【8.8横浜大会】ロス・インゴベルナブレス、強い絆、強い愛【G1 CLIMAX 28】

      2018/08/11

『G1 CLIMAX 28』運命の16日目。

この日のメインイベントは、今もっともポップで、もっともパフォーマンス力が高く、もっとも多くのファンに支持されているユニット「ロス・インゴベルナブレス・デハポン」の同門対決。

反体制を掲げた行動スタイルやキャラクターの魅力だけでなく、ユニット内の絆の強さも魅力的なロスインゴだからこそ、その同門対決に大きな意味とドラマが生まれます。

ロスインゴの結束の強さは、CHAOSのノンキな慣れ合いとはまるで違うし、バレットクラブのようなリーダー中心の組織とも違うし、鈴木軍のようなボスへの忠誠心で成り立つ軍団とも違う。

 

同じ思想&理想を持った者たちが集まり、お互いが切磋琢磨して高め合う存在。

そこには上司も部下もいない、それぞれのメンバーたちがお互いの実力&個性をリスペクトして共闘する集団です。

 

実績のある内藤哲也が順当に勝つのか?

 

発展途上のSANADAが内藤越えしてブレイクするのか?

 

注目の初対決。

8.8横浜文化体育館で行われたBブロック公式戦の感想です。

 

 

 

内藤哲也 VS SANADA

仲間だからこそ全身全霊で勝ちに行く

 

内藤「数年前までのSANADAだったら、こんなに追い込まれることはなかったでしょう。もっと余裕で決着ついてたでしょう。手強い相手でしたよ。さすが、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーっすね」

 

痛めつけ合い、ツバを飛ばし合い、大技を仕掛け合い、カウンターで切り返し合う。

お互いを知り尽くしているからこそできるこの攻防は、まさに同門の「絆」が生み出す純粋なる力くらべって感じ。

 

仲間同士だからこそ、すべての力を出し切って勝ちたい!

 

G1クライマックスのメインイベントでついに実現した初対決。

SANADAの内藤越えは次に持ち越されましたが、この壮絶な戦いの果てにSANADAのさらなる進化を予感せずにはいられません。

内藤の懐の深さはもちろんですが、やっぱりいざというときのSANADAのスピリットは半端ないなと。

飯伏戦やザック戦、矢野戦、そして内藤戦と、個性ある対戦相手の土俵でも自分のペースで戦うことができるポテンシャルの高さ。

無口で無表情で不器用なイメージのSANADAですが、プロレスに関しては誰よりも柔軟であることが今年のG1で明らかになりました。

SANADAは間違いなく、トップに立てる器を持ったレスラーですね。

 

 

いまここにいない仲間へのエール

 

メインイベント終了後のマイクで、内藤哲也はケガで休場中の髙橋ヒロムについて触れました。

リングに勢ぞろいするロスインゴのメンバーたち。

EVILが手にしているのは髙橋ヒロムのジャケット。

自然と会場から湧き上がる「ヒロム」コール。

 

強い絆で結ばれたロスインゴは、先述したとおり慣れ合い軍団ではありません。

メンバーたちは、黙々と自分たちの試合をこなし、ケガをした仲間のことを気遣うそぶりは大ぴらには見せません。

しかし、彼らのヒロムへの気持ちは、ファンであれば誰もが理解しています。

 

ずっと触れていなかったヒロムへの想いを、内藤がこのSANADAとの一戦を終えて口にしたことの意味。

SANADAとの戦いは終わった。今こそロスインゴが一体になるときであると。

 

 

その想いは、ヒロムにもしっかりと伝わっていたようで良かった。

あとは、もう待つだけ。

 

髙橋ヒロム! さっさと帰ってこいよ、カプロン!

 

 



ケニー・オメガ VS 矢野通

世界よ、これがエンタメだ!

 

お馴染みのコメディ対決は、ドタバタとズッコケに包まれた高度なエンタメ空間を演出。

 

さすが矢野! さすがケニー!

 

高いコメディセンスなくして、この試合は成立しません。

ヤングライオンの成田くんを巻き込んでのテーピング芸、コーナーマットを用いての盛大なズッコケ。

あと、献身的なチェーズ・オーエンズ

 

矢野ワールドにおける無尽蔵なアイデアの数々に、俺なんかはとにかく感心して唸りまくり。

 

だからこそ、ラストのキンタマ乱入に愕然としてしまいました。

この素晴らしきスベリ知らずの世界に、今回見事にスベリ倒しているキンタマが登場する場違い感。

 

すべらないバトルVSクソすべりバトル。

 

なんじゃこの究極の戦いは。

いや、これもエンタメのひとつの形なのかもしれない。

なんてことも思ったけど、結局ハイセンスな試合をクソスベリによって中和され「単なるカオス」になって終わったのでした。

 

でも100点!

 

 

 

飯伏幸太 VS キンタマ・トンガ

そしてバレクラOGは、不適切をまっとうする

 

キンタマ・トンガの不適切発言事件により、ヒールの在り方について改めて考えることになった矢先のこの試合。

新日本プロレスの会社としてのガチ厳重注意を受けたキンタマが、果たしてどんな変化を見せるのか?と多少期待をしましたが、結局試合展開は一緒でした。

 

おい、飯伏どこいくんや

 

あ、やっぱそこか。

 

 

飯伏、ド派手なパフォーマンスで会場を大いに湧かせるも、バレクラOGの暴挙&海野レフリーのマヌケによって痛い敗北。

そりゃあないぜ。

 

 

後藤洋央紀 VS ザック・セイバーJr.

顔デカ男、ザックに仕留められる

 

まさかの後藤さん、何もいい所なくザックに敗北。

今年の後藤さんが負け越しているという事実に驚愕です。

「顔がデカい」といろんな選手にディスられていることで精神的なダメージを負っているんでしょうか?

そしてザックは、USヘビー級ベルトに続き、NEVER王座にも関心を示している様子で、これは楽しみなことになってきました。

 

 

石井智宏 VS ジュース・ロビンソン

王者ハンター石井さんの王者狩り

 

IWGP王者、NEVER王者、US王者と、3王者をすべて撃破している石井さん。

もはや三冠達成と言ってもいいほどのとんでもない偉業です。

 

どう考えても最強やないか。

 

序盤、目立っているわりに点数が伸びないとか思っていましたが、ここにきてすげー戦績をあげていることに驚愕です。

実は今年のG1でもっともブレイクしたのは石井さんなんじゃないか?

 



まとめ

 

ケニー、まさかのクソみたいな2敗目を喫してしまいBブロックはますますわからなくなりました。

最終戦で、内藤がザックに勝ち、飯伏がケニーに勝てば内藤が決勝へ。

ケニーが飯伏に勝てばケニーが決勝。

そして、内藤とケニーが両方負ければ飯伏が決勝へ。

どっちにしても、最終戦のメインイベントまで全く結果がわからない。

わかっていたこととはいえ、やっぱ荒れまくりですねBブロック。

というわけで、真夏の最強決定戦もついにラスト3日!

見届けるしかないですな!

 

 

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