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【3.17後楽園ホール】もうSANADA優勝で。【ニュージャパンカップ2019】

2019/03/19
 
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3.17後楽園ホールで行われた『NEW JAPAN CUP 2019』トーナメント公式戦の2試合は、それぞれの試合内容のふり幅が極端すぎて軽く情緒がどうかなりそうであった。

のんきにゲラゲラ笑っていたかと思えば、直後の試合では異様なプレッシャーに押しつぶされそうになっているという。

『釣りバカ日誌』を観に行ったら同時上映が『エイリアン2』だったみたいな感じ。

ジャンルも世界観も空気も何もかも別モノの試合を、同じリングの闘いとして立て続けに見せられてしまうとんでもなさ。

どんだけ感情を揺さぶってくるんだ今年のNJCは。

最多32選手が出場しているだけあり、こういったバラエティに富んだ試合が毎回行われるその多彩さに感心してしまう。

 

この日は鈴木が敗退してしまったことを除けば最高の興行だった。

そう、敗退してしまったことを除けば。。。。

 

 



SANADA、あとは頼んだ(不本意)

NJC2019第二回戦
鈴木みのる VS SANADA

 

鈴木みのると対峙するというのは、対戦相手やそのファンにとってはとんでもない恐怖だと思うが、観戦しているこっちも相当な緊張感だったりする。

twitterやテレビなどで散々と「いい人」感を出している鈴木だが、プロレスの現場に立てばとたんに恐ろしさを全面に出してくる。

「いい人」だとわかっていても怖い。

そこが鈴木がプロフェッショナルとして第一線で活躍し続ける所以である。

 

この日は、試合開始のゴングが鳴ってから最後まで終始“鬼の鈴木”状態でSANADAを痛めつける。

あまりの激しさに、SANADAの立派にそそり立ったカッチカチの髪の毛が、攻防の末にどんどんヘナヘナに萎えてゆく(表現)

特に、以前札幌で棚橋さんを葬った、膝十字からのヒールホールドがSANADAの機動力をどんどん奪っていく流れは、鈴木ファンである俺が見てもゾッとするほどの痛々しさなのであった。

 

そんな地獄の攻撃を耐え抜き、さまざまな仕掛けで得意技のスカルエンドへと繋ぎつつ奇跡の大逆転を狙うSANADA。

最近のプロレスをイメージするような、派手なスープレックスや華麗な飛び技などほとんど無く、打撃や締め技や関節技といった一見して地味な攻防のみでしっかりと観客を魅了してしまう、2人の深みのあるプロレスに感動を隠せない。

 

50歳とは思えないスピードと、その経験から培ったテクニックでSANADAを圧倒する鈴木。

本人は年齢のことなど言われたくないであろうが、やっぱつい年齢のことを考えてしまうのが本当に申し訳ない。

それはもちろん、鈴木が同年代の選手たちの中で誰よりもギラギラしているからに他ならないのだが。

 

というわけで、俺にとってのNJC優勝候補筆頭であり、オカダへのリベンジ達成、4月のマジソンスクエア大会でのメインイベンター、アメリカに響く『風になれ』の大合唱、IWGPヘビー級王座初戴冠、といった一連の鈴木ドリームが潰えてしまった。

無念であるが、これほど凄まじい試合を魅せられての敗北であれば納得だ(納得したとは言っていない)

 

NJCの優勝はSANADAに決定。

鈴木みのるに勝ったんだから優勝以外は許さんぞSANADAよ。

「MSGが好きです」とかチャラいこと言ってわーわー声援浴びてる場合じゃないぞ。しっかり勝てよ、大好きなアオーレ長岡で。

 

 

 

この素晴らしきプロレスの世界

NJC2019第二回戦
矢野通 VS コルト・カバナ

 

前哨戦からとんでもないコメディ感で観客を笑いに包んでいた矢野とコルカバのおもしろ対決であるが、本番ともなるとコメディの完成度もさらにアップし、もはやデヴィッド・ザッカー監督の大傑作『裸の銃(ガン)を持つ男』もびっくりの超絶ドタバタエンターテインメントと化していた。

なんだこの面白さは。これはプロレスか? もちろんこれもプロレスだ。

鈴木とSANADAとの壮絶な死闘も、矢野とコルカバの多好感あふれるドタバタも、同じリングで行われるトーナメント公式戦であるところに違いはない。

なんという表現の幅広さだろう。

この2試合が同じ日に、同じ場所で行われたことの意味を考えると、なぜか感動を隠せない。

 

素晴らしきプロレスの世界。

矢野ワールドとコルカバワールドの豪華な融合。

クセ者同士の一騎打ちはこうでなくてはいけないと言わんばかりの綿密な試合構成に、俺はバカ笑いしながらも感心しきりであった。

 

試合後に矢野が、敵であったコルカバにカレーを差し出すシーンなんか、ちょっとした人情ドラマみたいでウルっときてしまったよ。

SANADAとコルカバの一戦、ムチャクチャ楽しみである。

 

 



まとめ

 

 

 

世界で一番、コルト・カバナが好きです。

 

 

 


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Comment

  1. デルピッポ より:

    昨日はEVILからミラノさんへの新しい鎌プレゼントやKiss in the darkness、ざんまいポーズを巡る争いなどかなりお笑い要素の強い日でしたね。もちろん面白かったんですが、メインで一気に空気が変わりました。
    SANADAとみのるのグラウンドの攻防は息を飲みながら見てました。スカルエンドとレッグロックの掛け合いなんて最近のいわゆるアスリートプロレスの真逆を行ってますが、滅茶苦茶盛り上がりましたよね。
    SANADAのクールさをぶっ壊して内面に隠された熱さを引き出したみのるは負けて勝ったと言っていいでしょう。これがSANADAのターニングポイントになる試合だったかもしれませんよ。

    カバナはROH興行が初新日だったにも関わらずすっかり観客にも人気ですからすごいですよね。危険技が少ないどころか、そもそもプロレス技さえほとんど出してないのでは?という試合をここまで盛り上げた2人に脱帽です。

    • devonyamaoka より:

      どうも! ミラノさん、EVILに好かれていますねw SANADAと鈴木の一戦は緊張感あって冷や汗かきまくりでした。残念ながら負けてしまいましたが、こうなったらSANADAにマジで優勝してほしい。カバナは大好きになってしまったので、以前の試合など、見れる試合をこれから見て行こうと思ってます。タッグリーグで矢野さんとの最強タッグあるかもですねw

  2. えびお より:

    観てきました。熱かったですねえ!花粉症も吹っ飛ぶ熱さ!

    試合後ふと思ったんですが。かつてみのるに”決まったらそこが終わり”の関節に全プライドを注ぎこんだ時代があったことを思うとよけいに、あの”攻防”にみのるのプロレス愛が詰まっているんだなあ、と。みのる、デカい。プロレス、最高。

    • devonyamaoka より:

      どうも! 観て来たんですね! あの緊張感、現場で体感したらさらにドキドキだったろうなあ。
      みのるの関節技に関してはほんと、そんな気持ちになりますね。パンクラスではヒールホールドや腕十字でガンガンタップ奪ってましたからね。プロレスはほんと奥深いっす。

  3. リック より:

    みのるもSANADAも最高に熱かったです。
    棚橋さんから「ちゃんとできてる」と評されたSANADAの素晴らしさ、様々な経験をしながらもプロレスに辿り着いた鈴木みのるの凄み。2人の魅力が噛み合った素晴らしい時間でした。

    矢野カバナもプロレスとして最高。

    今回の興行はプロレスってどんな感じ?という人に観て欲しいですね。これが全部プロレスなんだ!と紹介できる入門編的な興行だったと思います。

    • devonyamaoka より:

      どうも! みのるのSANADAの一戦は俺の中ではベストバウトです。これでSANADAが優勝してくれたら言う事無しです。矢野さんとカバナの一戦もとんでもなく完成度が高くて、マジで対極な試合内容で、これだけエンタメ性の高いものを一度に魅せてくれる今の新日本プロレスって凄いです。まさに、初心者に見せてあげるのにふさわしいですね。

  4. メタリカ より:

    「頭から落とすだけがプロレスじゃねーんだよ」
    メインイベントではもちろんSANADA自身とみのるが体現してみせてくれたこの名言、セミでもまた2人の千両役者が別の方向から形にしてくれましたよね。
    おじさん2人仲良くロープでビヨンビヨンしてるくだり、マジで腹抱えて笑ってしまいました。テーピングだのコーナーマットだの持ちうる限りの伏線とネタを披露し尽くした果てに待つのは、2019年ベストアーティスティックフィニッシュ大賞最有力候補とされる(情報源=俺)スーパー・マン。勝利した後のカバナのメチャメチャ嬉しそうなリアクションといい、観客を幸せな気持ちにさせてくれる素晴らしい試合でしたね。
    いや、ホントに大好きになりそうです、コルト・カバナ!
    矢野との絡みで実績があるように実はバラエティ適性も高いSANADAとの準々決勝(みのると散々命を削りあった次は、知恵とセンスを搾らなきゃならんわけですが)も楽しみだし、いずれ確実に実現するであろう矢野とのタッグ、さらには田口監督との邂逅も期待大だし…これは夏のG1エントリーもあるかも?

    • devonyamaoka より:

      どうも! SANADAとみのるはマジで手が合うし、プロレス観も似ているのかもしれないですね。セミの矢野さんとカバナもまた別の方向に振り切っていて見ごたえ十分でした。ロープブレイクのくだりは最高でしたなw マジで集大成みたいなネタの嵐でした。矢野さんの本気を見ましたねw まさにベストアーティスティックフィニッシュ大賞はほぼ間違いないのではないでしょうかw SANADA戦もすこぶる面白かったですよね。カバナ、また新日本でシングル見たいっす。タッグリーグに言及してましたが、他の選手の絡みも楽しみですなw

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