOSHI-HASHIへの期待は、石井さんのプロレスコンサルタントとしての信頼感の大きさでもあるのだ。

 

YOSHI-HASHI「俺自身、初めて準々決勝まで来て、石井さんに絶対、勝つつもりでいたから。まだ追っつかないで終わったけど…。でも、石井さん自身が歩んで来た道を、少し俺は教えてもらえたよ。そんな気がした」

出典:新日本プロレス公式HPより抜粋

 

この日、YOSHI-HASHIの本気は石井さんによって引き出された。

 

マジか?

 

ということは、今回のようなYOSHI-HASHIをこの先ずっと見られるということだろうか?

 

答えは、この次の試合でのYOSHI-HASHIの姿を見ればおのずとわかる。

 

もしYOSHI-HASHIが石井さんから本当に闘魂を注入されていたとしたら、もはや如意棒を手に入場してくることは二度と無いはずだ。

 

生まれ変わったYOSHI-HASHI
「如意棒? あんなものは飾りです。メイ社長にはそれが分からんのです」

 

 

 



生まれ変わったYOSHI-HASHIの本気

NJC2019準々決勝
石井智宏 VS YOSHI-HASHI

 

石井さんと対峙したYOSHI-HASHIは、前哨戦からその温厚な性格を封印し、激しく、熱く、気迫のこもった闘いを見せてくれた。

多少ぎこちないのはしょうがない。

 

だって「殺気」という概念のまったく欠如した人間、それがYOSHI-HASHIだもの。

 

しかし、そんなYOSHI-HASHIがムリヤリにでも闘志を前面に出して、石井さんに向かっていたことに価値がある。

石井さんは、第一試合で永田、第二試合でタイチと、誰がどう見たって壮絶でドラマチックな闘いを見せてきた。

だからこそ、準々決勝というタイミングで石井さんと当たるYOSHI-HASHIにとっては相当なプレッシャーだったはず。

さすがにとんでもない危機感を感じていたかもしれないが、もちろんまたズッコケるわけにはいかない。

「物事が変わるのは一瞬」とか3年も言い続けている自分自身への矛盾と本気で向き合わねばならないのだ。

 

石井さんに鬼の形相でつっかかっていくYOSHI-HASHI

石井さんのアタマをペチペチして挑発するYOSHI-HASHI

石井さんの顔を足で踏んずけるYOSHI-HASHI

石井さんにツバを吐きかけるYOSHI-HASHI

 

みんなが見たかった熱いYOSHI-HASHIがここに。

そこに見えるのは、YOSHI-HASHIの「変わろう」という意思、観客を満足させようというサービス精神、勝ちたいという強い欲望。

 

それまでの、相手の挑発に鈍感で、向上心がまるで見えないボンヤリとしたYOSHI-HASHIではない。

石井さんの実直なるストロングスタイルに触発され、勝利への貪欲な精神がYOSHI-HASHIを突き動かす。

 

覚醒したYOSHI-HASHIは、石井さんに打撃でも引けを取らず、パワーでも互角に渡り合い、その執念が咄嗟の丸め込みをも誘発する。

勝利目前で炸裂した「熊殺し」はあまりにも完璧で、一瞬勝ったかと思ってガッツポーズをしたが、石井さんは意地でこれを返す。

その後、カルマに行こうとして石井さんはそれを許さずに惜しくもYOSHI-HASHI撃沈。

 

無念。

 

終わってみれば、石井さんの勝ちという順当な結果になった。

YOSHI-HASHIの本気が見ることができたという意味でとても刺激的な試合であったが、ここで石井さんを倒さねば、猛者だらけのG1クライマックスへの出場は危うい気がするのは俺だけだろうか。

 

キシリア少将「試合は素晴らしいが、戦果だけが問題なのでな」

 

 

 

YOSHI-HASHIにハマるファンの心理

 

俺たちはなぜにこんなにもYOSHI-HASHIが気になるのか?

優勝予想していた鈴木みのるが破れ、ブレイク必至であったタイチやオーエンズも敗退。

NJCにおける俺の個人的に楽しみな選手がどんどんいなくなっていく中、YOSHI-HASHIの動向は観戦する上での大きなモチベーションになっていた。

 

思えば昨年末から、YOSHI-HASHIのことが気になって気になって仕方がない。

CHAOSのスパイではないか? いつ裏切るのか?

 

裏切ると思ったらズッコケで流血し欠場。

復帰戦で裏切ると思ったら普通に試合して負ける。

裏切りは無いとあきらめかけたところで「裏切ろうと思った」発言(失言で削除)

ニュービギニングで裏切りそうな雰囲気を出すも何もせず。

 

そして今回のトーナメントCHAOS対決でベスト8進出し、またも「裏切りそうな雰囲気」を出していた。

ここで俺の言う「裏切りそうな雰囲気」というのは、当然のように俺の勝手な期待でしかない。

“今度こそやってくれるはず”というこの気持ちは、ダメな男性に尽くしてしまう共依存の女性と似た状況なのかもしれない。

そういった男と付き合って不幸になってしまう女性は「あの人を放っておけない」「いつかあの人は変わってくれる」などと思いこんでしまうわけだが、男は結局甘やかせば甘やかすほどダメになってしまう。

俺はそんな面倒見がいい都合の良い女さながらに、YOSHI-HASHIを諦めきれないのだ。

 

この日の石井さんとの戦いで、ついにYOSHI-HASHIは俺の長年の夢を成就させてくれる!

結局のところ裏切りはなかった(当然だ)が、何か新しい希望をYOSHI-HASHIは見せてくれたと思う。

 

尽くし甲斐のある男だぜYOSHI-HASHIは。

だから俺はYOSHI-HASHIを諦めきれない。

 

MSGのメインイベント、もしオカダがそこに立つことがあれば、オカダのセコンドに立ったYOSHI-HASHIがアメリカの地で盛大に裏切る姿をまたも夢見てしまう。

 

俺はずっとYOSHI-HASHIの手のひらの上なのだ。

 

つーか、幻の緊箍児(きんこじ)はいつ出るんですか?

 

 

 

進化するオカダ、同門対決を制す

NJC2019準々決勝
オカダ・カズチカ VS ウィル・オスプレイ

 

もはやヘビーとかジュニアとかそんな言葉が陳腐に見えてしまうほど、NJCにおけるオスプレイは巨大な相手にも説得力のある勝利を魅せてくれる。

オスプレイにしかできないパワーファイターへの対応法、オスプレイにしかできない切り返し、オスプレイにしかできないフィニッシュ。

その類まれなる存在感が、オカダをも倒してしまいそうな緊張感を与えてくれる。

 

しかしそんなオスプレイをも凌駕して圧倒的な強さで勝ってしまうのがオカダなのだ。

 

お互いに信頼感やリスペクトがあるからこその素晴らしい攻防であったが、結局オカダの強さが際立った印象であった。

しかもラストの締めのマイクも、観客に語りかけるような見事な盛り上げ方をしており、すべてにおいてオカダはどんどん進化しているなと思わせた。

次はなんと石井さんとの一戦である。

これまた激しい闘いになるだろう。

 



まとめ

カバナ「ミラーノさ~ん! わからなーい!」

 

 

 

 

 

コルト・カバナ、やっぱり可愛い。

 

 

 


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Comment

  1. リック より:

    ヨシハシ!良い気合だ!石井相手に退いてないぞ!バタフライからの連携は良かった!負けはしたけど次に繋がる良い試合だったぞ!…あれ?なんかデジャヴ?
    あっ、これヤングライオンを観る感覚だ。

    確かに気合は素晴らしかったです。ですが、裏を返せばそこを褒められるのは未熟の証でもあるわけで。
    やっと評価されるラインに立ったヨシハシ、ここから更なる魅力が足されていくのを期待したいです。
    ※Yahooで[ヨシハシ]と入れると[ヨシハシ プロレス 引退]
    が出てくるのは流石に気の毒…

    オカダはやっぱりチャンピオンの風格が凄い。完全な横綱相撲を展開しながらお互いの魅力を最大限引き出した名勝負でした。
    オカダ優勝は既定路線過ぎると思っていましたが、やはりオカダにはIWGPが良く似合うと改めて感じますね。

    • devonyamaoka より:

      どうも! ヨシハシ気合だけで褒められるって、まさにヤングライオンw たしかにスタート地点に立っただけなんですよねえ。そこに本人も気づいてないようで怖い。これだけで格が上がるなわけないですから、ヨシハシはこれからが大事ですね。yahooの検索の件、マジですかww
      オカダはかなり危なげなくオスプレイを撃破しておりましたね。オカダの優勝は当たり前すぎますが、でもやっぱMSGで勝つ姿がイチバン想像できるのがオカダなんですよねえ。

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