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【雪の札幌大会その②】ヨシハシの世界【THE NEW BEGINNING in SAPPORO】

 
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「寒い土地では自殺率が高い」という定説があるが、北海道の厳しい冬に耐えかねて、鬱病こじらせて自殺する人たちも、とりあえずこれを観てから電車に飛び込め! ってほどの歴史的興行『THE NEW BEGINNING in SAPPORO ~雪の札幌2連戦~』を現地観戦した。

 

雪の札幌は何かが起こる。

 

そんな挑発的なキャッチフレーズで毎年のようにファンを煽る、JAROもびっくりな誇大広告を掲げているこの大会であるが、とりあえず今年は、メインイベントのタイトル戦があわやノーコンテストになるかという緊張感のあるテロ事件が起きた。

 

内藤に罠を仕掛けたタイチへのブーイングや、そこから復活した内藤が逆転勝利をもぎ取った時の大歓声。

この日、会場である「北海きたえーる」が揺れたシーンはいくつもあったが、その中でもっとも場内が震撼した瞬間は、実はメインイベントではなかった。

 

それは、札幌大会2日目の第5試合。

棚橋弘至&オカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI
VS
ジェイ・ホワイト&バッド・ラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ

 

2.11大阪大会で行われるIWGPヘビー級王座戦ならびにスペシャルシングルマッチの前哨戦となる6人タッグマッチで、あの「物事を変える気がない男」ヨシハシが、思いもよらない大活躍をしたのである。

 

試合前半まで、棚橋さんの首を狙うジェイくんに軽くあしらわれ続けていたヨシハシが、なんと終盤で怒涛の攻めを見せ、ついにあの48の殺人技のひとつ「熊殺し」がジェイくんに炸裂。

 

勝った! ヨシハシが勝った!

 

まるでクララが立ったかのようなテンションで盛り上がる会場内の観客たち。

横で観戦していた息子も「おおおお!」と、任天堂Switch版スマブラ発売のニュースを初めて聞いたときみたいな声を上げて大興奮。

 

棚橋さんが持っているIWGP王座に次期挑戦するジェイくんからピンを取ったということは・・・

大金星なのはもちろん、ここでヨシハシがアピールすれば大阪大会での3WAY王座戦も夢じゃないのでは?!

 

 

 

カウント2なのであった。

 

 

 

その後、ヨシハシはトドメとばかりにスワントーンボムに行くが、なんなくヒザで迎撃され、高速スープレックスを喰らい、最後は情け容赦ない四の字固め「TTO」でジャスト・タップ・アウト!

 

ギブアップあるのみでした。

 

 



華麗なるドリームタッグ、雪の札幌で撃沈

オカダ「札幌、覚えときなさい。今までの、なんかちょっと気まずい棚橋・オカダ組じゃねえぞ。ガッツリの棚橋・オカダ組が。(ヨシハシに向かって)ヨシハシさん、ちょっと浮気します!

棚橋さん「(ヨシハシに向かって)ヨシ、G1の時の熱い気持ちは忘れてないから。考えといてくれよ」

ヨシハシ「おお、もちろん」

 

札幌大会直前の仙台大会のバックステージで交わされた、3人の謎の会話の記録の抜粋である。

オカダと棚橋さんのドリームタッグは、2人が打倒バレクラの固い絆を結んでそれに挑む決意をしたわけだが、なぜか2人ともバックステージでヨシハシに話しかけている

 

これはひょっとして、札幌でヨシハシが裏切らないように釘を刺していたのではないだろうか。

 

ズッコケて我に返ったとはいえ、ヨシハシは神戸でオカダを裏切ろうとした男である。

いくらお人好しなオカダでも、一瞬でも裏切りを考えた者を信用できるわけがない。

せっかくのドリームタッグの晴れ舞台を、本能で裏切ったり裏切らなかったりする男に台無しにされたらたまったものではない。

 

というわけで、俺はもう100億パーセントの確率で、札幌大会でヨシハシが裏切ると予想した。

何かが起こる雪の札幌。

その「何か」が起こるのは、大会2日目のメインイベントではなく、実は予想外の1日目のメインイベントだったのである。

 

オカダと棚橋さんが2人で組んで戦う記念すべきタッグ戦。

相手はジェイくんとファレという敵の大ボス連中であり、どちらも容易くピンフォールできるような相手ではない。

 

まさに、神戸で裏切りを断念し、ニューイヤーダッシュでもっさり普通に復帰し、1.29後楽園大会のバックステージで削除されるほどの問題発言をした、稀代の風雲児ヨシハシが華麗なるヒールターンを魅せるのに絶好のチャンス。

 

これまで、多くのチャンスを無駄にしてきたのは、決してヨシハシに向上心がないからではなく、「何かが起こる札幌」というこの大舞台での劇的な反乱を視野に入れていたからなのだ。

 

 

 

このあとヨシハシに主役を奪われることも知らずに華やかに登場する2人

 

しかし、棚橋さんとオカダのドリームタッグ入場における超絶エンタメ感はナニゴトであろうか。

一瞬、映画『スターウォーズ』シリーズの最新作がもう公開されたのかと思ったが、出て来たのはルークでもダースベイダーでもジャージャービンクスでもなく、棚橋さんとオカダ(CGではなく実物)だったから驚いた。

 

この2人のアカデミー賞級の入場を見れただけでも、すでに札幌大会は神興行決定

新日本プロレスの超絶スター2人が組めばもはや敵なし。

圧倒的な強さで、あのジェイくん&ファレを窮地に追い込み、勝利目前で黒いヨシハシ乱入という未来がハッキリと見えた!

 

 

・・・はずであった。

 

 

勝利目前までいったのは間違いなかったが、棚橋さん&オカダ組の勝利を阻んだのは、ヨシハシではなく外道さんの巧みな介入によるものであった。

ドリームタッグの記念すべき一戦は、エースのタップアウト負けという無念の結果に。

棚橋さん、札幌で3年くらい勝ってない。。。

 

 

 

いっぽう、そのころヨシハシは

 

この日、俺が会場に入ってまず最初に気になったのは、花道がかなり急な坂道になっていたこと。

つまりヨシハシが札幌で裏切るとして、リングにたどり着く前にまたズッコケないかの心配をせずにはいられなかったのだ。

しかし、大会中盤でそんな心配はする必要がないことがわかった。

 

なんとヨシハシがゲスト解説者として放送席にいるではないか。

 

さすが新日本プロレス、憎らしいほどに用意周到である。

放送席にいれば、間近で試合を観察しながら最適なタイミングで試合に介入できるし、そもそもあの危険な花道をダッシュして命を危険にさらすこともない。

ドリームタッグも我々ファンも、見事に策士ヨシハシの術中にハマってしまったのだ。

 

 

オカダがバッドラックフォールされる寸前

ヨシハシ「あー、あぶない、あぶない」

 

棚橋が無念のタップアウト

ヨシハシ「ああ・・・」

 

勝ち名乗りを受けるジェイくん

ヨシハシ「まあ、明日のことや大阪のことを考えるのであれば、まあタップしといて、しょうがないですね」

 

 

 

・・・・

 

 

 

 

静かなるヨシハシ、いまだその重い腰を持ち上げず。

 

 

まあ、いいですよ。

100歩譲って、ヨシハシの裏切りはもう無いとしましょう。

 

だったらせめて、せめて、試合後に蹂躙される棚橋さん&オカダを助けに行ってもよくない?

真壁さんですら、CHAOSの矢野さんを助けに解説席からリングに上がってたよ。

 

 

ファレに羽交い絞めにされた棚橋さんが、ジェイくんにぶっ飛ばされブレードランナーをお見舞いされる瞬間も。

 

ヨシハシ「・・・・」

 

 

いや、見殺しかーい!

 

ある意味、これが彼なりの地味な裏切り行為なのかもしれんが。

 

 



ヨシハシは大阪でやってくれるはず

 

さて、もはや「裏切り裏切り詐欺」の様相を見せているヨシハシの思わせぶりな行動の数々。

「お前が勝手に裏切ると思い込んでいるだけだろ」などという賢明な読者の声も聞こえるが、俺はそれでもヨシハシを信じたい。

裏切ってくれることを信じる という、信じているのか疑っているのかわかんない複雑すぎるパラドックスにアタマがどうにかなりそうだが。

 

しかしながら、札幌大会2日目のヨシハシを見ていたら、まだまだ裏切りそうな気配も残している。

 

ドリームタッグにヨシハシを加えての6人タッグマッチで、この日のヨシハシは会場が大いに湧く大活躍を見せたわけだが、試合序盤でチームに奇妙な食い違いが見て取れた。

3人での連携攻撃を見事成功させたとき、ヨシハシがチーム揃っての三昧ポーズを試みたが、棚橋さんとオカダはそれを華麗にスルー。

棚橋さんに至っては、ちょっと笑っていたのである。

 

 

笑ってはいけないヨシハシ24時みたいな顔の棚橋さん

 

 

ヨシハシのストレスレベル 80%

 

このストレスレベルが溜まれば溜まるほど、ヨシハシの暗黒パワーが蓄積されるシステムであることは以前指摘したと思うが、今まさに新たな暗黒パワーが溜まりつつあるのだ。

大阪大会に至るまでにどれだけのパワーが溜まっていくのだろう。

 

ヨシハシ「事件は、札幌で起きるんじゃない! 大阪で起きるんだ!」

 

 



まとめ

 

もうそろそろ裏切りネタで記事を書くのしんどくなってきた。

 

以上。

 

 

 


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Comment

  1. のぶお より:

    もうデヴォンさんと同じ考えすぎてなんか親近感わきますwうちも家族でプロレス見てるのですが私があまりにもヨシハシ乱入を、期待しすぎて家族から白い目で、見られていますwでも、私はヨシハシが裏切ると信じます!!

    • devonyamaoka より:

      どうも! おお、同じ考えすぎるって凄い嬉しいですw ヨシハシの裏切りを一体いつまで信じればいいんだって気持ちもありますが、とりあえず大阪に希望をつなぎますw 信じましょう!

  2. デルピッポ より:

    正直あの熊殺しまでの流れは完璧でしたよね。でも最終的にはYTO(ヨシハシタップアウト)。やっぱりヨシハシはヨシハシだと安心しました。
    ヨシハシはこういうマスコット的レスラーとして売ればいいんじゃないでしょうか。実力に似合わないレベルのプッシュをしようとするから反感買ったり血まみれになったりするわけで。
    オカダからは唯一のパートナーと言われ、棚橋からは少女漫画みたいな台詞で俺のとこ来いよと誘われる…ヨシハシの何がこれほど新日の二大エースから愛される要因なのか、誰か研究してほしいです。
    そういえば辻が花道ダッシュでヨシハシりかけましたけど、やはり花道ダッシュは危険なのでやめさせたほうがいいですね。

    • devonyamaoka より:

      どうも! YTOって名付けられちゃったんですかw タップアウトする相手が変わるたびに技名も変わるとしたら面倒ですなw すでにヨシハシはマスコット化されはじめていて怖いです。そしたら永遠に裏切らないってことですから。
      辻くん、たしかにちょっと躓いてましたね。さすがデルピッポさん見逃さなかったかw

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