【4・29熊本大会】ロスインゴ全勝! 「裸の王様」となった鈴木みのるはどうなる?

   

4・27に開催された、新日本プロレスの熊本大会『レスリング火の国 2018』

2016年4月に起きた最大震度7を観測した大地震が九州地方に甚大な被害をもたらし、新日本プロレスは当初予定されていたビッグマッチを中止に。

今回の大会が約2年ぶりの熊本大会となったのでした。

そんな記念すべき大会のカードということもあり、行われるラインナップはまさに「新日本プロレスでもっともトレンドなユニット抗争」

プロレス界ナンバー1人気ユニット「ロス・インゴブレナブレス・デハポン」とプロレス史上もっとも純粋なるヒールユニット「鈴木軍」との対抗戦です。

結果はみなさんご存知の通り、正義は勝つ! と言わんばかりにロスインゴの全勝。

「ロスインゴを潰す!」と息巻いていた鈴木軍は醜態をさらし、「王様」鈴木みのるはベルトの無い「裸の王様」に。

悪は滅んだ! これで世界に平和が訪れる!

と、果たしてそうなるのかな? ならねーよな絶対。

 

 

内藤、地獄の膝攻めを耐えて王様を撃破!

 

IC王座戦
鈴木みのる VS 内藤哲也

 

当初は、ユニット対抗戦のラストにボス同士のプライドを賭けたド派手なバトルが展開される! と予想していました。

だからこそ俺は、このカードは今年の新日本プロレスを占う重要な戦いになると宣言していたんですが。

 

あれ?

 

これってまさか?

 

 

暴君鈴木=大地震、カリスマ内藤=被災した熊本市民というメタファー?

 

 

鈴木は、ヒザ十字固め&ヒールホールド&アンクルホールド&アームロック&チョークスリーパー&足四の字と、姿カタチを変えて内藤を追い詰めます。

これはまさに、建物倒壊や土砂災害、避難生活、ストレスなど、さまざまなカタチで熊本の被災者のみなさんを苦しめた大地震の災害そのもの。

 

内藤はこれらを耐えて耐えて、ギブアップ寸前になっても根性で凌ぎ、さらに歩けないほど足を引きずってでも大逆転の大技を繰り出して勝利します。

試合内容で鈴木は内藤を圧倒しましたが、諦めなかった内藤が勝利を収めた。

そして試合後にこのエールです。

 

内藤「2年前、ここ熊本で大変なことが起こりました。いまもあのときの傷を持っている方々がたくさんいらっしゃると思いますが、だからこそオレは言いたい。変わらないこと、あきらめないことはもちろん大事。でも、変わろうとする思い、変わろうとする覚悟、そして、一歩踏み出す勇気も俺は大事なことじゃないかなって思います」

 

これを踏まえての俺の感想はこうです。

 

マジでとんでもない戦い!

 

内藤と鈴木だからこそ可能な、奇跡のアンサンブルじゃんこれ!

 

内藤哲也の説得力はどこから来るのか?

それは、今まで散々ブーイングを浴びて不遇な扱いを受けてきても、腐らずに試行錯誤を重ねて今のカリスマの地位まで上り詰めた実績があるからです。

 

内藤はただの人気者じゃない。

こんな、一見キレイ事に見えるエールでも、内藤が言うことで「ホンモノの言葉」になり得ます。

そして鈴木もまた、恐ろしいほどの実力と「悪」としての表現力で常にトップに君臨し続けている、人々を脅かす強大な力そのものです。

 

内藤が鈴木に苦しめられながらも勝利する。

他のレスラーじゃ絶対ダメなんです。

この2人だからこそ、この戦いに大きな意味が生まれたんだ!

 

ということは、誰がなんと言おうと100点満点!

 



そして、ハダカの王様の今後は?

 

ICベルトを失い、王様としての威厳も失った鈴木みのる。

 

内藤「王様、裸の王様になられた気分はどうですか? 明日以降「裸の王様」が、どのようにふるまわれるのか、どれだけ強がるのか、その姿を明日、姶良大会、楽しみにしてますよ」

 

負けてベルトも無くなったんだから、鈴木がどんなに威圧してきてもそれは「強がり」になってしまう。

そんな状況で、鈴木みのるがどんな動きをするのかが非常に楽しみ。

いや、本当に凄いですよね。

鈴木みのるって、勝っても負けてもその後もワクワクさせてくれる

負けたから「もう終わり」にならない。

普通の選手なら、ベルトを失ったり、ベルトに挑戦して負けたらとりあえず戦線から後退するじゃないですか。

鈴木の場合は、また違う戦場の最前線にいたりするから凄い。

 

姶良大会、大分大会、そして福岡2連戦と、どんたくシリーズはまだ続きます。

ベルトを失った鈴木がどんな行動を起こして、どこにターゲットを向けるのか?

結局、鈴木からは、まだまだ目が離せないんだよなあ。

 

次に酷い目にあう犠牲者は誰?

 

 

ジュニア戦線、負けないデスペさん

 

ロスインゴVS鈴木軍の対抗戦の初戦となったジュニア同士のスペシャルシングルマッチがめちゃくちゃ楽しかったです。

 

エル・デスペラード VS BUSHI

 

金丸義信 VS 髙橋ヒロム

 

やっぱりこの4人は異様に噛み合っていますね。

どちらも制御不能っぷりがハンパない。

毎回、ファンの想像の斜め上をいくバトルを展開するので刺激的です。

 

シングルなのにタッグマッチになってるのヤベーw

 

今回の対抗戦、試合結果はロスインゴの全勝なんですが、実はエル・デスペラードだけ負けていないんです。

つまり、ヒロムとデスペのストーリーが早くも展開しているということですね。

「ベスト・オブ・スーパージュニア2018」は2人を中心に動くのかもしれない。

 

デスペさん去り際にヒロムにアピールするのカッコ良すぎ

 

 

 

ヘビー級タッグ王座戦に関してはノーコメント

 

KESが強すぎて、EVIL&SANADA組の勝利にドサクサ感しかないのが不満です。

 

EVILさん「言葉だけじゃないんだ。心で通じ合っているんだ」

 

いや、なにその世界観ブレブレのステキなコメントw



やっぱ「鈴木軍」は最高のヒール

 

さて、最後に今回のユニット抗争について書きます。

観客を味方につけるロスインゴと観客と敵対する鈴木軍。

同じヒールユニットというくくりでありながら、そのスタイルは真逆で、つまり、あまりにもヒールとして純粋すぎる鈴木軍と対峙すると、ロスインゴであろうがバレットクラブであろうが、結果「ベビーフェイス」になってしまう。

それほどまでに鈴木軍はヒールとして完成されているわけです。

 

ロスインゴと鈴木軍の抗争が始まったこのシリーズ、開幕から目立ったのはやはり鈴木軍の悪行の数々です。

反則されまくって翻弄されるジュニアタッグ、パワーで圧倒されるヘビータッグ、エゲツない関節技に苦しめられる内藤。

会場は、ひどいことをされるロスインゴへの声援一色。

それは、誰もが恐れる暴君に立ち向かう、市民の代弁者内藤というイメージでした。

インド映画『バーフバリ』を彷彿とさせる勧善懲悪の物語を創る為に、前哨戦で「善」VS「悪」の構図をしっかり固め、熊本大会での決着戦へとつなげたと。

そういう意味で、やっぱ「鈴木軍」ってプロレス界に必要不可欠な唯一無二の存在だなと思います。

 

全敗するタイミングでこれ公開する鈴木軍の懐の深さw

 

 

まとめ

 

鈴木みのるの動向&内藤哲也のICベルトの扱い

注目の姶良大会、ワールド中継して欲しいわマジで。

 

 

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