【新日本プロレス】サービス精神あふれる新社長ハロルド・メイ氏の海外戦略とは?

   

新日本プロレスの代表取締役社長兼CEOに就任したハロルド・ジョージ・メイ氏。

オランダ出身で、前職は玩具メーカー「タカラトミー」の社長としても実績を上げてきたこの外国人が、我らが新日本プロレスの新社長になり、俺なんかは即座に「この人は信用できるのか?」なんて心配にもなりましたが、なんか、今のところ好印象。

なによりプロレス大好き感がハンパなくて、そのへんが素直に好感持てますよね。

果たして新社長就任で、新日本プロレスはどう変わるのか?

ネクストレベルに上がるためにどんな戦略を打ち出すのか?

一介のファンである俺なんかにはまるで想像もできませんが、今回そんな注目人物メイ社長の印象と今後期待したいことを記事にしてみました。



新社長、煽りVからのリングイン

 

ハロルド・メイ社長のお披露目は『DOMINION 6.9 in 大阪城ホール』

大会開始直前に紹介VTRが流れ、プロレスラーよろしく入場曲が流れての登場&リングインで観客たちの度肝を抜きました。

その紹介Vも、かなり凝った内容になっており、シャワーを浴びるメイ社長という誰得なサービスショットからはじまり、映画やドラマのワンシーンを意識した映像が展開するという作りこみっぷり。

新日本コラボのぬいぐるみ「マネくま」を飾ったソファでくつろぐバスローブのメイ社長。

PCのモニターには新日本プロレスワールドの何らかの試合が行われており、メイ社長は観戦しながらガッツポーズをしたりします。

 

 

ハッキリとは見えないが、内藤哲也がオカダ・カズチカに蹴りをくらわせた瞬間に見えたので、メイ社長の推しはロス・インゴベルナブレス・デハポンである可能性が高いぞ

 

 

そこへ、東京の木谷オーナーから着信。

「試合鑑賞中に電話をしてくるとか、マジ空気読めねえな」などと愚痴りながらも電話に出るメイ社長。

 

木谷オーナー「あ、メイさん、新日本の未来を託したいと思っています」

 

何テイク撮りなおしたんだろう? と余計な心配をしてしまうほどの大根役者ぶりではありますが、素人なんだからそこはしょうがない。

 

「いいね。じゃあ大阪で」などと軽く返事をするメイ社長の、スマホの待ち受けはライオンマーク。

 

映画『コマンド―』で敵アジトに乗り込む前のシュワルツェネッガーさながらに、スーツに身を包みビジネスマンモードに変身するメイ社長がカッコ良かったです。

 

 

というわけで、大阪城ホールに降臨したメイ社長は、観客に向かって流暢な日本語で挨拶をし、アメリカンジョーク(というよりも日本ジョーク)なんかも織り交ぜつつ会場を湧かせます。

まるでステージ開始の前に会場を温める芸人の前説やコンサート前のオープニングアクトのように、大阪城ホールを盛り上げるメイ社長。

社長自身が熱心なプロレスファンだからこそ、観客への煽り方を心得ているんでしょう。

 

そして、“外国人の新社長就任”に対して、ファンがどんな心境なのかもわかっているメイ社長は、しっかり「ぼくはプロレスが大好きです!」と俺たちがイチバン聞きたいひとことを言ってくれる。

単純なワードではありますが、この男が信頼に足る人物であることをファンが認めて安心できる、現時点でもっとも有効な言葉だと思います。

 

とにかく、この大阪城ホールでの一連のお披露目演出に、新日本プロレスのメイ社長に賭ける期待と意気込み、そして社長自身の並々ならぬサービス精神が見て取れる。

多くの実績を上げて来た“やり手”の経営者であり、新日本プロレスが好きすぎるこの男の手によって、俺たちの新日本はどう変わるのか?

ここはもう心配していてもしょうがないので、俺たちにできるのは期待しまくって応援しまくることだけです。

 



新社長が考える海外展開とは?

 

メイ社長は、俺たちファンのことをよくわかっています。

その証拠に、就任のお披露目後すぐに、公式ホームページにてメイ社長のコラム『ハロルドの部屋』の連載を開始して、自分自身のプロレスへの想いをしたためております。

 

「外国人社長になったから新日本はどんどん変わり、海外志向が強くなって、メイドインジャパンの良さを失うのではないか」「日本のファンは置いてきぼりになるのではなかろうか」と不安にお感じになるのは当然だと思います。

 

第1回目の記事で、早くもファンたちに寄り添う発言をしているあたり、かなり頭のキレる人物だとお見受けしました。

そんな危機管理能力の高いメイ社長ですから、まずファンを敵に回すような無茶な改革などは100%無いと思います。

 

お客様がよりプロレスを楽しんでいただけるための改良はどんどん施していきますが、日本で生まれ皆様と共に歩んできたメイドインジャパンの「新日本プロレス」はそのままに、日本から世界の人たちに誇りたいと思っています。

 

ふむ。メイ社長の心意気、しかと受け止めました。

 

というわけで、メイ社長就任後の新日本プロレスはどうなるのか?

期待でいっぱいの中で行われた大阪城ホール大会は、ご存知の通り“今世紀最大の神興行”となったわけで、しょっぱなからとんでもない大成功で、ファンの信頼も一気に急上昇。

 

しかし、もっとも手腕を問われるのが海外興行です。

 

直近だと7月のアメリカ大会『G1スペシャル in サンフランシスコ』がありますが、チケットの出足が思いのほか悪く、開催まで一週間をきった現時点でもまだまだ残っているとのこと。

 

さて、メイ社長の対策は?

 

そもそも今回の大会は以前よりも大きな会場での開催となっているので、はじめからチケット完売を目指してはいないかもしれませんが、どうなんでしょうか?

 

で、そんな中ですよ。

先日イギリスで開催されたRPW×新日本プロレスの合同興行『STRONG STYLE EVOLVED UK』にて、謎のレスラーが登場したとの情報が。

 

 

デカいキョンシーです。

「一体誰なんだ?」などと、予想する間もなく、名前がもう「The Great O-Khan」となっており、しかも試合では顔もしっかり出していた様子。

 

つまりただの岡倫之

写真:新日本プロレス公式HPより

 

 

格好はキョンシーですが、ネーミングにはモンゴルの英雄チンギス・ハーン(つーかそれをモチーフとしたキラー・カーンさん)を彷彿とさせるギミックが成されているわけで、つまりは間違いなく海外戦略としてのキャラクターです。

何が言いたいのかというと、これも百戦錬磨のメイ社長が仕掛けた戦略のひとつであるとするならば、相当な遊び心(というか理解不能な発想力)があると思わざるを得ないです。

確かにキラー・カーンさんは海外でも認知度の高い日本人プロレスラーのひとりなのかもしれませんが、それを岡がキョンシー的ビジュアルで受け継ぐことに何の意味があるのかさっぱりわからない

 

 

写真:新日本プロレス公式HPより

 

 

・・・・・。

 

入場時の映像を見ていないのでわかりませんが、キョンシーらしくちゃんと手を「前にならえ状態」にしてピョンピョン飛んできたのか気になりますね。

つーかそもそもキョンシーって、額にお札を貼られたら動けなくなるはずでは?

 

 

どーでもいいわ。

 

 

とにかくですよ、これをアメリカ大会ではなく、イギリスで(しかも他団体との合同興行で)やったというところに大きな違和感を感じるわけです。

海外遠征をするわけでもない岡選手が、なぜこのタイミングで変貌を?

 

もしかしたら、この岡選手のキョンシー化は“実験”なのではないか?

 

ヤングライオンがキャラクター化して登場することに対しての、海外の反応を分析するのが目的であった可能性が微レ存。

これが振りだとするならば、本番である7.7アメリカ大会でも、誰かヤングライオンの一人が新キャラとして登場するかもしれない。。。

などと妄想をしてしまうほど、今の新日本プロレスには“何でもあり”のワクワク感があります。

メイ社長は、新日本プロレスの未来であるヤングライオンをうまく使って、新たなコンテンツを生み出そうとしているのかもしれません。



メイ社長に期待すること

 

海外で新日本プロレスをより知ってもらうために邁進すると宣言したメイ社長。

その第一歩が、7.7アメリカ大会『G1スペシャル in サンフランシスコ』の成功になるわけですが、先ほども触れた通りチケットは完売するまでには至っていません。

理由としては、対戦カードが微妙と言うか、前哨戦が無いので盛り上がりに欠けているというところは否めない。

しかし、タイトルマッチが多く激しい試合になりそうなものばかりなので、この大会で魅せたいものはドラマというよりは単純にプロレスのクオリティの高さなんでしょうね。

ストーリーはほどほどでも、シンプルに試合で魅せることができるのは新日本プロレスの大きな強みです。

しかも、海外でも通用する濃厚なキャラクターのレスラーがいっぱいいるので、そのへんも魅力です。

 

メイ社長が海外にアピールする新日本の魅力
凄い試合&個性的なレスラー

 

これはもう間違いないですね。

今回のアメリカ大会に出場している選手たちは、オカダや内藤やケニーのようなトップ選手以外にも、個性が光るパフォーマンス能力の高いレスラーが大量にいるので、おそらくこのメンツは今後も海外で積極的に使っていくのでしょう。

 

前にも言いましたが、特に最近の海外興行でやたら推されている対決として「鈴木みのる」と「石井智宏」のカードがありますよね。

これ、もしかしたらメイ社長のイチオシなのかもしれませんよ。

※社長がマッチメイクに関わっているわけではないですが

 

 

鈴木みのるは、見事、タッグ王座防衛&ブリティッシュヘビー級ベルトを戴冠

これは両方、石井さんとの対決で、予想に反してどちらも鈴木が獲ってしまいました。

やはり今年の鈴木は、特にデビュー30周年記念イベント後の鈴木は神がかっています。

鈴木と石井さんは、アメリカ大会でもタッグで激突します。

この2人の対決にエンタメとしての価値を見出しているのがメイ社長だとしたら、俺の予想通りに日本の大舞台での一騎打ちを実現させて欲しいな。

 

神がかりすぎて、キャラクターをまるで無視したツイートを平気でするボス。

 

 

まとめ

 

俺の個人的な要望としては、やはりWWEのようにストーリー重視になることだけは勘弁して欲しいわけで、そのへんはみなさん一緒だとは思います。

大前提としてのストロングスタイルをベースにしつつも、俺たちファンが予想もつかない方向へ展開させてワクワクさせても欲しい。

ワガママかもしれませんが、そうやって進化させることがこの新社長の役割だと思います。

この先、新日本プロレスが、どんな形で認知度を上げて、どんな形で世間に広まるのか?

どんな形でエンターテイメント性を広げていくのか?

テレビ地上波でのゴールデンタイム放送の実現という、髙橋ヒロムくんの夢も新社長の手腕にかかっています!

ではでは。

 

 

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