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【新日本プロレス】2020年東京ドーム2連戦というメイ社長の大バクチに期待

 
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1.4東京ドーム大会『WRESTLE KINGDOM 13』にて発表された、新日本プロレスリングの2019年ビッグマッチスケジュール。

アメリカでのG1クライマックス開幕戦マジソン・スクエア・ガーデン興行など、新日本プロレスが世界的にそのイキオイを拡大させていることが伺える派手なラインナップに驚いたけど、中でももっとも衝撃的だったのは2020年東京ドーム大会2DAYS開催の発表だった。

 

1.4東京ドーム、そして1.5も東京ドーム。

 

この発表を聞いて、ファンは例外なくミラノさんばりに「ムァジか!」と叫んだことは想像に難くないわけだが、同時に「メイ社長、思い切ったことしたな」とも考えたはずだ。

 

そもそもなぜ俺たちは、ここで咄嗟に何の違和感もなくあの社長の姿を思い浮かべてしまうのだろうか?

 

たとえば俺は、マーベルヒーローが大好きでMCU映画をよく観るが、製作会社であるウォルト・ディズニー・ピクチャーズの社長など名前も知らない。

「モーニング娘。」をはじめとしたハロプロアイドルが非常に好きだが、所属しているアップフロントプロモーションの社長の顔など見たくもない。

 

新日本プロレスが好きなのも、当然のように試合や選手やそのドラマに熱狂しているのであって、会社自体に興味があるわけではない。

なのに、新日本プロレスに何かあるたびに、あの社長の存在が嫌でも脳裏にちらついてくるではないか。

しかも、ナメック星人のコスプレしている社長の姿が。

 

新日本プロレスの「顔」は、棚橋さんであり、オカダであり、内藤であり、その他、活躍しているレスラーたちであるはずなのに、今や新日本プロレスを語る上で、あの社長がレスラー同様に大きな存在となっている。

 

昨年の『DOMINION 6.9 in 大阪城ホール』にて、煽りVTR(誰得なシャワーシーン有)からの盛大な登場&リングインでお披露目されたそのインパクトはやはり絶大な効果があったのだろう。

さらに、公式HPの連載コラム「コスプレの部屋」では、ファンの声をいち早く察知してのフォローや自身のコスプレ人生についての赤裸々な告白などを軽快な文章で綴ったり、大会の会場では記念撮影などのファンサービスもやって人気も上々。

 

もはやハロルド・メイ氏は新日本プロレスの代表取締役社長兼CEOであるのと同時に、会社の広告塔のひとつとなっている。

棚橋さんがプロレスの認知度を上げるためにメディアに出てプロモーションをするのと同じように、メイ社長も出来うる限り表に出てファンに自身の考えや人間味をアピール。

 

「外国人社長になったことで新日本が変わってしまうのではないか?」というファンのナーバスな気持ちに寄り添うかのように、メイ社長はこう答える。

 

 

「新日本プロレスは大丈夫だお。」

 

 

 

やかましいわ。

 

 

2019年の開始と同時に、ジ・エリートの新団体設立、KUSHIDAの脱退、市原悦子さん(家政婦)の死去など、新日本プロレスにとって大打撃となる出来事が立て続けに起こった。

そんなニュースをネガティブに受け取ったファンたちの声を耳にしたメイ社長は瞬時に反応。

 

ワシは経営者として数々の修羅場をくぐり抜けた百戦錬磨の猛者じゃ。心配せんと、ワシに任しておけ!

 

などと、まるで映画『バトルシップ』のクライマックスにて、レトロな戦艦ミズーリでハイテク宇宙船に戦いを挑む退役軍人さながらのタフさ溢れるコラム(わかりにくい例え)を発表し、ファンの心をわしづかみにするのであった。

 

 

この素早すぎる対応。

とんでもない危機管理能力であり、マジで抜け目の無いオッサンである。

さすが、これまで数々の企業を渡り歩いて実績を残してきた歴戦のやり手経営者だ。

 

昨年の就任以降、外国人社長ならではのグローバルな視点でその手腕を振るってきた効果は、2019年ドーム大会で最高動員数(ブシロード体制での)達成というカタチで実績として見せてくれた。

 

まさにあのオッサンの経営手腕はホンモノであり、俺たちファンには彼の言葉を疑う余地などひとつも無い。

メイ社長の言葉を聞いて、多くのファンは安堵した(かのように見えた)ので良かったね。

 

おっと、ドーム2DAYS開催の話を書くつもりが、大きく脱線しまくってしまった。

なんと1000字近くもメイ社長についてのつまらない話を書いてしまったじゃんか。

そもそも俺は、目立ちたがり屋の経営者なんかハナから信用できないと思っているし、「新日本プロレスは大丈夫だお。」などと、あの場においてギャグをぶっこんでくる神経がまったく理解できないので、個人的にはまったく支持なんかしていないが。

 

 



どうなる? 東京ドーム大会2DAYS

 

2019年の東京ドーム大会は、動員数3万8162人という満員御礼の大成功で幕を下ろした。

みなさんご存知の通り、動員数だけでなく大会自体も充実した内容でファンを満足させたし、選手たちのパフォーマンスも最高峰だったよね(ジュニアタッグ戦は除く)

 

第1試合からメイン級のカードが組まれていた時点でその本気度はヒシヒシと伝わっていたが、フタを開ければ第0試合からすでに本気だったのが驚きだった。

 

まさにアタマからオシリまで捨て曲ナシの名作アルバムのようであり、ビートルズなら『リボルバー』、クイーンなら『オペラ座の夜』、ドアーズなら『ハートに火をつけて』、オアシスなら『モーニング・グローリー』、電気グルーヴなら『ビタミン』、西野カナなら『Love Place』といった完成度。

要するに永久保存版なのであった。

 

今回の動員数は、新日本プロレスの人気と勢いがあってこその結果でありながら、この妥協なき対戦カードのラインナップのおかげでもあった。

当然のように来年の東京ドーム大会も、今年に匹敵するほどの豪華さやドラマ性、刺激がなければファンは納得しないだろう。

 

そこで気になるのが、やはり「2連戦」という状況で、両日ともに本気を出せるのか? という単純明解な不安。

もっとも避けたいのは、通常のイッテンヨンの濃厚さを2日間で割ってしまい、大会の濃度を薄めてしまうことだ。

 

たとえば5月に福岡で行われるビッグマッチ『レスリングどんたく』2DAYSや9月に神戸・広島・別府など数か所で行われる『DESTRUCTION』シリーズ、2月の札幌2連戦+大阪の『NEW BEGINNING』のように、各主要タイトルマッチをバランス良く分けてなんとなく特別感を出すという手段は通用しない。

 

1年の集大成であり最大のビッグマッチである東京ドーム大会として、2DAYSであろうといっさいの妥協は許されないのだ。

それを踏まえて東京ドーム2連戦の構成を考えてみると、なかなか期待できる要素が満載であることに気付く。

 

 

ドーム2DAYSに期待すること その①
シングルマッチが増えそう

現状のイッテンヨンでは、出場すべき選手が多すぎて3WAY戦やガントレットマッチでなんとかやりくりしているといった状況だったが、2日間あれば選手にも試合数にも余裕が持てる。

タイトルマッチはベルトの数の分しか行えないが、スペシャルシングルマッチであればいくらでも組めるので、ムリヤリな3WAYや人数合わせのガントレットマッチが減って、今年のオカダVSジェイ戦のようなタイトル絡まずとも非常に見応えのあるシングル戦が増えるのではないだろうか。

 

ドーム2DAYSに期待すること その②
ニューイヤーダッシュできる

1.5と言えば、例年であれば後楽園ホールでの『ニューイヤーダッシュ』であり、その年の新日本プロレスにおける戦いの幕開け&今後の方向性を占う超重要な大会だ。

しかし、その重要性からか毎年チケット購入の倍率が高く、観に行きたくてもチケットが手に入らないというファンも多い。

悪質な転売屋の恰好な餌食にもなっているこの大会が東京ドームで行われるとすれば、観戦できる人もグンと増えてその興奮を多くのファンが味わう事ができる。

たとえばドーム大会2日目は事前のカード発表をしない

前日の1.4大会の結果を踏まえて当日発表とかになれば、逆に刺激的でチケットが飛ぶように売れそうだがそれは無謀すぎるだろうか?

 

ドーム2DAYSに期待すること その③
2日間のトーナメント戦が可能

ドーム大会のスペシャル感を効果的に使った2DAYトーナメントが開催できたりする。

RPWのブリティッシュカップもたしか2DAYトーナメントだった気がするが、既存のタイトルへの挑戦権を賭けたものでもいいし、冬のニュージャパンカップ的な立ち位置でブランド化することもできる。

タイトルマッチにあぶれた選手たち(ヨシハシとか)がここで再起をかけて戦うのだ。

さらに、他団体の選手などもサプライズでエントリーされてたりすると超盛り上がるよね。

 

 

このように、東京ドーム大会2DAYSは、それが途方もないインパクトのチャレンジであるゆえに、興行としての広がりも無限大である。

 

ある意味、常識に囚われていたら成功は難しいかもしれない

 

思わず「そうきたか!」と言わせるような変化球で勝負することも考えられる。

そして、この2日間を最高な時間にするためには、今年1年のストーリー展開やドラマ性にもより一層チカラを入れなければならないだろう。

 

 

 

ハイリスクに挑むコスプレ社長の真意

 

メイ社長
「そこそこの結果しか狙っていない人は、なにかで良い成績を収めたり成長しないと思います。大きなチャンスをモノにするには、大きなリスクも経営者として取る場合があるんです」

※週刊プロレス最新号No.1993に掲載されたメイ社長のインタビューからの抜粋

 

 

ドーム2DAYSの無謀さは社長本人も‟大きなリスク”として認識していて、だからこそ挑む価値があると考えているのだ。

俺はそういった、「自身の高みを目指す上でのイチかバチかの大バクチ」には恥も外聞もなく感動してしまうたちなので、メイ社長の言葉にグッときてしまった。

 

今年の動員数から見て、来年のドーム大会の4万人越え達成は確実と言っていい。

しかし、実現可能な目標を掲げるよりも、周囲から心配されるほど大きすぎる目標を掲げ、さらなる進化を目指したいという勝負師ハロルド・メイ。

 

まさに「一歩踏み出す勇気」である。

 

ドーム2DAYSの成功を掲げ、選手と社員が一丸になってそれを達成したときには、組織としての大きな進化&絶大なパワーアップが見込まれるはず。

俺たちファンも、そんな新日本プロレスのを間近で応援すれば、達成できたときの歓びも共有し分かち合えるはずだ。

 



まとめ

 

正直、メイ社長の自己アピールはあまり好きじゃないし、ファンの目線を必要以上に意識して気を使いすぎている感もある。

しかし、その結果として、出場しない選手のポスター記載問題や会場での場所取り問題などへの対応の速さも評価されているので、メイ社長のやり方は間違ってはいないということも俺にだってわかる。

 

今年、新日本プロレスは新たな次元、次のステップへと踏み出そうとしていて、それにはメイ社長の大いなるチカラが必要なのだ。

来年の東京ドーム2DAYSはもちろん、G1クライマックスのアメリカ開幕、イギリスでのビッグマッチ、さらに4月には聖地マジソン・スクエア・ガーデン(なぜ聖地なのか俺はイマイチよくわかっていないが)での興行も控えている。

 

ケニー・オメガ不在の中でどんな大会を見せてくれるのか?

 

そういう意味で、海外でのビッグマッチは新日本プロレスの真価が問われる興行になるし、その結果次第ではドーム大会に不安の影を落とすことにもなり得るわけだが、正直なところ俺はかなり期待している

 

この状況で「新日本プロレスは大丈夫だお。」と堂々とギャグを言えるメイ社長の豪胆さ。

 

そこに大きな安心感を感じてしまうのもまた事実なのだ。

 

 


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Comment

  1. nami より:

    感動しました
    デヴォンさんのブログに出会えて本当に良かったです
    何を言っても安っぽい表現しかできなくて
    情けないんですが
    とにかく

    デヴォンさんのブログがいちばん好きです

    • devonyamaoka より:

      どうも! いつもお褒めいただきありがとうございます! 俺もnamiさんに読んでもらえて本当に幸せです。なかなか賛否両論が激しいブログなんですが、好きだと言っていただける限り続けていきたいと思います!

  2. デルピッポ より:

    ドーム2Daysとかホント驚きましたね。土日開催だから大勝負したんでしょう。
    どういう形になるか現時点では予想もできませんが、自分としてはタイトルマッチは1日目と2日目で分けてほしいです。今年の1.4も特に前半の試合が大人の事情感ある露骨に時間短縮で終わる感じが物足りなかったので。やっぱり濃い試合が見たいですよ。あとはデヴォンさんのおっしゃるようにスペシャルシングルマッチを増やす。
    しかしエリート勢とKUSHIDAの離脱もあり、対戦カードの幅がどうなるか。中邑凱旋が本当にあるのか、あるいはジェリコ継続参戦や他のビッグネーム参戦の算段が付いてるのかもしれませんね。
    あと2Daysだから当然ですがセミの数も増えるので、SANADAやEVILにそこを任せられるように格上げも急いでほしいものです。

    • devonyamaoka より:

      どうも! タイトルを分けると、結局内容が薄まっちゃう気もするので微妙ですが、確かに露骨に時間を意識して終わる試合があるのは勘弁して欲しいですな。今回の1.4もドームの音量制限の関係でエアギターを省略したとか内部事情言っちゃったしw スペシャルシングルはもっと見たいですよね。あり得ないカードとかやって欲しい。
      エリート&クシダがいなくなった代わりに誰がスターとして出てくるのかが注目ではないでしょうか。サナダの格上げには俺も期待したいです。ジェリコやCodyさんも出て欲しいっす。

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