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【2.11大阪その③】それぞれのニュービギニング【THE NEW BEGINNING in OSAKA】

2019/02/17
 
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2.11にエディオンアリーナ大阪で開催されたビッグマッチ『THE NEW BEGINNING in OSAKA』を、会場で実際に観戦して楽しんだ人のことが死ぬほど羨ましい。

なぜなら、その前の札幌大会が散々だったからである。

いや、札幌大会は確かに素晴らしかったけど、大好きな鈴木軍は全敗しちゃうし、カミサンは体調悪くして観戦を断念したし、会場近くのセイコーマートはQUOカードが使えないしで個人的にいい事がひとつもなかった。

 

「お前の日頃の行いが悪いせいだ」と言われればそれまでだが。

 

とにかく、シリーズ最終戦でもあるこの大阪大会では、札幌の500倍くらいいろんな事が起きていた。

ジェイくんのIWGP戴冠やヨシハシの花道ダッシュ、そして飯伏幸太の復活のご挨拶。

 

俺は特に飯伏への思い入れは無いほうではあるが、このタイミングで、わざわざリングに上がってのマイクでの復活宣言に、恥も外聞もなく泣いてしまった。

KUSHIDAの退団から始まり、ケニーおよびエリート勢の悶々とした去就、ベストフレンズまであっさりといなくなって、畳みかけてくる喪失感に押しつぶされそうになっていたファンへの救いの手。

 

「僕は、新日本プロレスに残ります!」

 

この言葉の持つチカラの大きさ、そしてこの言葉がファンにとってどれだけ大切な言葉なのかを改めて思い知らされた。

「誰がいなくなろうと新日本は大丈夫」と強がってヘラヘラと傍観していた俺だが、飯伏のこの言葉を聞いたときに心の奥底に隠していた不安感がスッと消え去るのを実感して、またその安心感からか思わず涙がこぼれた。

 

そういえば2016年G1クライマックスの決勝後のマイクで、ケニー・オメガも同じようなことを言っていた気もするが。

「ここは俺のホーム、新日本は俺のホーム」って言ってたよなケニーよ。

じゃあ帰る場所ってことだよな。ホームだもんな。

よし。OK。

 

というわけで、大阪大会の感想その③は、いろいろあった出来事についての個人的な感想&見解です。

 



ジュニアタッグはこの3チームでいつまで回すのか?

 

札幌大会で、鷹木&BUSHIのロスインゴチームが防衛するという、鈴木軍ファンにとって神も仏もない結果になってしまったが、試合自体はとても素晴らしかった。

なによりも、いつも何もしないBUSHIが、ここぞとばかりにしっかりと戦っていたのが良かった。

音楽で言うと、人気はそれなりにあるけど楽曲の大部分が手抜きな「いきものがかり」が、紅白選考前に改心の本気曲をリリースしてきた感じと言えばわかりやすいだろうか。

 

とにかく、昨年から続いていたロスインゴVS鈴木軍VSロッポンギ3Kの三つ巴戦線にやっと終止符が打たれたかと、清々しさすら漂った結末であったはずだが。

この日、鈴木軍とロスインゴのシリーズ最終バトルのラストに姿を現したのは、まさかのロッポンギ3Kなのであった。

 

花道を立ち去ろうとする鷹木&BUSHIの前に立ちふさがるロッポンギ3K。

どちらがヒールなのかわからないほどにブーイングを浴びているSHO&YOHに、いたたまれない気持ちにならざるを得ない状況ではあった。

しかし、いつもであれば「またお前らかよ」となるところが今回はちょっと違った。

ロッポンギ3Kに対してマイクを取ったのが鷹木だったからだ。

 

鷹木「誰かと思ったら3Kじゃねえか。ジュニアタッグリーグ優勝しといてタイトルマッチでは無様に負けてたな、オイ! そんな無様な3Kが、何が言いたいかって? わかるわけねえだろ。まさかオマエら、まさか、そのオレたちのベルトに挑戦したいとか言うんじゃねえだろうな、オイ!」

 

 

お、鷹木いいな。

 

やっぱ挑発の仕方にセンスがあると、こういったマイクは聞いていて気持ちいい。

 

それに対してのYOHの返しもまた素晴らしかった。

 

「そのまさかだッー!!」

 

威圧感満点な鷹木のマイクと上手くオチャラケて返すYOHとのバランス感が絶妙である。

会場もウケていたようで、ロッポンギ3Kのお呼びでない感が一気に軽減したのは間違いないだろう。

ドサクサ紛れの望まれない挑戦表明でも、マイクでのバトルさえ説得力があればファンはちゃんと受け入れられるものである。

 

そもそも最初に、鷹木が会場のファンの気持ちを代弁して挑発したことが大きい。

ここでもしBUSHIにマイクを渡していたならば

 

BUSHI「おい3K、ジュニアタッグリーグの借りは絶対に返してやる、エンセリオ、マ・ジ・で!」

 

会場「シーーーーーーーン」

 

となるのは明白で、試合後にSNS上が大荒れになっていたのは想像に難くない。

鷹木で良かった。。。

 

というわけで、旗揚げ記念日でのジュニアタッグ王座戦が決まったのはいいが、結果はさておき、早くも「次どうするんだろう?」という心配しか湧き上がって来ないの、どうにかならんのか。

 

 

 

田口はもっとやれる男だ!

 

田口監督を認めるのには抵抗感がある。

プロレスラー田口隆祐には非常に思い入れがあるが、タグチジャパン監督としての田口は、正直言ってかなりツライ。

 

今回、田口監督はボンソル石森のジュニア王座に挑戦するにあたって、新テーマ発表とかいう名目でネタ動画を投稿。

「平成」の元号発表時の官房長官時代の小渕さんのパロディをやっていたが、そもそもネタがあまりにも古いし、誰かがやったコントの100番煎じみたいなノリでまったく笑えない。

なにより、どうせハズしていても、ファンなら笑ってくれるだろうという甘えが感じられるのがいただけない。

 

対石森に向けて、黒歴史と言われたセーラー・ボーイズを引っ張り出してくるあたりのセンスはもちろん素晴らしいし、twitterを利用した盛り上げ方も見事だったので、あの新テーマ発表さえ無ければ完璧だったと思わずにはいられないのは俺だけだろうか。

 

試合展開は超絶ハイレベルだった。

かつての空中殺法を繰り出してくるあたり、田口も体重を落としてしっかりと準備してきていただろうし、なにより『キープ・オン・ジャーニー』のダンスをちゃんと自分のモノにしてくる抜け目のなさとか、この人はとんでもなく真剣にふざけているのだ。

これを機に、田口はお笑い路線(というか監督)を一旦卒業して、プロレスに専念して欲しいと思ってしまう。

本隊からKUSHIDAがいなくなり、ジュニア勢も人不足となっている状況でもあるし、田口の復権があってもいいんじゃないだろうか。

 

試合後の田口のコメント

「チャンピオンが、黒歴史とやらを乗り越えられちゃ勝てません。ちょっと免疫つけすぎちゃったかもしれない。クソ」

 

敗者のコメントとして完璧だ。

 

 

 

飯塚さんのラストへの期待

 

大阪大会は第一試合から事件のニオイがプンプンしていた。

飯塚さんの引退まで残りたった2試合という状況で、つまり逆算すると心が戻るならこの日しかないというタイミングなのである。

 

俺「今日、飯塚さんの心が戻るかもしれないよ」

 

息子「いや、それはないね」

 

その自信はどこから来るんだ? とも言うべき、息子の落ち着いた飯塚さんへの絶対的な信頼は何事であろうか。

 

息子にとって飯塚さんは、物心ついたときから怨念坊主である。

つまり今の飯塚さんこそがホンモノであり、等々力渓谷に封印されているという飯塚さんの「心」など、息子にしたら厄介なシロモノでしかないのである。

こうなってくると、俺もどっちがホンモノの飯塚さんなのかわからなくなってきた。

 

息子には、友情タッグTシャツを着て入場してくる天山の姿がどう映っているのか?

「余計な事しやがって」などと思っているのかもしれないし、「そんな手段で飯塚さんが戻るんなら苦労しねえよ」などと思っているのかもしれない。

 

とにかく予想通り、このキナ臭い鈴木軍と本隊との6人タッグマッチで、心が戻りそうな瞬間が一瞬訪れた。

鈴木みのるが場外からパイプ椅子を持ち出し、天山に向かって振り上げると、飯塚さんが割って入ってそれを受け止めたのだ。

オープニングマッチとは思えない会場の爆発的な盛り上がり。

しかし、そんな周囲の期待を弄ぶかのように、飯塚さんはイスを取り上げて自ら天山をぶっ叩くのであった。

 

もはや飯塚さんは、心を取り戻しそうで戻らないという絶妙な空気感で怨念坊主のクライマックスを楽しんでいるとしか思えない。

鈴木と飯塚さんのやり取りを見ていて、2人は「いま」という貴重な瞬間を満喫しているんだなあなんて思うとまた目頭が熱くなるのであった。

 

飯塚さんの心が、戻って欲しいファンもいれば、戻って欲しくないファンもいる。

 

残り少ない試合数の中で、そんな緊張感と期待感の中で常に楽しませてくれる飯塚さんと、彼をめぐるドラマの壮大さを改めて感じて、プロレスの奥深さに身もだえしてしまう俺なのであった。

 

 

ちなみにコジのバックステージコメント

「いまから10年以上前か。天山対飯塚の試合に俺が乱入したことを、いまでも凄くよく覚えてる。あれからもう10年以上経って、いまだに飯塚高史は何も変わってない。これは逆に言ったらスゲェことなんじゃないか!?って」

 

 

コジよ、真面目か。

 

 



まとめ

 

 

要するに、ピーターさんのケツがあまりにもエロくてプロレスどころじゃない。

 

 

 

 

つまり、俺の股間がニュービギニングしたのであった(うるせえ)

 

 

 


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Comment

  1. えびお より:

    もともと飯伏のことは、勝っても負けても石井を最大限に引き立たせてくれる奇跡の人として大好きでしたが、今回はもうファンになっちゃおうかな!って思うぐらいの高揚感でした。デヴォンさんの涙、わかりますw。
    鷹木のマイク、田口への期待ともどかしさ、記事を読んで、スッキリしました。ホントにそう、その通りです。

    「いきものがかり」が、紅白選考前に改心の本気曲をリリースしてきた感じと言えばわかりやすいだろうか」。わかりづらすぎて、爆笑してしまいましたw。どっから出てくるんですか、こういう突拍子もないフレーズww。

    • devonyamaoka より:

      どうも! 飯伏はまさに石井さんを最大限に引き出しますよねw というか、実は飯伏も相当なベストバウトマシーンなんですよね。どうみても全試合面白くなるw
      大阪大会は、けっこう発見がありました。鷹木も田口もヨシハシも。いままでの悶々とした気持ちがハッキリとした感じです。わかってもらえてうれしいw
      「いきものがかり」のくだりは、俺自身もまったく意図せずに出て来たので、まさに細胞で文章を書くってこういうことなんでしょうねw

  2. ヨンタロウ より:

    離脱者はケニー、兄弟、ペイジ、コーディ夫婦、ブレンズ、串の9人?あとカラスもいなくなる?
    WWEに抜かれた時より酷いかな。
    あまりに増えすぎて2リーグかと思いきや。
    レスリングオブザーバーも興味も失せたみたいだし
    、岡の帰国も早くなりそう。

    • devonyamaoka より:

      どうも! こうして挙げていくとかなりの人数がいなくなりましたよね。カラスはROHに残っているから今年は出てもらえそうですが、来年以降はわかりませんね。外国人選手の層が一気に薄くなったのは間違いないですが。岡の戻り方がどうなるのか? タイミングを間違えなければブレイクは必至だとは思いますが果たして。

  3. デルピッポ より:

    飯伏はいよいよ覚悟を決めてくれたんですかね。飯伏に足りなかったのはそこだと思うので。それならIWGP獲ってくれてもいいですよ。
    ジュニアタッグは正直またか…と思いましたよね。鷹木のマイクは迫力というか役者が違うなって感じ。ボス感すら感じました。
    3KはブーイングされてたのをYOHの「ソノマサカダー!」で許される方向に持って行ったとはいえジュニアタッグ戦線の薄さはやばいですね。シングル戦線とタッグ戦線で人材を分けるのは層が厚いヘビー級ならまだしも、現在層が薄くなってるジュニアではやめてほしいです。

    • devonyamaoka より:

      どうも! 飯伏、なかなか気の利いた演出をしてくれましたね。あれで救われたファンは多いと思います。
      鷹木のマイクとYOHの返しは良かったけど、まさにジュニアタッグのワンパターン化は否めない。次のシリーズに出る石森&ロビーなんかが出てくるんでしょうかね。あるいはBOSJで新たな戦力がどどっと押し寄せるのか? いまのところ不安しかないですがw

  4. リック より:

    水曜どうでしょうの藤村Dが語っていたのですが
    「ネガティブな要素をあえて堂々と出すことでその先が気になるようになる」と
    鷹木のマイクはまさにこの通り、またかよ…というネガティブな点を全面に出すことで逆にそこはどうでもよくなる。
    むしろその先が気になる素晴らしいマイクでした。
    でもYOHの「良い風吹かせまーす!」は言い方がキャラに合ってないような…見た目がナルシストっぽいんだから熱さは余計な気がします。

    飯伏の残留(正式所属?)宣言は嬉しかったですねー。
    石井後藤飯伏で新ユニットとか出来たりしないでしょうか。なし崩しでケイオス全員が本隊に吸収されるより余程面白い気がしますがどうでしょ?

    • devonyamaoka より:

      どうも! 藤村Dの言葉はなかなか的を得ていますなw さすが地方番組をメジャーヒットさせた手腕はホンモノってとこですか。でも鷹木のマイクは本当に見事でした。あれくらいの切れ味ないとマイクは持たせちゃダメですよね。特にBUSHIには荷が重いですw YOHは一生懸命に模索している時期なのかもしれないです。とりあえず今は「いい風吹かすこと」に全力を注ぐんでしょうねw 
      飯伏の新ユニットなかなか凄いですね。でも、新たなユニットを増やして新日本を活性化させる方法はアリだと思います。本隊だけやたらと人数多くなってもしょうがないし。今後の展開が楽しみになって来た。

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