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【映画レビュー】中西学が悪徳刑事役でドン!『アウト&アウト』の感想

 
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このブログを読んでくださっているみなさんは当然のようにプロレス好きな人たちなんだろうから、「映画鑑賞」などという芸術的行為とはてんで縁のないような体育会系が多いだろうし、たとえば読んだことある本は「週プロ」か「東スポ」か「少年ジャンプ」くらい。

 

小説やエッセイなどという洒落たモノなど、読んだことがないどころかバーベキューで種火を起こすための着火剤ぐらいにしか思っていないし、映画ともなればもうデートで女の子をホテルに誘う前の儀式としてしょうがなく行くみたいなノリなんでしょうね。

 

でも、そんな“脳が筋肉でできている”ようなみなさんでも、問題なく楽しめるのが今回紹介する映画『アウト&アウト』

 

なぜなら、この作品の原作&監督は一部の世代における“バカの愛読書”とも言えるヤンキー漫画『BE-BOP-HIGHSCHOOL』の作者「きうちかずひろ」さんであり、映画の内容もハードボイルドサスペンスのフリをした、ただの『BE-BOP-HIGHSCHOOL』だからであります。

 

言うなれば、ビーバップ世界で大暴れしていたどこぞの番長(たとえば城東工業の山田)が、案の定ヤクザになってその腕っぷしで順調にのし上がっていったとするわな。

 

でもある日、なんかのタイミング(惚れた女がシャブで命を落とすとか)で暴力の世界に嫌気がさすわな。

 

で、足を洗ったはいいけどいまさらカタギの仕事もまともにできないしって感じで、裏社会の人脈なんかも活用できる探偵稼業に手っ取り早く就くと。

 

そんな感じの主人公(遠藤憲一さん)が、持前の任侠魂とほんのちょっとの正義感で困っている人を助けようとする話なのです。

※俺の妄想のストーリーです

 

つまり、この作品をビーバップ的視点で表現すると「探偵与太郎哀歌」といえばわかりやすいでしょう(わかりやすいよね?)

 



中西学、映画『アウト&アウト』に出演

 

 

今回、この映画をブログで取り上げるのは、少なからずプロレスが関連しているからであり、といってもみんなが知っている有名プロレスラーが脇役で出演しているからというだけなんですが。

 

棚橋さん主演の『パパはわるものチャンピオン』みたいに、プロレスの魅力がアピールされているわけでもなく、全面的に新日本プロレスが関わっているわけでもない。

 

よって、果たして取り上げるべきなのかどうか?って部分で迷ってもみたんですけど、せっかく観たんだし、それに俺が紹介しなかったらたぶん誰も紹介しねえだろうなと思って。

 

で、今回この作品に出演するレスラーってのが、新日本プロレスのレスラーであり、宿泊先のホテルの朝食バイキングでは周囲が引くほどの食べっぷりを見せる奇行が有名な男、中西学選手。

 

棚橋弘至が『情熱大陸』に出演し、オカダ・カズチカが『アナザースカイ』、内藤哲也が『プロフェッショナル 仕事の流儀』と、人気レスラーが次々に地上波のテレビ番組に取り上げられ、新日本プロレスにはこんなにカッコイイ選手がいるんだお!と認知度を上げまくっている裏で、人知れず超絶地味な映画にコソっと出ている野人、中西。

 

映画のストーリーはこんな感じなんですが、別に読まなくてもいいし、興味あるなら予告編も貼っておきますので見てみて。

 

元ヤクザの探偵、矢能(遠藤憲一)が呼び出された先で出くわしたのは、死体となった依頼主と妙な覆面を被った若い男。図らずも目撃者となり、窮地に追い込まれた矢能。しかし覆面男は意外な方法で彼を解放した。これが周到に用意した殺人計画の唯一の誤算になることも知らずに。最も危険な探偵の反撃が始まる。

 

 

 

この映画、何が面白いって、先ほども言ったビーバップ感ですね。

とにかく探偵の遠藤憲一さんが、元ヤクザというより現役バリバリじゃねーかってくらい裏社会で幅を利かせまくっており、探偵らしい推理とかそういうのはまったくなし。

ほとんど暴力と強引さだけでムリヤリ事件の真相に近づいていく展開が、かなりエキサイティングでした。

 

つまり、頭脳で戦いを仕掛けてくるのは敵のほうで、そんなのをエンケンさんは行動力でねじ伏せるといった痛快さがあります。

探偵のアシスタントとして登場するヒロイン、小学生の栞ちゃんも超絶カワイイし、強面のエンケンさんとの絡みもハートフルで微笑ましいんですよね。

陰謀サスペンスでありながら、親子愛やコメディ要素なんかもしっかりある、なかなか小奇麗にまとまったエンタメ作でした。

 



中西さん、演技ちゃんと出来てて驚き

 

で、中西さんが演じているのは、当然のように探偵でもヤクザでも悪の組織の用心棒などでもなく、すげー小ズルい悪徳刑事

どのくらい小ズルいかというと、パトロール中に無人の商店から金庫を拝借して、その罪を他の事件の犯人に擦り付けるという知能も道徳もゼロ以下のカス野郎であります。

 

しかしながら、そんな最低人間の演技がすこぶるしっくりきていて、ぜんぜん違和感がないから凄いです。

自分の罪がバレそうになって、主人公のエンケンさんに泣きつくシーンなんかはマジで真実味があって笑ってしまいました。

 

で、最終的に中西さんは事件を解決する上でかなり重要な役割を担うので、ただの脇役ではなく完全に主要キャストの一員として存在感を見せてくれます。

 

そのへんはプロレスファンとして嬉しい限りでした。

 

 

『アウト&アウト』公式サイト

 

 

 

まとめ

 

てなわけで、秋シーズンはいろいろと必見の映画がたくさんあって、熱心な中西さんファンじゃなきゃなかなか鑑賞する気にもならないだろうからとりあえずこのレビューを読んで見た気になってもらえればと感想を書きました。

 

本日11.16より全公開しておりますので、お金と時間に余裕がありましたらぜひ観に行ってみて。

てなわけで今日はこのへんで。

 

ではでは。

 


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