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【FANTASTICA MANIA】ルチャの祭典についてムチャクチャつめこんだ感想【新日本プロレス】

 
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新日本プロレス新春恒例のお祭り騒ぎ『CMLL FANTASTICA MANIA 2019』は、壮絶なイッテンヨン東京ドーム大会、新たな戦いの幕が切って落とされたニューイヤーダッシュ、そして主要レスラーの脱退&引退発表と、良くも悪くもハートを揺さぶりまくられて心神喪失となったプロレスファンにとっての安らぎのひとときであった。

メキシコCMLLの美しきルチャドールたちによる華麗で鮮烈なプロレスは、観る者に幸せを運ぶ。

それどころか、ファンマニを観戦して得られるその効能は、PTSDや認知症はもちろん、腰痛、リュウマチ、冷え性、鼻炎、勃起障害など多岐にわたって改善されるとの研究結果があるらしい。

さらに、あまりにも高い幸福指数が国家レベルで注目され、安倍政権下での経済政策のひとつとして活用したいという声も上がっていると、首相官邸筋が漏らしていた(ウンコを)

 

とはいえ俺なんかはそんな「幸福」には充分に間に合っているし、好きな選手もたいして出てこないしで、こんなシリーズにはほとんど興味が湧かなかったのだが、そんな気持ちを180度変えてくれた存在が日本初上陸のルチャドール「ナマハゲ」さんの参戦であった。

 

 

この「ナマハゲ」さんなる人物が何者なのかはもちろん知らんし思いっきり初見。

どんな選手で、どんな動きで、どんな技を使うのかもまったく未知であるが、この選手が出なければ俺は今年のファンマニに興味を持つことはなかったかもしれない。

 

 

見よ、この無邪気で天真爛漫なツイートを。

この不景気で不安定で不条理な現代社会を生きている中で、「人生で一番楽しい!」なんて瞬間はなかなか無いじゃん。

そんなかけがえのない一瞬を、ナマハゲさんは心底楽しんで、なおかつそんな姿を俺たちに見せてくれているんだ。

これにプロレスファンが巻き込まれない手はないなと。

ナマハゲさんの楽しんでる姿を自分と重ね合わせて、共にその最高の瞬間を共有したい!

 

そんな気持ちで観始めたファンタスティカマニアですが、やっぱ観て良かったです。

どう考えても、楽し過ぎました。

プロレスって面白いなあって、純粋に、子どもみたいに、脳みそ空っぽのアホになってファンタスティカな気分に浸りました。

といった俺のシリーズ全体的な感想。ビバ、メヒコ!

 

 

ナマハゲさんの夢、ここに叶う

 

今年のファンマニは、とにかくナマハゲさんがすべてだった。

元気にツイートするナマハゲさん、観客にタッチしながらリングサイドを走り回るナマハゲさん、KUSHIDAとのマッチアップを楽しむナマハゲさん、ゲレーロスに交じって戦うナマハゲさん、ドラゴン・リーと張り手を応酬するナマハゲさん、武士のマスクを剥ぎ取るナマハゲさん(あ、これは別の人だ)などなど。

みんなが見たかったナマハゲさんの姿が、ファンにこれ以上ないほどの幸福を与えてくれた。

 

プロレスの素晴らしさは、選手たちの夢が叶った瞬間に立ち会えるところだ。

このシリーズで、ナマハゲさんは自身の夢が叶う瞬間を俺たちに見せてくれた。

もちろん俺は、ナマハゲさんというレスラー自体の過去は知らない。

しかし、その夢と、今までしてきた努力、長い道のりの過酷さはなぜか想像できる。

夢を叶える者は、誰もが必ず厳しい試練を乗り越えているはずだから。

 

 

努力をしただけでは夢は掴めないだろうけど、チャンスは必ずやってくると信じている。

そこで必要となる要素は、タイミングとフットワークの軽さとしっかりとした土台を築いているかどうかなのだ。

今年のナマハゲさんは、すべてにおいて準備万端であったと言えるだろう。

 

参戦発表と同時にtwitterアカウントが登場し、それは瞬く間にプロレスファンに浸透した。

日本初上陸とは思えないとんでもないスピード感である。

 

そこからシリーズ中は常にコメントを発信しつづけ、会場では観客へのサービスも丁寧にこなし、リング上では多くの見せ場を作った。

このパフォーマンス能力、いったいどこで学んだのか?

故郷の国で相当ハイレベルなパフォーマンスユニットに所属し、その発信力を磨いてきたのだろう。

 

リング上では、ゲレーロスとの違和感のないチーム感、カベルナリオやオクムラとの絶妙な連帯感、そしてルチャドールとしての無駄のない華麗な動きでファンを魅了。

ナマハゲさんは、誰もが認めざるを得ない一流のレスラーだ。夢を叶えて当然である。

 

そんなナマハゲさんの夢には、当然のようにまだまだ先があるだろう。

俺たちファンは、次の夢、もう一歩先のさらに大きな夢も応援しつづけなければならないし、それが叶う瞬間にも立ち会わなければならない。

祭りは終わったが、闘いはまだまだ続くのだ。

とりあえず今のところは、ナマハゲさん、楽しませてくれて本当にありがとう。

 

 

 

 

ドラリーが魅せる、ジュニアの明るい未来

 

シリーズ中に行われた「CMLLファミリータッグトーナメント2019」は、「ファミリータッグ」という語感がとんでもなく脱力感を誘うのもあって、真剣に見ていませんでした。

 

そもそもの話で申し訳ないが、俺はマスクマンの見分けがぜんぜんつかない人でして、それはもう「オッサンだから」という一言で理由が説明できてしまう。

たとえば、最近のアイドルが全員同じ顔に見えてしまうというのと同じで、オッサンゆえに貴重な自分の記憶力を、ルチャドールのマスクと名前を一致させることなんかに使いたくない(ルチャファンのみなさん、すみません)

といったわけで、毎年ファンマニにあまり乗り気でないのはそういった理由なのだ。

※ゲレーロ親分とカベルナリオは見分けがつくので好き(オクムラは視界に入れていない)

 

そんな、誰と誰が兄弟で親子なのかもよくわからない混乱のタッグトーナメントを優勝したのはミスティコ&ドラゴン・リー組。

マスクマンは見分けがつかないが、ドラリーだけはちゃんとわかる。

それはもちろん、俺にとってドラリーが特別な存在だからである。

 

2016年のカマイタチとの壮絶なCMLLライト級王座戦をきっかけに、髙橋ヒロムとのライバル関係が生まれ、その熱い関係性はこれまで多くの名勝負を生み、ファンを狂喜乱舞させてきた。

現在療養中のヒロムのケガの原因はアメリカ大会でのドラリー戦のアクシデントではあるが、それを責めるファンなど誰もいない。

だが、本人はきっと人知れず思い悩んでいたのだろう。

優勝後のマイクスピーチで、ついにヒロムへの想いを口にしたのだ。

 

リー
「(※日本語で)コンバンハ! ……ヒロム・タカハシ……モット! モット! モット! モト! モット! モット! モットーー!! ……(※スペイン語で)待ってるからな、この先で。(※日本語で)アリガトウ」
引用元:新日本プロレス公式HP

 

それまでノンキに試合を眺めていた俺は、あまりの不意打ちの感動に涙がダダ洩れしてしまった。

心なしかドラリーの目にも涙がたまっていたように感じたのは俺だけだろうか。

 

とにかく、ドラリーのこのマイクは、ヒロムファンの心を救ったし、ヒロム本人にも大きな励ましになっただろう。

その後、退場時には観客へのファンサービスで子どもたちとも触れ合い、会場が言いようのない幸福感と美しさに包まれた。

 

プロレスってのは本当に奥深く、感動的なドラマである。

闘いの中にあるのは「憎しみ」ではなく「信頼」なのだ。

だからこそ、殴り合い、ブン投げ合いしているのに「野蛮さ」がひとつもないじゃないか。

ドラリーの荘厳な姿が、それを改めて教えてくれた。

 

ナマハゲさんとの邂逅

そしてここでも我らがナマハゲさんが、美しきドラリーとのドラマを生み出す。

赤毛のナマハゲさんがドラリーとやり合う姿に、何らかのシンパシーを感じたファンも多いはずだ。

ジュニア戦線は、KUSHIDAがいなくなってもしっかりとドラマを紡いでいくのだ。

そこには、新たな未来への希望がいっぱいつまっている。

 

 



すべてがロスインゴと鈴木軍の前哨戦だった

 

風神雷神としてリングに立つファンマニ仕様のロッポンギを「何が雷神風神だよ、お前ら、小松・田中じゃねぇか!」などと普通のことを言って挑発するBUSHIさん。

本人は面白いと思っているらしいが、ヒネリが無すぎてどう考えてもスベっているのだ。

 

なぜなら風神雷神はSHO&YOHであることは誰もが知っているし、言ってみればハロウィンの仮装パーティにゾンビのメイクで参加している俺に「おいおい、お前はデヴォンじゃねえか!」と言っているのと同じなので、そんなこと言われても周囲は「そ・・・そうだけど何か?」としか返しようがないのである。

 

しかも、一度だけならまだしも、このシリーズ中に何度も「お前ら、小松・田中だ」を連発するとかマジでこいつノータリンなのか?

あげくに試合後、風神のマスクを剥ぎ取って意気揚々と退場してみたりするので本当にどうしよもない。

BUSHIによるいろんな意味での制御不能ぶりはいったいなんなんだ?

もしかしたら、このBUSHIも一種のファンマニ仕様で、あえてバカ(というか知恵遅れ)を自己演出しているのだろうか?

 

違ったのだった。

 

ファンマニ最終日、ロッポンギは風神雷神ではなく素のSHO&YOHでリングに上がった。

そして、いつものようにワーワーと試合をしていたら、なんと途中で鈴木軍が乱入してきたのだ。

タイチは内藤をボコボコにし、金丸&デスペがBUSHI&鷹木を蹂躙。

 

なんとあれだけ「小松・田中はマスクしてんじゃねー!」と吠えていたBUSHIのマスクを、デスペが引き剥がしたのである!

 

スカッとジャパンもビックリの超絶カタルシス!

 

なるほど、シリーズ中のBUSHIのクソつまらないパフォーマンスはすべて鈴木軍抗争に繋げる振りだったのか!

目からウロコとかがいろいろ落ちて納得すると共に、ケイオスに対してのロスインゴのヒール感をさらに上回る鈴木軍の極上のヒールっぷりに感動しきりの俺なのであった。

 

 



映画『パパわる』SPタッグ戦の贅沢感

 

昨年公開した棚橋弘至主演の映画『パパはわるものチャンピオン』は、家族の絆を描いたヒューマンドラマの感動作でありながら、劇中で現役プロレスラーたちによるホンモノのプロレスが味わえる映画としても完成度の高い傑作であった。

 

なにより、この作品を高く評価したのはプロレスファンだけでなく、俺の周囲の映画ファンたちも大いに絶賛していたことが喜ばしかった。

普段プロレスになど興味のない人間が、この作品で涙を流したというところに、プロレスのドラマにおける普遍性が見て取れる。

ヒールとして仕事を全うしようとする主人公の姿と、そんな父の仕事を少しづつ理解していく息子の成長に、誰もが共感し自分の人生を重ねたという証明でもあるのだ。

 

さて、そんな映画の中の世界観が、現実にプロレスのリングで再現されてしまったので驚きだ。

映画のキャラクターに、現役のプロレスラーを使ったことの最大の効果がこの試合の実現である。

映画製作においては、プロの俳優が一時的に身体を作ってレスラーを演じることもできるし、CGの進化で迫力のある試合シーンを創り出すことはできるだろう。

 

しかし、リアルなプロレスのリングで、俳優やCGは当然のように使えない。

 

映画『パパわる』は、映画でのホンモノのプロレス、そして現実世界での映画の世界観のプロレスを実現できる、究極のエンタテインメントなのだ。

 

こんな豪華なエンタメがあっていいのだろうか?

個人的には歴史的事件だと思うし、映画ファンからすると贅沢でしかないとんでもない偉業である。

ゴキブリマスクとギンバエマスクとの極悪コンビに容赦なく浴びせられるブーイング、ドラゴンジョージの圧倒的正義の味方感、スイーツゴリラはそのまんま(もう「真壁」でいいだろこいつは)

この試合こそ、プロレスファンだけでなく映画を楽しんだ一般ファンにもアピールすべき最高のプロモーションになりうると思う。

ワールドプロレスリングでのテレビ放映時は映画ファンたちにも周知すべきだ。

 

 

 

まとめ

 

ファンマニシリーズのネタはたくさんあって書きたいことも多かったが、小分けにするのも面倒なのでイッキに書いてしまった。

そのほかにも気になった感想があるので下に簡単に書いておきますね。

また今週末から次のシリーズが始まるようなので、今度は頑張って更新していくつもりなのでお楽しみに―。

 

【ファンマニ感想を箇条書きで】

●ワールドでの差し替え音楽がテキトー。とりあえずメキシコっぽい音楽を流しておけみたいなノリで俺はぜんぜん乗れない

●ボンソル石森とタグチ監督との仲の良さが異常

●下田美馬は中年女性特有のいやらしいフェロモンが出ている

●元井美貴は普段ぜんぜん魅力を感じないが、ミキティコ姿やメガネ姿でその本領を発揮する。

 

以上!

 


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Comment

  1. リック より:

    「あ、ごめんツバ飛んじゃった」と記者への気配りを忘れないナマハゲさんが狂おしいほど好き。
    ナマハゲさんルードにしておくのはもったいないほど良い人ですよね、正式に本隊へ所属してくれないでしょうか。
    でも日本料理屋があるから無理か…ほんともったいない。

    ドラゴンリーは泣けましたね、やはり罪悪感があったのでしょう。罪滅ぼしという訳ではないですが彼の試合はとても好きなので是非継続的な参戦を期待したいです。

    • devonyamaoka より:

      どうも! ナマハゲさんの人間的魅力が爆発しておりましたね! たしかに本隊でもいいんですが、でもやっぱ悪者であるところにセクシーさがあるのも事実なんですよねえ。
      ドラリーはやっぱり素晴らしいレスラーっすね。ヒロムへの心遣いと、ファンへの感謝と、あそこまで気持ちのいいパフォーマンスしてくれたら誰も文句言えないし、みんな大好きになってしまいます。ぜひぜひヒロムのためにも新日本で活躍しまくって欲しいです!

  2. デルピッポ より:

    ナマハゲさんは楽しそうにプロレスしてて見てて本当に微笑ましかったですよね。
    なんかナマハゲさんの中身はデスペだ!って話を聞きましたけど、デスペの襲撃とナマハゲの試合が同日に行われたことでその情報はフェイクということが証明されました。
    あのマイクはドラリーとヒロムの絆を感じて自分も泣きましたよ。ヒロムはメキシコでドラリーと出会わなかったら今のヒロムは無いかもしれないと思ってますが、それはドラリーにとっても同じなのでしょうね。
    結果的にヒロムを怪我させてしまったことへのショックはあったみたいですよね。しばらくCMLLのマットにも上がってなくてTV番組にレギュラー出演してたらしいのはその影響かも。お互い最高のライバルと認め合ってるからこそ毎回試合では危険技の応酬になってましたし、いつかどっちかが大怪我するんじゃないかと思ってる人も多かったですし、ヒロムが復帰できた後は事故が起こらない方向でやってほしいですね。
    内藤と口喧嘩で対等に渡り合える数少ないレスラーがタイチなので、札幌でのIC王座戦本番よりこれから始まる前哨戦のほうが楽しみかもしれません。

    • devonyamaoka より:

      どうも! ほんとナマハゲさんのおかげで、ここ数年でもっともファンタスティカマニアを楽しめましたw デスペのウワサは単なるガセだった事も証明されて本当に良かった。ドラリーの真摯な態度とヒロムとの信頼関係は、プロレスファンとして見ていて爽やかさがあっていいですよね。ライバルだからこそ思い悩むこともあったかもしれませんが、そこはヒロムが元気な姿を見せてドラリーを救ってあげて欲しいです。タイチの襲撃には震えました。さすがっすねw

  3. いち飯塚さんファン より:

    ファンタスティカマニアは見てて本当に幸せな気分になりますね。特にナマハゲさん見てるとこっちまで笑顔になってしまいます。誰かに見られてたら恐らく通報されてたでしょう(汗)ドラゴン・リーのヒロムへのメッセージは熱くなりました。
    今年始まってすでに色々ありましたが、沈んでた気分が少し癒されました。ありがとうルチャドール達。ありがとうファンタスティカマニア

    • devonyamaoka より:

      どうも! ナマハゲさんがファンマニの面白さを体現してくれたのは、CMLLにとってもプラスに働いたと思いますね。タイミング的に、いろいろな発表があった中でのこのお祭りってことで、みんな必死に盛り上げてくれて、特にナマハゲさんとドラリーという新日絡みの選手に救われました。ほんと感謝しかないです。

  4. とあるプロレスファン より:

    ファンタスティカマニアと言えば、下田お姉様のパン〇ラ、いやいや、本場ルチャドール達の素晴らしいレスリングを堪能できる数少ない場。毎年楽しませていただいてます。
    その中でも今年はナマハゲさんが異彩を放ち、生き生きとし、話題に花を添えましたね。パフォーマンスももちろん良かった。日本料理屋でなく、定期参戦してほしいです、ほんと。
    しかしほんとドラゴン・リー、感動しましたね。なんか彼のこと嫌いな人って少ないような気がします。

    • devonyamaoka より:

      どうも! 下田姉さんのパンチラはもはや伝統芸能ってところでしょうかw 今年はナマハゲさんのおかげでいつもの何倍も楽しめましたねー。日本料理屋に戻るのは惜しいですが、きっとまた会えると信じて待ちましょうw ドラリーも泣かせてくれた。最高のお祭りでしたな。

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