プロレスをこれ以上ないほど楽しむブログ

【心技体のテイクオーバー】柴田勝頼が起こす黄金の風【LA道場ドキュメンタリー】

 
この記事を書いている人 - WRITER -

プロレス好きの人たちはたくさんいて、みんなそれぞれに好きなプロレスがあって、好きな選手がいて、好きな団体やユニット、試合スタイル、ストーリー展開なんかがあって、ファンの間での意見の相違もあるかもしれない。

そんな中、たったひとつだけプロレスファン全員が確実に共通認識として持っている考え方があります。

 

人生ってプロレスだよね。

 

この考え方は、どういったわけかほとんどのプロレスファンが持っている人生論で、もちろん俺も同じ気持ち。

 

プロレスは、スポーツでありエンタメであり、単なる娯楽でしょう? しかも自分がプロレスラーなわけでもないのに「人生はプロレス」って言い方は、ちょっとおかしくない?

 

それがちっともおかしくないなんだな。

 

俺はリングに上がったこともなければ、命がけで戦ったこともないし、トレーニングをする時間があればシンクにたまった洗い物を片づけるといった地味な人生を送っていますが、それでも「人生はプロレス」という考えには、とんでもなく納得できてしまいます。

 

なんでかはうまく説明できないんだけれども。

そもそも「プロレス」自体、それがどんなものかを俺はうまく説明できないのでほんと困る。

 

だからこそ、「プロレスは人生、よって人生はプロレス」というメチャクチャな論法でお茶を濁してしまっているのもしれないが。

 

で、そんな気持ちを改めて思い起こさせてくれたのが、新日本プロレスの公式動画サイト「新日本プロレスワールド」にて公開された、ザ・レスラー 柴田勝頼 LA道場ドキュメンタリー『CALIFORNIA DREAMIN’』だったのです。

 

本題に入るまでずいぶんと字数をかせいでしまいましたが、これを先に言っておかないとこのドキュメンタリーの感想がボヤけてしまいそうだったのでつい。

 

 

 

 

 

柴田さん、ロス道場にいるってよ

 

2017年のニュージャパンカップで見事優勝し、同年4月の両国大会でオカダ・カズチカとのIWGPヘビー級王座戦を行った柴田さんは、とんでもない激闘を繰り広げた末に惜敗。

フラフラの状態でありながら自力でリングをあとにしたわけですが、バックステージで力尽き倒れてしまい緊急搬送。

なんと急性硬膜下血腫という大きなトラブルで長期欠場を余儀なくされたのでした。

 

そんなショッキングな事件から1年と数か月、ケガからの奇跡の生還を果たしつつもいまだ療養中と思われた柴田さんは、アメリカ・ロサンゼルスにおりました。

 

柴田さんはロス道場のヘッドコーチとして、現地の道場生たちに新日本プロレス流&柴田流のトレーニングを指導しており、その姿はもはやケガ人のリハビリ姿ではなく、歴戦の現役プロレスラーそのもの。

 

竹刀を片手にヤンキーどもをシゴキ上げて、さらには自身のトレーニングも一石二鳥でしてしまうというアグレッシブさを見せつける圧巻のドキュメンタリー。

 

ケガをしていることを考えると、練習生と一緒になってのトレーニングはハードなことかもしれません。

しかし、柴田さんはこの状況を「ケガしていなかったら発見できなかった感覚」だと言います。

 

実際、若手を教える柴田さんの姿は、とてもイキイキとしており、まさにこの環境や与えられた役割を大いに楽しんでいるとった充実の表情だったのが印象的でした。

 

「YOU顔色イイよ!」 BYタイガー服部

 

 

 



つまり、すべてがプロレスである

 

「一生懸命頑張って戦う姿」を多くの人に観てもらえることって素敵だなと思います。

 

プロレスラーには、リングと言う名の戦う舞台がすでにあって、そこでの試合と内容、結果などもろもろで観客にアピールするじゃないですか。

 

普通の人はいくら頑張ったところで、そんな努力は他人には見えないわけで、一生懸命やった仕事もテキトーに手を抜いた仕事も、結果さえ出せば評価はもらえる。

実際の「頑張り」なんてのはまったく見えません。

いや、見てくれている人はどこかにいますが、プロレスのように「結果に至るまでの経緯」までがしっかりと見えるような仕事はなかなか無いと思います。

 

試合に勝利したらその喜びと達成感を、敗北したら悔しさと絶望を、そのどちらも観客は見ることができて、次の戦いの応援へと繋がる。それってなんか素敵じゃん。

 

でも、今回のドキュメントを見て思ったんですが、プロレスラーには「見せるプロレス」と「見せていないプロレス」があるんだなと。

 

「プロレスの試合で戦うこと」のさらに前にある「練習」に関しては、決して観客に知られようもない努力です。

 

VTRで柴田さんは言いました。

 

「これも俺のプロレスなんだ」と。

 

リングで試合をしているときだけがプロレスじゃない、いまこうして若手に指導しているこの瞬間もプロレスをしている。

 

レスラーたちが人知れずひっそりと行っている練習も、柴田さんのリハビリを兼ねたトレーニングも、我々が就業時間を過ぎても会社に残って作っている書類や企画書と同様に、隠れた努力であり、隠れたプロレスなんです。

 

ケガでプロレスができなくなるかもしれないという危険もあった中で、柴田さんはきっと落ち込んだし、絶望もしたかもしれない。

自分の人生にとっていちばん大事なモノを失ったんだから当然だし、リハビリを続ければいつか復帰できるとしても、それは途方もなく先のことだと思えただろうし。

 

でも柴田さんには「人生そのものがプロレスである」という大きな信念がありました。

 

リングで戦わないプロレス、観客に知られようもないプロレス、陰で誰かを支えるプロレスもあるじゃんかと。

 

柴田「ここ(LA道場)が無かったら、俺は何をやってたんだろう」

 

柴田さんからプロレスを奪わずに、新たな景色&刺激を与えてくれた新日本プロレスに、ファンの代表として感謝の気持ちを述べたい。

 

 

メイ、サンキューな。

 

 

 

柴田さんが教える新日本プロレス

 

棚橋「もっとも新日本プロレスらしい柴田がコーチをやっている事に意味がある」

 

柴田さんが教えているのは、新日本プロレスの基礎的なトレーニングですが、そこには柴田さん個人の考え方もプラスされた柴田流の練習です。

とんでもなく厳しくハードな練習だそうで、柴田さんいわく「根性がないとついていけない過酷な練習」

 

俺は根性論なんか大嫌いで、たとえば「死ぬ気でやればなんでもできる」とか本気で言っているような奴を見ると鼻で笑ってしまうような人間ですが、柴田さんから発せられる「根性」という言葉はとても好きです。

 

柴田さんの言う根性って、「苦しみを乗り越える」とか「痛みに耐える」とかそういった“我慢の美学”ではなくて、スピリットの話なんですよね。

 

練習ややるべき事に取り組む姿勢、心の問題です。

自分自身の夢に向かって真剣に努力しているか? というベースの部分で、ウソや誤魔化し、手抜きをするなと。

 

心技体をテイクオーバーさせる。

 

美しい筋肉、素晴らしい技術、それだけじゃなくて、もう一つ必要な大切なモノ、それが柴田さんの言う「根性(心)」なわけです。

 

優秀(そうに見える)4人の練習生たちは、もう見た目ではかなり完成されたプロレスラーですが、そんな彼らでも柴田さんの教えを「ひとつも聞き漏らしてなるものか」とばかりに真剣に耳を傾け、練習に励んでいます。

 

圧倒的な柴田さんへのリスペクトが伝わる練習っぷり。

 

 

10月に行われたアメリカ大会『FIGHTING SPIRIT UNLEASHED』のダークマッチで、その成果を見せつけた2名の練習生、そして先日アメリカで開催された『Lions Break Project1』でも1名がデビューを果たしました。

 

今後、新日本&柴田イズムを継承したこの4人が、どんな成長を見せてどんな活躍をしてくれるのか?

 

全員イケメンだし、もう明るい未来しか見えません!

 

 



まとめ

 

ファンの皆が待ち望んでいるのは当然、プロレスラーとしての柴田さんの復帰です。

 

柴田「スポットライトの下、あのリングの中心はいいなと感じる」

 

若手の試合を観て、リングに戻りたいという気持ちがさらに高まった柴田さん。

自身のトレーニングもできることを増やして、コンディションを戻していくスピードは常人の回復スピードを超えているのは明らかです。

 

思いのほか早く、その勇姿が見られるのではないか?

 

そんな期待をしながら、いつか来るその日を待ちたいと思います。

 

ではでは。

 

 


人気ブログランキング

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© デヴォン式パイルドライバー , 2018 All Rights Reserved.