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【2018年総括】超個人的な年間ベストバウト【新日本プロレス】

2018/12/25
 
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新日本プロレスの2018年の興行がすべて終わり、残すはその集大成となる東京ドーム大会『WRESTLE KINGDOM 13』を待ちわびるのみとなった師走の肌寒い日々。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

深刻なプロレスロスになっている人もいらっしゃるかもしれませんが、我々にはまだやるべき仕事が残っております。

 

そう。

年間ベストバウトを選出するという年末の大仕事が。

 

俺は毎年この時期になると、年間ベストソング、年間ベストムービー、年間ベストBOOK、年間ベストAV、年間ベストエロ漫画、年間ベストマイクラ建築、年間ベスト夫婦ゲンカ、年間ベスト息子に言われた父親批判、等のさまざまなベストテンを選出し1年を振り返るようにしています。

そういった自己分析が1年の反省に繋がり、反省が今後の成長に繋がる(たとえば年間ベストAVを選出し分析することで、エロDVDのチョイスの失敗が格段に減るなど)。

 

そんな自己分析の延長上に、新日本プロレスの年間ベストバウト選出がもちろんあるわけです。

というわけで、例によって前置きが無駄に長くなってしまいましたが、さっそく俺が個人的偏見&圧倒的好みで選ぶ2018年プロレスベストバウトランキングを発表したいと思います。

 

 

 

第10位 ブーイング、浴びれば浴びるほど強くなる

7.16札幌 G1 CLIMAX 28
棚橋弘至 VS ジェイ・ホワイト

今年のG1でもっとも話題を振りまいた男、ジェイくんがそのブーイング芸を確立させたのがこの札幌大会だったのではないでしょうか。

 

それは、俺が現地でこの試合を観戦し、その雰囲気を生で感じたからなのかもしれませんが、会場全体が棚橋コールに包まれた空間で、そんな周囲をあざ笑うかのように卑劣な戦法で勝ち名乗りを受けるジェイくんの姿に「新日本プロレスの明るい未来」を感じずにはいられませんでした。

 

 



第9位 純粋なる暴力のエクスタシー

11.3大阪 POWER STRUGGLE
石井智宏 VS 鈴木みのる

物語とか因縁とかまるで関係なく、目の前に立ちはだかる相手をただ本能のままにブン殴りにいく2人のプロレスヤクザ。

この試合がブリティッシュヘビー級王座戦だということを改めて考えると、あまりにもシュールすぎるタイトルマッチで笑ってしまいますよね。

なんでこんな東映ヤクザ映画みたいな2人が、英国のタイトルを争ってるんだよふざけんな(誉め言葉)

しかも試合中、ほとんどエルボーと張り手とチョップしかしてないし。

 

 

8位 プロレスは世界を救える気がした

12.15後楽園 Road to TOKYO DOME
ケニー・オメガ&飯伏幸太
VS
棚橋弘至&ウィル・オスプレイ

シリーズ不在の多かったケニーへの批判をも飲み込む圧巻のパフォーマンスに、この人が存在すること、ケニーがこのリングに立っていることの幸福を感じずにはいられませんでした。

 

多くの言葉や多くの試合数よりも、たったひとつの素晴らしいプロレスが周囲を納得させ、人を幸せにしてしまう。

 

ケニーが試合後のマイクで述べた、イデオロギー闘争を終結させるかのようなコメントは間違いなく彼の本心だと思います。

 

その後、他のインタビューなどで、また新たに棚橋さんに対して批判をしていますが、リング上で、この凄まじく優雅で感動的な試合を終えたあとに口から出たセリフこそが真実なのではないか?

 

いわゆる満足した試合後の「賢者タイム」とも呼べる状況で口走った言葉を俺は信じます。

他のインタビューは欲求不満時の発言だし。

 

 

 

7位 この戦い、誰よりも楽しんだ奴が勝つ

6・4後楽園 BEST OF THE SUPER Jr.25
髙橋ヒロム VS 石森太二

ベスト・オブ・スーパージュニアの優勝決定戦は、プロレスの天才同士の戦いであり、お互いの身体能力や発想力やパフォーマンス能力を認め合っているからこそ成り立った、とてつもなくハイレベルな試合だったと思います。

ヒロムと石森は目指す方向性が同じなのではないか?

お互いにそこも意識し合っているので、とにかく2人とも楽しそうに戦っている姿が印象的でした。

どっちがこの試合を楽しめるか?の勝負だったんじゃないかなと。

 

 

6位 今世紀最高にドラマチックな試合

12.14後楽園 Road to TOKYO DOME
オカダ・カズチカ VS 外道

外道さんとオカダの絆の深さを感じずにはいられないドラマチックな一戦でした。

もはやバレットクラブやジェイくんの存在などそこにはなく、オカダと外道さんという2人のストーリーが壮大なクライマックスを迎える感じ。

入場シーンの見事な立ち振る舞いから、ラストのレインメーカーでのKOされっぷりまで、外道さんのパフォーマンスはすべて完璧すぎるほど完璧なんです。

この試合のあと泣きながら『オカダの部屋』を読んだのは俺だけじゃないはず。

 

 

 

5位 真夏のキチガイ決定戦

7.28愛知大会 G1 CLIMAX 28
石井智宏 VS 飯伏幸太

今年のG1の石井さんは、全勝のケニーを止めたり、矢野に丸め込みで勝利したり、SANADAにシャイニングウィザードを繰り出したりと、とんでもなく冴えた戦いをしまくっていました。

 

不器用なフリしてマジで器用な石井さん(「チーンし」とか言っている時点で闘犬でもなんでもない)

 

そんな痒い所に手が届くIQの高さを誇る石井さんを、丸裸のバカにしてしまう相手の一人と言えば、真正バカの飯伏しかいないわけです(誉め言葉)

 

飯伏お馴染みの狂犬モードが発動してからの殺し合いみたいなバトルは圧巻。

バカ2人による圧倒的低能空間が、夏休みの小学生感を蘇らせてくれました。

 

 

 

4位 みんなを笑顔にする殴り合い

8.2福岡大会 G1 CLIMAX 28
鈴木みのる VS オカダ・カズチカ

 

「鈴木が楽しそうだった」

 

もはや理由などこれしかないわけです。

試合を見ていて、鈴木が楽しそうにしているのはもう丸わかりなんですよね。

そして、オカダとの試合ではそれがもう毎回顕著に出てしまうから微笑ましい。

そして、対するオカダもきっと楽しかったはず。

だって試合後の彼のコメントが物語ってるもん。

 

オカダ「楽しい。俺だけじゃない、鈴木さんも笑顔だった。お客さんも笑顔だった。完璧じゃん。」

 

 

3位 闘いで育む友情こそがホンモノだ

6.18後楽園 KIZUNA ROAD 2018
髙橋ヒロム VS エル・デスペラード

ヒロムとデスペとの争いに見え隠れする「友情」(という表現は安直すぎるかもしれないけどあえて使う)の尊さに涙が出そうになる。

いまこの記事を書きながら試合を振り返っているんですが、はやりなんかタイトルマッチ以上の思い入れを2人の中に感じてしまいます。

 

開始早々の場外乱闘は通路まで広々と使って暴れまくるヒロム、マスクをはがされながらも何食わぬ顔で攻防を続けるデスペ。

試合自体は凄惨でクレイジーなのに、そこに優雅さや高貴さ、高尚さが漂っているのは、やはり2人の魂がそうさせるのかもしれません。

 

この試合の続きをもう一度観たい。

もっと大きな舞台で。

 



2位 棚橋さんはずっと「神」であり続けた

8.12日本武道館 G1 CLIMAX 28
棚橋弘至 VS 飯伏幸太

 

飯伏は言いました。

「棚橋さんのプロレスは深い」

 

それは、今現在ケニーとの対立にも繋がる、棚橋さんの持つ「歴史の重み」でもあるわけです。

今考えると、この試合もまた1.4ドームのケニー戦の前哨戦のひとつだったと見ることもできます。

飯伏にとって棚橋さんは「神」であり、それを超えるべく神をも恐れぬ恐ろしい技を繰り出していきますが、棚橋は神としての大いなる懐の深さですべてを凌ぎます。

 

「神」の前にイデオロギー闘争など皆無。

 

なぜなら「神」こそが絶対的観念だからです。

そこに対抗していくケニーと飯伏という「神を超えようとする者」との争い。

 

棚橋弘至、3度目のG1制覇。

人は人である以上、神には勝てないのかもしれません。

 

 

 

1位 この試合さえあれば、何もいらない

11.29後楽園 WORLD TAG LEAGUE 2018
鈴木みのる&飯塚高史
VS
タイチ&ザック・セイバーJr.

鈴木とザックが開始5分のグラウンドの攻防で格闘技の緊張感を見せつけ、タイチと飯塚さんがとんでもないギャップのコメディ展開で試合に緩急をつけ、怒涛のバトルの末に在りし日の飯塚さんの記憶が甦る魔性のスリーパーがさく裂。

 

たった14分間に凝縮された『スター・ウォーズ』もびっくりのスペクタクル巨編。

 

これが「鈴木軍」という、ひとつのユニットだけで成立してしまっていることに驚きを隠せません。

ハイフライヤー同士の派手な戦いや30分超えの壮絶な攻防やベルトを賭けたタイトルマッチでもないのに、これほど感情を揺さぶられてしまうのはなぜなんでしょうか。

 

鈴木軍における、「目の前の敵をどんな手を使ってでも倒す」というシンプルな共同理念は、同門対決でこそ凄まじい効果を生んでしまうのかもしれません。

改めて、鈴木軍になるために必要なのは、個性や悪知恵や残酷性などではなく「覚悟」なんだなと思い知らされました。

 

相手かまわずブン殴りに行ける「覚悟」こそが鈴木軍の真骨頂。

 

この試合を観て、鈴木軍に俺が魅力を感じている理由がわかったような気がしたし、この試合が見れたからこそ「プロレスファンで良かった」「これからもプロレスを見続けなければ」という気持ちがさらに大きくなりました。

 



まとめ

 

以上、個人的すぎるベストバウトですので、当然皆さんの中では「あの試合入ってないやんけ!」といった反論もあるかもしれません。

 

そんなもん知るかよ。

 

いやマジで10試合だけ選出すること自体が大変なので、泣く泣く除外した試合(ケニーVS石井とか、ケニーVSオカダの三本勝負とか)もありますのでそのへんご了承のほど。

 

みなさんも個人的に10試合選んでみ?

めっちゃ大変だから。

 

というわけで、次回も年末特集をやる予定。

2018年新日本プロレスの「雑だった展開グランプリ」をやってみたいと思います。

お楽しみに―。

 

 


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Comment

  1. ゴールキーパー向井 より:

    どうも!
    個人的なベストバウトは3位→8.8横浜の石井対ジュース(あんなジュース相手でもいい試合にできるということすごい!)2位→10.8両国の棚橋対ジェイ
    1位→7.21後楽園矢野対飯伏ですかね。
    デヴォンさんも言っておりましたが矢野ワールドはハマると大爆発、ハマらないとクッソつまんなくなってしまいますよね。この試合はまさにハマったのかなと思います。
    個人的にヨシハシは好きですがベストバウトと言われるとあまり思いつきませんwしいてあげるなら2.10大阪の対内藤や7.30高松の対棚橋らへんですかね。
    棚橋が丸め込むとはちょっと意外ですごい面白かったです。

    • devonyamaoka より:

      どうも! あんなジュース相手ww でもそのへん石井さんってマジで凄いですよね。やっぱ器用なんだろうなあ。矢野ワールドは本当にそうですね。ハマった試合はすべてエンタメしてます。棚橋とヨシハシの一戦は、意外性と棚橋のプロレスの深さを垣間見る面白い試合でしたねw

  2. リック より:

    どの試合も「そうそう!この試合面白かった!」と思い出せる試合ばかりです!
    自分の個人的ベスト3は
    3位 6.4 高橋ヒロム vs 石森太二
    ジュニアでは圧倒的年間ベストバウト。
    ヒロムの目標は今のプロレスではとても高いものですが、「こいつなら出来るかもしれない」と思わせてくれたヒロムの凄さ。石森も外敵として最高の試合を魅せて、試合後はヒロムコールと石森コールが混じるほどに熱くさせてくれました。
    ヒロムは怪我が無ければと誰もが言いますが、この逆境もバネにしてくれると信じています。

    2位 9.17 後藤洋央紀 vs タイチ
    プロレスとは試合だけでは無いのだと改めて感じた試合。
    この試合前後から選手のSNSをチェックするようになりました笑
    試合内容としても、序盤はタイチがのらりくらりとかわして中盤は鈴木軍が介入するも後藤が蹴散らし、最後は本気で勝ちを獲りに行くタイチと見所満載。ヒール対ベビーフェイスのお手本のような試合だと思います。(後藤ってベビーフェイスだっけ)

    1位 7.21 ザックセイバーjr vs SANADA
    こいつら知恵の輪かよ!
    グラウンドの攻防だけなのに全く目を離せない、まさにプロのレスリングというべき試合。
    SANADAが言った「頭から落とすだけがプロレスじゃない」は棚橋以上にイデオロギー対決に相応しい台詞。
    いつかこの2人のタイトルマッチが見れる日が来ることを心待ちにしています。

    え?鈴木軍ファンなのに鈴木みのるが入ってない?
    デヴォンさん…いやベスト3でも十分難しかったんですよ笑

    • devonyamaoka より:

      どうも! 後藤VSタイチ、サナダVSザック、俺も共にランクインさせたかった試合です。ベスト10が難しいんだからベスト3だって当然難しいはずですw 個人的には昨年よりも今年のがダントツに凄い試合が多かったなと感じるので、やっぱレベルは各段に上がっているんでしょうね。

  3. デルピッポ より:

    今年の新日は色々雑な面が大きいのは不満でしたが、試合は名勝負ばかりでしたね。自分もベスト5を選んでみたんですが、デヴォンさんのおっしゃる通り選ぶの難しいw
    5位SJTLの田口&ACHvsロッポンギ3K
    笑いアリ興奮アリ、タッグマッチの魅力が詰まった素晴らしい試合。ACHはWWEに行くという噂があるので本当に行くなら残念ですが頑張ってほしい。

    4位NEVER無差別級王座ナンバーワン・コンテンダーマッチのタイチvsオスプレイ
    見てる人間の全員が最初からどっちが勝つか分かった上での試合であれほど面白い試合をするタイチはすごいと思いました。小ズルいことやりながらも随所に繰り出す川田ムーブでオールドファンを味方に付け、新規ファンも増やし一皮も二皮も向けた年でした。そしてオスプレイも人間と思えない動きでやばい。

    3位G1のケニーvs石井
    ケニーの「日本人は楽してる」発言もあり日本人レスラーたちの誰がケニーに勝つのかが注目されるも内藤、後藤が破れ全勝を続けるケニーを止めた石井。ノンストップの削り合いでありながら試合を左右する技をハッキリ見せるのが素晴らしい試合と思いました。片翼の天使を逆打ちで切り返すなんていう器用さに驚き、石井というプロレスラーはまだまだ成長途中なんだと感じました。

    2位BOSJのヒロムvsデスペ
    KIZUNA ROADじゃなくてあえてBOSJのほうをチョイス。2人の情念を感じれたのはもちろん、この試合の素晴らしいことは試合を裁いたのがヒロム、デスペと同期の佐藤だったというところですね。同期のデスペ…というか三上から5ヶ月デビューが遅れたヒロムと実力は評価されながらチャンスを掴み損なっていた三上。そしてヒロムと同じ日にデビューした佐藤がレフェリーを担当という熱い展開。デスペの試合後マイクも最高。

    1位G1のSANADAvsザック 
    プロレスにおけるレスリングの面白さ、そしてそれを試合の主軸に据えられても満足出来るということを示した最高の試合。まさに「頭から落としだけがプロレスじゃない」ってことを再認識しました。NJCをサブミッションで制したザックを同じ土俵で上回れるSANADAの天才さに感嘆した試合。

    ホント選ぶのって大変ですね。他にもRoad to DESTRUCTIONのGLvs石井&オスプレイも入れたいし、今年の1.4もアリならジュニア王座戦4WAYも入れたいなとか思ったんですが…

    • devonyamaoka より:

      どうも! 5位がいきなりシブいっすねw BOSJのデスペヒロム戦も美しくて感動しました。そうか、あの日は佐藤レフェリーのデビューとも重なったんですねー。サナダVSザックはみなさんベストバウトに挙げてますね。やっぱりプロレスの未来を担っているのはケニーではなくこの2人なのかも。タイチVSオスプレイを入れているあたりもなかなかいいですねえ。あの試合はタイチの底力を堪能できる最高の試合ですよね! デルピッポさんはなかなかクールなセンスしてますなw 

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