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【3.8後楽園】オーエンズランド開園【ニュージャパンカップ2019】

2019/03/10
 
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巧みなテクニックと多彩な技でファンを魅了するオーエンズ。

飯伏や裕二郎とのタッグで見事なチームプレイを見せるオーエンズ。

コーナーにぶん投げられたケニーを身を挺して守るオーエンズ。

パラダイスロックを仕掛けようとするも技の構造がぜんぜん理解できてないオーエンズ。

解説のミラノさんに愛され続けるチャーミングなオーエンズ。

 

今まで俺たちが見てきた、毛むくじゃらでぽっちゃりなのに、チワワさながらの愛らしさを見せるみんなのアイドル、チェーズ・オーエンズの姿は、彼の持つ魅力のほんの一部分でしかなかった。

 

3.8後楽園ホール『NEW JAPAN CUP 2019』開幕戦でのオーエンズこそが、正真正銘フルパワー&抜群のプロレスセンス&勝利への飽くなき執念を全面開放したスーパー・オーエンズ。

現USヘビー級王者のジュース・ロビンソンをまさかの完全完封し、夢の王国「オーエンズランド」を開園させてしまったのだ。

 

チェーズ・オーエンズ、若干28歳

 

マジか。
お前まだ20代か。
なんだその落ち着きっぷりは。

裕二郎と入場するときに、ピーターさんのケツを間近で見ても冷静でいれるオーエンズは、まるで悟りを開いたのようではないか。

ミラノさんなんて興奮して、解説席からピーターさんのケツ写真をスマホに納めることに精一杯だというのに。

20代のありあまる性的欲求を、プロレスを戦うためのパワーに変換しているのであろうか。

それともオーエンズはモノホンの仏なのか。

 

いやNJCを控えて、自身の背中を最新鋭のレーザー脱毛でキレイに処理するなどの女子力も見せるあたり、もしかしたらオーエンズは女神なのかもしれない。

 

 

 

開幕戦ショック! 天使が戦士に目覚める

NJC2019第一回戦
ジュース・ロビンソン VS チェーズ・オーエンズ

 

この試合、3度ほど見返して気付いたが、どう考えてもレフェリーのレッドシューズ海野がジュース寄りのレフェリングをしている。

試合後半、丸め込みでフォールを狙ったオーエンズが、ロープに足をかけて小賢しく押さえ込むが、レッドシューズはそれに気づいてカウントをストップ。

ここまではいいが、その後オーエンズがそのレフェリングに抗議した際に、なんとレッドシューズがチェーズにビンタをするのである。

それに不意をつかれるカタチでジュースのパルプフリクションを喰らいそうになるオーエンズ。

うまくすり抜けてまたも丸め込みを狙うオーエンズは、ロープを掴んでバランスを維持しながら押さえ込むが、なんとそれに気づいたレッドシューズは、思いっきりオーエンズの腕を蹴り上げたのだ。

 

なんという乱暴なレフェリング!

 

レフェリーが選手に手を出しまくっている。
しかも俺たちの女神オーエンズに。

このときばかりはさすがのミラノさんも「くぁwせdrftgyふじこlp!!」と声にならない叫び声で猛烈に抗議していたのが印象的であった。

 

そんな困難を乗り越えての劇的勝利だからこそ、3カウントを聞いたあとの実況席はお祭り騒ぎのような歓喜に包まれていた。

 

試合展開は、序盤からオーエンズが主導権を握っていて、体格でもパワーでも上をいくジュースを巧みにコントロールして攻撃する姿は感動的だった。

リングサイドでの鉄柵を利用したエゲツない戦法やレフェリーが見えないところでの野蛮な攻撃も、オーエンズがやると不思議と微笑ましいというか、愛犬のチワワが自分ちの庭でウンコをしてしまっても「しょうがないなー」と許せてしまう心境と言えばわかりやすいだろう。

 

とにかく、US王者からの文句なしの大金星を上げたオーエンズは、もはや4月のMSG大会での王座挑戦が約束されたようなものである。

新日本プロレスのUSヘビー級タイトルマッチで地元アメリカ凱旋。

しかも、この勢いであればNJCトーナメントの台風の目としてさらに大躍進する可能性もある。

 

 

オーエンズ「俺がこのNJCで失うものは何もない。得るものしかないんだ」

 

開幕戦の超絶サプライズ。

満を持してのオーエンズランドの開園で、この大会がより一層面白くなった。

 



キッズは閲覧注意のぶっ飛ばし合い対決

NJC2019第一回戦
永田裕志 VS 石井智宏

 

カードが発表された時点で、バカみたいに壮絶な試合になることは誰もが予想していた。

始終、アタマのおかしい武闘派同士のぶん殴り合いが行われ、ダメージなど気にせず攻撃を受け続け、それ以上の暴力でお返しする。

 

響く怒号、唸る打撃音、飛び散る血と汗。

 

何だこれは。

 

何だこいつら。

 

 

新日本プロレスである。

 

 

 

石井「永田、てめえ50だろ? 50だよな? まだ遅くねえ。もう一回気持ち入れかえて俺んところに来いよ。もう一回胸貸してやる。永田に言っとけよ。43のグリーンボーイからのメッセージって」

 

 

新日本プロレスは、いくつになっても、どれだけキャリアを重ねても、グリーンボーイであった頃の気持ちを持ち続けなければいけない世界なのだ。

それはおそらく「俺がイチバンになってやる」という純粋な向上心のことだろう。

 

同じ50歳の鈴木みのるは、いまだ王様を名乗り頂点を目指している。

それは、最強を目指してUWFへと進んで行ったグリーンボーイの頃と変わらない気持ちなのかもしれない。

 

石井さんもまた、常にそんな青臭い上昇志向をモチベーションとして、とてつもなく凄い試合を魅せている。

この試合は、すべての新日本プロレス所属プロレスラーにとっての原点であり究極なのだ。

そんな荘厳すぎる試合が、NJCの記念すべき開幕戦で平然と行われてしまうところが本当に素晴らしい。

新日本プロレス、マジで奥深いね。

 

 

 

奥義、聖帝十字陵に沈むこけし

NJC2019第一回戦
タイチ VS 本間朋晃

 

復帰したはいいが動きも体力も戻らない本間の不甲斐なさを、悪態交えながらも叱咤激励するかのように奮い立たせるタイチ。

容赦なく本間を痛めつけるタイチだが、その攻撃には「哀しみ」が漂っているのである。

 

タイチ「俺がこの業界に入って1カ月後に俺の所に来て、同じ飯食ったな? いっぱい巡業行ったな? それがなんだ、今は。どうしたんだ? あの時の怖い先輩、本間朋晃を見せるんじゃなかったのか?」

 

愛や情けなど無用だとする鈴木軍タイチにあるまじき心のこもった発言である。

本間への想いの深さを痛いほど感じるし、本間自身は誰よりもそれを感じてその悔しさをパワーに変えて奮起する。

タイチは自らが捨てたはずの愛と情けを封印した墓「聖帝十字陵」で本間を葬る。

そこで行われていたのは、2人の戦士によるプロレスという名の対話であった。

 

 

 

 

天然ファイトクラブへようこそ

NJC2019第一回戦
YOSHI-HASHI VS 中西学

 

永田と石井さんとの壮絶な戦いもあれば、ヨシハシと中西さん戦のような牧歌的な戦いもある。

それが新日本プロレスの多様性なのである。

などと苦しいことを言ってしまったが、とにかく正直言ってこの試合に俺の期待したものは何もなかった。

というか、俺はいったいこのカードに何を期待していたのだろう? という自分自身への疑問に悩まされたほどである。

 

真の天然レスラーを決める天然決定戦になるに違いない!

などと、今考えるとクソ寒いことを言っていたが、そもそも天然同士が戦ったら、試合自体も天然にならざるを得ない。

つまり気の抜けた内容になるということである。

 

もっとも興奮したのは、中西がアルゼンチンバックブリーカーからヘラクレスカッターへと繋げたシーンであったが、ここでまたもレッドシューズ海野がやってくれる。

 

カウントを取らずに落ちていた10円を拾うレッドシューズさん

 

歴戦のレフェリーであるレッドシューズですら、天然化してしまう悪夢の天然パンデミック

グレイトフルデッドもビックリの、リング上での総天然化が発動し、もはや見ているこっちも天然にならざるを得ない素晴らしい戦いであった。

 

 



まとめ

 

全32名という大所帯で行われる今年のニュージャパンカップ。

これだけの選手に与えられた大きなチャンスを、モノにしない手はないということで、開幕戦でさっそくオーエンズがチャンスを掴んだ。

残ったのは、石井さん、タイチ、オーエンズ、そしてヨシハシ。

バラエティ豊かなメンツが残った。

そして、今後もファンがあっと驚く展開が待っているかと思うとワクワクが止まらない俺なのであった。

 

以上。

 


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Comment

  1. リック より:

    以前からオーエンズは何故プッシュされないのか疑問でしたが、ここに来てやっと順番が回って来た感じがありますね。
    ところでジュースってROHでLIFE BLOODのリーダーだったはずなんですが、立ち上げたばかりのユニットで立場とか大丈夫なんでしょうか。

    中西ヨシハシはある意味期待通りというか…
    場外へのブランチャーはエプロンに一旦着地。ヘラクレスカッターは何故か見られてない。そして介護する気の無いヨシハシ。

    対して本間タイチの素晴らしさ
    タイチの試合構成力は新日本でもトップクラスなんじゃないでしょうか?オカダが天龍の引退試合で絶賛されましたが、勝るとも劣らないレベル。それに応えた本間も凄い、動けていないことは間違いありませんが出来る限りのムーブと気迫でフォロー出来ていたと思います。(STFはもう忘れたようですが)

    石井のコメントが響きましたね。
    確かに周りから年取ったとか衰えたとか言われることなんてあまり無いですよね。自分で口にするから周りもそのように認識してしまうのかも。
    いつまでもグリーンボーイの気持ちであるならば、そのように振る舞えば良い。それは自分が決めることだ。
    そんなことを石井は言いたかったように感じました。

    あんまり期待していなかった(失礼)初戦でしたがサプライズ有見所満載と今年のNJCに益々期待が高まりました。
    今日はどんなサプライズがあるのでしょう。…でもアーチャー負けるとかはやめて欲しいです笑

    • devonyamaoka より:

      どうも! 誰もが望んでいたチェーズの大躍進を実現できて本当に素晴らしい開幕戦でした。そしてストロングスタイル、新日本の凄さを見せつける石井さんと永田のメインイベントの迫力! NJCへの期待がさらに高まりましたね。
      中西さんのプランチャーは失笑ものでしたねw でもアルゼンチンの流れは「おお!」ってなったんですが、海野にしてやられました。
      本間とタイチの試合は涙なしでは見られない内容でしたね。タイチの愛が伝わって、本間の試合後の涙がそれを物語っていましたねー。

  2. yukako より:

    初めて好きになったレスラーがチェーズ・オーエンズ。田口戦でどはまりし完全にチェーズのシングル中毒状態。その自分にこの試合はご褒美でした。ブログでとりあげてくれてありがとうございます。

    • devonyamaoka より:

      どうも! チェーズから始まるプロレスファンってのも素晴らしいですね! 俺もいつの間にかチェーズのプロレスに心を掴まれてしまっていました。2回戦の活躍を祈りましょう!

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