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【内藤哲也】『プロフェッショナル 仕事の流儀』に見えた内藤少年のまなざし

 
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仕事が終わって急いで家に帰る。

なぜいつもより急いでいるのかというと、録画したテレビ番組を早く観たいから。

さまざまな分野で活躍するプロの仕事人に密着し、その「流儀」をドラマチックに紹介するNHKの人気ドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』

特に他人になど興味のない俺にはまったくもって縁の無いテレビ番組だと思っていたが、今回は話が違う。

取り上げられたのは、新日本プロレスの人気レスラー内藤哲也だからだ。

「プロレスラー」という存在が、数多くある職業におけるプロフェッショナルのひとつとして取り上げられることの意味の大きさを改めて考えると、なんかとても感激だし、その対象となる選手が棚橋やオカダではなく「内藤哲也」であるところにも興奮を隠せない。

この2,3年のプロレス界において、内藤は間違いなく抜群のプロフェッショナルだった。

プロレスファンとしてすごい納得。

そして、プロレスを知らない人たちに「プロレスってこういうことだよ」ってことを分かりやすくアピールする上でも、取り上げるべき選手が内藤哲也であることはとても重要なんだと思う。

 

 



内藤哲也ってどんな人?

 

そもそもプロレスを知らない人にとって、内藤哲也という人も当然のように未知の存在。

この番組で過去に取り上げられた未知のプロたち、たとえばNY市警のジョン・マクレーンさんや魔女のエレナ・マルコスさんのとき同様に、プロレスを知らない人たちにとっては「プロレスラーの内藤哲也さん、誰だよそれ」といった反応だと思う。

 

で、そんなプロレスなんて興味のない人目線でこの番組を見てみると、内藤って人のプロレス人生はなかなかドラマチックで面白いよねって感じるはず。

 

【以下、プロレス見てない人の感想(予想)】

このひと、悪役レスラーなのにオフのときは温厚だし、なんか凄い技とか繰り出すのにパフォーマンスはコミカルだし、なかなか魅力的で人気なのわかる。

それに、幼いころからずっと憧れたプロレスの世界に入って、挫折しても腐らずに自分を信じて頑張ってここまで人気になったってところも素敵だなあ。

人生でプロレスしてんじゃん。

 

あ、こんなこと思わねーわ。

プロレスを知らない人が「人生でプロレスしてる」なんて言うわけねーかw

 

というか何が素晴らしいって、この番組は「内藤哲也」という人物にフィーチャーすると共に、しっかりと「プロレスとは何ぞや?」という部分まで説明してくれるとこ。

 

「内藤って人が素敵なのはわかった。でも、そもそもプロレスって何?」というふうにならない。

 

ちゃんと「プロレス」と「内藤」が両方わかるような構成になっているところがなにげに凄い。

 

試合後の深夜にも関わらずジムに足を運ぶ内藤。

とんでもなくハードなトレーニングをこなし肉体づくりをする内藤の口からは「身体を見られますからね。これが嫌になったらリングを降りるときでしょうね」などと、デビッド・フィンレーへの引退通告みたいな発言もあったがこれは無視。

とにかく、プロレスってのは、ただリングで戦うだけじゃないんだよということが、そこでしっかりと視聴者に伝わる。

さらに、トレーニングしながらその日の試合のVTRを振り返り反省などもしているという部分に、プロレスが選手たちのパワーや動きだけでなく頭脳によっても成立していることがわかる。

 

なるほど、プロレスってのはなかなかに奥深いな。

 

また、その他の疑問なんかにも非常に丁寧に答えてくださるトップレスラーのみなさん。

 

 

【プロレス見てない人の基本的な反応】

なんでロープに振って素直に返ってくるの?

なんであんな派手な技を避けないの?

なんで棒立ちになって殴り合いするの?

 

オカダ
「受けて、返して、がプロレス。避けたらほかの格闘技と一緒だと思います」

 

内藤
「勝ち負けで考えれば、あんなことまったくやる必要ないですからねw その無駄な部分がプロレスの魅力なんです」

 

 

【プロレス見てない人の感想(予想)】

「あえて受ける」ってなにそれ! それをくらった上で立ち向かう? プロレスって何なんだ! 意味わかんねー!

 

あ、余計意味わかんなくなっちゃってる。

 

でも「受けの美学」ってワードを脳内に刷り込んだならもはや勝ちでしょう。

いざ、実際にその人がプロレスを見たときに、その言葉の意味がきっとわかるはず。

 

 

 

内藤の「夢」は終わらない

 

内藤にとっての仕事の流儀は、ズバリ「夢を追いかけ続けること」

 

すごく等身大で内藤らしい流儀だなと思う。

だって内藤は中学時代の夢をずっと追い続けて、ここまでのし上がった人なんだもん、説得力が違う。

 

 

内藤の夢について書いた過去記事

【新日本プロレス】夢を叶えた内藤哲也の冒険

 

つーかね、どんな仕事していても、目標とか未来のビジョンってとても大事で、「俺は〇年後にはこうなっていたい!」という明確な自分の姿をイメージして日々を積み重ねるわけじゃん。

それってプロとしては当然というか、逆にそういった仕事をしていない奴はもうプロじゃないし、そんな奴に上昇は無いよね。

 

 

でも内藤の「夢」ってのはとんでもなく大きくて、常人の俺なんかにはあまりにも壮大すぎて気が遠くなりそうな「夢」なわけで、そこに向かって、死ぬほど努力し続けて、いまもうこんなに大成功しているにも関わらずだよ?

 

内藤の「夢」は終わっていない。

 

この先、さらに夢を追いかけ続けているって単純に凄くない?

 

 



鈴木みのると創る理想のプロレス

 

2カ月間に及ぶ密着が人知れず行われていたみたいだけど、なんとこれが9月の『DESTRUCTION』シリーズだったからもう大変。

 

このシリーズ、唐突にロス・インゴベルナブレス・デハポン軍と鈴木軍との対抗戦が組まれて、ファンがことごとく「なぜ?の嵐」に包まれたことでもお馴染みのいわくつきシリーズだったわけ。

 

で、その真相が今回の番組を見てわかってしまったというね。

プロフェッショナル案件による展開だったのかと。

 

このときの意味不明感を振り返る記事はこちら

【9.17別府大会その②】このメインイベント、理解不能!理解不能!理解不能!【DESTRUCTION】

 

9.17別府大会での内藤哲也 VS 鈴木みのるのスペシャルシングルマッチ。

 

当時の記事内で俺は

「この唐突感は何かあるに違いない。近いうちに、俺たちがこの別府大会のメインイベントを振り返らざるを得ない状況が必ず来ます!」

 

などと予言しているわけだけど、マジで本当にその2か月後にそれが実現してしまうという面白み。

これもまたプロレスなのか? それとも単なる会社の雑なテレビ作り?

 

まあ、その両方としておこうじゃないか。なあ兄弟(ハロルドのこと)

 

とにかく、番組内で鈴木みのるが「倒すべき悪役」として取り上げられており、鈴木ファンとしてはこれ以上ないほど嬉しいことでもあるんだなこれが。

 

鈴木とのシリーズ中の抗争劇が展開するのと同時進行で内藤の物語が展開していく感じ、絶妙じゃんか。

 

内藤の魅力を伝えるために、鈴木もまた自分の役割をまっとうしていたんだなと。

 

 

内藤
「カッカしている鈴木みのるって、僕がもし客席にいたらワクワクしてしまう感じなので、そんな鈴木みのるを引き出したいですね」

 

 

この言葉、俺はもう泣きそうになったね。マジで。

 

だってこの前に内藤は「レスラーとして、いちファンとして見て、かつての内藤少年が何を求めるか? 何を見たいか?」って言ってるんだよ。

 

つまり、内藤少年のまなざしの先にあったのは鈴木みのるとの戦いだったわけだ。

 

プロフェッショナルという番組で、自身の姿をアピールする上で「鈴木みのる」の存在が不可欠であったと。

なぜなら鈴木もまた、プロフェッショナルの権化だからである。

 

あのシリーズでの内藤と鈴木の絡みの違和感に、やっとこ辻褄が合った。

 

地上波のテレビ番組で、あれの点と点が線になった。すげえ。

 

 



まとめ

 

内藤哲也の『プロフェッショナル 仕事の流儀』は、まぎれもなくプロフェッショナルの仕事ぶりを堪能できる内容だった。

オカダ・カズチカ、鈴木みのる、棚橋弘至という、「プロレス」を語る上で外せない存在を登場させたという意味でも、番組作りの本気度が伺える。

 

内藤の語りは、優しく、丁寧でありながら力強さもあって、耳に心地いい。

最近、WWEのオファーを断ったとかで絶賛されていたが、お前らファンのくせに内藤を見くびんなよと言いたい。

誰が行こうとも内藤だけは行かねえだろうが。当たり前のことで感動してんじゃねーよ。

 

内藤は新日本プロレスのファン代表のプロレスラーだ。俺たちの代表だ。

そして、同時に誰よりも素晴らしいパフォーマンス能力を持った選ばれしプロレスラーなんだ。

 

内藤の夢は俺たちの夢だ。

 

 


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Comment

  1. たまご より:

    まとめを読んでいたら涙が出ました。

    いつも最高なブログをありがとうございます。

    • devonyamaoka より:

      どうも! 読んでいただきありがとうございます! 番組自体がとても感動的な構成になっていたので、ファンにとっては宝物みたいな内容でした。きっと、プロレスファン以外の方々にも伝わったと思います! たまごさん! 今後ともこのブログをよろしくお願い致します!

  2. 志田悟 より:

    何時もブログの更新楽しみにしてます。
    今回のブログはいつにも増して最高でした。
    私も涙が出ました。

    ありがとうございました。

    • devonyamaoka より:

      どうも! お褒めいただき光栄です! プロレスファンの気持ちを、レスラーとして最前線で代弁してくれる内藤の「言葉」と「行動」は本当に凄いですよね。俺もあの番組の感想を、最大級のリスペクトを心掛けて書いたので、読んで満足していただけたなら本望です。今後ともよろしくお願い致します!

  3. らんち より:

    地上波のワールドプロレスリングでしか見ていないにわか組で、デヴォンさんの記事も最新を見ないように見ないようにしながら、地上波の進捗と同期して後追いで拝見しています。
    (ついさっき殿のだらしない回でした)

    正直、にわかゆえに鈴木軍の魅力は最初さっぱり分からなかったのですが、
    デヴォンさんの記事を読むうちに、なるほど、と魅力が分かってきたようなにわかっぷりです。

    普段コメントもしていないのですが、この記事を読んで、私も泣いてしまって。
    私も、ありがとう、とお伝えしたくて、コメントしました。
    プロレス愛に溢れているデヴォンさんの記事、本当に読んでいてとても楽しいです。
    いつも、ありがとうございます。

    • devonyamaoka より:

      どうも! コメントありがとうございます! ファンにニワカもクロウトも無いので、そんな負い目は捨ててしまって大丈夫です! しかし地上波でしか見れないのであれば、本当に最新ニュースについていくの大変じゃないですか? 月額払ってもおつりが来るほど楽しいので、ぜひぜひワールド入会をご検討くださいw あ、新日本の回し者のような発言してしまいましたがw でも地上波の「殿のだらしない回」って何なのか気になるw 
      プロフェッショナルはとても番組としての構成が素晴らしく、つい感情的な記事になってしまいましたが、楽しんでいただけて光栄です!今後ともご愛読のほどよろしくお願い致します。(ワールド入会したら報告お待ちしておりますw)
      ちなみに、鈴木軍に関しては、俺が個人的に大好きすぎてひいき目の記事を書いておりますので、あまり影響されませんようw 

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