【4・24後楽園ホール】デビッド・フィンレーは長テーブルの夢を見るか?【Road to レスリングどんたく】

   

4・24『Road to レスリングどんたく2018』後楽園ホール大会のメインイベントIWGP USヘビー級選手権試合

凱旋してからトップ選手としての華々しい道を歩いている王者ジェイ・ホワイトと、地道に日本でキャリアを積んでいるがいまだ陽の目を見ない挑戦者デビッド・フィンレーとの一騎打ちです。

ほとんど同期となるこの2人ですが、現状の立場は大きく差がついている。

嫉妬と焦燥の権化となったフィンレーが、チャンピオンとの試合でどれだけ爪痕を残せるか? が大きな見どころとなる、まさに運命の一戦となったのでした。

 

 

覚醒したフィンレー、いろいろ解禁

 

デビッド・フィンレーと言えば、地味弱い、入場曲あまり聞いたことない、ポチャポチャした身体、うっとおしい長髪、シラフなのに酔っ払いみたいな足取り、活躍していないくせに彼女と結婚した(←単なるヒガミ)など、あまり良いイメージが湧いてきません。

 

しかし、ライバルであるジェイ・ホワイトが凱旋し、スターとして活躍していく中で、それまで全く見えなかった闘志がメラメラと燃えてきたようです。

 

あいつばっかり優遇されてズルい!

 

そんな気持ちだったのかわかりませんが、3月のアメリカ大会でジェイの王座防衛戦の試合後に、ついにフィンレーが行動を起こしました。

と言っても、激しい試合の後に疲労困憊したチャンピオンを襲うという最低すぎるアピールでしたが。

それでも、あのフィンレーがついに爆発した! みたいな一種の感動はありました。

 

この度、ついに実現したタイトルマッチは、ジェイとのメインイベント。

まさにフィンレーにとっての最高の晴れ舞台であり、ここで本気出さなきゃいつ出すの?っていうチャンスですよ。

当然のように、フィンレーは多くの隠し玉を解禁していきます。

掟破りのブレードランナー、場外でのイス攻撃、さらにはリング下に仕込んでいた長テーブルを取り出しセッティング。

 

フィンレー、お・・・お前、いったい何を・・・

 

しかし、慣れない事に挑んだせいか、逆に長テーブルのえじきになってしまいました。

パワーボムで長テーブルに叩きつけられ、さらに上空からエルボードロップを喰らってテーブルと共に破壊されるという、自爆テロもびっくりの自作自演のやられ方をしたフィンレー。

この日の夢に長テーブルの悪夢がよみがえるであろうことは明白ですが、その心意気はプロレスファンにしっかりと伝わりました。

結果的に負けてしまい、タイトル奪取もジェイへのリベンジもなりませんでしたが、ここから、覚醒したフィンレーの大躍進が始まるのかな? 始まらないのかな?

ヨシハシみたいにチャンスを何度も逃して、そのまま鳴かず飛ばずで中堅に居座るみたいな存在にならないように頑張って欲しいです。

 

 

ジェイ・ホワイトはやっぱり不気味

 

スイッチブレードのキャラクターも、そのスタイリッシュな存在感も、何となくCHAOSというユニットに合っていないと感じてしまうジェイ・ホワイト君。

そもそも、試合スタイルがとても不気味で、何を考えているのかがまるで読めないですよね。

やられ続けると異常に消極的になったり、フラフラしてるかと思ったら突然高速でスープレックスを繰り出したり、エグすぎるエプロンサイドでの投げ技を強行したり、反撃できないくらいにぐったりしているのにニヤニヤしたり。

 

負けそうなのに負けない。

 

一瞬の切り替えしで逆転可能なブレードランナーという必殺技を効果的に使って、ケニー・オメガ、ハングマン・ペイジという実力者たちを葬っています。

そんな特異な戦い方が、かなりスタイルとして確立しているなと感じました。

今回のフィンレー戦でも、不気味で意味不明な行動が多くあり、そこに翻弄されてしまったのもフィンレーの敗因のひとつかもしれません。

フィンレーは、昔のジェイの戦い方は知っているかもしれませんが、スイッチブレードとしての新しいジェイについては知らな過ぎたんですね。きっと。



それぞれの前哨戦。期待値に差が出て来た

 

前哨戦① インターコンチ王座戦、どっちが負けても失墜必至

4・29熊本大会の前哨戦であるロスインゴVS鈴木軍10人タッグマッチは、これまた激しい争いになりました。

前の日に行われたジュニアタッグ王座戦の余韻も冷めやらぬ状況で、ヒロム&BUSHIもここで一矢報いようと必死。

さらにタイトルマッチを控えたEVIL&SANADAとKES、鈴木と内藤、それぞれにお互いの敵を意識しながらの絶妙なバトル展開を見せておりました。

試合は鈴木軍の勝利に終わりましたが、試合後の内藤による鈴木へのマイクパフォーマンスがなかなかヤバかった。

内藤「王様! あなたが大事に持たれている、そして宝物だとおっしゃるそのインターコンチネンタル王座。熊本で失ってしまったら、一体どのような言い訳を並べるおつもりでしょうか?
宝物を失った王様が、その後リング上でどのような振る舞いを見せるのか? 俺はその姿が楽しみでしょうがないですよ。丸腰の王様、つまり「ハダカの王様」になられる覚悟はよろしいでしょうか?」

 

とんでもなく切れ味の鋭い挑発。

これを言われたら、もう鈴木みのるは意地でも負けられないわけで、逆に内藤自身もここまで大グチ叩いて負けるわけにはいかない。

インターコンチ王座戦は、どちらにとっても背水の陣になりそうで怖いです。

特に鈴木みのるは、散々ムチャクチャやって嫌われまくった末に負けたら、もう新日本にいられなくなるのではないか?

みのるさん、まさかの30周年目前で新日本から離脱なんてことになったら泣くに泣けません。

そういう意味で、結末の読めなさ具合は今世紀最大級。

まさに世紀の一戦になるであろうこのタイトルマッチの期待度はマックスです。

 

前哨戦② IWGPヘビー級王座戦、棚橋さん本当に大丈夫?

さて、一方の本隊とCHAOSの争いのほうは、比較的まだ温まっていない印象です。

なにより挑戦者である棚橋弘至さんの動きが悪すぎる。

現状で、王者オカダを圧倒するような迫力を感じないのは、かなりの不安要素です。

 

オカダ、試合後も棚橋さんに突っかかり、外道さんに止められる(笑)

 

とにかくオカダのほうが執拗に棚橋を痛めつけていました。

あまりにも不甲斐ない挑戦者を見かねて、王者オカダ自身が暴れて盛り上げているように見えましたね。

というわけで、いまのところ俺の中でのIWGPヘビー級王座戦の期待値はそれほど上がっていません。

 

 

ヘナーレ、まずは名前を変えろ

 

トーア・ヘナーレがステップアップするために必要な試練。

それが、自ら熱望した石井智宏との一戦です。

 

ヘナーレごときが石井さんに盾突くなんて5000年はえーんだよ!

 

というのは俺個人の意見ですが、カードが組まれてしまったんならしょうがない。

石井さんには思う存分ボコっていただき、なんなら秒殺でもして、この戦闘部族の出来損ないみたいなキャラの外国人をどん底に叩き落して欲しい(個人的な意見です)

 

そもそもヘナーレなんか俺は認めていません。

なぜなら名前が「ヘナーレ」だからです。

常にヘナヘナしてヘナっているようなヘナチョコ感漂う貧弱なネーミング。

そんな奴が“ストーンピットブル”の相手になるかと(個人的な意見です)

 

ところが、フタを開けてみれば、ヘナーレはその名前とは真逆の硬派かつ重厚な攻撃で石井さんと渡り合っていました。

多少、攻撃がワンパターン&石井さんにかなり良い所を引き出されておりましたが、十分爪痕は残したと思います。

 

しかし、俺がこの試合でもっとも心掴まれたのは、試合の立ち上がりから数分にわたってヘナーレを苦しめた石井さんのヘッドロック

 

 

見ているこっちがクラクラするほど、説得力のあるヘッドロック。

シンプルな技をも迫力満点に魅せてしまう石井さんの姿に感動しました。



まとめ

 

後楽園ホール2連戦が終わり、この時点でベルトの移動は無し。

しかし、次のタイトルマッチへ向けての前哨戦では、不穏な空気がどんどん漂っております。

そろそろベルトの移動があるのでは?

直近のタイトルマッチは後藤とジュースのNEVER無差別級王座戦。

こちらも勝敗が読めないので、どんたくシリーズはますます盛り上がりを見せますね。

てなわけで、次は4・27広島大会の感想でお会いしましょう!

 

 

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