プロレスをこれ以上ないほど楽しむブログ

【3.6旗揚げ記念日】48年目を盛り上げる荘厳なるヒロイズム【新日本プロレス】

 
この記事を書いている人 - WRITER -

新日本プロレス『旗揚げ記念日』(3.6大田区総合体育館)での、壮絶なメインイベント後のフィナーレ。

リング上に立っていたのは4人のヒーロー1人の強大なヴィランであった。

48年目に突入する新日本プロレス、その中心となる物語を盛り上げるのはこの5人であるという暗示だろうか。

 

待て。

 

鈴木みのる内藤哲也もいないではないか。

ということはこのシーンはミスリードである可能性も微レ存。

 

しかしながら、4人揃ったこの豪華すぎるヒーローたちの勇姿を見て、ワクワクドキドキしなかったプロレスファンなど皆無であろう。

 

しかも、ラストの締めのマイクなど誰もやろうとせず、無言のオレオレ優勝アピール&カメラ目線のジェスチャーだけで大会を終わらせるとはなかなか強気なエンディングだ。

 

特に棚橋さんは、始終なぜかずっと顔芸を見せていて、俺なんかモニターの前でしきりに笑い転げていた。

 

 

優勝はワイだ。

 

飯伏「俺ですよ」 後藤「オレだろ?」 オカダ「俺でしょう」

 

いや

 

 

ワイだ。

 

 

 

48年目の新日本プロレスも、明るい未来しか見えないのであった。

 

 

 

 

最強の敵、ジェイくんのひみつ

ヤングライオン時代は品行方正な好青年だったジェイ・ホワイトくんは、実験の失敗で化学薬品を大量に浴びたことで強靭な肉体を手に入れ、さらにその副作用で精神が蝕まれ残忍なサイコパスになってしまいました。

その後、アメリカでの悪行の旅を経て凱旋帰国。今のスイッチブレードとなります。

その能力は、高度なレスリングテクニックと巧みなインサイドワーク、ピンチに追い込まれても一発逆転可能な必殺技「ブレードランナー」を武器とし、アベンジャーズもたじたじ。

長丁場の試合でも冷静に戦況を見極める頭脳と超人的な体力があり、ブーイングを浴びるとさらに強くなる(なんとハルク並の怪力!)パワーアップシステムはチート級。

バックステージでは魔術「イスヲクダサイ」を発動させて、記者たちを煙に巻くこともあります。

(新日ヴィラン図鑑より抜粋)

 

メインイベントは、IWGPヘビー級王者のジェイくんNEVER無差別級王者オスプレイとのスペシャルシングルマッチ。

 

まさかの外国人同士の対決が『旗揚げ記念日』のメインを飾っていることに驚きを隠せない。

これこそが、新日本プロレスの勢いと選手層の厚さを物語っているではないか。

魅力的な外国人選手が多く在籍し、もはや誰がメインを張ろうが文句なしの凄いレスラーが勢ぞろいしているのだ。

 

NEVER王者として快進撃を続けつつ、彼女とのラブラブインスタをウザく上げ続けるオスプレイに対し、ヒールを貫き通す最強ヴィランであるジェイくんの説得力満点の強さ。

まるで、彼女とのノロケ話ばかりしている同級生をやっかむ童貞男子さながらに、オスプのケガしてた脇腹を執拗に痛めつけるジェイくんの気持ちは、まさに全国の独身男性たちが共感せざるを得ないであろう。

しかしオスプレイも、チャラ男特有の空気を読む能力を駆使し、リングサイドを暗躍する外道さんを上手く制止させながら戦っていたのでさすがだ。

彼女が1mmでも髪を切ったら、タモリよろしく「髪切った?」と気づいてあげれられるくらいの気遣いやマメさが求められる「空(チャラ)王」ならではの細やかな戦闘スタイルである。

 

息を飲む攻防が続くも、後半にはジェイくんの容赦ない脇腹攻撃が実を結び、ダメージが蓄積されたオスプがついに力尽きたのであった。

 

毎年のように、旗揚げ記念日におけるメインイベントは、タイトルマッチでもないのにとんでもなく壮絶だが、今年も例によって命がけの闘いが繰り広げられ、ファンの度肝を抜いた。

 

先述したように、試合後には蹂躙されそうになったオスプを解説席にいた飯伏が救出。

さらに棚橋さんオカダ後藤もリングに上がり、今をときめく新日のヒーローたちが勢ぞろいして、共通の敵であるジェイくんと対峙するという激アツなシーンが生まれたのだ。

 

なんというサービス精神であろうか。

 

試合で魅せ、さらにフィナーレで豪華絢爛な演出を繰り出し、ファンをこれでもかと楽しませる問答無用のエンタメ性こそが今の新日本プロレスが上り調子である所以なのだ。

そしてそんな激アツ空間を創り出す上で、もっともその物語に貢献しているジェイくんの圧倒的な最強ヴィランの佇まいに、改めて感動してしまうのである。

 

 

 

 

男・ライガー、最後のタイトルマッチ

 

この記事を書いているまさにその瞬間に、獣神サンダー・ライガーさんの引退会見が行われた。

つまりボンソル石森とのIWGPジュニア王座戦は、ライガーさんにとって最後のタイトルマッチとなってしまったのである。

 

しかし、旗揚げ記念日におけるライガーさんの闘いには、それを予感させるような空気が少なからず漂っていた気がするのは俺の気のせいであろうか。

序盤の渋すぎるグラウンドの攻防、全盛期を彷彿とさせるムーブの数々、そして巻き起こるライガーさんへの大きな声援とコール。

観客も、解説席も、すべてのファンが、無意識にではあるが、なんとなく「ライガーさんの決心」を感じ取っていたのかなとも思える試合だった。

 

ボンソル石森のスピード感とライガーさんのテクニカルな攻撃とが生み出す見ごたえ満点の攻防。

最後に石森のYesロックでライガーさんはタップアウト敗けを喫してしまったが、見事な負けっぷりだなと感動してしまった。

敗北し退場する際にライガーさんは、セルリアンブルーのマットに一礼し、さらに周囲の観客に頭を下げる。

 

ライガーさん
「石森が強くて俺が弱かった。それだけ。他には何もないよ。これが現実で。ファンの皆さんには申し訳ない。あんだけ応援してくれて、応援に包まれて、それに応えることができなかった。ある意味、プロ失格だとも思うし」

(新日本プロレス公式HPより抜粋)

 

 

男である。

 

しかしまさかそのすぐ翌日に引退会見があるとは予想外であった。

ライガーさんらしい、飄々とした、笑いも交えた爽やかな会見であったが、ライガーさんがいなくなるということは、ひとつの時代が終わるということでもある。

 

旗揚げ記念日の防衛戦にライガーさんを指名した石森もまた、その伝説の一員だ。

IWGPジュニアの輝けるベルトの価値を、さらに上げていく使命を受け継いだと言ってもいいだろう。

そして、来る4月のアメリカ大会、MSGでの防衛戦の相手として登場したのはドラゴン・リーであった。

 

新日本ジュニア戦線に大きな嵐が来る予感。

 



3Kの王座戴冠に思わず感動しちゃった

 

ロッポンギ3Kは着実に進化している。

昨年の若造っぷりが嘘のように、今年に入ってからのSHO&YOHは冴えわたっていると感じるのは俺だけじゃないはず。

 

脅威であるロスインゴ鷹木信悟をいかに攻略するか? がテーマとなるこの【絶対に負けられない】タイトルマッチで、見事なタッグワークでそれを成し遂げた。

SHOが身体を張って鷹木の攻撃を受け続け、YOHは多彩にかく乱してその隙をつく。

毒霧を浴び、必殺のリベリオンまでくらいながらも奇跡の大逆転勝利を掴んだ3Kのしぶとさにグッときた。

文句なしの勝利であった。

この日ばかりは、勝利に浮かれるロッキー・ロメロをウザく感じるどころか祝福したい気持ちでいっぱい。

喜ぶロメロが鷹木に思いっきり蹴っ飛ばされた瞬間は爆笑したが。

 

 

 

記念日らしい豪華絢爛なスターの共演

 

セミファイナルに行われた、お祭り感あふれる豪華メンバーによる6人タッグマッチは見ているだけで至福のひとときであった。

全員がNJC出場者であり、トーナメントを控えたこのタイミングでの敗北など絶対に避けたいシチュエーションである。

 

オカダと内藤、SANADAと棚橋さん、EVILとオカダ、そして前哨戦になる後藤とSANADA

どこをどう切り取っても主役級レスラー同士のマッチアップとなる金太郎飴状態の試合。

これぞいまが新日本プロレスの黄金時代であることを証明する一戦ではないだろうか。

しかも、ラストを決めた後藤の鮮やかな丸め込みにはタメ息が出た。

 

後藤、なんかオーラをまとっている。

 

いちばんにマイクを取り優勝宣言するあたり、もはやノリノリである。

 

そして、後藤からオカダ→棚橋さんとマイクリレーで優勝宣言が行われたわけだが、この後に内藤が棚橋さんからマイクを奪って、内藤→EVIL→SANADA→鈴木→タイチ→と、会場にいたNJC参戦選手全員が順繰りでマイクを回してリングで睨み合う、なんて妄想をして股間を熱くしたファンも少なからずいたはずである(いねーよ)

 

 



まとめ

 

結局今年も、新日本プロレスは相変わらず最高だった。

選手の引退や退団などで不安な気持ちにも多少なったかもしれないが、フタを開ければアホみたいにスターだらけで笑ってしまう。

 

絶対的ヒールの王者、貫禄のベテラン勢、成長著しいヤングライオンたち、華麗なる4人のヒーロー戦士、そして、永久脱毛で背中をキレイに脱毛処理したチェーズ・オーエンズ

 

夢と希望に満ちた47回目の誕生日記念興行を見て、新日本プロレスへの信頼感をより一層強めた俺なのであった。

 

 

 

 


人気ブログランキング

この記事を書いている人 - WRITER -

Comment

  1. デルピッポ より:

    あのヒーロー大集合みたいな中にいれた後藤もまだチャンスはあるってことでいいんでしょうか。一瞬後藤だけ場違いじゃない?って思ったんですが、よく考えたらNJC最多優勝回数記録を持ってますし。
    ライガーさん引退…確かに何となくそんな空気を漂わせてましたよね。引退式典やるとしたらゲストやビデオメッセージがとんでもなく豪華なメンツになりそう。イシモ・リーvsドラゴン・リー楽しみですが、石森長期政権でもいいですね。Twitterの相手を知るシリーズ好きなので。
    自分は3Kに対していつも厳しい目で見てますけど、昨日の試合は3Kのベストバウトだったと思いますね。やはり鷹木は若手の壁役として最適です。BUSHIはまぁ…いつも通りでしたねw

    • devonyamaoka より:

      どうも! あの場に後藤がいたことで、後藤もヒーロー感が出まくってましたね。今年はついに後藤が躍進するのでは?と、ちょっと期待しています。そうですよ。後藤は実績あるんですからw
      ライガーさんの残りの1年はファンである俺たちも存分に楽しみましょう。MSGでのジュニア王座戦が3WAYになったみたいですな。さてどうなるのか?
      3Kはちゃんと成長しているんだなあと思えて良かったw ほんとBUSHIはいつも通りでしたw

  2. えびお より:

    棚橋の顔芸w。試合見てたときより、デヴォンさんの画像のチョイスとキャプションで笑いました。素晴らしい四コマ構成力w。そして、最後を飾る「永久脱毛で背中をキレイに脱毛処理したチェーズ・オーエンズ」www。確認のためワールド見え返そうと思いますw。
    あのリング上の四人vsジェイはカメラワークもあいまってワクワクしましたねえ。まさにデヴォンさんがチョイスした画像のシーン。ああ、ここに自分の推しがいてくれたら…と思った人は多いんじゃないでしょうかw。

    ライガー引退会見は、予想もしてなかったうえ、石森との激闘の直後だけに余計にショックでした。ライガーがいなくなることがまだリアルに想像できません。ホントにいなくなるなんてことあるの?って感じです。

    • devonyamaoka より:

      どうも! あのときの棚橋さんの顔芸は、お茶の間で爆笑していましたw チェーズの背中がキレイになっていることに気付いたのはミラノさんですw つーか、ミラノさんじゃなきゃ気付けないですよきっとw 
      最後の4人+1人のシチュエーションは秀逸でしたね。あの絵面を見て、新日本の凄さを改めて思い知りました。
      ライガーさんはまだまだ10カ月いるので、しっかりと焼き付けておかねば。でも普通にタレントとして今後も見られるとは思いますがw

  3. tana より:

    「ワイだ」
    はーおもしろすぎるぅ~~~。
    いつも楽しく読んでいます♡
    先日、過去記事も全部読み終わっちゃってさみしい。。。

    3/6当日は見られなかったので追っかけて試合観戦しています。
    みのるさんの試合まで見て、寝落ちしました。
    ライガーさんの引退びっくりしましたね。
    人柄が好きになり、今年はライガーさんを応援しようと思っていた矢先のことで残念です。
    (その他棚橋さん、みのるさん、SANADA推しです)
    プロレス観戦歴3ヶ月の私にはまだライガーさんの偉大さが十分に分かっていないので、今後過去の動画を見て勉強します。

    • devonyamaoka より:

      どうも! いつも読んでいただきありがとうございます! 楽しんでいただけて光栄です!
      ライガーさんの引退会見はとても爽やかでカッコ良かったです。残りの時間を心して堪能せねばなりませんな。ライガーさんの偉大さは、30年分の歴史に詰め込まれているんでしょうね。俺も不勉強なので頑張って学んでいきたいと思いますw

  4. リック より:

    AEWによる選手離脱、くっしー退団とネガティブなムードが漂っていた新日本。
    このヒーロー大集合はそんな雰囲気に対して「まだこんなにスターがいますよ!」ということを示したようにも思えました。

    イシモ・リーvsドラゴン・リーとか最高過ぎて…
    時期的に見てドラゴン・リー戴冠→ヒロム復帰→BOSJ後にタイトルマッチとか?
    ただ石森も風格がかなり付いてきたので負けると思えない…

    ライガーさん引退は驚きでしたが、会見を観てただただカッコいいなぁと思いました。
    悲壮感も後ろめたさも無く、満足でした!と笑顔で語れることの素晴らしさ。いつか自分もこうやって過去を振り返れるようになりたいなと、しみじみ感じました。

    • devonyamaoka より:

      どうも! ほんと、新日本はスターだらけですね。あの4人集合のシーンを見て改めてその凄さに気付きました。
      イシモVSドラゴンのリー対決は、まさかの3WAY戦になったようですね。まだ詳細は調べていないのでわかりませんが、ますます予測できなくなってきました。
      ライガーさんは、ライガーさんらしい会見で爽やかでしたなあ。あんな引退会見できるスポーツ選手はなかなかいないですね。残りの10カ月をしっかり応援しましょう!

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© デヴォン式パイルドライバー , 2019 All Rights Reserved.